【喜助の湯】サイクリング後に最高!今治駅前のスーパー温泉銭湯
2024年2月26日
喜助の湯に入ってみた
今治駅の西口を出てすぐ
「しまなみ温泉 喜助の湯」の最寄り駅は、JR予讃線の今治駅です。松山駅前にも「伊予の湯治場 喜助の湯」という施設がありますが、同系列の別施設です。今治駅の改札を出ると、東口と西口という2つの出口があるのですが、喜助の湯があるのは西口側です。バスターミナルのある東口とは反対側の出口になります。
今治駅の西口をでて、そのまままっすぐ1分ほど進むと左手に大きな駐車場が現れます。これが「しまなみ温泉 喜助の湯」になります。入り口側にはとても目立つサウナ人形のバルーンが設置されています。この間までは、黄色いアヒルのバルーンだった気がするのですが、取材時にはこちらのサウナ人形に代わっていました。
温浴施設業界は空前のサウナブームなんだそうです。喜助の湯にも新しくサウナが新設・拡充されるなど、最近は「サウナ推し」の雰囲気。新設された「みかんサウナ」はのちほどご紹介しますね。
喜助の湯の広い駐車場
喜助の湯の駐車場は「タイムズしまなみ温泉喜助の湯第1」も兼ねていて、喜助の湯利用者以外でも有料で駐車することができます。通常の入浴のみの場合は、4時間まで駐車料金が無料となります。なお、フリータイム利用者・宿泊利用者は平日8時間無料、週末6時間無料。
喜助の湯の入り口
サウナ人形のバルーン横が喜助の湯の入り口になっています。ちょうど、クレープ屋さんのキッチンカーが来ていて、学生さんで賑わっていました。老若男女集まれる施設っていう感じがしていいですね。
喜助の湯の入浴料金
「しまなみ温泉 喜助の湯」の入浴料金は、平日か週末祝日かによって、また会員か非会員かによって異なります。この入浴料・入場料を支払うことで、1階エリアを利用することができます。1階エリアには通常の温泉・サウナ、休憩所ロビー、マッサージ店、床屋、飲食店があるので、シンプルに入浴だけでいいという方は、この料金で利用できます。2階や3階の有料エリアは別料金というシステムです。
料金(土休日) | しまなみ温泉 喜助の湯 |
---|---|
温泉入浴のみ | 850円 |
低温サウナ・プレミアムラウンジ込み | 1550円 |
温泉入浴のみ(朝) | 750円 |
※記事更新の時点の料金です。
会員には年会費無料で100円でなることができます。松山の「伊予の湯治場 喜助の湯」でも共通の会員券なので、今後、何度か今治や松山に来て喜助の湯を利用する可能性があるという方は、会員になっておくとお得だと思いますよ。また6時~10時の朝風呂サービスタイムには、より安い料金で入浴することができます。
キーは自分で管理する
温浴施設によっては、この下駄箱の鍵をロッカーキーと交換してフロントに預けるパターンもありますが、「しまなみ温泉 喜助の湯」では、こうした鍵は自分で管理するパターンです。脱衣所のロッカーにも鍵が付いているので、自由にロッカーを選ぶことができます。また、100円入れて後で返却されるコイン式でもないので、コインを用意する必要もありません。
入浴チケットは券売機で
喜助の湯のフロント前にこのような券売機があるので、入浴チケットを購入しましょう。非会員の人で入浴だけであれば「大人(非会員)」のチケットまたはサイクリスト利用であれば「サイクリスト応援」のチケットを購入しましょう。レンタルバスタオルや歯ブラシ、カミソリ、化粧品セットなどのレンタルやアメニティもここでチケットを購入できます。
宿泊利用の場合には、ここでチケットを買わずにそのままフロントへ申し出るようにしましょう。
フロントで入浴受付
スタッフさんのユニフォームはなんとサイクルジャージ。喜助の湯オリジナルのサイクルジャージで、サイクリストフレンドリー感が演出されています。
購入した入浴チケットなどはフロントに提示して受付を済ませました。会員の場合は、会員券やアプリのバーコードをセルフで機械に読み込むことでポイントが貯まる仕組みです。駐車場に車を停めた人は、この受付時に駐車券を提示するようにスタッフさんから伝えられました。
売店やドリンクコーナーも充実
フロントの前には、オリジナルグッズやお土産のコーナーもとても充実していました。オリジナルの今治タオル商品や、サウナハット、サウナマット、Tシャツなどなど、しまなみ海道を訪れた記念になるような商品がたくさんならんでいます。サウナハット、かわいくていいですね!
売店とともに、フロント横には様々なドリンクを販売しているカウンターもあります。オリジナルのデトックスウォーターや愛媛らしく柑橘を使ったドリンク、サウナ後のドリンクとして人気のオロポ(オロナミンCとポカリスエットのミックスドリンク)などもありました。お風呂から上がってきたら、絶対にどれか飲んでみたいですね!
マッサージエリアと有料エリアへの入り口
フロントで受付を済まし、進むと左手にはマッサージエリアと、2階と3階の有料エリアへの入り口があります。有料エリアは追加料金で、低温サウナとプレミアムラウンジ、カプセルホテル「喜助の宿」などがあります。
休憩・待合いスペース
男女の脱衣所の目の前には、このような休憩スペースがあり、こちらは追加料金なしで利用できます。有料のプレミアムラウンジにはもっとたくさんの漫画がありますが、一部漫画はこのように自由に読むことができます。またこのスペースには自由に携帯電話を充電できるコンセントも付いていて、旅行者にはとてもうれしいですね!
休憩スペース奥には、森をイメージしたキッズスペースもあり、お子様連れの方にこうしたスペースがあるのはうれしいですね。
脱衣所・入浴スペースへ
喜助の湯の素晴らしいところのひとつに、脱衣所や温泉・サウナ施設がとても清潔に維持管理されているところが挙げられます。ロッカーやメイクスペースも充実してて、いつも清潔に維持されている印象です。
2階と3階は別料金
低温サウナとプレミアムラウンジ
1階の各施設は入浴料・入場料だけで利用することができますが、追加料金で2階や3階の有料エリアを利用することができます。有料エリアには2階に館内着を着用で男女一緒に利用できる低温サウナ(旧岩盤浴エリア)とクールダウンルーム、3階に大量の漫画や飲み放題のコーヒーや紅茶なども利用できるプレミアムラウンジ(休憩ゾーン)、カプセルホテルタイプの宿泊エリア(喜助の宿)があります。
プレミアムラウンジはオシャレで落ち着いた空間になっています。中央のフェイク暖炉の周りのスペースには、ヨギボーのビーズソファや6角形のシート、段々のベンチシート、リクライニングシートなどがあり、様々なスタイルでくつろぐことができました。こことは別にリクライニングシートの部屋は、それぞれのシートに小さなテレビがついています。薄暗いので居眠りにもいいですね。
低温サウナは、もともと岩盤浴だった場所で、今でも床にはいくつかの種類の岩盤が敷かれています。こちらの低温サウナとクーリングルームは館内着を着て、男女一緒に楽しめます。低温サウナという名前ですが、岩盤浴とサウナを組み合わせたような新感覚の設備で、室内が暗めなのもいいですね。ビーズクッションも設置されていて、寝転んだり座ったりいろんなスタイルで楽しめます。セルフロウリュでアロマ水をストーンにかけることもでき、とてもリラックスできました。
さくっと入浴だけでなく、1日のんびりと過ごすことができるのも喜助の湯の魅力です。長時間ゆっくりと過ごしたいなら、入浴料金にプラスして有料エリアの利用料金をつけちゃいましょう。例えば平日の大人非会員であれば、入浴料700円に有料エリア料500円のチケットを購入すれば2階や3階エリアも利用できるようになります。
有料エリアのチケットを購入すると、館内着と大判タオル(低温サウナ用)のセットと専用のバーコード付きのタグを渡されます。2階以上の有料エリアを利用する時には必ずこの館内着を着用する必要があります。しっかりと女性サイズも用意されているので安心です。バーコード付きのタグは、館内の自動販売機や売店、飲食店などを利用する時に使えます。退館時にまとめて支払えるので、休憩中に財布を持ち歩かなくていい仕組みです。
脱衣所・浴室
脱衣所には大小のロッカーが十分な数あり、パウダールーム(化粧エリア)もかなり広めにとられています。
浴室の壁には、小人をモチーフにしたイラストレーションも人気の日本画家・鬼頭祈さんの巨大壁画があります。みかんの木のある愛媛や瀬戸内らしい風景の中を女の子や天女が舞う不思議なデザインです。ミカンを育てている女の子のストーリーなんだそう。鬼頭さんらしい、筆ペン画のような線で描かれた小さくて可愛いデザインが素敵だなぁといつも炭酸泉に入りながら眺めています。
浴室には様々な浴槽があり、スーパー銭湯らしく様々な種類の温泉を楽しむことができます。
・高濃度炭酸風呂(ぬるめで泡のつぶつぶがつく)
・シルク風呂
・翡翠風呂(屋内の翡翠色のお湯)
・流水歩行浴(ぐるぐると歩ける温泉)
・ジェットバス
・電気風呂(かなりビリビリ)
・子供風呂(アヒルのおもちゃあり)
・美肌の湯(半露天)
・高温サウナ(毎時0分、30分に自動ロウリュあり)
・水風呂(けっこう冷たい)
・みかんサウナ(露天スペースに新設されたスチームサウナ)
と、取材時の「しまなみ温泉 喜助の湯」の浴室の設備はこのような感じでした。洗い場にはシャンプーやボディソープも備え付けられています。自動ロウリュのある高温サウナは、ロウリュ設備が西日本最大級らしく、スチームが発生したあと凄い勢いの風が送り込まれて体感温度が一気に上がります。とても汗をかけます。男性の浴室にはセルフロウリュができるサウナ小屋があり人気なんだそうです。
新設のみかんサウナ
2023年の3月に露天スペースに新しいスチームサウナ「みかんサウナ」が新設されました。可愛らしいデザインの小さなサウナです。室温は40~60℃とありますが、湿度が高いからか体感温度はそれ以上です。かなり熱い印象です。
スチームサウナ、ミストサウナ系なので、汗をかいているのか蒸気が身体についているのかどちらなのか分からない感じですが、体感めっちゃ熱めなのでたぶんけっこう汗かいています。デザインされた陶器が壁に貼られていたりして、唯一無二といったサウナなのもいいですね。
アスリートのトレーニング後のリカバリーにも温冷交代浴は、よく活用されると聞きます。しまなみ海道サイクリング後の疲労回復に、温泉やサウナと水風呂の交代浴はよく効きそうです。
曜日ごとのサービスや、抽選会などのイベントもよく行われています。来るたびにサービスがアップデートされている感じも、しまなみ温泉喜助の湯が地元の方や旅行者の方の両方に支持される理由なのだと思いました。
飲食店「かめや」
しまなみ温泉 喜助の湯には、奥に飲食店も併設されています。2017年のリニューアル以降「お酒とごはん処 八兵衛」という居酒屋タイプの御食事処が併設されていましたが、2023年3月からは「うどんと唐揚げ酒場 かめや」という店舗に変わりました。
かめやは、愛媛県内に何店舗かある老舗のうどん専門店で、今回の「うどんと唐揚げ酒場 かめや」はその新形態のお店なんだそうです。以前、商店街近くに「かめや」がありましたが、数年前に閉店していたので、また今治で「かめや」のうどんを食べることができるようになったのはシンプルにうれしいですね!
喜助の湯の「うどんと唐揚げ酒場 かめや」では、定番のうどんや唐揚げ定食の他、居酒屋メニューも充実しています。特に唐揚げはひとつひとつが大きく、ボリュームがかなりあるので、学生さんやサイクリストには人気が出ると思います!日替わりのランチセットもお得です。
しまなみ温泉 喜助の湯の玄関とは別のところに、かめや専用の出入り口もあるので、入浴をしない方でも飲食の利用ができるようになっています。食事だけの利用もできるので、ランチ時は周辺のサラリーマンなどの利用もありますね。
お腹が減ったら「かめや」の唐揚げ定食をぜひ!
しまなみ海道の島の入浴施設
しまなみ海道の大三島で日帰り入浴できる銭湯や温泉などの施設の情報をまとめました。大三島はしまなみ海道サイクリングのちょうど中間地点なので、2日間で完走を目指す旅行者の宿泊地になることも多い島です。サイクリングのあとに温泉に浸かりたいという方も多いはず。マーレグラッシア大三島や三島の湯などいくつかの選択肢があります。
今治の名湯!鈍川温泉
喜助の湯は、今治市街の中心近くにありますが、愛媛県今治市で温泉というと鈍川渓谷にある「鈍川温泉」が有名です。今治駅から約12kmほど離れた場所にある歴史ある温泉街で、今治駅から鈍川温泉へのルートもサイクリング推奨コースに指定されています。宿泊はもちろん日帰り入浴できる施設もあるので、鈍川温泉についてはこちらのウェブページにて詳しくご紹介しています。
このウェブページでは、しまなみ海道サイクリングのニーズにも応える今治駅前の複合温浴施設「しまなみ温泉 喜助の湯」について詳しくご紹介しました。私のこのウェブサイト「しまなみ自転車ツーリングTips」では主に、初心者でも楽しめるサイクリングの聖地、しまなみ海道の情報をまとめています。素敵なヘルメットを手に入れたら、ぜひしまなみ海道サイクリングにお越しください。素晴らしいサイクリングロードと瀬戸内海の風景が待っていますよ!
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