【徒歩やランで】気軽&本格派!しまなみ海道の橋を歩いて渡ってみよう

2024年11月15日

しまなみウォーキングTips

【タイトル】気軽&本格派!しまなみ海道を徒歩やランで渡ってみよう

しまなみ海道には歩行者道も整備されているので、ウォーキングやランニングでも渡ることができます。特にしまなみ海道の代名詞ともなっている愛媛県今治市にある全長4kmの吊り橋「来島海峡大橋」は、気軽に瀬戸内海の空中ウォーキングを楽しめるスポットとして、多くの旅行者が徒歩でも行き来しています。

ライター:カワイユキ

こんにちは。しまなみ海道在住のサイクリスト・カワイユキと申します。しまなみ海道は初心者の方でも自分のレベルに合った情報をもとに準備すれば大丈夫!自転車でゆっくり旅する魅力をお伝えします。

初心者ひとり旅でも安全・安心にサイクリングを楽しめるガイドブックを目指して作っているウェブサイトです。私の記事がもしお役に立ちましたらサポートをお願いします。なお、業者様からの掲載依頼はお断りしています。

瀬戸内しまなみ海道

本州~四国を結ぶルート

愛媛県・香川県・徳島県・高知県の4県からなる四国へ、本州から橋で渡る場合には、しまなみ海道を含めて3つのルートがあります。岡山県と香川県を結ぶルート(瀬戸大橋ルート)や兵庫県と徳島県を結ぶ明石海峡大橋と淡路島・大鳴門橋を通るルート(神戸・鳴門ルート)も含めた3つのルート共に、高速道路が通っていて四国の重要な交通になっています。

【イラスト】しまなみ海道を徒歩・ランニング:本州と四国を結ぶ3つのルート
本州と四国を結ぶ3つのルートとしまなみ海道

このうち、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」は、世界7大サイクリングルートにも選ばれたことがあるサイクリングの聖地となっていて、自転車旅行コースとして有名です。しまなみ海道にだけ高速道路とは別に、自転車・歩行者・原付バイクの通ることができる専用道が整備されています。

サイクリングロードとして有名なので、しまなみ海道が実は徒歩やランでも瀬戸内海を縦断できるルートであることはあまり知られていません。瀬戸大橋ルートや神戸・鳴門ルートは、徒歩で通行することができないので、本州~四国を徒歩で渡れる唯一のルートになっています。

【イラスト】しまなみ海道を徒歩・ランニング:しまなみ海道の島々の位置関係
6つの島を6つの橋で巡りながら縦断

しまなみ海道は今治~尾道の6つの島を7つの橋で渡すルートです。このうち、尾道と向島の間の新尾道大橋は徒歩や自転車での通行ができないので、この区間だけ渡船で渡ります。徒歩でしまなみ海道を踏破する場合には6つの島を6つの橋で巡りながら縦断していきます。

このページのトピック
  • しまなみ海道は徒歩でも旅ができる?
  • 初心者向けのウォーキングプラン
  • 上級者向けのランやロングウォーキング

尾道~今治の全長は70~80km

しまなみ海道を尾道~今治まで、徒歩や自転車で踏破しようとすると、ルートにも寄りますが最短でも70~80kmという距離。自転車でも結構な距離ですが、普段自転車にばかり乗っている私にしてみると「歩いて移動する距離では…ないなぁ」という感覚です。

【イラスト】しまなみ海道を徒歩・ランニング:しまなみ海道の島々と橋の名称

レンタサイクルで尾道~今治間を観光もしながらサイクリングするときは、途中の島で一泊するなどして2日間かけるのが一般的です。しまなみ海道を全て徒歩で踏破しようとすると、それなりに長距離ウォーキングの経験がある方や入念な準備や余裕のあるプランニングなどが必要となると思います(途中リタイヤの方法はいくつもあるので、とりあえずチャレンジしてみるというのはいいかも…)。

おすすめは来島海峡大橋散歩

徒歩によるしまなみ海道の全線踏破はハードルが高いですが、「来島海峡大橋」の散歩は気軽なウォーキングコースとしておすすめです。

【イラスト】しまなみ海道を徒歩・ランニング:しまなみ海道の島々と橋の名称と来島海峡大橋

来島海峡大橋は、しまなみ海道の代名詞的な橋で、今治市の四国本土から大島の間の来島海峡を渡しています。しまなみ海道で一番大きな橋なので、ここを渡れば「しまなみ海道を歩きました」と言えると思いますよ。

【写真】しまなみ海道を徒歩・ランニング:しまなみ海道の今治~大島を結ぶ来島海峡大橋
今治~大島を結ぶ来島海峡大橋

尾道市街をスタートすると、徒歩で渡ることができる因島大橋(向島~因島)までは距離があるので、気軽な橋ウォーキングには今治市側がいいと思います。やはり、大きな橋を歩いて渡ることができるのがしまなみ海道ならではの体験だと思います。

レンタサイクルを借りるまでガッツリでなくていい、家族で気軽にしまなみ海道体験がしたい、1時間くらいの滞在でしまなみ海道を体験したいといった方におすすめの「来島海峡大橋ウォーキング」について詳しくご紹介していきたいと思います。

来島海峡大橋の上に上がってみるだけでも、絶景を楽しめていいですよ♪

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【気楽】来島海峡大橋ウォーキング

気軽に1時間程度の散策も

来島海峡大橋の今治側であれば、サイクリングターミナル「サンライズ糸山」「来島海峡展望館」「糸山展望台」などに無料駐車場があるので拠点になりますし、大島側であれば道の駅「よしうみいきいき館」が拠点になると思います。来島海峡大橋は、実は3つの吊り橋が繋がっていて大島側から「来島海峡第一大橋」「第二大橋」「第三大橋」と名前が付いています。

【写真】しまなみ海道を徒歩・ランニング:来島海峡大橋を自転車ではなく徒歩で渡る
来島海峡大橋を自転車ではなく徒歩で渡る

来島海峡大橋の3つの橋の全長は4kmもあるので、全てを往復しようとすると2時間以上かかることが予想されます。ですが、途中で引き返すことで1時間程度の滞在時間でも、巨大橋の海峡ウォーキングを楽しむことができます。時間や体力的に行けるところまで行って戻るというようなウォーキングコースを取ることができるので、時間に限りがある旅行者の方にもちょうどいい体験プランだと思います。

しまなみ海道来島海峡ウォーキング
所要時間1時間~2時間程度
距離全長4km(途中で引き返すのがおすすめ)
今治側起点サンライズ糸山
大島側起点道の駅「よしうみいきいき館」
難易度2~3km歩ける方なら誰でも

来島海峡大橋の歩行者道

来島海峡大橋の上には、高速道路の両側に専用道が設置されています。橋の南側サイドには125㏄以下の原付バイク専用道があり、北側サイドには自転車・歩行者専用道があるような作りです。なので、来島海峡大橋では徒歩の場合には自転車と同じレーンを通ることになります。

【写真】しまなみ海道を徒歩・ランニング:自転車歩行者道と原付道が分岐しているポイント
自転車歩行者道と原付道が分岐しているポイント

来島海峡大橋までの連絡橋は、一部自転車・歩行者・原付バイクで共有していますが、このような分岐ポイントで原付バイク専用道と分かれています。徒歩の場合、この原付バイク専用道に間違えて入らないようにご注意ください。歩行者も自転車も専用道は左側通行になっています。自転車・歩行者専用道は幅が広くない対面通行なので、左側に寄って通行するようにしましょう。

【写真】しまなみ海道を徒歩・ランニング:来島海峡大橋への連絡橋を歩く
来島海峡大橋への連絡橋を歩く

来島海峡大橋への連絡橋の自転車・歩行者専用道は、このように緩やかな傾斜でぐるりと回り込みながら昇っていきます。たいてい、ゆっくりとしたスピードで下ってくる自転車旅行者が多いですが……。自転車の方も歩行者の方も譲り合いながら、気持ちよく通行していただけたらと思います。

【写真】しまなみ海道を徒歩・ランニング:来島海峡大橋の連絡橋から見える造船所の風景
来島海峡大橋の連絡橋から見える造船所の風景

来島海峡大橋へと昇る自転車・歩行者連絡橋からは、このような造船所の風景も眺めることができます。巨大なクレーンが何基もあり、巨大な船がまさに今作られている光景は、造船と海運の町、今治ならではの風景だと言えると思います。

【写真】しまなみ海道を徒歩・ランニング:ピクニック気分で来島海峡大橋を散歩
ピクニック気分で来島海峡大橋を散歩

晴れた日は、ピクニック気分のような感じで来島海峡大橋を散歩する方々の姿を見かけます。老若男女問わず楽しめるのが来島海峡ウォーキングの魅力だと思います。橋の上は主塔の周り以外は基本的には見通しがいいのですが、この写真のように、幅いっぱいに広がってグループで歩いていると自転車との接触リスクが高くなり危険です。自転車でも歩行者でも必ず右側はスペースを空けるようにして通行しましょう。

【写真】しまなみ海道を徒歩・ランニング:橋から徒歩だと見える美しいビーチの風景
橋から徒歩だと見える美しいビーチの風景

高速道路だとあっという間に通り過ぎてしまう、しまなみ海道の来島海峡大橋ですが、歩いてみるとかなりじっくりと景色を楽しめると思います。車からでは分からなかった海の揺らぎや小さな島の集落、行き来している小舟など、これぞ瀬戸内海という風景が待っています。

ゆっくりな徒歩の旅では、風景をじっくりと味わうことができますね♪

【ちょっとBreak】双眼鏡があるともっと楽しめる♪

しまなみ海道にコレを持って行くと絶景を数倍楽しめます!私は自転車旅行だけでなく、山登りも好きなのですが、いつも必ず持って行くものがあります。それが「双眼鏡」。軽くてコンパクトなのに、遠くまでかなりハッキリと見ることができる双眼鏡。

しまなみ海道サイクリングに双眼鏡を持っていって景色を楽しもう

コンサートやスポーツ観戦で、こうした双眼鏡を活用されている方もいるそうです。しまなみ海道を訪れる前に用意しておくと、より一層面白い自転車旅行になると思います。瀬戸内海の島々や行きかう船の風景を、一味違った楽しみ方ができますよ!

歩行者の通行料金

しまなみ海道のそれぞれの橋には、原付バイクや自転車用の料金所が設置されています。現在、「しまなみサイクリングフリー」という自転車通行無料化キャンペーンが継続しているので、自転車の通行料金は無料です。歩行者はそもそも通行料金が無料です。

【写真】しまなみ海道を徒歩・ランニング:来島海峡大橋の中央付近にある料金所
来島海峡大橋の中央付近にある料金所

来島海峡大橋の自転車・歩行者専用道にも、馬島付近にこのような料金所が設置されていますが、歩行者の場合も通行料金を支払う必要がありません。料金箱も蓋がされていてお金やチケットも入れることができないようになっています。しまなみ海道の新尾道大橋を除く6つの橋で、同じく徒歩での通行は無料です。しまなみ海道踏破ルート上では唯一、向島~尾道間の渡船のみ運賃がかかります。

【写真】しまなみ海道を徒歩・ランニング:来島海峡大橋の軽車両・歩行者自転車料金表
来島海峡大橋の軽車両・歩行者自転車料金表

自転車・歩行者・原付バイクのうち、原付バイクのみが料金がかかるようになっています。来島海峡大橋で今治~大島を渡る片道の通行料金は、原付バイクの場合200円かかります。

お金をかけずに楽しむことができるのも、来島海峡大橋ウォーキングの魅力のひとつですね♪

ウォーキングの起点・駐車場

先述の通り、しまなみ海道の来島海峡大橋を徒歩で渡るときの起点はいくつかありますが、私が個人的に一番オススメなのは「サンライズ糸山」です。来島海峡大橋の今治市陸地部側の麓にあるサイクリングターミナルで、レンタサイクルや宿泊をメインに、レストランや売店なども併設しているしまなみ海道サイクリングの拠点施設になっています。

【写真】しまなみ海道を徒歩・ランニング:サンライズ糸山の本館正面からの外観
サンライズ糸山の本館正面からの外観

宿泊やレンタサイクル利用でなくても気軽に立ち寄れる施設で、屋内のロビーや屋外のウッドデッキなどから来島海峡大橋の絶景を眺めることもできます。トイレや自動販売機などもありますので、特に夏場は飲料水を持っていくようにしましょう。橋の上は日陰の部分がほとんどなく直射日光が当たります。日焼けの対策もお忘れなく。

サンライズ糸山は、すでに来島海峡大橋の中腹の高さにあるので、橋の上までの上り坂が短いのもいいですね。来島海峡大橋の橋桁はだいたい60mくらいの高さなので、スロープで傾斜が緩やかとはいえ、結構登るんです。

【写真】しまなみ海道を徒歩・ランニング:ウォーキングの拠点サンライズ糸山の無料駐車場
サンライズ糸山の無料駐車場

来島海峡ウォーキングの拠点に「サンライズ糸山」がおすすめな理由は、もうひとつ、無料の駐車場が利用できることです。通常90台分ほどの駐車スペースが確保されており、繁忙期は臨時の駐車場も開設されます。ここがいっぱいの場合には、近くの「来島海峡展望館」や「糸山展望台」の無料駐車場も利用できると思います。

一方、来島海峡大橋の大島側を起点にするなら、大島の道の駅「よしうみいきいき館」がウォーキングの拠点に最適です。駐車場もかなり広いので、停めやすいと思います。道の駅「よしうみいきいき館」では来島海峡の急流観潮船という観光クルーズ船の窓口にもなっているので、時間に余裕がある方は船に乗ってみるのもいいですよ。

 

来島海峡大橋の片道ウォーキング

来島海峡大橋の全長4kmを歩いて、例えば「サンライズ糸山」から大島「よしうみいきいき館」まで行った場合、帰りは路線バスやタクシーを使って戻るというのは意外と大変です。この区間を直接つなぐバス路線はありません。今治のインターチェンジも大島のインターチェンジもそれぞれ離れた場所にあり、高速道路を通ることになるのでタクシーもかなり料金がかかります。

【イラスト】しまなみ海道を徒歩・ランニング:来島海峡ウォーキングのイメージ画像

来島海峡大橋のウォーキングでは基本的には「どこかの地点で引き返して起点に戻ってくる」のが一般的です。時間や体力の都合で、ちょうどいい所で折り返すようにしましょう。頑張って歩き抜いたものの、帰り道を考えていないと大変です。

アクセス

【写真】しまなみ海道を徒歩・ランニング:サンライズ糸山の最寄りバス停「展望台入口」
サンライズ糸山の最寄りバス停「展望台入口」

来島海峡大橋ウォーキングの今治側の起点「サンライズ糸山」は、今治の中心市街地・JR今治駅からは6kmほど離れた場所にあります。路線バス・小浦線の「展望台入口」バス停が最寄りのバス停ですが、バスの便数がとても少ないのでバスでの利用の際には時刻表を確認して計画的に。その他に、タクシーを使う方法、JRと徒歩を組み合わせる方法などがあります。マイカーの方は、今治北ICとは違う場所にあるので高速道路に入ってしまわないようにご注意くださいね。

JR今治駅からサンライズ糸山へのアクセスは、こちらのウェブページで詳しくご紹介しています。

つづいて、しまなみ海道徒歩踏破の本格派のための情報です♪

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【本格】しまなみ海道徒歩踏破

ウルトラランナーやウォーカー

全長70~80kmのしまなみ海道。実際には徒歩やランニングで旅をしている方も多く訪れています。私もしまなみ海道をサイクリングしていて全線踏破にチャレンジしているランナーやウォーカーの方にお会いしたことが何度もあります。以前は福山城~今治市内を走る100kmウルトラマラソンも毎年開催されていました。毎年秋に行われる大規模徒歩イベント「瀬戸内しまなみ海道スリーデーマーチ」でも多くの方が訪れます。

【写真】しまなみ海道を徒歩・ランニング:しまなみ海道全線を徒歩で踏破する
しまなみ海道全線を徒歩で踏破する

普段、自転車にばかり乗っている私にはちょっと考えられない距離ですが、普段からウルトラマラソンやマラソン、長距離のウォーキングに親しんでいる方にとっては70~80kmというのは非現実的な距離ではないそうです。しまなみ海道では終始、のどかな風景が連続する交通量も少ないエリアで、ウォーキングをしやすい環境だと思います。

【写真】しまなみ海道を徒歩・ランニング:しまなみ海道のブルーラインは徒歩でも目印に
しまなみ海道のブルーラインは徒歩でも目印に

基本的には、徒歩でしまなみ海道を通り抜ける場合、サイクリングと同じルートを通ることになります。しまなみ海道のサイクリング推奨ルートには「ブルーライン」と呼ばれる青い誘導線が引かれているので、徒歩の場合もこれを辿っていくことで今治~尾道間をスムーズに行き来できます。分岐には看板や標識もあるので、初めてでも道のりはとても分かりやすい設計になっています。

【写真】しまなみ海道を徒歩・ランニング:島の市街地も通り抜けながら
海沿いだけでなく島の市街地も通り抜けながら

それぞれの島にはコンビニエンスストアやスーパーマーケットもありますし、いざとなれば路線バスや高速バス、旅客船やフェリーなどを駆使してショートカットや途中リタイヤもしやすい道のりです。ウルトラマラソンランナーやウルトラウォーカーの皆さん、ぜひしまなみ海道全線踏破を楽しんでみてください。

踏破なら何日くらいかかる?

中には1日で70kmを駆け抜けてしまうウルトラマラソンランナーの方もいらっしゃるそうですが、一般的に2日~3日ほどをかけてしまなみ海道全線徒歩踏破を目指す方が多いそうです。しまなみ海道には、メインルートの他、外周ルートも設定されているので、外周ルートを通る方だと、更に日数がかかることが予想されます。

【写真】しまなみ海道を徒歩・ランニング:しまなみ海道にはホステルやゲストハウスも続々とオープン
ホステルやゲストハウスも続々とオープン

しまなみ海道のそれぞれの島には、昔ながらの旅館や民宿のほか、サイクリング向きのゲストハウスやホステルなども続々とオープンしていますので、こうした宿泊施設を活用できると思います。島で宿泊するのも旅情があっていいと思いますよ。しまなみ海道のオススメ宿泊施設はこちらのウェブページにまとめています。

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徒歩ルートの距離

先述の通り、しまなみ海道の徒歩ルートはサイクリングルートとほとんど同じです。今治駅から尾道駅までの最短ルートは「メインルート」と呼ばれ、最もサイクリストやランナー、ウォーカーの行き来が多いルートです。それぞれの島には外周ルートもあり、メインルートと共に「ブルーライン」が引かれています。

【イラスト】しまなみ海道を徒歩・ランニング:しまなみ海道の徒歩踏破ルートの距離
しまなみ海道の徒歩踏破ルートの距離

上の地図で、濃い青色で引いてあるのがメインルートです。水色が外周ルートやサブ的なルートになっています。数字は各区間のおおよその距離で、単位はkm(キロメートル)です。それぞれの橋では標高50~60mほどまで毎回昇り降りする必要があるので、思いの外アップダウンもあります。島の中にも峠がいくつかありますが、標高100mを越える峠道は、展望台などに行かない限りほとんどありません。

途中リタイヤの方法

しまなみ海道には島内の循環路線バスのほか、島や県境を越えて運行されている高速バスや路線バス、旅客船やフェリーなどがあるので、途中リタイヤやショートカットに使える路線がいくつかあります。事前にこれらを知っておくと安心して、しまなみ海道全線徒歩踏破にチャレンジできるのではと思います。

しまなみ海道のバス路線

【イラスト】しまなみ海道を徒歩・ランニング:しまなみ海道徒歩踏破に使える主なバス路線
しまなみ海道徒歩踏破に使える主なバス路線

しまなみ海道を徒歩で踏破を目指す際に、途中リタイヤやショートカットに活用できる主なバス路線をまとめました。県境(大三島~生口島の間)を跨いで移動する場合には高速バス「しまなみライナー」が、県内を移動する場合には路線バスが有効です。サイクリング向きの情報にはなりますが、しまなみ海道のバスルートはこちらのウェブページで更に詳しくご紹介しています。

しまなみ海道の船の航路

【イラスト】しまなみ海道を徒歩・ランニング:しまなみ海道徒歩踏破に使える主な船の航路
しまなみ海道徒歩踏破に使える主な船の航路

しまなみ海道や瀬戸内海の旅行にはやっぱり船がいいですよね。しまなみ海道が開通してから、船の航路はかなり減りましたが、それでも幾つかの航路はショートカットに利用できる思います。しまなみ海道の半分だけを徒歩で楽しむプランなどでも活用できますね。こちらもサイクリング向きの情報ですが、しまなみ海道でよく利用される船の航路をこちらのウェブページにまとめてみました。ご参考になさってください。

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手荷物配送

しまなみ海道では、大きな荷物を自分で運びながら移動することが難しいサイクリングの旅行者に向けて、荷物の当日配送の仕組みなどが整っています。例えば、佐川急便の「しまなみ海道 手ぶらサイクリング」は、今治と尾道などの宿泊施設間で荷物を当日中に運んでくれる有料サービスです。しまなみ海道を1日で駆け抜けるウルトラランナーの方には、こちらの佐川急便のサービスが活用できるかもしれません。

【写真】しまなみ海道を徒歩・ランニング:大きなスーツケースや荷物
大きなスーツケースや荷物はどうしよう

2日以上かけて、しまなみ海道を徒歩やランで踏破する場合には、ヤマト運輸や郵便局の通常の配送サービスが利用できます。今治市街にも尾道市街にもヤマト運輸の営業所があるので、大きな荷物をこうした営業所へ持ち込み、営業所留めや最終日の宿泊先へ送っておくのがおすすめです。手荷物配送やコインロッカー・手荷物預かりサービスについて詳しくはこちらのウェブページをご覧ください。

おすすめ立寄りスポット

お時間に余裕がある方や、途中の島々で観光も楽しみながらウォーキングやランニングを楽しみたいという方は、こちらのおすすめ立ち寄りスポット情報をチェックしてみてください。瀬戸内海ならではの食事も楽しめるしまなみ海道ならではの飲食店の情報も満載です。

【写真】しまなみ海道を徒歩・ランニング:観光立ち寄りや休憩スポットをチェック
観光立ち寄りや休憩スポットをチェック

観光スポットや飲食店によっては、メインルートからかなり離れた立地であったり、坂道をかなり登った先にある場合もあるので、その立寄りスポットがどこにあるのかは事前に必ずご確認ください。島の飲食店などは臨時休業も割とあるので、事前に電話などで営業を確認してから向かうのがいいと思います。

しまなみ海道で一番有名なガイドブック

【書影】しまなみ島走BOOK(宇都宮一成+シクロツーリズムしまなみ著)

しまなみ海道サイクリングで最も有名なガイドブックといえばこの『しまなみ島走BOOK』。何度も改訂版が出されていて、しまなみ海道を旅する多くの旅行者がプランニングの参考にしています。最新版をチェックしてぜひ事前にお取り寄せを!

サイクリングモデルコース

1泊2日定番モデルコース

2日間でしまなみ海道全線をサイクリングする今治出発のスタンダードな定番モデルコースです。せっかくなら今治から尾道までしまなみ海道の全線を走りぬいてみたい!とはいっても自転車で長距離を走るのは初めてなので、走り切れるか不安。初めてでも失敗しないしまなみ海道縦断サイクリングプランを立てたい。そんな初心者の女性ひとりでもレンタサイクルを借りて全線を楽しく2日間で走る抜くベストなプランを地元・愛媛県今治市在住の自転車旅行アドバイザー・カワイユキがご紹介しています。

1日~半日サイクリングモデルコース5選

初心者でもしまなみ海道を日帰りや1日、半日で気軽に楽しむモデルコースや観光サイクリングプランを紹介しています。今やサイクリングの聖地としても知られる「しまなみ海道」ですが、今治から尾道まで全行程を縦断すると最短でも約70㎞……。普段あまり自転車に乗らない方だと途中の島で一泊して2日以上かけて縦断される方も。「いやいや、そんなに長く休みが取れないよ」「1日だけで気軽にサイクリング出来ないの?」という方も多いはず。そんな方でも1日だけで充分に楽しむことができるのもしまなみ海道サイクリング観光の魅力です。

来島海峡大橋サイクリング

1時間~1日だけの日程でも大丈夫!初心者の女性ひとり旅でも楽しめる「しまなみ海道サイクリング」の最も気軽で最もしまなみ海道らしい風景の中をサイクリングできる「来島海峡大橋サイクリング」モデルコースについて詳しく紹介しています。しまなみ海道は今治から尾道までの全部を走り切ろうとすると約80㎞ほどで2日かけるのがおすすめです。2日も休みを取れない!もっと気楽にしまなみ海道サイクリングをしたいという方には、今治から来島海峡大橋を渡って大島へ向かうショートコース「来島海峡大橋サイクリング」が最高なんです。

サイクリングマップ

画像をクリックすると「しまなみ海道のサイクリングマップ」ページを表示します。

【画像バナー】しまなみ海道サイクリング:Googleマイマップのサイクリングマップ
初めてのしまなみ海道&ゆめしま海道サイクリングマップ

このページではしまなみ海道を徒歩やランニングで楽しむ方法を、お気軽な来島海峡大橋ウォーキングとしまなみ海道全線踏破ウォーキングに分けてご紹介いたしました。一方、自転車の情報も確認してみたいという方には、しまなみ海道サイクリングの詳しい情報を以下のページにまとめておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

2024年11月15日モデルコース,徒歩やランニング

Posted by カワイユキ