【宿泊】しまなみ海道サイクリング向きの旅館やゲストハウス

2023年9月4日泊まる,宿泊,特集・徹底解説民宿,しまなみ海道,サイクリング,宿泊,宿,泊まる,ゲストハウス,ホテル,旅館

【タイトル】しまなみ海道の島で一泊!自転車旅向きの宿泊施設

しまなみ海道のサイクリング旅行でおすすめのホテルや旅館、ゲストハウスなどの宿泊施設をまとめています。自転車で旅をする方がとても増えているしまなみ海道では、サイクリストのニーズに対応した自転車旅行向きのゲストハウスや旅宿も続々とオープンしています。瀬戸内海の島ならではの島時間を体感できたり、地元の海の幸を楽めたり、このエリアならではの老舗旅館や民宿も素敵です。様々なタイプの宿泊施設がありますので、自分にぴったりのお宿をぜひ見つけてみてください。

アドバイザー・ライター
カワイユキ

こんにちは。しまなみ海道在住のローカルポタリストのカワイユキと申します。自転車でゆっくり旅するスローサイクリングの魅力をお伝えできればと思います。しまなみ海道は自分のレベルに合った情報を集めて準備すれば初心者の方でも大丈夫!サイクリングの計画に、ぜひご活用ください。

【事業者様へ】本文中に掲載しているお店や商品のセレクトは、私の個人的な体験に基づくリコメンドです。有償・無償に関わらず事業者様からの掲載依頼は一切受付けておりませんのでご了承ください。

瀬戸内海を自転車で縦断

途中の島で一泊しよう

日本の地中海、瀬戸内海の穏やかな海と豊かな島々を旅したい―。じっくりと島の風景を楽しめて、五感全てを使って自由に移動できる方法として今、「自転車」が注目されています。特に広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」は、いくつもの島々をサイクリングでめぐる瀬戸内海縦断の道。初心者から上級者まで様々な旅行者が、自転車旅行を楽しんでいます。

<しまなみ海道についてを読み飛ばす>

【写真】しまなみ海道の宿泊施設:初心者でも楽しめるしまなみ海道サイクリング
初心者でも楽しめるしまなみ海道サイクリング

尾道から今治まで、しまなみ海道の全線を走破しようとすると最短でも76㎞の旅路。それぞれの島にはメインルートのほかにも外周ルートも整備されており、オリジナルなルートで自由にサイクリングすることができます。特にスポーツ自転車や自転車長距離走行の初心者の方で全線走破を目指す場合、途中の島で宿泊して2日以上かけるのが一般的です。

自分の自転車を持参するような上級者の方でも、観光をしたり、展望台へ登ってみたり、島のすみずみまで走りこんでみるならば、途中の島で宿泊してみるとよりディープなサイクリング体験ができると思います。ただ走りぬけるだけでなく、のんびりとした島ならではの時間が流れる場所での宿泊体験は、きっと素敵な思い出になるはずです。

しまなみ海道で広がる宿の選択肢

ほんの10年ほど前までのしまなみ海道エリアには、釣り人向けの民宿や港近くの老舗旅館、造船や海運関係のビジネスマンが宿泊するホテルなどしかなく、私も初めて尾道に来たときは、自転車一人旅で気軽に泊まれるような宿の選択肢が少ないなぁと宿選びに苦戦した覚えがあります。

【写真】しまなみ海道の宿泊施設:かつては気軽な宿が少なかった尾道
かつては気軽な宿が少なかった尾道

2011年ころから尾道観光の拠点として「アロ恵の家」「フジホステル」「あなごのねどこ」と旅宿やゲストハウスが続々とオープン。サイクリングに特化したゲストハウス第1号は今治「シクロの家」。自転車をそのまま部屋まで持ち込める日本初のホテルとして尾道港の倉庫を改装した複合観光施設Onomichi U2の「Hotel Cycle」も話題になりました。

しまなみ海道に自転車旅行者が増えたことにより、今までの民宿や旅館もサイクリストのニーズに対応。今では自転車を安心して保管できることや、空気入れが置いてあることはスタンダードになっています。ここ数年は、島の方や移住者が個人経営する小さな宿から中規模のサイクリングホテル、高級リゾート系の宿なども続々と登場。その選択肢は以前とはくらべものにならないほどに進化しています。

個人的にここがオススメ!

【イラスト】しまなみ海道の宿泊施設:おすすめの宿泊施設の位置を示した地図
しまなみ海道でオススメの宿泊施設

しまなみ海道のサイクリングで拠点となる宿泊施設で、ココなら間違いなくおすすめできる!女性ひとりでも安心して泊まれそう!というお宿や実際に泊まってみて良かったお宿に絞って紹介しようと思います。

厳選のポイント

  • 自転車旅行者ひとりでも泊まりやすい
  • 自転車でアクセスしやすい

厳選のポイントは、サイクリングで利用しやすいことです。自転車旅をサポートする宿、2日走破でおすすめの宿、しまなみ海道ならではの体験ができる宿などにざっくりと分類して、リストアップしていきます。

宿は直接予約すべし

しまなみ海道周辺の宿泊施設は、個人経営であったり、小さな規模で経営されている宿がほとんどで、楽天トラベルやじゃらん、Yahoo!トラベル、Booking.comなどの予約サイトには出ていないところも多いです。人気だけれども小さな宿などは、あえてそうした予約サイトには載せていないこともあるそう。予約を取る際には、直接電話で予約をしたり、公式ウェブサイトから予約するのがオススメです。

Booking.com

一応、宿泊施設の予約サイトのうちでも予約がしやすい「Booking.com」の宿マップをしまなみ海道周辺エリアで掲載してみました。地図上から、特定の日程でBooking.comから宿泊予約できる宿を簡単に探すことができます。基本的には2名1泊分の料金が表示されているそうです。実際に宿泊しないとクチコミができない仕組みなので、クチコミも信用度が高いと思います。

それでは、しまなみ海道でサイクリングをサポートしている宿から順番におすすめしていきたいと思います♪


サイクリングをサポートする宿

サイクリング向きの宿泊施設 初めてのしまなみ海道サイクリングで少し不安のある方は、サイクリングに特化したスペシャリストがいる宿泊施設に泊まるのがおすすめです。サイクリングツアーガイドをつとめるスタッフがいたり、自転車トラブル対応のサービスを提供していたり。こうした宿を拠点にすると現地ならではの新鮮なサイクリング情報を手に入れることができるかもしれません。

シクロの家(今治)

初心者のしまなみ海道サイクリングに特にオススメ!

【写真】しまなみ海道の宿泊施設:サイクリングサポートをする宿シクロの家
今治駅前のゲストハウス・シクロの家
Booking.com

しまなみ海道のサイクリングをサポートする宿 「しまなみゲストハウス シクロの家」は、今治駅のすぐ近くという好立地にあるしまなみ海道サイクリング拠点となっている定番のゲストハウス。2014年にオープン。自転車旅行の推進活動をされている「シクロツーリズムしまなみ」が運営しているため、サイクリングガイドでもあるスタッフはしまなみ海道を熟知。特に自転車での長距離の旅行が初めてという方は、しまなみ海道走破サイクリングのスタート前にこうした宿泊施設に泊まって情報収集するのはアリだと思います。そもそもゲストハウスは苦手…という方には向かないかもしれませんが、ドミトリーには女性専用もあり、ひとりでも宿泊しやすいのも嬉しいところ。素泊まりの宿ですが、今治の町には焼豚玉子飯や今治鉄板焼き鳥などのお店がたくさんあるので、夕飯などは困らないはずです。

シクロの家のクチコミ
思っていたよりもこじんまり。とにかくしまなみ海道サイクリングの情報量がすごい。
おすすめされた焼き鳥屋や銭湯もいい雰囲気で、今治に滞在することにしてよかったです。
消灯時間などがキッチリ厳しめ。同室の人はみな朝早くから出発していった。

ゲストハウスしまなみゲストハウス シクロの家
住所今治市北宝来町1-1-12
電話0898-35-4496
特徴サイクリング拠点の駅前ゲストハウス

初心者の方で今治をスタートにするなら「シクロの家」に前泊するのがおすすめです。『しまなみ島走BOOK』の著者、宇都宮一成さんらが経営するサイクリングプロフェッショナルなゲストハウスです♪

今治駅周辺のおすすめ宿泊施設

しまなみ海道サイクリングのスタートやゴール地点として宿泊することが多い、今治駅周辺のおすすめホテルやゲストハウスはこちらのウェブページにて詳しくご紹介しています。ぜひご参考になさってください。

サンライズ糸山(今治)

【写真】しまなみ海道の宿泊施設:今治市サイクリングターミナル・サンライズ糸山の外観
今治市サイクリングターミナル・サンライズ糸山

しまなみ海道のサイクリングをサポートする宿 来島海峡大橋の今治側のふもとにあるサイクリングターミナル「サンライズ糸山」は、レンタサイクルターミナルとしてだけでなく宿泊施設としても利用することができます。サンライズ糸山はレストランや売店も併設。来島海峡の絶景を望め、リーズナブルな価格帯で宿泊できるとあって、しまなみ海道サイクリングでよく利用される宿泊施設となっています。サイクリング前日の宿泊など、朝すぐにレンタサイクルを借りて来島海峡大橋へ行けるという面では好立地ですね。

サンライズ糸山のクチコミ
宿泊者は部屋まで自転車持込めます。
部屋にバス無しだけど、大浴場有り。朝風呂はありません。
来島大橋が目の前に見える眺望が最高です。

ホテル今治市サイクリングターミナル・サンライズ糸山
住所愛媛県今治市砂場町2-8-1
電話番号0898-41-3196
特徴レンタサイクルターミナル併設の拠点施設

お宿ぽんぽこ(大島)

【写真】しまなみ海道の宿泊施設:サイクルレスキューでもあるお宿ぽんぽこ
大島のお宿ぽんぽこ

しまなみ海道のサイクリングをサポートする宿 「お宿ぽんぽこ」は、しまなみ海道・大島の西側外周コース沿い、「よしうみバラ公園」近くにあるカフェ併設の民宿です。大島へ移住したご夫婦が、立派な瓦の一軒家民家を改装して経営、宿泊業は2017年から始められています。ご主人もサイクリストで、このお宿ではサイクリングトラブルの出張レスキューや修理対応のサービスも展開されています。直接予約の宿泊者だと大島内の出張レスキューの出張料は無料。1日2組限定の宿ですが、何かと不安なことも多い女性の自転車旅行のサポートを打ち出していて、女性ひとりでも宿泊OK。徒歩圏内にはほとんど飲食店がないエリアなので、2食付きでの宿泊がおすすめですね。地元の海の幸のほか、事前に予約すれば庭先でバーベキューもできるそうです。

ぽんぽこのクチコミ
古い民家だが広々としていて隅々まで清潔。ゆったり過ごせました。
お宿のご夫婦がとても親切で、ゲストを喜ばそうとするこころをとても感じました。
ご飯もとても美味しくて量も多いのでお腹いっぱいたべれます。

民宿お宿ぽんぽこ
住所今治市吉海町福田1252-1
電話0897-72-8808
特徴出張レスキューサービスも展開する民家宿

WAKKA(大三島)

初心者のしまなみ海道サイクリングに特にオススメ!

【写真】しまなみ海道の宿泊施設:大三島のサイクリングをサポートするホテルWAKKA
大三島のWAKKA
Booking.com

しまなみ海道のサイクリングをサポートする宿 「WAKKA」は、大三島の井口港近く、しまなみ海道の多々羅大橋を望む海沿いの広い敷地に2020年にオープンしたサイクリング複合施設です。お洒落な和室と洋室を備えたコテージに宿泊できるほか、グランピングができるドームテントや、気軽に泊まれるドミトリーなど、宿泊タイプも旅のスタイルに合わせていろいろと選べます。宿泊でない方も利用できるカフェも併設していますが、宿泊だとプライベートなデッキで海を眺めながら地元食材のバーベキューが楽しめます。レンタサイクルや出張修理などのサイクリングサポートもかなり充実していて、自転車旅行者ビギナーでも安心して、しまなみ海道サイクリングにでかけることができます。オーダーメイドのツアーやサイクリングサポートも展開されています。

WAKKAのクチコミ
愛車とここまで施設を堪能できるとこは他にはなさそう。
素晴らしい景色が見える最高のロケーション。
施設全体に清潔感があり建造物のデザインもオシャレで素敵です。

コテージ・グランピングWAKKA
住所今治市上浦町井口6691-1
電話0897-72-8705
特徴サイクリングを総合的にサポート

輪空(生口島)

【写真】しまなみ海道の宿泊施設:生口島のお宿輪空、目の前のフォトスポット
輪空、目の前のフォトスポット

しまなみ海道のサイクリングをサポートする宿 「ちいさなお宿Link 輪空」は生口島の外周コースにあるサイクリストニーズに特化した民宿です。2013年にオープンしました。4部屋で最大6名まで宿泊できるこのお宿「輪空」は海に面している立地で、リビングやテラスからの瀬戸内海の景色がとても気持ちいいと評判です。周辺には飲食店やコンビニなどもないので、素泊まりではなく1泊2食付きが基本で手料理が楽しめます。ご夫婦で経営されていて、旦那さんは自転車のインストラクター。宿泊者向けにロードバイクのレンタサイクルもあり、ガイドツアーは生口島と大三島を走るしまなみ体験ツアーから、オーダーメイドツアーまで。毎年のようにやってくるサイクリストのリピーターも多いです。佐川急便の手荷物当日配送サービス「しまなみ海道手ぶらサイクリング便」の提携宿泊施設でもあるので、今治や尾道の宿泊施設から当日中に手荷物を送ることもできます。

輪空のクチコミ
絶景コースのアドバイスを頂き、とても想い出に残る旅行が出来ました。
凄くアットホームで、景色も料理もとても良いです。
瀬戸内海の朝日・夕凪・海蛍が楽しめるロケーション。

民宿ちいさなお宿Link 輪空
住所尾道市瀬戸田町宮原2317-10
電話0845-28-0633
特徴ガイドツアーもあるオーシャンビューの民宿

ゲストハウス汐風(生口島)

【写真】しまなみ海道の宿泊施設:生口島の新しいゲストハウス汐風
生口島の新しいゲストハウス汐風

しまなみ海道のサイクリングをサポートする宿 「サイクルゲストハウス汐風」は、2023年6月にオープンしたサイクリストをターゲットにした生口島にあるゲストハウスです。もともとデイサービスやグループホーム「汐風」をされている場所にて、旅行者が宿泊できるゲストハウスタイプの宿泊施設を開業されました。1泊2日のサイクリングにも利用しやすい生口島という立地で、サイクリングのニーズに対応した低料金のホステルとして、島での宿泊の新たな選択肢のひとつになると思います。

ゲストハウスサイクルゲストハウス汐風
住所尾道市瀬戸田町林1286-11
電話0848-46-7575
特徴自転車と宿泊できるゲストハウス

しーそー(向島)

【写真】しまなみ海道の宿泊施設:尾道水道を一望できる丘の上にある宿しーそー
尾道水道を一望できる丘の上にある宿しーそー

しまなみ海道のサイクリングをサポートする宿 「尾道やすらぎの宿しーそー」は、しまなみ海道の向島(屋号に尾道とあるのは向島は尾道市だからでしょうか)にあるペンション風の宿泊施設です。2017年オープン。尾道水道を挟んで向島側の小高い丘の上にあるので、目の前に尾道の町が見えます。特に夜は尾道の町が尾道水道に映る夜景が美しいと評判です。和室や洋室の個室のほか、合宿などの大人数のグループであれば大広間で雑魚寝する格安のプランもあります。オーナーさんはサイクリストで、独自に本格的なロードバイクやクロスバイクのレンタサイクルサービスを展開するなどサイクリングサポートも行っています。

しーそーのクチコミ
親戚の家に遊びに来たような、ホッとする宿。
小高い丘の上にあるので登る必要あり。その分、尾道の夜景が素敵でした
バイクラックがロビーに完備されて安心して休む事が出来ました。

ペンション・ホテル尾道やすらぎの宿しーそー
住所尾道市向島町84-2
電話0848-51-7968
特徴サイクリングサポートもする尾道の夜景が美しい宿

Hotel Cycle(尾道)

【写真】しまなみ海道の宿泊施設:ホテルサイクルが入る尾道のOnomichi U2
Onomichi U2のHotel Cycle
Booking.com

しまなみ海道のサイクリングをサポートする宿 「Hotel Cycle」は、尾道の港にあった倉庫を改装して作られた複合施設「Onomichi U2」内に併設されているサイクリスト向けの宿泊施設です。自転車に乗ったままチェックインできたり、自分の自転車を部屋まで運び入れてディスプレイできたりするコンセプトのホテルで、まだしまなみ海道のサイクルツーリズムが途上だった2014年の開業当時とても話題になりました。尾道駅や尾道港からも近いので、しまなみ海道サイクリングのスタートやゴールとしても良い立地です。Onomichi U2にはこのホテルのほか、レストランバー、ベーカリー、雑貨店、自転車店GIANTストアなどが入っており、宿泊でない方も利用できるエリアも広いです。

Hotel Cycleのクチコミ
シックなインテリアで、スタイリッシュな内装。
向島へのフェリーも近く、しまなみ海道サイクリングにアクセス抜群です。
部屋から外が見えないのでちょっと閉塞感があります。

ホテルHotel Cycle
住所尾道市西御所町5-11
電話0848-21-0550
特徴サイクリストフレンドリーなコンセプトホテル

 

推しガイドブックをチェック♪

【書影】しまなみ海道サイクリングのガイドブック「しまなみ島走BOOK」など

ガイドブック島走BOOKシリーズ 超定番ですがやはり「しまなみ島走BOOK」シリーズは推しです。自転車で世界一周した地元のサイクリングガイド・宇都宮一成さんという方が書かれている自転車旅行者目線の本格的なガイドブックや地図で、たびたび改訂版も出ています。書店にはなかなか出回っていないのですが、Amazon.co.jpで出版元から購入できます。しまなみ海道サイクリングに興味を持ったらまずは最新版を手元に取り寄せておくといいですよ♪

自分で計画するのが好きな人は『しまなみ島走BOOK』、計画が苦手な人には『しまなみ島走PLAN』がおすすめです。

 

しまなみ自転車旅の宿

宿泊施設のサイクリングニーズ対応 滞在中に自転車を安全に保管でき、自分の自転車の発送取次ができるなど、しまなみ海道サイクリングのニーズに対応したサイクリストフレンドリーな宿泊施設「しまなみ自転車旅の宿」という仕組みに登録されています。

【写真】しまなみ海道の宿泊施設:旅館に宿泊するイメージ

この仕組みのおかげで、しまなみ海道のほとんどの宿泊施設では、自転車をそのまま部屋まで持ち込めたり、敷地内の安全なスペースに駐輪できたりします。私も自転車ツーリングの旅先でホテルや旅館に宿泊する時に、屋外の雨ざらしのスペースに駐輪するしかなく、宿泊中も不安だったことが多々あるのでこれだけでも本当に有難いんです。

宿泊中の自転車保管場所のタイプなどサイクリストのニーズに合わせた情報も分かるのがいいですね!


しまなみ海道の中間地点で一泊

走破プラン向きの島の宿泊施設 しまなみ海道で一般的な2日間かけて今治~尾道間を走破する旅。途中の島で一泊となると大三島または生口島あたりがちょうど中間地点になります。最近はビギナーも上級者でも2日ほどかけてしまなみ海道をサイクリングする方が増えたこともあり、この大三島・生口島エリアには新しいゲストハウスや一棟貸しの宿なども続々とオープンしています。中でも個人的にオススメの宿をいくつかピックアップしてみます。

素泊り茶房 トマリギ(大三島)

【写真】しまなみ海道の宿泊施設:大三島のゲストハウス素泊り茶房トマリギ
素泊り茶房トマリギ

しまなみ海道の中間地点の宿 「大三島 素泊り茶房 トマリギ」は、薬剤師のご夫婦が経営する2019年オープンのゲストハウス。2名用の畳の個室部屋や快適な広めのカプセルドミトリーなどがあり、共有スペースも居心地が良いと評判です。島の中心地・宮浦地区の集落にあるので、有名な大山祇神社へも徒歩10分程度と大三島観光にとても便利な立地。My自転車でしまなみ海道を走るサイクリストには、滞在中に自転車を屋内の専用駐輪スペースにて保管できるのも嬉しいところです。周辺にはいくつかの飲食店のほか、コンビニエンスストアもスーパーマーケット、温浴施設も徒歩圏内にあるので、早めの時間にチェックインするようにすれば素泊りでも素敵な大三島滞在体験になると思います。

トマリギのクチコミ
宿泊者のニーズを捉えた繊細で無駄のないデザイン。
土間は居心地がよく、お茶をいただきながらのオーナー夫妻との会話が楽しかったです。
「個室かっ」ってくらい想像以上にドミトリーが広い。

ゲストハウス大三島 素泊り茶房 トマリギ
住所今治市大三島町宮浦88
電話080-8493-5416
特徴大三島観光にもいい立地のゲストハウス

OHANA in 御島(大三島)

【写真】しまなみ海道の宿泊施設:大三島のOhanaゲストハウス
エコロジーなゲストハウスOHANA
Booking.com

しまなみ海道の中間地点の宿 「OHANA in 御島」は、「トマリギ」と同じく大三島・宮浦の観光や滞在に便利な立地のゲストハウスです。しまなみ海道の島エリアでは、初めてできたゲストハウスタイプの宿泊施設で、2016年のオープン当初から1泊2日のサイクリングを支えています。当時、大三島や生口島には老舗の旅館や民宿しかなかったので、OHANA in 御島のオープンはとてもセンセーショナルでした。元々東京の三軒茶屋でオーガニックなショップとカフェ「ふろむあーすカフェオハナ」をやっていたご夫婦が島へと移住して開業。オーガニックな素材にこだわったカフェやショップも併設していて、ちょっと不思議な世界観で手作り感のあるエコロジーなゲストハウスです。

OHANAのクチコミ
気さくなスタッフがいて、必要な機能は全てある。
ヒッピーな感じで清潔なホステル。
大山祇神社近くで最もリーズナブルな価格で宿泊できるゲストハウスです。

ゲストハウスOHANA in 御島
住所今治市大三島町宮浦5341
電話0897-82-0023
特徴エコロジー&オーガニックなゲストハウス

旅館さわき(大三島)

初心者のしまなみ海道サイクリングに特にオススメ!

【写真】しまなみ海道の宿泊施設:大三島のサイクリストフレンドリーな旅館さわき
サイクリストにも人気の旅館さわき
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しまなみ海道の中間地点の宿 「旅館さわき」は、大三島の宮浦地区で、サイクリングのサポートにも特に力を入れている自転車旅行者に人気の老舗旅館です。Eバイクのレンタサイクルサービスも展開しているほか、旅館の屋内に自転車保管の専用スペースがあり整備ツールも完備されています。海の幸をたっぷりと楽しめる夕飯もサイクリストにとても評判です。大山祇神社へもすぐ行ける立地で、クラフトビールの大三島ブリュワリーや海水温浴の楽しめるマレーグラッシアも徒歩圏内。しまなみ海道2日間のサイクリングで、大三島での滞在を最大限に満喫できる旅館だと思います。

さわきのクチコミ
夕食も朝食もとにかく海の幸が新鮮さを感じられ、美味しかったです。
オーナーさんの人柄と料理の素晴らしさに大満足でした。
旅館の建物は古いですが、清潔でとても心地良かった。

旅館旅館さわき
住所今治市大三島町宮浦5460
電話0897-82-0153
特徴サイクリスト向け設備も完備した老舗旅館

しまなみ海道サイクリングの中間地点の宿泊で、個人的なオススメは「旅館さわき」です。昔ながらの旅館ですが、とても綺麗でサイクリストに優しく、海の幸を堪能できる食事が最高です。

I-Link(大三島)

【写真】しまなみ海道の宿泊施設:ちょうど中間地点にある宿i-linkホステル
多々羅大橋に近いI-Link
Booking.com

しまなみ海道の中間地点の宿 「I-LINK HOSTEL & CAFE SHIMANAMI」は、2019年に多々羅大橋近くに海外のサイクリストをメインターゲットにした「IKIDANE HOSTEL & CAFE SHIMANAMI」 としてオープンしたカフェ併設の宿泊施設で、2021年に名前が変更されました。しまなみ海道のメインルートからもアクセスしやすく、ちょうど中間地点あたりになるしまなみ海道2日間の走破サイクリングには好立地です。大三島の宮浦方面には行かず、メインルートを中心にサイクリングする方におすすめです。一般的なホテルよりは少し簡易的な造りの個室やドミトリーに泊まることができます。周辺にコンビニエンスストアはありますが、飲食店は少ないので、夕食付きにするのがいいと思います。

I-LINKのクチコミ
泊まる部屋はシンプルな区割りスペースですが機能的。
中間の島になる大三島のルートから大きく外れない好立地のホステルです。
コンビニ徒歩で1分のところにあり、近くにコインランドリーもある。

ホステルI-LINK HOSTEL & CAFE SHIMANAMI
住所今治市上浦町井口7645-1
電話0897-72-8308
特徴多々羅大橋近くにある海外サイクリストに人気のホステル

島宿NEST(生口島)

【写真】しまなみ海道の宿泊施設:瀬戸田港近くの宿泊施設NEST
瀬戸田港近くの島宿NEST
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しまなみ海道の中間地点の宿 「島宿NEST」は、生口島の瀬戸田港近くにある古い旅館だった建物を改装して2019年にオープンしたゲストハウスです。島でのワーケーションにも利用される長期滞在プランもあり、ホームページなどで生口島の観光情報も積極的に発信されています。しおまち商店街や耕三寺、向上寺、平山郁夫美術館などの生口島の瀬戸田観光にもとても良い立地です。目の前が生口島の高根島の水道なので、海を眺めながら島ならではの滞在になると思います。

NESTのクチコミ
窓から眺める景色は瀬戸田を感じられました。
こじんまりとした雰囲気でアットホームな感じ。アメニティ充実。
瀬戸田港に近い好立地ながら、目の前の道は車通りも少なく静か。

ゲストハウス島宿NEST
住所尾道市瀬戸田町瀬戸田134
電話070-9119-2410
特徴瀬戸田観光にいい立地の個室ゲストハウス

住之江旅館(生口島)

【写真】しまなみ海道の宿泊施設:生口島の歴史がある老舗旅館住之江
歴史ある住之江旅館

しまなみ海道の中間地点の宿 「住之江旅館」は、100年以上の歴史がある伝統的な建築と美しい庭園がある瀬戸田港すぐそばの老舗旅館です。食事も生口島ならではのタコ料理が美味しいと評判。大林宣彦監督の映画『転校生』(1982年)のロケ地としても知られ、尾美としのり演じる斉藤一夫と小林聡美演じる斉藤一美が生口島への逃避行で団体客に紛れて宿泊することになった旅館として登場していますよ(おすすめの映画です)。

住之江旅館のクチコミ
自家製ポン酢でいただく鯛の酒蒸しが絶品でした。
都会の喧騒を離れ、静かな瀬戸内の島で心行くまで寛ぐことができる宿。
風情のある昔ながらの旅館で心身ともに癒やされた。

旅館住之江旅館
住所尾道市瀬戸田町瀬戸田264-3
電話0845-27-2155
特徴映画『転校生』のロケ地になった老舗旅館

 

大林宣彦監督の映画、尾道三部作

【映画パンフ】大林監督の尾道三部作「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」

尾道出身の映画監督、大林宣彦さんの映画『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』は尾道三部作と呼ばれる名作です。しまなみ海道や尾道観光に来る前に鑑賞しておくと、旅がより味わい深いものになると思います。

グランドーム(生口島)

【写真】しまなみ海道の宿泊施設:生口島のグランピング施設グランドーム瀬戸内しまなみに宿泊
生口島でグランピング

しまなみ海道の中間地点の宿 「グランドーム瀬戸内しまなみ」は、生口島の外周コースに2021年にオープンしいたグランピング施設です。目の前がすぐに海という絶景ロケーションで、解放感のあるかなりお洒落なドームテントに泊まる宿泊体験はまさに非日常。周辺に飲食店やスーパーマーケットなどがないので、夕飯に豪華にバーベキューができる2食付きプランを選ぶのがいいと思います。

グランドームのクチコミ
食事付き(BBQ)プランでしたが食べ切れないくらいのボリューム。
プラス料金で焚き火の薪が買えて、おすすめ。ロケーションも抜群。
21時消灯なので、それ以降は静かに過ごさないといけません。

グランピンググランドーム瀬戸内しまなみ
住所尾道市瀬戸田町宮原1491-5
電話メールでの問い合わせのみ
特徴海の見える絶景ロケーションでグランピング

【ちょっとBreak】自転車旅の前にぜひ読んでみて♪

自転車旅の魅力って何でしょう?バス旅行やパックツアー、観光地を訪れる旅行とは違う魅力がある気がします。そんな自転車旅行やサイクリングの楽しさを、改めて再認識させてくれるコミックエッセイ『おりたたみ自転車はじめました』を、ぜひ、しまなみ海道に来る前に読んでみて下さい

【書影】おりたたみ自転車はじめました(星井さえこ著)
【書影】おりたたみ自転車と旅しています(星井さえこ著)

著者は、折りたたみ自転車でサイクリングや自転車旅行をされている工業デザイナー、星井さえこさん。この本『おりたたみ自転車はじめました』の中、「週末が待ち遠しくなる6コース」の「コース6」で、しまなみ海道サイクリングの様子が出てきます。新刊『おりたたみ自転車と旅しています』も発売されましたよ!

『おりたたみ自転車はじめました』は、可愛らしくも緻密なイラストレーションも、とても魅力的です。自転車旅行の楽しみ方が、より一層イメージしやすくなること、間違いありません。

 


個性的な宿泊施設

しまなみ海道ならではの宿泊施設 しまなみ海道ならではのゆったりとした時間を楽しんだり、ここにしかない風景を楽しめたり様々な体験をできる宿泊施設もたくさんあります。また、歴史的な建物や古民家を改築した宿の素敵な雰囲気の中での宿泊体験は、瀬戸内のいい思い出になるに違いありません。中でも個人的にオススメの宿をいくつかピックアップしてみます。

大潮荘(今治)

【写真】しまなみ海道の宿泊施設:来島海峡を望む大潮荘
オーシャンビューが美しい大潮荘

しまなみ海道ならではの宿泊施設 「大潮荘」は、来島海峡を見下ろす小高い丘の上にある絶景の旅館です。どの部屋からも来島海峡大橋とオーシャンビューが見えます。建物の屋上には、だれでも登ることができる展望台があるほど。来島海峡大橋の登り口にとても近い立地なので、サンライズ糸山でレンタサイクルを借りたり返したりという予定の方にもいいかもしれません。今治駅からは離れた場所にあるため、アクセスの手段は事前に確認しておく必要があります。

大潮荘のクチコミ
部屋から海や行き交う船を見ながら、ゆったりとした時間を過ごせました。
舟盛りのお刺身はどれも美味しく、特にアワビが新鮮そのもの。
大浴場がないが、部屋のお風呂が大きめなので、個室でゆったりできた。

ホテル・旅館大潮荘
住所今治市小浦町2-5-1
電話0898-41-9537
特徴来島海峡の絶景が望める高台の旅館

グランルーク(馬島)

【写真】しまなみ海道の宿泊施設:馬島にあるグランピング施設グランルークしまなみに宿泊
グランルークしまなみのドームテント
Booking.com

しまなみ海道ならではの宿泊施設 「グランルークしまなみ」(旧グランルーク馬島)は、来島海峡大橋の真ん中あたりにある島、馬島にあった「民宿みはらし」跡地に2020年にオープンしたグランピングドームテント併設のホテルです。馬島へは来島海峡大橋の上から自転車ごとエレベーターで降りることもでき、海を目の前にオシャレなテントでの宿泊は、しまなみ海道ならではの特別な体験になるはずです。来島海峡は瀬戸内海の重要な航路なので、あらゆる船が近くを通り過ぎていきます。かなりの急流なので泳ぐことはできませんが、美しいビーチと海が広がっています。

グランルークのクチコミ
オールインクルーシブなのでお酒も飲み放題でぜいたくな気分を味わえた。
別料金でE-BIKEをレンタルして、来島海峡大橋と亀老山展望台を楽しめました。
グランピングのコクーンハウスが清潔感に溢れ、お洒落で最高だった。

ホテル・グランピンググランルークしまなみ
住所今治市馬島1006
電話0898-22-1101
特徴来島海峡の島でグランピング

結乃屋MITSUBACHI(大島)

【写真】しまなみ海道の宿泊施設:大島のカフェレストラン併設の民宿結乃屋みつばち
結乃屋MITSUBACHIに宿泊

しまなみ海道ならではの宿泊施設 「結乃屋MITSUBACHI」は、大島の東海岸にあるカフェレストラン併設の民宿。もともと大島の外周コース、現在よりも北の方にポツンと建っていた青色が印象的な一軒家でやっていた食堂「食堂みつばち」が僻地ながら大人気でした。ひとつ小さな峠を登らなくてはいけませんが、以前より自転車でもアクセスしやすい立地になり、目の前は砂浜という大島の美しいオーシャンビューが最高です。食事だけでなく、宿泊もできるようになったことで、より島の暮らしを感じられる滞在になると思います。

結乃屋のクチコミ
海からのぼる朝日が見れる最高のロケーションと温かいおもてなしに大満足。
穏やかで笑顔素敵なご夫婦が経営されています。
目の前の海でも遊べて、豊かな休日のひとときを過ごせました。

民宿結乃屋MITSUBACHI
住所今治市吉海町南浦825
電話0897-72-8345
特徴目の前にビーチが広がる大島の民宿&カフェ

とこのま(弓削島)

【写真】しまなみ海道の宿泊施設:ゆめしま海道の弓削島にあるゲストハウスとこのまに宿泊
弓削島のとこのまに滞在
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しまなみ海道ならではの宿泊施設 「ゲストハウスとこのま」は、しまなみ海道のとなり、ゆめしま海道の弓削島にあるドミトリーと個室を備えた和風建築のゲストハウスです。弓削島はしまなみ海道の島とは橋で繋がっていないため、船でしかいけない離島です。離島ではあるのですが、弓削商船高等専門学校があるので活気があり、スーパーマーケットやコンビニもある便利な面も持ち合わせています。離島の良さと町の良さのバランスがいい弓削島は、島での宿泊が初めてでも滞在しやすい島だと思います。2022年の3月には岩城橋が開通し、ゆめしま海道が全通するので、より注目度があがるエリアだと思います。

とこのまのクチコミ
とにかく隅々まで清掃が行き届いて清潔感のある民家です。
共用キッチンや乾燥機付きランドリー、シャワールームなど必要なものは全てあり。
徒歩数分で弓削島の東海岸、西海岸にでられる立地。

ゲストハウスゲストハウスとこのま
住所越智郡上島町弓削下弓削299
電話080-6492-0084
特徴ゆめしま海道の離島にあるゲストハウス

穂満旅館(因島)

【写真】しまなみ海道の宿泊施設:因島のレトロ宿泊施設の穂満旅館
因島のかなりレトロな旅館

しまなみ海道ならではの宿泊施設 決して万人受けとは言えないかもしれませんが、レトロ旅館が好みの方ならきっとキュンキュンするお宿だと思います。「穂満旅館」は、因島の土生エリアの少し外れにある木造の旅館で、外観は植物に覆われており独特な雰囲気を放っています。小さな中庭なども古き良き渋めの料亭の趣きがあります。

穂満旅館のクチコミ
食事は部屋食。かなり風情があるので古くからの旅館好きには良いです。
全体的に暗めの照明で,落ち着いて過ごせる。
古い建物ながらどこを見ても使っても清潔にされていて驚きです。

旅館穂満旅館
住所尾道市因島土生町新生区1818-6
電話0845-22-0323
特徴植物に覆われた木造のレトロ料亭旅館

白滝山荘(因島)

しまなみ海道サイクリング旅のお宿に特にオススメ!

【写真】しまなみ海道の宿泊施設:有形文化財の洋館に泊まる因島ペンション白滝山荘に泊まる
白滝山荘の洋館に泊まる

しまなみ海道ならではの宿泊施設 「いんのしまペンション白滝山荘」は因島のフラワーセンターの奥の坂道を登った先にある宿泊施設です。自転車だとけっこう急な坂道ですが、登る価値は絶対にあります。山荘という名前ですが、洋風の建築。日本で数多くの西洋建築を手がけたウィリアム・ヴォーリズが建築したファーナム邸がペンションになっています。白滝山のふもとにある有形文化財に指定されている歴史的な建物に泊まれちゃうんです。

白滝山荘のクチコミ
建物を非常に大切に使われ、ご家族の温もりが伝わってくる良いお宿。
外観だけでなく、屋内にも至るところに往年の雰囲気が感じられました。
家庭的な料理も美味しいペンション。

ペンションいんのしまペンション白滝山荘
住所尾道市因島重井町1233
電話0845-25-0068
特徴有形文化財の洋風建築ペンション

しまなみ海道の女子旅におすすめなのは、因島の「白滝山荘」です。おとぎ話に出てくるような可愛い洋館にきゅんきゅんします。

ゲストハウス尾道ポポー(向島)

【写真】しまなみ海道の宿泊施設:向島にあるゲストハウス尾道ポポー
向島にある尾道ポポー
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しまなみ海道ならではの宿泊施設 「ゲストハウス尾道ポポー」は、尾道と言っても尾道市街地から狭い海を挟んだ向かい側の島、向島にあるゲストハウスです。ポポーとはオーナーさんが好きな果物の名前。向島のはずれのほうにある住宅街近くの丘の上にあり、島の生活感を感じることができると思います。男性と女性しっかりと分かれたドミトリーのほか、個室も充実しています。談話室や自転車の室内保管場所などもあり、旅人同士、サイクリスト同士の交流の場にもなっています。一期一会の旅の出会いを楽しみたい方におすすめの宿泊施設です。

ポポーのクチコミ
サイクリングのお勧めの道や行き方を教えて貰えて助かりました。
民家を改装して、ご家族で運営されているゲストハウス。
オーナーさんはDIYが得意なようで、訪れるたびに良くなっています。

ゲストハウスゲストハウス 尾道ポポー
住所尾道市向東町877-1
電話090-3744-2679
ホームページhttps://onomichipawpaw.com/
特徴尾道商店街にあるレトロオシャレなゲストハウス

あなごのねどこ(尾道)

しまなみ海道サイクリング旅のお宿に特にオススメ!

【写真】しまなみ海道の宿泊施設:尾道の有名ゲストハウスあなごのねどこに宿泊
有名なゲストハウスあなごのねどこ
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しまなみ海道ならではの宿泊施設 「あなごのねどこ」は、尾道の商店街にあるレトロな雰囲気の有名ゲストハウス。2012年オープン。尾道で空き家や古民家の再生・再活用を手掛けるNPO「尾道空き家再生プロジェクト」(通称空きP)が運営しています。名前の通り、鰻の寝床のように間口が狭くて奥行きの深い建物で、奥へと続く廊下は異世界に入り込んでいくようなワクワク感があります。カフェ&バーや古本屋さんも併設していて、こちらもとても人気です。

あなごのねどこのクチコミ
レトロな建物とユーモアのあるデザインが面白かったです。
商店街の中にあるので、尾道を探索する際にはとてもいい場所。
おいている漫画も読みたくなるものが多かった。

ゲストハウス尾道ゲストハウス「あなごのねどこ」
住所尾道市土堂2-4-9
電話0848-38-1005
特徴尾道商店街にあるレトロオシャレなゲストハウス

その他の宿泊パターン

鈍川温泉に宿泊

しまなみ海道で今治市周辺で、市街地以外で宿泊先の候補となる場所に「鈍川温泉」という温泉街があります。今治駅から約12kmほど離れた山里エリアにある歴史ある温泉街で、アルカリ性のぬるっとつるつるになる泉質が有名な場所です。今治駅から鈍川温泉までのルートもサイクリング推奨ルートになっていて、ブルーラインが引かれています。

【写真】しまなみ海道の宿泊施設:鈍川温泉の温泉街の入り口
鈍川温泉の温泉街の入り口

日程や体力的な余裕がある方は、この鈍川温泉もしまなみ海道サイクリングの宿泊先の選択肢に入ってくるかもしれません。日帰り入浴ができる施設や宿泊施設についても、こちらのウェブページに詳しくまとめましたので、参考になさってください。

オレンジフェリーで宿泊

全個室化されたオレンジフェリー関西航路
全個室化されたオレンジフェリー関西航路

大阪南港から愛媛県の東予港へ。オレンジフェリー関西航路は、夜に出港し早朝に到着する航路なので、関西方面にお住まいの方であれば、前泊や後泊の宿泊としておすすめです。2018年に新造船となった「おれんじ えひめ」と「おれんじ おおさか」ともに、雑魚寝の大部屋はない全客室が個室化された「動く海上ホテル」というコンセプトの船になっています。私も東予港から大阪への移動で利用してみましたが、レストランやお風呂も素晴らしく、とておも快適に過ごすことができました。


サイクリングマップ

画像をクリックすると「しまなみ海道のサイクリングマップ」ページを表示します。

【画像バナー】しまなみ海道サイクリング:Googleマイマップのサイクリングマップ
初めてのしまなみ海道&ゆめしま海道サイクリングマップ

このページではしまなみ海道サイクリングでおすすめの宿泊施設の情報をまとめて紹介させていただきました。初心者でも安心してサイクリングを楽しめるのがしまなみ海道最大の特徴です。しまなみ海道サイクリングの詳しい情報は、以下のページにまとめておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

Posted by カワイユキ