【喜助の湯】しまなみ海道サイクリング後に嬉しい今治駅前のスーパー銭湯

2024年10月6日

【タイトル】今治駅前「喜助の湯」がしまなみ海道サイクリストのニーズにとことん特化

日本一サイクリストがあつまる温泉に4年連続選ばれた、しまなみ海道今治駅前にあるスーパー銭湯・温浴施設「しまなみ温泉 喜助の湯」。しまなみ海道サイクリングのスタート&ゴール地点として自転車旅行者のニーズにとことん応えたサービス<サイクリストプラン、ロードバイク専用置場、自転車洗車スペース、サイクルオアシス、工具貸出、レンタサイクルなどなど>が素晴らしいと話題です。愛媛らしい「みかんサウナ」も新たに登場!宿泊施設や飲食店、マッサージ店、床屋も併設でどんどん設備が充実している「喜助の湯」に行ってきましたよ。

ライター:カワイユキ

こんにちは。しまなみ海道在住のサイクリスト・カワイユキと申します。しまなみ海道は初心者の方でも自分のレベルに合った情報をもとに準備すれば大丈夫!自転車でゆっくり旅する魅力をお伝えします。

初心者ひとり旅でも安全・安心にサイクリングを楽しめるガイドブックを目指して作っているウェブサイトです。私の記事がもしお役に立ちましたらサポートをお願いします。なお、業者様からの掲載依頼はお断りしています。

しまなみ温泉 喜助の湯

「しまなみ温泉 喜助の湯」があるのは、JR今治駅の西口を出て徒歩1分の場所です。2014年8月に「天然温泉 キスケのゆ 今治駅前店」として開業。その後リニューアルや増設を繰り返し、2020年にはカプセルホテルタイプの宿泊施設もオープンしたスーパー銭湯です。

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:しまなみ温泉 喜助の湯の外観
しまなみ温泉 喜助の湯の外観

松山駅前にある「伊予の湯治場 喜助の湯」と同じ系列店で、松山・今治を中心にアミューズメント施設を運営するキスケ株式会社が運営しています。

複合温浴施設しまなみ温泉 喜助の湯
住所今治市中日吉町1-2-30
電話番号0898-22-0026
営業時間6:00~0:00
入浴料金700円~(朝風呂サービスタイムあり)

私も大好きな「喜助の湯」を詳しくご紹介したいと思います♪

このページのトピック
  • しまなみ海道・今治周辺の温泉施設
  • 今治駅前「喜助の湯」の設備や利用方法
  • サイクリストに支持される理由

日本一サイクリストが集まる?

世界的なサイクリングロード「しまなみ海道」の愛媛県側の玄関であるJR今治駅に近い立地のため、自転車旅行者の利用がとても多い温浴施設になっています。2017年の大幅リニューアル以後、しまなみ海道サイクリングのニーズに特化したサービスを次々と展開。自転車趣味の月刊誌「バイシクルクラブ」で4年連続「日本一サイクリストがあつまる温泉」に選ばれています。

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:地元にも旅行者にも評判の喜助の湯
地元にも旅行者にも評判の喜助の湯

ニフティ温泉の各種ランキングで愛媛県や中四国地方で上位に入っている人気のスーパー銭湯「喜助の湯」。道後温泉もあり温泉好きとして知られる愛媛県民やしまなみ海道を訪れる自転車旅行者に評判の温泉と言えるでしょう。今回は、そんな「しまなみ温泉 喜助の湯」の人気の秘密を探ってみたいと思います。

2017年のリニューアル時の取材に加え、今回は最新の写真撮影として外観と1階ロビー・休憩エリア・飲食店エリアのみ(お客さんが写真に写るのはNG)の許可をいただきました。浴室などがどんな感じになっているかは、「しまなみ温泉 喜助の湯」の公式ウェブページをぜひチェックしてみてくださいね!

サイクリストに特化したサービス

サイクリストに人気の設備

「しまなみ温泉 喜助の湯」は、しまなみサイクルオアシスに登録されている施設です。しまなみサイクルオアシスとは、NPO法人シクロツーリズムしまなみが提唱する地域密着型のサイクリスト休憩所のこと。しまなみ海道の至る所で、飲食店や公共施設、宿泊施設などが参画してサイクリスト向けのサービスをボランティアで提供しています。

しまなみサイクルオアシスに登録

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:喜助の湯はサイクルオアシスにも登録
喜助の湯はサイクルオアシスにも登録

この白と青の旗が掲げられているお店では、自転車工具や空気入れを借りることができたり、ボトルへの給水、お手洗いも借りることができるようになっています。公衆トイレが多くないしまなみ海道では、お手洗いを借りることができるのは本当にありがたいんです。

そんな「しまなみサイクルオアシス」としてのサイクリストへのサービス提供だけでなく、しまなみ温泉 喜助の湯では、しまなみ海道を旅するサイクリストに向けて、「こんなのがあったらいいな」をどんどん実現しているんです。例えば…

ロードバイク専用ロッカー

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:ロードバイク専用ロッカー
ロードバイク専用ロッカー

こちらの「ロードバイク専用ロッカー」。もちろん、喜助の湯の入り口付近にはサイクルラックを3~4台ほど置かれているので、気軽に駐輪することができます。これとは別に、個別で鍵のかかるロードバイク専用のロッカー型駐輪施設が完備されているんです。これはなかなか見たことがありません!

特に、カプセルホテルタイプの宿泊施設を併設した喜助の湯では、宿泊滞在など長時間の滞在中に自分の愛車を安全に保管できるのはとってもありがたいです。サイクルラックの場所にも、こちらのロードバイク専用ロッカーともに、防犯カメラがばっちし付いているのも心強いところですね。

自転車ウォッシュスペース

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:自転車の洗車スペース
自転車の洗車スペースも

喜助の湯の入り口付近、ロードバイク専用ロッカーの前には、このような「自転車洗車スペース(ウォッシュスペース)」までありました。確かに、やむを得ず雨の中を走行した後など、泥だらけになった自転車を水で洗い流せるだけでも、気分的にもだいぶ違います。

Eバイクのレンタサイクルサービス

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:Eバイクのレンタサイクルもあり
Eバイクのレンタサイクルもあり

また、「しまなみ温泉 喜助の湯」はEバイク2台と小径車(ミニベロ)を2台を所有していて、温泉の利用者向けにレンタサイクルサービスも行っています。Eバイク(ジャイアント社のエスケープRX-E+)は、6時間5,000円、1日貸切7,000円で借りることができます。小径車は6時間1,000円、1日貸切1,500円とリーズナブル。貸出時間は8:00~22:00。脱衣所ロッカーで荷物も預かってもらえるそうです。

しまなみ海道をサイクリング後は、温泉やサウナですぐに汗を流すことができるのが最高ですね!

シェアサイクルのステーション

また独自のレンタサイクルサービスとは別に、今治駅前の喜助の湯には、シェアサイクルのステーションも設置されています。スマートフォンのアプリを通じて予約や貸出・返却手続き、決済などを行える無人型のシェアサイクル「Hello Cycling」のシェアサイクルステーションです。

喜助の湯のシェアサイクルステーション「Hello Cycle」
喜助の湯のシェアサイクルステーション

首都圏を中心に全国にステーションが広がっている「Hello Cycling」。しまなみ海道エリアでは、ここのほかにしまなみ海道の大三島や伯方島の道の駅や港、生口島や大崎下島などにも設置されています。どこでも借りられて返却できるこうしたシェアサイクルは、しまなみ海道のニュースタンダードになる可能性があると思います。しまなみ海道のレンタサイクルについてはこちらのウェブページで詳しくご紹介しています。

サイクリストに嬉しいサービス

このほかにも、「しまなみ温泉 喜助の湯」では、他の温浴施設ではほとんど見たことがない、サイクリストに嬉しいサービスがいろいろと展開されています。

専用工具の貸出

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:各種工具がしっかりと完備
各種工具がしっかりと完備

フロントの横の壁には、自転車の専用工具がびっしり!スタッフにお声がけすることで、これらの工具は借りることができます。自分で自転車のメンテナンスができる方で、長距離のサイクリングの途中などでこうした本格的な工具が借りられるのは、助かる場面があることでしょう。綺麗な工具や古い自転車などもディスプレイされていて、サイクリストウェルカムな雰囲気がそこかしこに感じられます。

サイクリスト応援入浴プラン

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:サイクリスト応援入浴プラン
サイクリスト応援入浴プラン

「しまなみ温泉 喜助の湯」の入浴プランには「サイクリスト応援プラン」というものまであるんです。ヘルメットやサイクルジャージなどを提示すれば受けられる入浴プランで、非会員の大人料金よりも少し安い料金で入浴することができ、タオルのレンタルまで付いているんです。

喜助の湯には、リンスインシャンプーやボディソープも常設されているので、男の人であれば、タオル一枚借りられるなら何も持って行かなくてもOKという方もいらっしゃるかもしれませんね!ほんと、サイクリストにとことん優しいスーパー銭湯です。

マッサージチェアが無料?!

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:無料で使える高級マッサージチェア
無料で使える高級マッサージチェア

これはサイクリストだけでなく、喜助の湯を利用するすべての方に嬉しいサービスだと思うのですが、なんと、こんなにしっかりしたマッサージチェアが無料で利用できるんです。たいてい、このタイプのマッサージチェアはコイン式で、15分200円とかかかるイメージです。しまなみ海道サイクリング後に、温泉に入って、マッサージチェアでリラックスできたらかなり回復しそうです。

それでは、実際に温泉に入ってきました(といっても何度も来ているのですが…)ので、レポートしたいと思います!

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喜助の湯に入ってみた

今治駅の西口を出てすぐ

「しまなみ温泉 喜助の湯」の最寄り駅は、JR予讃線の今治駅です。松山駅前にも「伊予の湯治場 喜助の湯」という施設がありますが、同系列の別施設です。今治駅の改札を出ると、東口と西口という2つの出口があるのですが、喜助の湯があるのは西口側です。バスターミナルのある東口とは反対側の出口になります。

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:入り口には目立つサウナ人形のバルーン
入り口には目立つサウナ人形のバルーン

今治駅の西口をでて、そのまままっすぐ1分ほど進むと左手に大きな駐車場が現れます。これが「しまなみ温泉 喜助の湯」になります。入り口側にはとても目立つサウナ人形のバルーンが設置されています。この間までは、黄色いアヒルのバルーンだった気がするのですが、取材時にはこちらのサウナ人形に代わっていました。

温浴施設業界は空前のサウナブームなんだそうです。喜助の湯にも新しくサウナが新設・拡充されるなど、最近は「サウナ推し」の雰囲気。新設された「みかんサウナ」はのちほどご紹介しますね。

喜助の湯の広い駐車場

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:駐車場も広く、車の方も多い
駐車場も広く、車の方も多い

喜助の湯の駐車場は「タイムズしまなみ温泉喜助の湯第1」も兼ねていて、喜助の湯利用者以外でも有料で駐車することができます。通常の入浴のみの場合は、4時間まで駐車料金が無料となります。なお、フリータイム利用者・宿泊利用者は平日8時間無料、週末6時間無料。

喜助の湯の入り口

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:しまなみ温泉 喜助の湯の玄関
しまなみ温泉 喜助の湯の玄関

サウナ人形のバルーン横が喜助の湯の入り口になっています。ちょうど、クレープ屋さんのキッチンカーが来ていて、学生さんで賑わっていました。老若男女集まれる施設っていう感じがしていいですね。

喜助の湯の入浴料金

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:入浴料金とプラン
喜助の湯の入浴料金

「しまなみ温泉 喜助の湯」の入浴料金は、平日か週末祝日かによって、また会員か非会員かによって異なります。この入浴料・入場料を支払うことで、1階エリアを利用することができます。1階エリアには通常の温泉・サウナ、休憩所ロビー、マッサージ店、床屋、飲食店があるので、シンプルに入浴だけでいいという方は、この料金で利用できます。2階や3階の有料エリアは別料金というシステムです。

料金(土休日)しまなみ温泉 喜助の湯
温泉入浴のみ850円
低温サウナ・プレミアムラウンジ込み1550円
温泉入浴のみ(朝)750円

※記事更新の時点の料金です。

会員には年会費無料で100円でなることができます。松山の「伊予の湯治場 喜助の湯」でも共通の会員券なので、今後、何度か今治や松山に来て喜助の湯を利用する可能性があるという方は、会員になっておくとお得だと思いますよ。また6時~10時の朝風呂サービスタイムには、より安い料金で入浴することができます。

キーは自分で管理する

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:下駄箱の鍵は自分で持っているスタイル
下駄箱の鍵は自分で持っているスタイル

温浴施設によっては、この下駄箱の鍵をロッカーキーと交換してフロントに預けるパターンもありますが、「しまなみ温泉 喜助の湯」では、こうした鍵は自分で管理するパターンです。脱衣所のロッカーにも鍵が付いているので、自由にロッカーを選ぶことができます。また、100円入れて後で返却されるコイン式でもないので、コインを用意する必要もありません。

入浴チケットは券売機で

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:券売機で入浴チケットを購入
券売機で入浴チケットを購入

喜助の湯のフロント前にこのような券売機があるので、入浴チケットを購入しましょう。非会員の人で入浴だけであれば「大人(非会員)」のチケットまたはサイクリスト利用であれば「サイクリスト応援」のチケットを購入しましょう。レンタルバスタオルや歯ブラシ、カミソリ、化粧品セットなどのレンタルやアメニティもここでチケットを購入できます。

宿泊利用の場合には、ここでチケットを買わずにそのままフロントへ申し出るようにしましょう。

フロントで入浴受付

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:フロントで受付
喜助の湯のフロントで受付

スタッフさんのユニフォームはなんとサイクルジャージ。喜助の湯オリジナルのサイクルジャージで、サイクリストフレンドリー感が演出されています。

購入した入浴チケットなどはフロントに提示して受付を済ませました。会員の場合は、会員券やアプリのバーコードをセルフで機械に読み込むことでポイントが貯まる仕組みです。駐車場に車を停めた人は、この受付時に駐車券を提示するようにスタッフさんから伝えられました。

売店やドリンクコーナーも充実

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:オリジナルグッズコーナーも充実
喜助の湯にはオリジナルグッズコーナーも充実

フロントの前には、オリジナルグッズやお土産のコーナーもとても充実していました。オリジナルの今治タオル商品や、サウナハット、サウナマット、Tシャツなどなど、しまなみ海道を訪れた記念になるような商品がたくさんならんでいます。サウナハット、かわいくていいですね!

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:フロント横にはドリンクコーナーも
フロント横にはドリンクコーナーも

売店とともに、フロント横には様々なドリンクを販売しているカウンターもあります。オリジナルのデトックスウォーターや愛媛らしく柑橘を使ったドリンク、サウナ後のドリンクとして人気のオロポ(オロナミンCとポカリスエットのミックスドリンク)などもありました。お風呂から上がってきたら、絶対にどれか飲んでみたいですね!

マッサージエリアと有料エリアへの入り口

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:フロントを進んで左手の光景
フロントを進んで左手には

フロントで受付を済まし、進むと左手にはマッサージエリアと、2階と3階の有料エリアへの入り口があります。有料エリアは追加料金で、低温サウナとプレミアムラウンジ、カプセルホテル「喜助の宿」などがあります。

休憩・待合いスペース

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:休憩コーナーには漫画も充実
無料休憩コーナーには漫画も充実

男女の脱衣所の目の前には、このような休憩スペースがあり、こちらは追加料金なしで利用できます。有料のプレミアムラウンジにはもっとたくさんの漫画がありますが、一部漫画はこのように自由に読むことができます。またこのスペースには自由に携帯電話を充電できるコンセントも付いていて、旅行者にはとてもうれしいですね!

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:奥にはキッズスペースもあり
奥にはキッズスペースもあり

休憩スペース奥には、森をイメージしたキッズスペースもあり、お子様連れの方にこうしたスペースがあるのはうれしいですね。

脱衣所・入浴スペースへ

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:脱衣所・入浴スペースへ
脱衣所・入浴スペースへ

喜助の湯の素晴らしいところのひとつに、脱衣所や温泉・サウナ施設がとても清潔に維持管理されているところが挙げられます。ロッカーやメイクスペースも充実してて、いつも清潔に維持されている印象です。

2階と3階は別料金

低温サウナとプレミアムラウンジ

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:2階以上は追加料金で利用できるエリア
2階以上は追加料金で利用できるエリア

1階の各施設は入浴料・入場料だけで利用することができますが、追加料金で2階や3階の有料エリアを利用することができます。有料エリアには2階に館内着を着用で男女一緒に利用できる低温サウナ(旧岩盤浴エリア)とクールダウンルーム、3階に大量の漫画や飲み放題のコーヒーや紅茶なども利用できるプレミアムラウンジ(休憩ゾーン)、カプセルホテルタイプの宿泊エリア(喜助の宿)があります。

プレミアムラウンジはオシャレで落ち着いた空間になっています。中央のフェイク暖炉の周りのスペースには、ヨギボーのビーズソファや6角形のシート、段々のベンチシート、リクライニングシートなどがあり、様々なスタイルでくつろぐことができました。こことは別にリクライニングシートの部屋は、それぞれのシートに小さなテレビがついています。薄暗いので居眠りにもいいですね。

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:長時間ゆっくりしたいなら有料エリアもおすすめ
長時間ゆっくりしたいなら有料エリアもおすすめ

低温サウナは、もともと岩盤浴だった場所で、今でも床にはいくつかの種類の岩盤が敷かれています。こちらの低温サウナとクーリングルームは館内着を着て、男女一緒に楽しめます。低温サウナという名前ですが、岩盤浴とサウナを組み合わせたような新感覚の設備で、室内が暗めなのもいいですね。ビーズクッションも設置されていて、寝転んだり座ったりいろんなスタイルで楽しめます。セルフロウリュでアロマ水をストーンにかけることもでき、とてもリラックスできました。

さくっと入浴だけでなく、1日のんびりと過ごすことができるのも喜助の湯の魅力です。長時間ゆっくりと過ごしたいなら、入浴料金にプラスして有料エリアの利用料金をつけちゃいましょう。例えば平日の大人非会員であれば、入浴料700円に有料エリア料500円のチケットを購入すれば2階や3階エリアも利用できるようになります。

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:有料エリアは館内着を着用で
有料エリアは館内着を着用で

有料エリアのチケットを購入すると、館内着と大判タオル(低温サウナ用)のセットと専用のバーコード付きのタグを渡されます。2階以上の有料エリアを利用する時には必ずこの館内着を着用する必要があります。しっかりと女性サイズも用意されているので安心です。バーコード付きのタグは、館内の自動販売機や売店、飲食店などを利用する時に使えます。退館時にまとめて支払えるので、休憩中に財布を持ち歩かなくていい仕組みです。

脱衣所・浴室

脱衣所には大小のロッカーが十分な数あり、パウダールーム(化粧エリア)もかなり広めにとられています。

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:浴室の壁にある巨大壁画のデザイン
浴室の壁にある巨大壁画のデザイン

浴室の壁には、小人をモチーフにしたイラストレーションも人気の日本画家・鬼頭祈さんの巨大壁画があります。みかんの木のある愛媛や瀬戸内らしい風景の中を女の子や天女が舞う不思議なデザインです。ミカンを育てている女の子のストーリーなんだそう。鬼頭さんらしい、筆ペン画のような線で描かれた小さくて可愛いデザインが素敵だなぁといつも炭酸泉に入りながら眺めています。

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:鬼頭さんの壁画のストーリーやコンセプト
鬼頭さんの壁画のストーリーやコンセプト

浴室には様々な浴槽があり、スーパー銭湯らしく様々な種類の温泉を楽しむことができます。

高濃度炭酸風呂(ぬるめで泡のつぶつぶがつく)

シルク風呂

翡翠風呂(屋内の翡翠色のお湯)

流水歩行浴(ぐるぐると歩ける温泉)

ジェットバス

電気風呂(かなりビリビリ)

子供風呂(アヒルのおもちゃあり)

美肌の湯(半露天)

高温サウナ(毎時0分、30分に自動ロウリュあり)

水風呂(けっこう冷たい)

みかんサウナ(露天スペースに新設されたスチームサウナ)

と、取材時の「しまなみ温泉 喜助の湯」の浴室の設備はこのような感じでした。洗い場にはシャンプーやボディソープも備え付けられています。自動ロウリュのある高温サウナは、ロウリュ設備が西日本最大級らしく、スチームが発生したあと凄い勢いの風が送り込まれて体感温度が一気に上がります。とても汗をかけます。男性の浴室にはセルフロウリュができるサウナ小屋があり人気なんだそうです。

新設のみかんサウナ

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:2023年の3月に新設されたミスとサウナ
2023年の3月に新設されたミスとサウナ

2023年の3月に露天スペースに新しいスチームサウナ「みかんサウナ」が新設されました。可愛らしいデザインの小さなサウナです。室温は40~60℃とありますが、湿度が高いからか体感温度はそれ以上です。かなり熱い印象です。

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:みかんサウナの体感温度はけっこう高め
みかんサウナの体感温度はけっこう高め

スチームサウナ、ミストサウナ系なので、汗をかいているのか蒸気が身体についているのかどちらなのか分からない感じですが、体感めっちゃ熱めなのでたぶんけっこう汗かいています。デザインされた陶器が壁に貼られていたりして、唯一無二といったサウナなのもいいですね。

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:可愛らしいデザインのみかんサウナ
可愛らしいデザインのみかんサウナ

アスリートのトレーニング後のリカバリーにも温冷交代浴は、よく活用されると聞きます。しまなみ海道サイクリング後の疲労回復に、温泉やサウナと水風呂の交代浴はよく効きそうです。

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:曜日によるサービスやイベントも多い
曜日によるサービスやイベントも多い

曜日ごとのサービスや、抽選会などのイベントもよく行われています。来るたびにサービスがアップデートされている感じも、しまなみ温泉喜助の湯が地元の方や旅行者の方の両方に支持される理由なのだと思いました。

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飲食店「かめや」

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:うどんと唐揚げの酒場が併設
うどんと唐揚げの酒場が併設

しまなみ温泉 喜助の湯には、奥に飲食店も併設されています。2017年のリニューアル以降「お酒とごはん処 八兵衛」という居酒屋タイプの御食事処が併設されていましたが、2023年3月からは「うどんと唐揚げ酒場 かめや」という店舗に変わりました。

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:気軽にうどんやサウナ飯を食べられる食堂
気軽にうどんやサウナ飯を食べられる食堂

かめやは、愛媛県内に何店舗かある老舗のうどん専門店で、今回の「うどんと唐揚げ酒場 かめや」はその新形態のお店なんだそうです。以前、商店街近くに「かめや」がありましたが、数年前に閉店していたので、また今治で「かめや」のうどんを食べることができるようになったのはシンプルにうれしいですね!

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:うどんや唐揚げ定食の他、居酒屋メニューも充実
うどんや唐揚げ定食の他、居酒屋メニューも充実

喜助の湯の「うどんと唐揚げ酒場 かめや」では、定番のうどんや唐揚げ定食の他、居酒屋メニューも充実しています。特に唐揚げはひとつひとつが大きく、ボリュームがかなりあるので、学生さんやサイクリストには人気が出ると思います!日替わりのランチセットもお得です。

【写真】しまなみ海道サイクリングの今治にある温泉「喜助の湯」:「かめや」だけの利用もでできます
「かめや」だけの利用もでできます

しまなみ温泉 喜助の湯の玄関とは別のところに、かめや専用の出入り口もあるので、入浴をしない方でも飲食の利用ができるようになっています。食事だけの利用もできるので、ランチ時は周辺のサラリーマンなどの利用もありますね。

お腹が減ったら「かめや」の唐揚げ定食をぜひ!

しまなみ海道の島の入浴施設

しまなみ海道の大三島で日帰り入浴できる銭湯や温泉などの施設の情報をまとめました。大三島はしまなみ海道サイクリングのちょうど中間地点なので、2日間で完走を目指す旅行者の宿泊地になることも多い島です。サイクリングのあとに温泉に浸かりたいという方も多いはず。マーレグラッシア大三島や三島の湯などいくつかの選択肢があります。

今治の名湯!鈍川温泉

喜助の湯は、今治市街の中心近くにありますが、愛媛県今治市で温泉というと鈍川渓谷にある「鈍川温泉」が有名です。今治駅から約12kmほど離れた場所にある歴史ある温泉街で、今治駅から鈍川温泉へのルートもサイクリング推奨コースに指定されています。宿泊はもちろん日帰り入浴できる施設もあるので、鈍川温泉についてはこちらのウェブページにて詳しくご紹介しています。


このウェブページでは、しまなみ海道サイクリングのニーズにも応える今治駅前の複合温浴施設「しまなみ温泉 喜助の湯」について詳しくご紹介しました。私のこのウェブサイト「しまなみ自転車ツーリングTips」では主に、初心者でも楽しめるサイクリングの聖地、しまなみ海道の情報をまとめています。素敵なヘルメットを手に入れたら、ぜひしまなみ海道サイクリングにお越しください。素晴らしいサイクリングロードと瀬戸内海の風景が待っていますよ!

2024年10月6日立ち寄りスポット,宿泊施設

Posted by カワイユキ