【2023年 運営報告】しまなみ海道サイクリング情報サイトふりかえりレポート

【タイトル】しまなみ海道サイクリング情報2023年ウェブ運営ふりかえりレポート

こんにちは。しまなみ海道在住のサイクリスト・カワイユキと申します。今回は私のウェブサイト運営について、ふりかえりの記事を掲載したいと思います。

より深く、より正確な情報を

2023年も「しまなみ自転車ツーリングTips」をご覧いただき、ありがとうございました。

このウェブサイトを旅の計画に役立ててくださっている方、しまなみ海道を走りながらスマートフォンで開いてくださっている方、そして何度も繰り返し訪れてくださっているリピーターの方へ、1年間の感謝をお伝えしたいと思います。

2023年は、このウェブサイトにとって一つの節目となる年でした。公開記事数がついに100本に到達しました。

しまなみ海道サイクリングの基本的な情報は2022年中にひとまず揃えることができましたが、2023年はさらに深く、網羅的に情報を拡充していった1年でした。展望台や絶景スポットの詳細、レンタサイクルの選び方、ゆめしま海道やはまかぜ海道といった周辺ルート、そして「これから自転車を始めてみたい」という方へ向けた記事まで、コンテンツがかなり充実してきたと感じています。

ただ、記事数が増えていくにつれて、「自分の経験や知識だけで書くことの限界」もひしひしと感じるようになってきました。しまなみ海道の歴史的な背景や開通当時の経緯など、自分が現地に住んでいても実体験だけでは補いきれない情報があります。そこで今治市役所の観光課へ足を運んで公式パンフレットを収集したり、今治市中央図書館でしまなみ海道が開通した当初の新聞記事を読み漁ったりといった「情報の裏付け作業」も積極的に行いました。

また、しまなみ海道の現地でなんとなく行っている旅行者さんたちの観察やちょっとしたお声がけだけでは、しまなみ海道へサイクリングに来ている方のニーズを的確に把握するのは難しいとも感じていました。そこで、しまなみ海道へサイクリングに行くたびに、実際の旅行者からアンケートを取ってみることにしました。(実際に初めてみたら、なかなかハードルが高いことも分かりましたが…)

個人の主観だけでなく、一次情報や公式資料にあたり、アンケートも含む地道な取材を続けることで初めて書ける内容がある……そう実感した1年でもありました。

数字で振り返る2023年

2023年のアクセスデータは、2022年から大きく飛躍した結果となりました。

項目2023年実績2022年比備考・考察
年間ユーザー数163,382人+332.6%検索流入が爆発的に増加。基礎コンテンツの充実が新規ユーザーの獲得を牽引しました。
年間ページビュー数412,698 PV+265.7%1ユーザーあたりの回遊率が向上。「課題解決型」の記事間の移動が目立ちます。
モバイル(スマホ)割合73.3%現場でのリアルタイム利用が主流。フェリー時刻表など走行中の確認利用が増えています。
PC(デスクトップ)割合25.2%ルートの長文解説や自転車の選び方など、出発前の入念な計画立てに活用されています。

年間ユーザー数は約16万人と、2022年の4倍以上という数字になりました。もちろん、記事数が2倍以上に増えたことで検索エンジンからの流入が大きく伸びたことが主な要因だと思います。

月別のアクセス推移を見ると、春(3〜5月)と秋(9〜11月)の行楽シーズンに大きなピークがあります。しまなみ海道のサイクリングシーズンとぴったり連動しているのは当然といえば当然ですが、真夏(7〜8月)は猛暑の影響でアクセスが落ち着く傾向も見えました。しまなみ海道での夏の自転車旅行の暑さは相当なもので、現地に住んでいる私自身もさすがに真夏の日中は遠慮したいと思いますから、これはリアルな傾向だと感じています。

また、2023年は「これから自転車を始めたい人向けの記事」も充実させましたが、PCからのじっくりとしたアクセスが増えたことも印象的でした。自転車をまだ持っていない段階で、ロードバイクやクロスバイクの選び方を調べてくださっている方も多いようです。しまなみ海道への旅が、自転車ライフの入り口になっているとしたら、とても嬉しいことだと思っています。

赤字解消への長い道のり……

なんとかGoogle AdSenseに合格し、に合格し、AmazonアフィリエイトとGoogle AdSenseの2軸で、ウェブサイトの運営費をまかなうことを目指すことになりました。Amazonギフト券による収益化も考えましたが、これはなかなか難しそうですね。趣味でやっているウェブサイトと割り切ってはいるので、良いと言えば良いのですが、まだまだ運営費や取材費を考えると赤字が続いています……。ローカル&ニッチなジャンルすぎるウェブサイトの収益化って本当に難しいんですね。

とは言っても多すぎる広告は私自身も好きではないので、読みやすさとのバランスも取りながら、赤字を減らしていきたいと思っています。

フェリーとバスの全路線制覇

2023年の活動の中で、特に力を入れたのがフェリーとバスの公共交通情報の整備です。

しまなみ海道エリアのフェリーやバスの情報は、各会社がそれぞれに時刻表や航路図を出しているため、旅行者が全体像を把握するのがとても難しい状況です。「どの会社のフェリーがどの港を結んでいるのか」「バスはどこを経由してどこへ向かうのか」これを一枚の地図や一覧表で理解しようとしても、各社のウェブサイトを行き来しなければならなかったり、情報が古かったりすることも少なくありません。

旅行者の方が全体像をひと目で把握できる「横断的なまとめ」を作りたい……そう思った私は、まだ自分が乗ったことのないフェリー航路やバス路線があるうちは、胸を張って「まとめた」とは言えないという気持ちになり、実際に乗りに行くことにしました。

観光でわざわざ行かないような航路も含めて、しまなみ海道エリアのほぼ全てのフェリー路線とバス路線に一度は乗車した状態になったのが2023年の大きな収穫のひとつです。乗ってみて初めて分かる「乗り場の見つけにくさ」「時刻表の読み方の独特さ」「実際の所要時間の感覚」そうした実体験ベースの情報が、記事の精度を上げてくれると信じています。

フェリーや船の情報は、単なるアクセス手段としてだけでなく、サイクリングの途中で体力が尽きてしまったときや、天候が急変したときの「エスケープルート」として、初心者の方にとって大きな安心感になります。「いざとなれば船で移動できる」と知っているだけで、旅に踏み出す勇気が違ってくる!そのための情報を届けたい、というのがこのサイトの根底にある思いです。

2023年「もっとも読まれた記事」TOP5

100本の記事の中から、2023年に特に読まれた上位5記事はこちらです。

順位記事タイトルページビュー数読まれた背景の考察
1位【徹底ガイド】しまなみ海道でレンタサイクルの選び方!31,452 PV公共・民間の違いや乗り捨てルールへの関心が高く、旅行者が最初に読む「必須の一本」として機能しています。
2位【バス路線完全ガイド】しまなみ海道では高速バスや路線バスが便利!26,449 PVトラブル時のリタイア手段や輪行方法として実用性が高く、安心して旅に出るための「お守り情報」として読まれています。
3位【サイクリングの始め方】ロードバイクの基本基礎から!17,477 PV「自転車をまだ持っていない層」の計画準備にヒット。しまなみ海道が自転車ライフへの入り口になっている様子が見えます。
4位【ゆめしま海道】船で行く愛媛県上島町の島めぐりサイクリング15,317 PV本線を一度走ったリピーターが、より静かでディープな離島の魅力を求めて流入する新しい傾向が生まれています。
5位【糸山展望台】来島海峡大橋の絶景を楽しめる穴場展望スポット12,854 PV定番の亀老山だけでなく、「自転車で気軽に行ける絶景」へのニーズが増加しています。

2022年の1位がランチ情報だったのに対し、2023年はレンタサイクルの選び方がトップに立ちました。訪問者数が4倍以上に増えたことで、「そもそも何を借りればいいのか」というより入門的な疑問を持つ方が増えてきたのかもしれません。

また、3位に「サイクリングの始め方」記事がランクインしているのは、嬉しい変化でした。しまなみ海道を旅したいという気持ちはあるけれど、自転車をまだ持っていない、スポーツ自転車に乗ったことがない。そんな方にも届けられる記事が読まれるようになってきたということは、このサイトの読者層が少し広がってきた証拠だと思っています。

4位のゆめしま海道の記事も印象的です。しまなみ海道の本線を一度走ったリピーターの方が、次は少し外れた島々を走ってみたいと思ってくださっているのかなと。ゆめしま海道の島々のしずかな美しさは、本当にもっと多くの人に知ってほしいと思っているので、興味を持ってくださっている方が増えていることはとても嬉しいです。

SNSでの交流とフィードバック

XとInstagramを立ち上げてから1年以上が経ち、2023年はフォロワーの方との交流が少しずつ「双方向」になってきたと感じる1年でした。

週末の取材ライドで撮影した写真や、季節ごとの現地の様子(桜の咲き具合、冬の日没の早さ、柑橘の収穫期の道沿いの風景など)をリアルタイムで発信することは、ウェブサイトの記事では伝えにくいタイムリーな情報を届けるうえでSNSが向いていると感じています。おすすめスポットの紹介から、しまなみ海道に関連する書籍の紹介まで、幅広く投稿しながらウェブサイトへの橋渡しを意識してきました。

そんな中で特に嬉しかったのが、体験談を集めているお問い合わせフォームやフォロワーさんから届く「記事のおかげで無事に完走できました!」「今ここを走っています」といったメッセージや写真です。画面の向こうで実際に自転車を走らせている方の様子を感じられるのは、個人でひとり黙々と記事を書いている身としては、何にも代えがたい励みになっています。

また、フォロワーさんからの質問や「こんな情報があったら助かる」という声が、次に書くべき記事のヒントになることも多くありました。自分では当たり前に知っていることでも、初めてしまなみ海道を訪れる方にとっては疑問だったり不安だったりする……SNSを通じた交流は、そういう「初心者の視点」を思い出させてくれる大切な場になっています。

100記事から先に考えること

2023年に記事数が100本に到達したことで、「しまなみ海道サイクリングの基礎情報を網羅する」というサイト立ち上げ当初からの目標のひとつが、ひとつの形になったと感じています。

ただ、100本の記事が揃ったからといって、それで「完成」というわけではありません。レンタサイクルの料金改定や新しい航路の開設、飲食店の開店・閉店など、しまなみ海道のサイクリング環境は日々少しずつ変化しています。書いた記事を放置するのではなく、常に最新の情報にアップデートし続ける「生きたガイド」として丁寧にメンテナンスしていくことが、2024年の大切な仕事のひとつだと思っています。

それと同時に、まだまだ深掘りできていないテーマもたくさんあります。島ごとの観光スポットのより詳しい情報、e-bikeを活用したサイクリングの楽しみ方、外国からの旅行者の方が求める情報。こうした「さらに一歩踏み込んだ記事」を少しずつ増やしていきたいと思っています。

100本の記事を礎に、2024年もよりかゆいところに手が届くガイドを目指して、誠実に発信し続けます。挫折しそうになったアンケート活動も、やり方も考えつつ続けていこうと思います。このウェブサイトを見てくださっている皆様の、しまなみ海道での挑戦をこれからも応援させてください。

2024年も、「しまなみ自転車ツーリングTips」をどうぞよろしくお願いします。


このページでは「しまなみ自転車ツーリングTips」の2023年の運営について、Googleアナリティクスのデータも分析しつつふりかえってみました。私の発信が、しまなみ海道サイクリングの計画に役立ったり、サイクリングをやってみるきっかけになったら嬉しいです。