
こんにちは。しまなみ海道在住のサイクリスト・カワイユキと申します。今回は私のウェブサイト運営について、ふりかえりの記事を掲載したいと思います。
手探りの1年と、毎週末の取材ライド
2022年も「しまなみ自転車ツーリングTips」をご覧いただき、本当にありがとうございました。
このサイトを訪れてくださる読者の皆様へ、まずは心からの感謝をお伝えしたいと思います。しまなみ海道のサイクリングを計画しているとき、旅の途中で何か困ったとき、このページを頼りにしてくださった方がいれば、それ以上に嬉しいことはありません。
2022年は、このウェブサイトにとって「本格的な立ち上げ期」と呼べる1年でした。
実はコロナ禍の影響もあり2020年頃、個人的にリモートワークが増え、しまなみ海道へサイクリングへ行く時間が増えたり、自由な時間がかなりできました。その時期にとある無料ブログサービスで、しまなみ海道サイクリングの日記的な記事を書きはじめたのが始まりです。
自分自身のサイクリングの計画にしまなみ海道のことを調べていたときに、なかなかよくまとまったウェブサイトに出会えなかったり、欲しい情報がすぐに手に入らなかったりしました。行政が関係している公式に近いようなウェブサイトでは、具体的なお店が載せられないようでしたし(NHKが民間のブランドをPRできないみたいな?)、インスタグラムの情報を集めて記事にしたような実体験がなさそうなウェブページが多かったですね。
それなら「サイクリング日記」→「私自身の体験からしまなみ海道の情報をまとめて魅力を発信するサイト」を作ってみようと方針転換。2021年に以前のブログからいくつかのメイン記事をブラッシュアップして移設し、WordPressで「しまなみ自転車ツーリングTips」を立ち上げました。サーバーを契約したりドメインを取得したり、初めてのことも多くドキドキしました。以前の日記ブログは閉鎖することにしました。
記事を書き始めていく中で特に大切にしていたのが、「現地のリアルな空気感と最新情報をお届けしたい」という気持ちです。サイクリング中にあまり写真を撮る習慣がなかった私は、カメラもブログ用に新調して、毎週末のようにしまなみ海道の島々へと自転車を走らせました。来島海峡大橋の上から、多々羅大橋の下から、向島の海沿いの道から……写真を撮り、最新の店舗情報を確認し、ルートを実際に走って確かめる、という取材ライドを繰り返していた1年でした。
少し泥臭い話ですが、そうして地道に積み上げた「現地ならではの情報」が、このサイトの一番の強みだと思っています。2022年に公開できた記事は約30本。まだまだ網羅できていない情報がたくさんあることも正直に感じていますが、しまなみ海道サイクリングの「基礎となる記事群」はひとまず揃ってきたかなと思っています。
数字で振り返る2022年
正直なところ、サイトを立ち上げた当初は「どのくらいの方に読んでもらえるだろう」と不安でした。個人が一人で運営する、専門性の高いローカルでニッチなテーマのウェブサイトです。最初の頃は、アクセス数のグラフを眺めても、数字がほとんど動かない日々が続いていました。
それでも1年間コツコツと記事を書き続けた結果、2022年の年間ユーザー数は37,764人という数字になりました。立ち上げ期のサイトとして、想像していたよりもずっと多くの方に訪れていただけたことに、素直に驚いていますし、とても励まされました。
| 項目 | 2022年実績 | 備考 |
|---|---|---|
| 年間ユーザー数 | 37,764 | サイト立ち上げ初期としては大変多くの方にご訪問いただきました。 |
| モバイル(スマホ)利用 | 27,375 | 全体の約7割。現地での情報確認に多く使われていると推測されます。 |
| PC(デスクトップ)利用 | 9,600 | 出発前のじっくりとした計画作りに活用いただいています。 |
| タブレット利用 | 1,186 | — |
特に興味深いのがデバイス別のアクセス状況です。全体の約7割にあたる方がスマートフォンからアクセスしているという結果でした。この数字を見て、私がまず思ったのは「しまなみ海道の現地で、このページを開いてくださっているんだな」ということでした。
自宅のパソコンでゆっくり旅の計画を立てる方(PCアクセス)だけでなく、実際にしまなみ海道を自転車で走りながら、ルートを確認したり、「このバス、どこで乗り換えるんだっけ」と調べてくださっている方(スマホアクセス)が多いのではないかと推測しています。旅の現場で頼りにしていただけているとしたら、こんなに嬉しいことはありません。
収益化はかなり難しい…
一方で、収益化はなかなか難しさを感じた1年でもありました。Amazonアフィリエイトを初めて、しまなみ海道サイクリングに持っていくといい商品(日焼け止めクリームとかサドルカバー)だったり、しまなみ海道サイクリングのガイドブックを紹介。小学生のお小遣いくらいの金額でしたが「初めての収入」をもらった時は嬉しかったですね。でもトータルでウェブサイト維持費と取材費なども考えるとまだまだかなりの赤字です。投げ銭的なシステムやGoogleアドセンス広告も考えていますが、多くの方に読んでいただきたいので、有料記事にはしたくないなぁという感じです。
今年の「見て頂いた記事」TOP5
2022年に公開した約30本の記事のうち、特にアクセスを集めた上位5記事はこちらです。
| 順位 | 記事タイトル | ページビュー数 |
|---|---|---|
| 1位 | 【ランチ】しまなみ海道サイクリングで海鮮やB級ご当地グルメ… | 13,824 PV |
| 2位 | 【徹底解説】しまなみ海道サイクリング〜初心者の女性ひとりでも無理なく走破!… | 6,708 PV |
| 3位 | 【バス】しまなみ海道の路線図〜今治から尾道へ渡る乗換方法… | 3,658 PV |
| 4位 | 【フェリー】しまなみ海道の航路図〜船に自転車を載せて… | 3,368 PV |
| 5位 | 【しまなみ海道1泊2日モデルコース】初心者でも2日間で走破する… | 2,366 PV |
1位はランチ情報の記事で、2位の約2倍以上のページビューを集めるダントツの結果でした。
これは正直、予想外の結果でもありました。「サイクリングの技術的な情報や、ルートの詳細こそが求められるだろう」と思い込んでいたので。でも考えてみれば、しまなみ海道の旅を楽しみにしている方にとって、「どこで何を食べるか」はモチベーションの大きな部分を占めているんですよね。
瀬戸内の新鮮な海鮮、レモンをつかったスイーツ、愛媛ならではの柑橘……。グルメも旅の大切なハイライトのひとつ。この結果から、サイクリストの「食」への関心の高さを改めて感じました。
一方で、3位の「バス情報」と4位の「フェリー情報」のランクインも印象的でした。これらの記事へのアクセスが多いということは、裏を返せば「自転車で走り切れなかった時にどうすれば良いか」「途中でやめる手段はあるか」という不安を多くの方が抱えているということだと思います。
しまなみ海道サイクリングに挑戦したい気持ちはあるけれど、体力的に完走できるか自信がない。そんな初心者の方にとって、「いざとなればバスや船で移動できる」という選択肢があることは、旅に踏み出すための大きな安心感に繋がっているのではないでしょうか。バスやフェリーの情報は「転ばぬ先の杖」として、旅の計画段階から大切な情報なんだなと実感しました。
流入チャネル分析
どこからこのサイトに辿り着いてくださっているのか、という流入元のデータも振り返ってみました。
| 流入元(メディア) | セッション数 | 傾向と考察 |
|---|---|---|
| Google 検索 | 25,188 | 情報収集のメインパイプ。「しまなみ海道 初心者」などの検索が多いと推測。 |
| Yahoo! 検索 | 13,200 | 同上。検索エンジンからの信頼を少しずつ得られている結果です。 |
| 直接アクセス(Direct) | 4,818 | ブックマーク等からの訪問。リピーターの方に支えられています。 |
| Twitter(t.co) | 3,749 | 毎週末の取材風景などの発信が、サイトへの良い入り口になっています。 |
| Bing 検索 | 2,585 | — |
当然のことながら、Google・Yahoo!などの検索エンジン経由での流入が大半を占めています。「しまなみ海道 サイクリング 初心者」「しまなみ海道 ランチ」といったキーワードで調べてこのサイトを見つけてくださった方が多いのだと思います。検索エンジンに少しずつ評価してもらえるようになってきているなら、地道に記事を書き続けてきた甲斐があったと感じています。
また、4番目にTwitter(現X)からの流入が入っているのも、個人的には嬉しいデータでした。
2021年12月にXとInstagramを立ち上げ、2022年はSNSの運用も並行して行ってきました。毎週末の取材ライドで撮影した写真や、季節ごとの現地の様子、日没時間の変化といったタイムリーな情報をSNSで発信し、そこからウェブサイトの詳しい記事へと繋げていくという流れを意識していました。
数字として結果が出てきているのを見ると、少しずつSNSを経由してサイトを訪れてくださる読者の輪が広がってきているのかなと思います。リアルタイムな発信ができるSNSと、じっくり読める記事コンテンツを組み合わせることで、より多くの方のお役に立てたらいいなと思って続けています。
「現場でも読める」へのこだわり
少し舞台裏の話をすると、このサイトを作るうえで、「読みやすさ」にはかなりこだわっています。
しまなみ海道を自転車で走っている途中に、スマートフォンでこのページを開く方が多い……先述のアクセスデータからもそれが伺えます。屋外の明るい日差しの中、ヘルメットをかぶったまま、汗をかいた指でスクロールしながら読む、という状況を想像して記事を書くようにしています。
だからこそ大切にしているのが、「結論を先に書く」という構成です。見出しを見るだけで大まかな内容が分かるようにする、重要な情報は箇条書きで視覚的に整理する、一文を短くしてテンポよく読めるようにする。こうした地道な工夫の積み重ねが、疲れているサイクリングの途中でも「サッと読めて、すぐ役に立つ」ページに繋がると信じています。
また、ページの表示速度の改善にも取り組んでいます。特にスマートフォンの通信環境が安定しにくい島のエリアでも、できる限りページが素早く開くよう、画像の最適化などをコツコツと行っています。見た目には分かりにくい「技術的な地味作業」ですが、読者の皆様の旅の現場でのちょっとしたストレスを減らすことができたらいいな、という思いで続けています。
かゆいところに手が届く情報発信を
2022年の1年間で、しまなみ海道サイクリングの「基礎となる約30本の記事」を公開することができました。ランチ情報から公共交通、モデルコースまで。サイクリングの計画に欠かせない基本的な情報は、ひとまず揃ってきたかなと感じています。
これも、毎週末のようにしまなみ海道を走り続けながら情報を集め続けた結果だと思っています。泥臭くて地道な作業でしたが、現地を走らなければ書けないリアルな情報を届けられていたなら、その甲斐がありました。
2023年は、この基礎の上に、さらにニッチで深い情報を積み上げていきたいと思っています。冬のサイクリングの防寒対策、まだあまり紹介されていない立ち寄りスポット、増えてきた電動アシスト自転車(e-bike)の活用方法など、「基本は分かったけど、もう少し詳しく知りたい」という方が求める情報を丁寧に届けていけたらと考えています。
このウェブサイトを頼りにしまなみ海道を旅してくださった皆様が、楽しく、安全に、そして「来てよかった!」と思えるような旅ができますように。これからも皆様の挑戦を、背中からそっと後押しできるような誠実なガイドであり続けたいと思っています。
2023年も、「しまなみ自転車ツーリングTips」をどうぞよろしくお願いします。
このページでは「しまなみ自転車ツーリングTips」の2022年の運営について、Googleアナリティクスのデータも分析しつつふりかえってみました。私の発信が、しまなみ海道サイクリングの計画に役立ったり、サイクリングをやってみるきっかけになったら嬉しいです。

