【景色が良い道6選】しまなみ海道サイクリングロードで特に好景観なセクション

2023年11月12日2024年3月23日

しまなみ海道のサイクリングコースを完走する場合は最短でも70～80kmの距離があります。サイクリングロードは橋の区間や島の区間が連続し、海沿いを走れる場所もあれば、峠を登るところもあり、農村漁村の風景の中を走行する区間もあります。今回は、しまなみ海道の自転車走行コースのうち、初心者の方でも行きやすい特に景色のよいハイライト区間をピックアップしてご紹介したいと思います。

しまなみ海道のサイクリング

海と島を楽しむ自転車旅

しまなみ海道はいくつもの島々を渡りながら本州～四国を旅するルートです。自転車が通ることができるコースが高速道路とは別に作られているので、サイクリングでも通行できることで有名。世界的にも注目されているジャパンクオリティのサイクリング環境の整備が進められていて、上級者サイクリストから初心者の旅行者まで幅広い方が自転車旅行を楽しむことができるようになっています。

しまなみ海道の魅力はなんといっても、瀬戸内海ならではの穏やかな海と島がたくさんある美しい景色です。瀬戸内の島ならではの農村漁村の風景も次々と展開していくので、その変化によって長距離のサイクリングでも飽きることがありません。コースも最短のメインルートからそれぞれの島の外周コースまで多種多様です。旅行者の体力や興味などによって、かなり自由にルートを設定することができます。

観光地めぐりではない旅

しまなみ海道の島々を巡る旅が、「自転車で巡るのが楽しい」というのは、これまでの有名な観光地・観光スポットを巡る旅行とはちょっと違っていると思っています。しまなみ海道には、世界遺産などの超有名観光スポットがあるわけではありません。もちろん、有名な神社や素敵なカフェ、レストランもありますがそうしたポイントポイントを巡るだけが目的であれば、わざわざ面倒で遅い自転車で旅をする必要がありません。バスや車を使った方が効率的に周ることができるかもしれません。

自転車の旅というのは、道そのものを楽しむ旅であるとよく言われます。私も自転車で行ったことのない地域に行くことがとても好きですが、突き詰めてみると、観光地ではないような農村漁村の集落や海、川、湖など、その地域ならではの風景を感じられる道を求めている気がします。自転車の旅行にとって、移動することは、単に観光スポットを結ぶ行程ではなく、楽しみそのものと言えると思います。

だからこそ、どこの道を通るのか、どのルートを選ぶのか、はサイクリングにとって、とても大切な要素だと思います。

特に景色のよい区間6選

しまなみ海道を訪れて、自転車を借りて旅をしてみる。せっかく来たのなら、特に景色のよい区間をサイクリングしたいものですよね。最短のメインルートは、しまなみ海道の完走を目指す方々に人気の定番ルートですが、実はこのメインルート以外の場所にも、景色が特に素晴らしく、初心者の方でもアクセスしやすい区間がいくつもあるんです。外周コースなどを旅程にアレンジして、自分だけの景色を発見できるのは、しまなみ海道の真骨頂だと思います。

今回は、レンタサイクルを借りてしまなみ海道をサイクリングする初心者の方でも、比較的アクセスしやすい（距離や高低差などを考慮して）景色のよいセクションを、6つにしぼって独断で選んでみました。しまなみ海道に初めて訪れるという方であれば、メインルートを基本に寄り道できるこれらの区間を日程に合わせて選んでみるといいと思います。しまなみ海道のサイクリングが何度目かというリピーターさんであれば、これらの区間でまだ行ったことがない所があれば、ぜひ行ってみて下さい。

番号	好景観区間	島エリア	およその距離
①	来島海峡～バラ公園	旧今治市・大島	12km
②	早川～伯方島	大島・伯方島	8km
③	大三島北外周	大三島	7km
④	多々羅～瀬戸田	大三島・生口島	9km
⑤	ゆめしま海道	岩城島・生名島・佐島・弓削島	12km
⑥	向島南外周	向島	9km

※読み込みが遅くならないようにページを分けさせていただきました。