【電動レンタル】しまなみ海道で電動アシスト付き自転車やEバイクを借りる方法
初心者から上級者まで楽しめるしまなみ海道周辺では、公共や民間のレンタサイクルサービスがあります。電動アシスト付き自転車やEバイクも借りられ、坂道も楽々です。バッテリーの進化で長距離にも対応しています。どこで借りられるか、料金や乗り捨てについて詳しく紹介します。初めての方や体力に自信のない方には選択肢になる可能性があります。
こんにちは。しまなみ海道在住のサイクリスト・カワイユキと申します。しまなみ海道は初心者の方でも自分のレベルに合った情報をもとに準備すれば大丈夫!自転車でゆっくり旅する魅力をお伝えできたら嬉しいです。
しまなみ海道でサイクリング
日本屈指の自転車旅行スポット
自転車で瀬戸内海を渡ることができる「しまなみ海道」は、ナショナルサイクルルートに最初に登録されるなど、日本屈指のサイクリングロードとして知られています。愛媛県の今治市や広島県の尾道市がスタート地点になっていて、数時間の体験サイクリングから2日以上かけて踏破する長距離サイクリングまで様々な旅行者が訪れています。
全長が最短でも70~80kmもあるしまなみ海道では、様々なサイクリングスタイルやニーズに対応した、幅広いレンタサイクルサービスが展開。クロスバイクやマウンテンバイク、ロードバイクといったスポーツタイプの自転車から、シティサイクル、小径車、電動アシスト付き自転車、子ども用自転車、タンデム自転車など車種だけでもかなりの種類の自転車を借りることができます。
- しまなみで電動自転車を借りる方法
- 電動自転車のメリットとデメリット
- 初心者電動サイクリング向けのプラン
長距離のサイクリング初心者の方から上級者の方まで色々な自転車旅行者が瀬戸内海を満喫しに、しまなみ海道を訪れているんです。しまなみ海道のサイクリングに興味はあるけど、初めてでも大丈夫なのか不安という方にこそ、私のウェブページを読んでいただいて、初めてのサイクリングが最高の自転車旅行になれば幸いです。
電動アシスト付き自転車のレンタルも続々と登場していますよ!
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電動アシスト付き自転車
電動アシスト自転車を借りたい
今回は、そんなしまなみ海道のレンタサイクルで、電動アシスト付き自転車やEバイク(スポーツタイプの電動アシスト付き自転車)を借りる方法について、詳しくご紹介していきたいと思います。
電動アシスト付き自転車とは
「電動アシスト付き自転車」とは、充電式のバッテリーでモーターを回し、ペダリングを補助してくれる自転車のことです。シティサイクル(いわゆるママチャリ)タイプの自転車で、電動アシスト付きのものに乗っている方の姿を町なかでもよくお見掛けしますね。
電動オートバイや電動自転車との大きな違いは、ペダルを回さないとモーターによる補助が作動しない点にあります。法律的には「駆動補助機付自転車」に区分される自転車で、道路交通法で性能のリミットが決められています。具体的には24km/hで完全にアシストが切れることなどが規制されています(つまり高速走行の補助はNGという仕組み)。
ペダルを漕がなくても進む「電動自転車」や最近見かける「電動キックボード」とは違い、「電動アシスト付き自転車」は、通常の自転車と同じく原付バイクなどの免許がなくても乗ることができます。
しまなみ海道を通行できる?
「電動アシスト付き自転車」はしまなみ海道の原付バイク専用道へは進入できません。自転車・歩行者専用道へ入るようにしましょう。「電動アシスト付き自転車」は交通ルールも通常の自転車とほぼ同じなので、初心者でも乗りやすい自転車と言えると思います。一方で、原付バイク扱いとなる「電動自転車」や「電動キックボード」などは、原付バイク専用道を走行するルールです。
車種 | 自転車・歩行者専用道 | 原付バイク専用道 |
---|---|---|
自転車 | ○ | × |
原付バイク(125㏄以下) | × | ○ |
電動アシスト自転車 | ○ | × |
電動自転車 | × | ○ |
電動キックボード | × | ○ |
バッテリーの進化でしまなみ海道にも対応
以前は、「電動アシスト付き自転車」はバッテリーのもち、の問題を抱えていました。最短でも全長70~80kmあるしまなみ海道サイクリングでは、以前はなかなかこの距離をアシストし続けられる大容量バッテリーの「電動アシスト付き自転車」は珍しく、レンタサイクルでも数時間の体験サイクリングを想定するものだけでした。
しかし、最近はバッテリーの小型化、軽量化、大容量化、省エネ化が一気に進み、100km以上のサイクリングにも1回のフル充電で対応できるような車種が続々と登場。
シティサイクル(いわゆるママチャリ)タイプの電動アシスト付き自転車だけでなく、「Eバイク」と呼ばれるスポーツタイプの電動アシスト付き自転車も増えてきています。Eは電気を意味するelectoricの頭文字。各自転車メーカーもスポーツタイプの電動アシスト付き自転車を続々と発表していて、世界中でサイクリングのトレンドのひとつになっている感じですね。
私も初めてEバイクに乗ったときは、あまりの進みっぷりに驚きました!
電動のデメリットとリスク
しまなみ海道で電動アシスト付き自転車やEバイクをレンタルすることには、いくつかデメリットというかリスクがあることは知っておくといいと思います。
- 電気系トラブル対応の難しさ
- パンク修理対応の難しさ
- バッテリーの劣化度が不明
- 旅客船積載NGの可能性
電気系のトラブル
まず、機械系の不具合に比べて、電気系の不具合は個人で直すことはほぼ不可能です。自転車ショップが極端に少ない島エリアを走行していて、電気系のトラブルがあった場合にはどうしようもできない場合があります。自転車を押して歩いてターミナルを目指すか、自転車配送業者などを手配することになると思いますが、配送のコストは意外と高額です。
パンクのトラブル対応
クロスバイクなどのスポーツ自転車は、クイックリリースといって、車輪を簡単に取り外しやすい仕組みがあります。パンクの際に、車輪を外して修理ができるようになっています。チューブの交換などもしやすいです。一方で、電動アシスト付き自転車の場合は、電動で後輪を駆動するため、特に後輪が外しにくくて調整しにくいタイプになっている場合が多いです。しまなみ海道の「しまなみ島走レスキュー」などの有志の修理対応では対応ができない可能性があります。
バッテリー劣化
レンタサイクルでハードな使われ方をしていると、どうしてもバッテリーは劣化してきます。このバッテリーの劣化具合は自転車を借りるタイミングでは分かりません。劣化が進んでいると、想定されている航続距離を走ることができなかったり、急激に残量がなくなったりということが起こり得ます。充電器の貸出がない場合も多いので、充電が切れたらただ重いだけの自転車になってしまいます。
旅客船への積載NG
原付バイク扱いとなる電動自転車や電動キックボード、あるいは電動アシスト自転車は、「自転車積載OK」の旅客船でも積載を断られる可能性があります。こうした新しい自転車については規定などで明確に定められていない航路も多く、現場判断で積載を断られることもあると思います。船に乗れない可能性があります。
電動アシスト付き自転車を借りる場合には、こうしたデメリットがあることを理解したうえで借りるといいと思います。不安な場合はクロスバイクを借りるという判断もありうると思います。
※読み込みが遅くならないようにページを分けさせていただきました。