Q. しまなみ海道とは何ですか?

2023年11月29日

Q. しまなみ海道とは何ですか?

A. しまなみ海道とは、瀬戸内海で本州と四国を結ぶ橋ルートの内で最も西側にある道路の愛称です。本州側は広島県尾道市、四国側は愛媛県今治市が起終点になっており、芸予諸島の島々がいくつもの橋で繋がっています。

もっと詳しく

本州と四国を結ぶルート

しまなみ海道とは?瀬戸内海で本州と四国を結ぶ橋ルートの内で最も西側にある道路

もともと、本州と四国を行き来するには船で渡るしか方法がありませんでした。しかし、1988年に岡山県と香川県との間に瀬戸大橋(児島・坂出ルート)が開通、1998年には明石海峡大橋が開通し兵庫県と徳島県の間の神戸・鳴門ルートが完成。自動車や鉄道でも簡単に本州と四国を行き来できるようになりました。そして1999年、最後に完成したのが広島県と愛媛県を結ぶしまなみ海道(尾道・今治ルート)なんです。

自転車や徒歩でも通行できる

しまなみ海道も他の2つの本州四国ルートと同じように高速道路が通されていて、西瀬戸自動車道という名称がつけられています。愛媛県内の大島、伯方島、大三島の3島、広島県の生口島、因島、向島の3島、主にこれらの6島を経由しながら、それぞれ橋で渡って通過できるようになっています。経由する島々の間で住民の行き来も多い地域のため、他の2つルートとは違って、自転車や歩行者、原付バイクでも通行できるという特徴があります。

たくさんの橋が繋ぐ道

しまなみ海道を構成する橋には、来島海峡大橋、伯方・大島大橋、大三島橋、多々羅大橋、生口橋、因島大橋、尾道大橋、新尾道大橋などがあり、それぞれ特徴的な形をしていて瀬戸内海の景色を彩ります。それぞれ当時の最先端技術を使って造られた橋で、建設当時世界一だった橋もあり、景観に馴染む配慮もされています。こうした美しい橋もしまなみ海道の魅力です。

サイクリングの聖地

開通当初から自転車での通行はできたのですが、2010年頃からこの「自転車で通行できる」という特徴を生かした地域振興が活発化し、サイクリング環境の整備やプロモーションが盛んに行われるようになります。サイクリングのブームやエコでより地域密着の旅行手段として、しまなみ海道はサイクリングの聖地として盛り上がりを見せ、今では世界中から自転車旅行者が集まるワールドワイドなエリアに、日本を代表するサイクリングルートになっています。

【参考】しまなみ海道の命名由来と派生

「しまなみ街道?」「しまなみ海道?」何かと間違えられやすく、変換ミスなどもしやすい、本州と四国を結び瀬戸内海を渡す道路の名前。どちらが正しいのか、それともどちらもあながち間違いではないのか、そのあたりを紹介していきたいと思います。そもそも「海道」とはどんな道のことを指すのでしょう。


このウェブページでは、初心者の方によくあるしまなみ海道サイクリングの質問のうち、Q. しまなみ海道とは何ですか?について、シンプルなアンサーと詳しい説明をご案内いたしました。このほかのよくあるQ&Aはこちらのウェブページでご紹介しています。しまなみ海道サイクリング計画のご参考になれば幸いです。

2023年11月29日

Posted by カワイユキ