【女子向け】自転車ヘルメットを買うときのポイント完全ガイド
ビギナーサイクリングTips
ママチャリやカジュアルファッションにも似合う帽子型のヘルメットも続々登場しています。道路交通法の改正でヘルメットの着用が努力義務になり、しまなみ海道を含む愛媛県ではヘルメットの着用が浸透。全国的にも安全性が重視されています。このページではネットで気軽に購入できるアイテムを中心に女性におすすめの自転車ヘルメットを紹介したいと思います。
こんにちは。しまなみ海道在住のサイクリスト・カワイユキと申します。しまなみ海道は初心者の方でも自分のレベルに合った情報をもとに準備すれば大丈夫!自転車でゆっくり旅する魅力をお伝えします。
初心者ひとり旅でも安全・安心にサイクリングを楽しめるガイドブックを目指して作っているウェブサイトです。私の記事がもしお役に立ちましたらサポートをお願いします。なお、業者様からの掲載依頼はお断りしています。
自転車とヘルメット
ヘルメットはダサいは古い
皆さんは、自転車に乗るときにヘルメットを被っていますか?
私も、趣味でスポーツ自転車を始めるまでは、シティサイクル(いわゆるママチャリ)に乗るときも、そもそもヘルメットを被るという発想すらなく、「学生さんがかぶるもの」「プロっぽい自転車の人がかぶるもの」といったイメージくらいでした。むしろ「大人が自転車でヘルメットをかぶるのは何だかダサいなぁ」くらいに思っていたくらいでした。
スポーツ自転車を始めて買いにショップへ行った時のこと。店員さんから自転車と一緒に買うべきものとして「ライト」「グローブ」「チェーン型の鍵」「ベル」とともにピックアップしてもらったのが「ヘルメット」でした。店員さんには「ヘルメットをかぶるのは普通ですよ、いや、絶対にかぶってくださね」と言われました。当時、その重要性は全然理解していなかったですが、みんなが使っているならと使い始めました。
その時、店員さんが選んでくれたのは、自転車の色と同じ色の可愛いヘルメット。形と色が気に入って、その後、長いあいだ愛用。今ではファッションに合わせて5つのヘルメットを使い分けています。以前は男性っぽいデザインのヘルメットばかりでしたが、女性のサイクリストも増えたこともあり、可愛いデザインのヘルメットも増えてきているんです。
スポーティでないカジュアルな服装にも合わせやすく日常使いができる帽子っぽいデザインのヘルメットなども登場しています。一見するとヘルメットに見えないビジュアルながら、頭部をしっかりと守ってくれる高い機能性のヘルメットも続々と出てきています。「自転車ヘルメットはダサい」はほとんど過去のものとなりつつあると思います。
- 自転車ヘルメットを被ったほうがいい理由
- 見た目にこだわったヘルメットのおすすめ
- 初心者向けヘルメット選びのコツ
事故死亡率がグンと下がる
サイクリングの聖地「しまなみ海道」のレンタサイクルには以前から必ず自転車用のヘルメットが付いています。
車と違って全てがむき出しの状態で移動する自転車では、「ヘルメットを被ってさえいれば…」という事故も多いといいます。実はヘルメットを被っているだけで、事故死亡率がグンと下がるというデータもあるそうです。
自転車乗用中の交通事故で亡くなられた方は、約6割が頭部に致命傷を負っています。また、自転車乗用中の交通事故においてヘルメットを着用していなかった方の致死率は、着用していた方に比べて平成29年から令和3年までの5年間の合計で約2.2倍高くなっています。
警察庁ホームページ
自転車を乗るときにヘルメットをかぶりたくない理由も、人それぞれだと思います。
- 髪型が乱れることがいや
- 見た目が好きじゃない
- かさばる
- そもそも面倒くさい
でも、どんなに熟練のサイクリストでも、プロのサイクリストですら、予期せぬ転倒があるのが「自転車」です。自転車に乗る限り、その際のリスクはできる限り下げておくべきだと思います。
実は…、私も一度、自転車に乗っていて転倒して頭を強く打ったことがあります。スポーツ自転車にだいぶ慣れてきた2年目の頃のことでした。スピードも出していないし、自分は大きな事故なんかしないという変な自信もありました。幸い、病院でCT検査をうけて数か月様子をみて問題なかったのですが、ヘルメットには大きなひび割れが…。もしヘルメットをかぶっていなかったら、とぞっとした思いは今でも自転車に乗る時は忘れないようにしています。
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着用の努力義務スタート
テレビのニュースや新聞などでも大きく報じられましたが、2023年4月から道路交通法の改正で「自転車に乗る際のヘルメットの着用が努力義務化」されました。以前の道路交通法では、13歳未満のお子さんの保護者の方に向け、お子さんへのヘルメット着用の努力義務が記載されているだけでした。今回の改正では、この努力義務が自転車に乗る全ての人に向けた努力義務として拡大された形です。
罰則はある?ない?
この道路交通法が施行後、自転車を乗る際にヘルメットをかぶっていない場合、罰則はあるのでしょうか。今治警察署に問い合わせたところ、現時点の道路交通法では「ヘルメットを着用していないことによる罰則の規定はありません」とのことでした。ただし今回の改正で、命を守るためはもちろん、ヘルメットをかぶっていなかった事実による事故時の保険や損害賠償への影響もより大きいものになったのではと思います。
しまなみ海道では着用率は90%以上
実は、日本における自転車の先進地「しまなみ海道」ではサイクリストの着用率がとても高いんです。確かな計測データがあるわけではないのですが、私が自転車でよくしまなみ海道をサイクリングしていて、走行時にヘルメットを着用していない方はほとんど見かけることがありません。ほぼ100%、少なくとも90%以上とは言えるのではないでしょうか。
それだけ、しまなみ海道では自転車乗車時にヘルメットを着用する流れが浸透していると言えると思います。しまなみ海道がある愛媛県では2013年に「愛媛県自転車の安全な利用の促進に関する条例」として自転車保険への加入とともに、全ての自転車に乗る人へのヘルメットの着用を規定。その後、県から学生に自転車ヘルメットの無償配布を始めるなど、自転車安全走行への促進が活発に。
まだまだ特に大人がシティサイクルに乗る時など、完全な普及へは課題も多いものの、愛媛県の自転車のヘルメット着用率は全国1位とも言われています。自転車が好きな方、自転車に可能性を感じている方々などの地道な取り組みや一般の意識の変化など、じわりとした普及でも、確実に成果を上げるという好例だと思います。
努力義務化でヘルメットが再注目
今回の道路交通法の改正、自転車に乗る際のヘルメットの着用が努力義務化は、こうした動きが全国へと広がる大きな転換点だと思います。スポーツ自転車愛好家だけでなく、一般の自転車利用者にもヘルメット購入の動きが加速、一部の人気商品などは品薄の状態になりつつあるというようなニュースも目にしました。
いきなり「自転車に乗る時はヘルメットをかぶりましょう」と言われても、どんなヘルメットを買ったらいいのか、自分のライフスタイルや自転車スタイルには、どんなヘルメットが似合うのか、なかなかピンとこない方も多いはず。個人的に女子にもおすすめの自転車ヘルメットをネットで気軽に購入できるアイテムを中心に紹介してみようと思います。
女子向けのヘルメットの情報が少ないと感じたので、まとめてみました!
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自転車ヘルメットのブランド
ロードバイクなどのスポーツ自転車を始めたばかりだと、自転車用ヘルメットにもかなりたくさんのメーカーやブランドがあることに驚くかもしれません。スポーツ自転車を扱っている自転車店に行けば、いくつかのブランドのものを比較することができます。しかし、インターネットで自転車用ヘルメットを購入しようとすると、あまり知らないメーカーや詳細がよく分からないブランドのものも同じように売られているので、ちょっと不安になることもあります。
万が一の時に頭部を守るという役割があるヘルメット。安全や安心を考えても、安全基準などをしっかりとクリアしていることはもちろんのこと、サイクリストに定評のあるブランドから選ぶという方法もありだと思います。個人的におすすめのヘルメットのブランドとその特徴をまとめてみます。
ヘルメットブランド | 特徴 |
---|---|
OGK KABUTO | 自転車だけでなくオートバイ用のヘルメットも作っている大阪に本社のある日本企業。 |
UVEX | スポーツ用のゴーグルやヘルメットを中心にしたドイツのブランド。ウィンタースポーツでも有名。 |
GIRO | スポーツ用のヘルメットやアイウェアを作るアメリカ発のブランド。ウィンタースポーツでも有名。 |
LAZER | 通勤からレースまで幅広い用途の自転車用ヘルメットブランド。ベルギーのブランド。 |
KASK | 自転車の他、登山や乗馬用のヘルメットも作っているイタリアのブランド。 |
BELL | オートバイレース用フルフェイスから始まったアメリカのヘルメットブランド。 |
MET | スポーツ自転車用のヘルメット開発を行うイタリアのヘルメットブランド。 |
こうしたヘルメット専門のブランドのほかにも、ジャイアントなどの総合自転車メーカーや自転車ブランド、mont-bellなどの総合アウトドアメーカーなどからも、自転車専用のヘルメットがラインナップされています。
こうしたブランドの中から、かっこよさや可愛さで選んでみるのもいいです。お気に入りを見つけましょう!
ファッションに合うヘルメット
以前は自転車ヘルメットというとスポーティなものか、学生さんの安全ヘルメットのようなものの2択くらいしかなく、普段着に合わせにくいなぁと感じることも多かったですよね。最近は、帽子っぽいデザインのヘルメットも続々と登場。より日常に馴染む自転車ヘルメットのニーズも高まっています。
帽子っぽいヘルメット
OGK KABUTO / SICURE
★特にオススメのヘルメット
帽子っぽいヘルメットの定番、OGK KABUTO社(オージーケー カブト社)の「SICURE(シクレ)」です。OGK KABUTO社は大阪に本社がある有名ヘルメットメーカーで、自転車用からオートバイ用まで、通勤用からスポーツ用まで幅広いヘルメットを展開している企業です。カジュアルな服装に合わせやすいバケットハットのようなデザインで、一見するとヘルメットをかぶっているように見えないくらいです。私はこれのベージュのやつを持ってます。
OGK KABUTO / LIBERO
こちらも帽子っぽいOGK KABUTO社のヘルメット。「LIBERO(リブロ)」はベースボールキャップのようなデザインの自転車ヘルメットになっています。ちょっと厚みがあるので、完全にキャップ!とまでは行きませんが、パンツスタイルのコーデになんかは合わせやすいのでは、と思います。
Frofile / Bike Helmet
海外メーカーと思われるFrofileというブランド?社名のキャップ型ヘルメットです。最近、これをかぶっていらっしゃる方の姿をよくお見掛けします。OGK KABUTO社の商品のようにSG安全基準を取得している商品でないため、安全性などは不明ですが、デザイン性はカジュアルに馴染みやすくいいなぁと思います。
OGK KABUTO / DAYS
もはやOGK Kabuto社のステマみたいになってしまっていますが…。こちらもOGK KABUTO社の帽子型ヘルメット「DAYS(デイズ)」です。アウトドアハット的なデザインなので、小径車(ミニベロ)やちょっとスポーティーなシティサイクルでのサイクリングにも合うと思います。
帽子型ではないですが、OGK Kabutoのヘルメットはしまなみ海道でもよくレンタルされていますね!
折りたためる簡易型
ヘルメットの「かさばる」というデメリットを解消したい方へのカスクというアイデア。ツールドフランスのようなプロのサイクルロードレースという競技でもかつて使用されていたアイテムです。それを現代版に復刻させたようなアイテムがいくつか販売されています。
Rinproject / Casque
ヘルメットに比べると保護性はかなり劣るものの「カスク」という昔ながらの頭部保護アイテムがあります。日常使いしやすい自転車アイテムを中心に展開するRinproject(リンプロジェクト)から、いくつかの色とサイズのカスクが販売されています。サイズ調整などもできないシンプルなものですが、小さく収納しやすいのが最大の利点だと思います。ヘルメットはかさばるから…という方に、被らないよりは断然おすすめしたいと思います。目立たないし、ちょっとレトロな面持ちがカジュアルにも合わせやすいです。
このカスクは、NHKの自転車旅番組で火野正平さんがよくかぶっていましたね!
スポーティーなヘルメット
ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ自転車愛好家の方々が、サイクリングでよく利用しているスポーティーなヘルメットも、最近はデザインが洗練。女子向きのスタイリッシュでいい感じのデザインのものも増えてきています。ポニーテール対応なども見逃せないポイントです!
スポーティ&かわいい
mont-bell / サイクルヘルメット
★特にオススメのヘルメット
スポーティなヘルメットで、個人的におすすめNO.1は、モンベル社の「サイクルヘルメット」です。これまでも何度もマイナーチェンジを繰り返し、デザインや機能性もかなりアップデートされている商品です。日本人の頭の形に合わせて設計されたヘルメットで、オーセンティックな安心感、安定感がお気に入り。価格帯もとてもお手頃で、シティサイクルにこうしたスポーティなヘルメットを合わせるのも、今後普通になっていくのではと思うほどです。
uvex / cycle helmet
ドイツのヘルメットやアイウェアの有名ブランド「uvex」のこちらのレディースヘルメットは、機能性とデザインの高さはもちろんのこと、色合いの発色がきれいでおすすめです。髪が長い方など、ポニーテール用のスペースが後頭部部分に設けられているのも女子におすすめできる大きな理由のひとつです。個人的にはパピルス/ピーコックマットの色がお気に入りです。
Giro / SYNTAX MIPS AF
スポーツ自転車用のヘルメットとして一番有名なブランドといっても過言ではない「Giro Sport Design」。アメリカに本社があるサイクリングや登山、ウィンタースポーツ用のヘルメットメーカーです。洗練されたデザインと、高い保護機能性を兼ね備えたプロ仕様のハイスペックなヘルメットになっています。商品名「SYNTAX MIPS AF(シンタックス ミップス エーエフ)」の「AF」は「アジアンフィット」。アジア人の頭の形の特徴に合わせた設計になっているのもいいですね。
Giro / CADEN MIPS ll
こちらもGiroの定番ヘルメットのひとつです。「CADEN MIPS ll(ケイデン ミップス ツー)」は、よりシンプルなデザインが、さまざまな自転車スタイルに合わせやすいヘルメットだと思います。スポーティーなヘルメットだと通気口がたくさん空いていることが多いですよね。軽さや通気性といった機能性はいいのですが、ちょっとプロフェッショナル過ぎるデザインかなぁと感じることも。もっとカジュアルなスタイルでサイクリングをしたいという方に、こうしたデザインのヘルメットを推したいです。私はあまり気になったことがないですが、虫が入りにくいという利点もあるそうです。
Giant Liv / REV LIV ASIA
★特にオススメのヘルメット
「Liv(リヴ)」は世界的な台湾の自転車メーカー「Giant(ジャイアント)」の女子向け自転車ブランドです。女性向けの自転車製品の他、アパレルやギアなども幅広く女子向けに展開しています。私もウェアなどLivの製品は愛用しているのですが、ヘルメットもリーズナブルでデザイン性も高いのでオススメなんです。アジア人の女性の頭の形を研究して作られた形状なので、多くの方にフィットしやすいヘルメットだと思います。
髪型が気になるときは?
自転車用のヘルメットを直接かぶると、ヘルメットの凹凸の形で髪型が変に!でもお店に入るときや食事の時はヘルメットを外したい。そんなときには、ヘルメットの下に被るサイクルキャップを事前にゲットしておくのがオススメです。ひさしが付いているのもいいですね。レンタルしたヘルメットを直接被ることに抵抗がある方にもおすすめですよ!
普通のベースボールキャップなどは、突起があるのでヘルメットが被りにくいです。ヘルメットを被ることを前提にしたデザインになっています。かわいいデザインや服装に合わせやすいデザインのサイクルキャップも続々と登場しているので、Amazon.co.jpでチェックしちゃいましょう!
女性向け&日本人向けのかわいいヘルメットの選択肢が増えて嬉しいです!
ヘルメットの選び方
選ぶときのポイントは?
頭とのフィット感、サイズ感
自転車用のヘルメットにも、服と同じようにS、M、Lなどのサイズがあります。それぞれ、適用の頭囲があるので、まずは自分の頭のサイズをメジャーなどで測ってみましょう。そもそも購入したヘルメットが小さすぎてかぶれないのは論外ですし、大きすぎてぶかぶかなのは、安全性の面でもかぶっている意味がありません。
また、自転車用のヘルメットには「アジャスター」と呼ばれる頭囲調整の部品が付いているものと、付いていないものがあります。このアジャスターが付いていると、かぶりながらダイヤルを調整することで、頭の形にピッタリとフィットして安全性が格段にあがります。サイクリング中にズレないというのも大切です。
たいていのヘルメットのあご紐には、ワンタッチバックルがついていて調整ができるようになっています。あご紐も、ぶかぶかですぐに脱げるようなら意味がないですし、圧迫を感じるのもよくないです。あご紐を外さないとヘルメットを脱ぐのが難しく、かつ苦しくない程度にタイトにしましょう。
キノコにならないデザインを
ヘルメットのデザインは、深さ、カーブ、横幅、縦幅など、メーカーや商品によって全然違います。かぶる人の頭の形、顔の形や大きさもみんな違いますよね。ヘルメットをかぶったときのカッコよさを追求するなら「自分の顔や頭の形にあったヘルメットを選ぶこと」が大切です。買ってみたヘルメットをかぶってみたらキノコっぽいシルエットになってしまい、他のを買いなおすという方も多いそうです。
特にスポーティーな自転車用ヘルメットは有名ブランドだと欧米メーカーが多く、やはりそうした商品は欧米の方の頭の形をもとに作られていることが多いです。そのため、日本人、アジア人向きのデザインのヘルメットを選ぶことをおすすめします。先述のモンベルのヘルメットや、Giroのアジアンフィットなヘルメットなどは、その例です。
できれば自転車ショップで購入を
このあたりのサイズ感、フィット感、自分の顔と合うかどうかはやっぱり実際にかぶってみないとわからない部分でもあります。さんざんAmazon.co.jpの商品などを紹介しておいて恐縮ですが、近くに気軽に入れそうな自転車ショップがあれば、まずはそこに立ち寄ってみるのがおすすめです。お店によっては幾つかのメーカーの商品を試着されてもらえることもあります。
ヘルメットの寿命とメンテ
ヘルメットは2~3年で買い替え
自転車のヘルメットはある意味で消耗品です。消耗のスピードは使い方などにもよるとは思いますが、毎日のように使用していると、どうしても少しずつ劣化していくそうです。特に発泡スチロールのような素材の部分は、衝撃を受けた時に凹んだり、ひび割れたりすることで、頭部へのダメージを軽減する役割を担っているわけですが、これが劣化すると充分に頭を守ることができません。
メーカーや製品にもよるのですが、ヘルメットの安全の保証期間はだいたい2年~3年になっています。一度買ったら半永久的に使えるというものではないんですね。せっかくヘルメットをかぶっていても頭を守れないのでは…。長年、同じヘルメットを使い続けている方も、これを機に最新のものに買い替えてみるのがオススメですよ。
劣化を防ぐためにも大切なメンテナンス
ヘルメットの劣化を防ぐために、最も大切なことは「落としたり、大きな衝撃を与えないこと」です。自転車を駐車しておくときにヘルメットはハンドルにかけて置く、なんてことも多いと思いますが、つい手が滑って落としてしまうということもありますね。1度の落下でも、確実にダメージを受けています。
何度も落とすことでヘルメットの発泡スチロール部分のダメージが蓄積。大事な時に頭を守れないということにもなりかねません。落とさないように大切に扱うこと、ヒビが入ったら潔く諦めてすぐに買い替えることが大切です。
もうひとつ、定期的なクリーニングが劣化を防ぎ、清潔にヘルメットを使用し続けることに大事です。私は、中性洗剤で洗って屋外に干して完全に乾燥させるようにしています。内側のパットは外せるようになっている製品もあるので、外せる場合には外してしっかり洗います。特にあご紐の部分はキチンと洗っておくと気持ちよく使えますよ。
このページでは、着用努力義務化で注目される自転車用ヘルメットについて、女子にもおすすめの商品やポイントを詳しくご紹介しました。私のウェブサイト「しまなみ自転車ツーリングTips」では主に、初心者でも楽しめるサイクリングの聖地、しまなみ海道の情報をまとめています。素敵なヘルメットを手に入れたら、ぜひしまなみ海道サイクリングにお越しください。素晴らしいサイクリングロードと瀬戸内海の風景が待っていますよ!