【ビギナー向け】シンプルに解説!初めてのしまなみ海道サイクリング旅行のためのガイダンス

2024年11月29日

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【タイトル】はじめてのしまなみ海道自転車旅行計画

初めてしまなみ海道サイクリングを計画する方に向けて、距離やアップダウンといった基本情報から、1日や2日で楽しむモデルコース、レンタサイクルの選び方、船やバスの交通アクセス、おすすめの観光スポットなどをシンプルなイラストでダイジェスト版としてまとめました。

ライター:カワイユキ

こんにちは。しまなみ海道在住のサイクリスト・カワイユキと申します。しまなみ海道は初心者の方でも自分のレベルに合った情報をもとに準備すれば大丈夫!自転車でゆっくり旅する魅力をお伝えします。

初心者ひとり旅でも安全・安心にサイクリングを楽しめるガイドブックを目指して作っているウェブサイトです。私の記事がもしお役に立ちましたらサポートをお願いします。なお、業者様からの掲載依頼はお断りしています。

瀬戸内しまなみ海道

広島県尾道市~愛媛県今治市

本州と四国を結び瀬戸内海を縦断するルート(本四連絡ルート)のうち、最も西側にあるのが広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」です。尾道市にある向島、因島、生口島と今治市にある大三島、伯方島、大島といった6つの島々を経由しながら海を渡るしまなみ海道は、個性的な橋々を通りながら瀬戸内の島めぐりができる風光明媚なルートとして知られています。

【イラスト】しまなみ海道自転車旅行計画:しまなみ海道の島の名前と順番

しまなみ海道には西瀬戸自動車道と呼ばれる高速道路(尾道IC~今治IC)だけでなく、自転車や歩行者、原付バイクでも通行ができるような作りになっています。自転車専用道があるという独自性を活かして、サイクリング用の道案内やレンタサイクルなどのサービスが充実。しまなみ海道は世界7大サイクリングコースに選ばれるなど、サイクリングの聖地として世界的に注目されています。

しまなみ海道の玄関口は、広島県側であればJR山陽本線の尾道駅、愛媛県側であればJR予讃線の今治駅の2か所が一般的です。どちらをスタート・ゴール地点にしてもOKで、サイクリング推奨ルートも両方からの自転車旅行に対応しています。スタート地点へのアクセスには、鉄道、飛行機、バス、フェリーなどの公共交通を組み合わせた様々な方法があります。

6つの島と6つの橋

橋と自転車専用道

しまなみ海道の6つの島には7つの橋が架かっています。今治と大島を結ぶ「来島海峡大橋」、大島と伯方島を結ぶ「伯方・大島大橋」、伯方島と大三島を結ぶ「大三島橋」、大三島と生口島を結ぶ「多々羅大橋」、生口島と因島を結ぶ「生口橋」、因島と向島を結ぶ「因島大橋」、向島と尾道を結ぶ「尾道大橋」。

【イラスト】しまなみ海道自転車旅行計画:しまなみ海道の島々と橋の名称

これら7つの橋のうち、尾道大橋を除く6つの橋には、自転車・歩行者専用道と原付バイク専用道が高速道路とは別に設置されています。なお、「尾道大橋」は一般道なので、自転車での走行も可能なのですが、専用道がなく通行できる場所が狭いため、向島と尾道の間を頻繁に行き来している渡船を利用するのが一般的です。

【イラスト】しまなみ海道自転車旅行計画:高速道路と自転車歩行者専用道

それぞれの橋の上と、橋への連絡道では、自転車専用道や専用レーンを走行します。自転車レーンは、歩行者道や原付バイク道と部分的に共用しているような作りです。それぞれの島内では、一般道に設定されたサイクリング推奨ルートを中心に、島の生活道路を進みます。

橋の通行料金

今治から尾道の間の自転車歩行者道が設置されている6つの橋には、それぞれ通行料金が設定されています。専用道は高速道路の通行料金とは別の体系になっていて、それぞれの橋を渡るときに、料金箱へ小銭で支払う方式です。現在、自転車・歩行者の通行料金無料化キャンペーン「しまなみサイクリングフリー」が継続中のため、自転車や歩行者は基本的に無料でしまなみ海道の橋を通行することができます。

距離とアップダウン

しまなみ海道のそれぞれの島ごとに、サイクリング推奨ルートは「メインルート」と「外周ルート」の2つが設定されています。体力や経験値などのレベルや、旅行者の興味、日程にどれくらい余裕があるかなどによって、様々なルートを取ることができます。また、今治~尾道間を全て走り抜けるサイクリングプランから、一部の島だけをサイクリングするようなプランまで幅広い楽しみ方ができるのもしまなみ海道の特徴です。

【イラスト】しまなみ海道自転車旅行計画:尾道駅から今治駅までのサイクリングロードの距離

しまなみ海道サイクリングのスタート地点として一般的な、尾道駅~今治駅間の最短ルートの距離は80㎞ほどです。各島で外周コースやヒルクライムコースなども組み込むことで、200㎞以上の長距離縦断コースも取ることができます。日程や体力、興味などに応じて、最適なサイクリングプランを見つけてみてください。

【イラスト】しまなみ海道自転車旅行計画:サイクリングロードは意外とアップダウンがある

また、しまなみ海道のそれぞれの橋では、数十メートルの高さまで坂道を登ることを繰り返します。ルートにもよりますが、島の中にも数十メートルの高さの峠がいくつかあるので、思いのほかアップダウンがあったという感想の方が多いようです。峠が多い上級者向けルートなどは事前に確認しておくと安心ですね。

充実したサイクリング環境

初心者にも推せる理由

しまなみ海道サイクリングロードの今治~尾道の全長は最短でも70~80kmと、初めて自転車旅行をする方にとっては決して短い距離とは言えません。しかしながら、ブルーラインや地図看板の整備、乗捨てがしやすい柔軟なレンタサイクルの仕組み、休憩ポイントのサイクルオアシス、パンクなどのトラブル対応サービスなど、初心者の方でも長距離のサイクリングに挑戦しやすい環境がかなり整っています。

【イラスト】しまなみ海道自転車旅行計画:初心者サイクリングにも安心のサポートシステム

しまなみ海道サイクリングの情報は、初心者向けのものから上級者の走行記録まで様々なものが混在しています。自分のレベルにちょうどあった適切な情報を集めることで、無理なく安全に楽しい自転車旅行ができると思います。私のウェブサイトでは、基本的には初めてのスポーツ自転車、初めての長距離自転車旅行という方に向けて執筆を心掛けています。

所要時間

1時間に進める距離

初心者から上級者まで幅広くサイクリングを楽しむことができるしまなみ海道では、体力や自転車の車種、そもそものサイクリングの楽しみ方などによっても、所要時間は○○時間!と言いにくいという側面があります。とは言っても、初めての長距離自転車旅行だと、自分がどれくらいのペースでサイクリングできるのか、平均的にはどれくらいのペースでサイクリングできるのか、あらかじめ知っておきたいものです。

【イラスト】しまなみ海道自転車旅行計画:初心者サイクリングで1時間に進める距離と所要時間

レンタサイクルでクロスバイクという車種を借りて、しまなみ海道を走り抜けるような長距離サイクリングをする場合、観光もしながらのんびりペースと考えると1時間に10㎞ほど進めると計算するといいかなと思います。ハイペースで体力に自信がある方なら、1時間に15㎞ほどでしょうか。しまなみ海道で初めて自転車旅行に挑戦する方に、所要時間の目安としての参考値です。

追い風と向かい風

また、サイクリングではどちらの方向からどれくらいの強さの風が吹いているかによる影響を大きく受けることが知られています。しまなみ海道を縦断する場合、追い風なのか向かい風なのかによってだいぶ所要時間にも差が出てきます。今治を出発したほうが追い風の恩恵を受けやすいとよく言われますが、気象庁の気象データからしまなみ海道の風について詳しく調べてみました。

モデルコース

1泊2日でしまなみ海道踏破

【イラスト】しまなみ海道自転車旅行計画:2日間で今治~尾道を走り抜けるサイクリングプラン

縦断するとなると最短でも70~80㎞になるしまなみ海道サイクリングロード。初めての自転車旅行でレンタサイクルを借りて、観光もしながらという場合には、途中の島で一泊するなどして2日間ほどで走り抜けるのが定番となっています。もちろん、初めての方でも1日で走破する方もいますが、急ぎ足の旅行となりがちです。今治~尾道を走り抜けたいという方であれば、2日以上かける自転車旅行をおすすめします。

1日~半日でサイクリング

もちろん、2日以上かけないとしまなみ海道サイクリングは楽しめないという訳ではありません。1日での走破は達成感もありますね。また、途中の島でも借りたり返したりできるレンタサイクルの特性をいかして、バスの路線や船の航路を活用することで、1日~半日でも存分にしまなみ海道サイクリングを楽しめるモデルコースも様々にとることができます。

【イラスト】しまなみ海道自転車旅行計画:1日でしまなみ海道をサイクリングするプラン例

数時間でしまなみ海道の良い所取りをできるサイクリング体験的なプランから、行けるところまで行ってみる自由な1日サイクリング、興味を持った幾つかの島々にフォーカスして旅をしてみるプランなど、半日や1日でも楽しめるサイクリングプランも無限大。組み合わせ次第であなたにピッタリの自転車旅行にアレンジすることができますよ。

公共交通

路線バスや高速バス

しまなみ海道には鉄道は通っていないのですが、高速道路で繋がっており各島にはインターチェンジも設置されているので、高速バスや路線バスが主な公共の交通手段となっています。自分の自転車を持参している場合にはバスへの積載が難しいこともありますが、レンタサイクルであれば、返却後の移動手段として活用できるかもしれません。

【イラスト】しまなみ海道自転車旅行計画:しまなみ海道サイクリングでバスを活用

島や県を越えて中~長距離を移動できる高速バスのほか、いくつかの島や島の中を巡る路線バスまでさまざまなバス路線があります。いくつものバス会社により様々な路線が運行されているので、初めて訪れる方にはわかりにくい面もあると思いますのでバスの情報をまとめてみました。

今治駅前のバスターミナル

しまなみ海道サイクリングで利用されることが多い、今治駅前のバス停とそれぞれの路線の乗り場、乗車チケットの売り場などをまとめました。

フェリーや旅客船

しまなみ海道の橋がかかる以前は、船が唯一の島間の移動手段でした。しまなみ海道が開通後は、かなりの数の航路が高速バスや路線バスに置き換わっていますが、いくつかの航路はまだ残っており、島に住む方々の大切な移動手段のひとつとなっています。

【イラスト】しまなみ海道自転車旅行計画:しまなみ海道サイクリングで船の航路を活用

自転車をそのまま積載できるような航路も多く、自転車旅行と船の旅は相性がいいんです。しまなみ海道サイクリングのショートカットや、よりディープな自転車旅行に活用できるフェリーや旅客船の航路をまとめてみました。

レンタサイクル

自転車を借りる方法

しまなみ海道で最もよく利用されているのが、しまなみジャパンが指定管理となっている公共のレンタサイクル「しまなみレンタサイクル」です。今治~尾道のエリアに10か所程度のレンタサイクルターミナルが設置されていて、どこでも自転車を借りたり返したりすることができます。途中リタイヤなどもしやすいこのレンタサイクルのサービスは、しまなみ海道サイクリングの楽しみ方を大幅に広げています。

【イラスト】しまなみ海道自転車旅行計画:レンタサイクルターミナルと公共交通アクセス

また、最近では公共のレンタサイクル以外に、民間の自転車ショップやレンタサイクル業者、旅行会社などが独自のレンタサイクルサービスを展開しています。乗捨ての不便さなどはありますが、特色あるサービスを展開されているので、様々な車種の自転車を借りることができたり、より安心感のあるサポートを受けられたりします。

今治駅前サイクリングターミナル

しまなみ海道の公共のレンタサイクルターミナルのうち、立地の良さや自転車のクオリティからよく利用されることが多い今治駅前サイクリングターミナルの情報をまとめました。2020年に新設された綺麗なレンタサイクルターミナル、鉄道やバス路線との相性もいいです。

サンライズ糸山への行き方

今治市街地周辺にあるもうひとつの公共のレンタサイクルターミナル「サンライズ糸山」では、クロスバイクやシティサイクル以外の様々な車種のレンタルも扱っていて台数も多いので、電動アシスト自転車や子ども用自転車を借りる方などに利用の多いターミナルです。今治駅からは6㎞ほど離れた立地なので、公共交通を使ったアクセス方法などをまとめました。

ロードバイクを借りる

しまなみ海道サイクリングでは、スポーツ自転車が初めてという方にはクロスバイクという乗りやすい車種の自転車が一般的です。公共のレンタサイクルで貸し出しているスポーツ自転車もほとんどがこのクロスバイクタイプです。一方、中~上級者の方には、よりスピードが出て行動範囲も広がるロードバイクのレンタルが人気です。しまなみ海道のいくつかの自転車ショップでは、本格的なロードバイクの貸出サービスもあるので、自分の自転車を持参することが難しい方やロードバイクに乗ってみたい方などにおすすめです。

尾道で自転車を借りる

しまなみ海道の2つのスタート地点のうちでは、今治駅周辺よりも尾道駅周辺の方が、民間のレンタサイクルサービスを展開している業者の数が多いです。つまり選択肢が多いです。レンタサイクルの業者によって、借りることができる自転車の種類や貸出料金、乗捨ての方法などがかなり違いますので、それぞれ比較検討して、自分にぴったりのレンタサイクルサービスを見つけてみてください。

今治で自転車を借りる

一方、しまなみ海道のもうひとつのスタート地点、今治で自転車をレンタルする方法はこちらのウェブページにまとめました。今治駅前には新しく綺麗なサイクリングターミナルが完成し、多くの自転車旅行者がここでレンタサイクルを借りてしまなみ海道へと向かいます。サンライズ糸山も、中央レンタサイクルターミナルとして、様々な車種のレンタサイクルをリーズナブルな料金で提供しています。

電動アシスト付き自転車を借りる

体力に自信がない方や、パートナーと体力差がある場合など、電動アシスト付き自転車を借りるというのも一つのアイデアです。クロスバイクやシティサイクルのレンタサイクルと比べると、乗捨てや連続貸出可能日数などに制約がありますが、サイクリングプランによっては電動アシスト付きを借りることでより楽しい自転車旅になることもあると思います。

シェアサイクルを利用する

しまなみ海道には、まだステーションの数は多くないものの、Helli Cyclingのシェアサイクルのサービスが展開されています。利用パターンは限定的かもしれませんが、公共のレンタサイクルターミナルがない場所にもステーションがあるので、旅程によってはシェアサイクルの方が便利という方もいらっしゃると思います。スマートフォンの専用アプリケーションで簡単に予約・決済ができます。

原付バイクで旅をする

しまなみ海道は瀬戸内海を渡る橋のルートのうち、唯一125cc以下のオートバイ、いわゆる原付バイクでも通ることができるようになっています。体力に自信がない方やより広範囲に効率的にツーリングをしたい方など、原付バイクに乗れる免許を持っていれば選択肢になるかもしれません。最近は原付バイクのレンタルサービスも続々と登場しています。

観光スポット

好景観ロード

しまなみ海道を訪れて、自転車を借りて旅をしてみる。せっかく来たのなら、特に景色のよい区間をサイクリングしたいものですよね。最短のメインルートは、しまなみ海道の完走を目指す方々に人気の定番ルートですが、実はこのメインルート以外の場所にも、景色が特に素晴らしく、初心者の方でもアクセスしやすい区間がいくつもあるんです。外周コースなどを旅程にアレンジして、自分だけの景色を発見できるのは、しまなみ海道の真骨頂だと思います。

立寄り・風景

しまなみ海道の今治、大島、伯方島、大三島、生口島、因島、向島、尾道の各エリアごとに、私がおすすめする観光スポットや風景を楽しめるスポットやルートをまとめてみました。初心者のしまなみ海道サイクリングでも立寄りやすいスポットを中心に、一部上級者のサイクリストさん向けの情報も含めて、ピックアップしています。

来島海峡大橋の展望

しまなみ海道の橋の中でも特に人気が高いのが、全長4㎞もある巨大な吊り橋「来島海峡大橋」です。王冠のような形からクラウンブリッジとの愛称も付いているこの橋の風景は、しまなみ海道のハイライトとも言える絶景です。亀老山展望公園のような上級者向けの展望台から、初心者でもアクセスしやすい「来島海峡展望館」や「糸山展望台」など、様々な方向から来島海峡大橋の絶景を楽しむことができます。

しおまち商店街

しまなみ海道のサイクリングロード沿線の中でも、特に観光地として人気が高いのが生口島にある瀬戸田エリアです。もともと耕三寺とう観光寺院があったことで、しまなみ海道開通以前から観光地として有名だったエリアになります。平山郁夫美術館や向上寺といった観光スポットも集中したこのエリアには、しおまち商店街という昔ながらの商店街があり、新旧入り混じった様々な店舗を楽しむことができます。

食事・ランチ

せっかくしまなみ海道へ自転車旅行に来たら、ぜひご当地ならではの美味しいものを食べていただきたいです。瀬戸内海の新鮮な海の幸はもちろんのこと、B級ご当地グルメやカフェご飯など、様々なグルメを楽しむことができるのもしまなみ海道サイクリングの大きな魅力です。サイクリングでの一番の楽しみといっても過言ではない「食事」。地元食材にこだわったお店や、この土地ならではのものが食べられる素敵なお店を中心にリストアップしてみました。

休憩・カフェ

しまなみ海道サイクリングロードの沿線には、がっつり食事とまでは行かなくても、気軽にコーヒーやスイーツを楽しめるカフェや喫茶店なども続々とオープンしています。サイクリングの途中の休憩に、頑張って走った自分へのご褒美に、しまなみ海道ならではのカフェや喫茶店でコーヒー&スイーツブレイクを。本格的な自家焙煎珈琲店から絶景の景色も楽しめるカフェ、サイクリストに優しい喫茶店などなど、ちょっと遠回りしてでも立ち寄りたい素敵なお店を中心にリストアップしました。

宿泊

宿泊施設

自転車で旅をする方がとても増えているしまなみ海道では、サイクリストのニーズに対応した自転車旅行向きのゲストハウスや旅宿も続々とオープンしています。瀬戸内海の島ならではの島時間を体感できたり、地元の海の幸を楽めたり、このエリアならではの老舗旅館や民宿も素敵です。様々なタイプの宿泊施設がありますので、自分にぴったりのお宿をぜひ見つけてみてください。

キャンプ場

しまなみ海道で海が見える絶景ロケーションでアウトドアを満喫できるキャンプ場の情報を中心にまとめています。近年しまなみ海道では、自転車にテントや寝袋などのキャンプ道具を積んで、自由に旅をする自転車キャンプツーリングのスタイルも増えており、キャンプ道具付きツーリング自転車のレンタルサービスなども始まっています。しまなみ海道やその周辺エリアには、無料で利用できるキャンプサイトも充実。大自然に囲まれながら、よりディープにしまなみ海道を楽しんでみてはいかがでしょう。

ベストシーズン

四季折々のサイクリング

温暖で雨が少ないことで知られる瀬戸内海では、春夏秋冬、一年を通して自転車旅行を楽しむことができます。もちろん、季節によって見られることのできる景色や旬の食材なども違います。気温も暑く太陽の光も強い夏場のサイクリングは何を気を付けるべき?気温が低い冬の時季のサイクリングで気を付けることは?雪は積もるの?長距離のサイクリングに適した気温や景色の美しさ、食べ物のおいしさなど、さまざまな観点からしまなみ海道サイクリングのベストシーズンを探ってみました。

雨天時のサイクリング

しまなみ海道のある瀬戸内海は、雨が少ない気候であることが知られています。しかし、2日以上の長い時間となると、2日間とも晴天が続くことはかなりラッキーか相当な晴れオンナさん、晴れオトコさんな気がします。天気予報が晴れマークでも少し雨が降る時間帯があったり、風が強い時間があったりしない保証はなにもありません。快適で安全なサイクリングには「事前の準備」がとても大切です。

手荷物配送

手荷物配送やロッカー

できれば身軽にしまなみ海道サイクリングを楽しみたい!今治から尾道へ手荷物を送る配送する方法など、片道サイクリングで便利な配送サービスをまとめました。サイクリングの間、大きなスーツケースやバックパックをどうすればいいでしょう。佐川急便の「しまなみ海道手ぶらサイクリング」のほか、ヤマト運輸や日本郵便の配送サービスなど、しまなみ海道サイクリングの旅程によってベストな配送方法が違ってくると思います。スタート地点に戻ってくる予定の方は駅や港にあるコインロッカーも便利で安心です。必要のない荷物はこうしたサービスをうまく活用して快適なしまなみ海道サイクリングをお楽しみください。

トラブルサポート

パンクやメカトラブル

初めてのサイクリングで心配なのが、タイヤのパンクなどの自転車トラブル。どんなに細心の注意を払って、いろいろ予防対策していても、どうしてもパンクする時はパンクするものです。そんなもしもの時に、トラブル対応の方法を事前に知っておくと少し安心感が増すかもしれません。しまなみ海道の沿線には自動車整備会社など地元有志が取り組む「しまなみ島走レスキュー」という仕組みのほか、民間業者の出張修理サービスなども続々と登場しており、初心者でもサイクリングを楽しむ環境が整っています。

事故の例と対策

【イラスト】しまなみ海道自転車旅行計画:初心者にありがちな事故の事例

乗り慣れない自転車で、初心者の方にありがちな事故や転倒の事例を事前に知っておくと、走行時に注意すべきポイントも明確になるのではないでしょうか。安全で楽しい自転車旅行にするために、私の個人的な経験も踏まえて、私が初心者のサイクリング旅行者にお伝えしたいいくつかの転倒パターンをまとめてみました。

マップやガイドブック

Googleマップを活用

しまなみ海道サイクリングルートとおすすめスポットや観光スポットを載せたGoogleマイマップを作成しました。メインルートや寄り道ルート、立寄りスポットや飲食店などの情報を満載しています。このGoogleマイマップは、iPhoneやAndroidのスマートフォン端末のGoogleマップアプリで表示させることができ、旅先でとても便利です。 初心者でも安心のしまなみ海道サイクリング。レンタサイクルで初めて旅するビギナーでも立ち寄りやすいスポットをピックアップしています。ぜひご活用ください。

ガイドブック

大手出版社から地方の出版社、地元のNPO法人などで様々なガイドブックや地図が出版されています。サイクリングに特化したガイドブックから、自動車やバス、船での旅を前提にしたガイドブックなど、それぞれ特徴があります。自分の旅のスタイルにぴったりと合ったしまなみ海道のガイドブックを事前に取り寄せて、情報収集に活用しましょう。

ゆめしま海道

離島サイクリング

しまなみ海道のすぐ横には、愛媛県越智郡上島町の4島からなる「ゆめしま海道」と呼ばれるサイクリングロードがあります。岩城橋が開通して、岩城島・生名島・佐島・弓削島の全線が開通。初心者でも気軽に楽しめるサイクリングスポット、また離島ならではののどかな風景を楽しめるとあって、近年、人気が急上昇しているエリアです。