
こんにちは。しまなみ海道在住のサイクリスト・カワイユキと申します。今回は私のウェブサイト運営について、ふりかえりの記事を掲載したいと思います。
はじめに
2025年も「しまなみ自転車ツーリングTips」にお越しいただき、ありがとうございました。
今年もしまなみ海道では、たくさんのサイクリストが自転車旅を楽しんでいました。夏は橋の上でも汗がにじむほどの暑さ、冬は静まり返った海沿いの道に朝霧がただよう、そんな瀬戸内の四季の移ろいを肌で感じながら、この一年も記事の更新やウェブサイトの整備を続けてきました。
私自身、しまなみ海道エリアに住む一人のサイクリストとして、現場の空気感や旅行者の動向を日々感じながら情報を発信しています。「このサイトを見て無事に走り切れました」といったメッセージをいただくこともあり、そのたびに情報を届け続けることの意味を改めて感じています。
今回の記事では、2025年の1年間を振り返りながら、ウェブサイトのアクセスデータや取り組み内容をできるだけ具体的にお伝えしようと思います。当ウェブサイトをはじめてご覧になる方にとっても、「どんな人が、どんな想いで書いているのか」が伝わるような内容にできたら嬉しいです。
数字で読み解く2025年
Googleアナリティクスのデータをもとに、2024年との変化を振り返ってみます。
2025年のアクティブユーザー数は約150,098人。2024年の151,611人とほぼ横ばいで推移しており、コンスタントに多くの方に読んでいただけていることが分かります。しまなみ海道を旅したい、計画を立てたいという需要は、引き続き安定していると感じています。
特に注目しているのが、モバイルとデスクトップの利用者比率の変化です。2025年はPCからのアクセスが前年比で増加しており、自宅でじっくりとサイクリング計画を練る方が増えているような印象を受けます。一方でモバイルからの利用がいまだに多数を占めており、旅行中の現地での道案内やトラブル時の「お守り」として活用されているケースも多いのだろうと思っています。
| 指標 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|
| アクティブユーザー数 | 151,611 | 150,098 |
| モバイル利用ユーザー数 | 101,252 | 94,241 |
| PC(デスクトップ)利用ユーザー数 | 47,265 | 52,376 |
スマートフォンで道を確認しながら走る旅行者と、自宅のPCでじっくりとプランを立てる旅行者。どちらの方にとっても役に立てるよう、記事の構成や情報の見やすさを意識した更新を続けていきたいと思っています。
2025年に最も頼りにされた記事TOP5
次に、2025年によく読まれた記事のTop5をご紹介します。
トップは「1泊2日モデルコース」の記事。しまなみ海道の全線を初めて走りたいけれど、どう計画したらいいか分からない、という方に向けた記事で、毎年コンスタントに多くの方に読んでいただいています。「とにかく完走したい!でも不安……」というリアルな気持ちに寄り添えている記事だといいな、と思っています。
| 順位 | 記事タイトル | 表示回数 |
|---|---|---|
| 1位 | 【1泊2日モデルコース】初心者でも完走!しまなみ海道サイクリングの定番ルートと立寄り必須スポット | 10,371 |
| 2位 | 【航路完全ガイド】しまなみ海道ではフェリーや旅客船が便利!自転車を載せられる船をサイクリングに活用する方法も | 10,195 |
| 3位 | 【徒歩やランで渡れる?】しまなみ海道を歩いてみよう!初心者向け気軽なモデルコースから本格派まで | 8,581 |
| 4位 | 【しまなみ海道へのアクセス】サイクリング計画中の方は必見!主要都市から今治や尾道へ公共交通で行く方法 | 8,317 |
| 5位 | 【しまなみ海道の駐車場9選】今治や尾道、島での車載サイクリングにおすすめ無料パーキングも! | 7,107 |
2位のフェリー活用ガイド、4位のアクセス方法、5位の駐車場情報と、しまなみ海道を旅するにあたっての「入口」の情報が多く選ばれています。「どうやって行くの?」「自転車はどこで借りるの?」「途中でやめたくなったら?」初めてしまなみ海道を旅しようとする方の不安や疑問は、今もいつも同じところにあるんだなと感じます。
また3位にランクインした徒歩・ランに関する記事も印象的でした。自転車ではなく歩いてしまなみ海道を旅したいという方もかなりいらっしゃるのだと、改めて気づかせてもらいました。自転車以外の旅のスタイルにも、今後さらに対応していきたいと思っています。
「情報を知ることで、不安を安心に変えてほしい」というのが、このウェブサイトを作り始めた頃からの変わらない気持ちです。TOP5に入った記事がどれも実用的な内容であることが、その想いを後押ししてくれているように感じています。
AI検索と現地発の一次情報の価値
2025年に感じた大きな変化のひとつが、ChatGPTやPerplexityなどの生成AIを使った情報収集の広がりです。私自身もGoogleで検索するよりAIに聞いた方が早いと感じることが増えてきました。
Googleアナリティクスで確認できるリファラルデータを見ると、AIや特化型検索エンジンからの流入も少しずつ確認できるようになっています。まだまだ規模は小さいですが、こうした流れは今後さらに加速するだろうと思っています。
| 主なAI・特化型検索からの流入元(2025年セッション数) | 数値 |
|---|---|
| ChatGPT (chatgpt.com) | 1,186 |
| Perplexity (perplexity.ai 等) | 207 |
| Microsoft Copilot | 114 |
| Google Gemini | 40 |
AIを使えば「おすすめランチスポット」や「しまなみ海道の基本情報」はすぐに手に入る時代になりました。であれば、個人ウェブサイトならではの価値ってどこにあるんだろうと、真剣に考えるようになりました。
私なりに辿り着いた答えは、実際に現場に足を運んで、体で感じたことを書くということです。GPXファイルや地図データといった実用的なコンテンツ、橋の上の風の感覚や旅行者の生の声といった、数字やテキストだけでは伝わりにくい情報。そういった「現地に住む人間だから書けること」に、改めて注力していこうと思っています。
また、「どんな人が書いているのか分からないサイト」よりも、書き手の背景が見える情報の方が信頼できると感じてもらえるはずです。そこで2025年には筆者紹介ページを拡充し、自転車旅行の経験やしまなみ海道でのサイクリング実績なども明記するようにしました。顔出しをしていない分、文章から伝わる人となりや実体験の積み重ねが、信頼の根拠になるのだと思っています。
インバウンド需要への対応
現場で感じる変化のひとつに、海外からの旅行者、特に欧米系の方の増加があります。しまなみ海道は以前から国際的なサイクリングロードとして知られていましたが、ここ数年でその存在感がさらに大きくなっている印象です。
そうした状況を受けて、2025年は英語版ページの制作にもより力を入れました。とはいっても、私自身の英語力が高いわけではないので、ChatGPTを翻訳・文章作成のサポートとして活用しています。ただ、単に日本語の記事を英語に直訳するのではなく、海外からの旅行者ならではのニーズや視点を意識しながら作るようにしています。
たとえば、日本在住の方には当たり前の「道路は左側通行」とか「宅急便で荷物を送る」といった情報も、海外からの旅行者にとっては未知のことだったりします。レンタサイクルの仕組みや乗り捨てシステムの解説、フェリーの活用方法なども、日本語版とは違う角度からまとめ直す必要があります。
まだまだ英語コンテンツは発展途上ですが、言語の壁を超えて多くの旅行者に安心してしまなみ海道を旅してほしい、そんな気持ちで丁寧に作っています。
これからのしまなみ自転車ツーリングTips
2026年1月時点で、当ウェブサイトの記事数は日本語・英語合わせて約200記事にまで増えました。しまなみ海道サイクリングの基本情報から、周辺のサイクリングルート、季節ごとのアドバイスまで、かなり網羅的に情報が揃ってきた実感があります。
そのため、新しい記事を書くことよりも、既存記事の情報を更新したりブラッシュアップしたりする作業の時間が増えてきています。サービスや施設の情報は変わることがあるので、常に最新の状態を保つことは地味でも大切な仕事だと思っています。
また、2023年から現地で続けてきたサイクリング旅行者へのアンケートも、2025年に収集を終了し、分析フェーズに入りました。初心者の割合や旅行のスタイル、悩んでいたことなど、具体的な数字が見えてきています。「なんとなく感覚で書いていたこと」を、実際のデータで裏打ちできるようになってきたので、今後の記事に少しずつ反映させていくつもりです。
これからの取り組み
今後は特に、次の3つの方向性で取り組みを進めていきたいと思っています。
ひとつ目は「感情に寄り添う記事」。「しまなみ海道、きつい」「途中でやめたくなったらどうしよう」といった、旅行者のリアルな不安や感情に寄り添うコンテンツを増やしたいと思っています。ガイドブック的な情報提供とは少し違う、心に響くような記事作りにも挑戦していきます。
ふたつ目は「データに基づく信頼性の向上」。アンケート結果の分析や気象データを活用した記事など、数字で具体的にイメージできるコンテンツを充実させたいと思っています。
三つ目は「SNS発信の質の向上」。XやInstagramのフォロワー数は緩やかな伸びになっていますが、投稿の数より質を大切に、ウェブサイトへの入口となるような発信を続けていきます。
おわりに
2025年も「しまなみ自転車ツーリングTips」をご活用いただき、本当にありがとうございました。
AIが多くの情報を手軽に届けてくれる時代になっても、私がこのウェブサイトで大切にしたいことは変わりません。しまなみ海道に住む一人のサイクリストとして、実際に走って、感じて、確かめた情報を誠実にお伝えすること。旅人の不安を少しでも安心に変えることができるような、そんな情報発信を続けていきたいと思っています。
来年もしまなみ海道では、たくさんの自転車旅行者がこの海と島の道を走ってくれることと思います。どうか安全で、楽しい旅になりますように。引き続き、当ウェブサイト「しまなみ自転車ツーリングTips」を旅のお供に使っていただけると嬉しいです。
このページでは「しまなみ自転車ツーリングTips」の2025年の運営について、Googleアナリティクスのデータも分析しつつふりかえってみました。私の発信が、しまなみ海道サイクリングの計画に役立ったり、サイクリングをやってみるきっかけになったら嬉しいです。

