【鶏小島キャンプ場】ウッドデッキ区画がある伯方島のキャンプサイト
鶏小島キャンプ場はしまなみ海道・伯方島(愛媛県今治市)にある市営の有料キャンプ場です。伯方島と鵜島の間の急流海峡、船折瀬戸に浮かぶ小さな無人島、鶏小島を眺めることができる岬に立地しています。ウッドデッキで区画された快適なサイトで、海を眺めながらアウトドアを楽しめます。テントサイトの区画の様子や炊事場やトイレなどの設備の情報を詳しくご紹介します。
こんにちは。しまなみ海道在住のサイクリスト・カワイユキと申します。しまなみ海道は初心者の方でも自分のレベルに合った情報をもとに準備すれば大丈夫!自転車でゆっくり旅する魅力をお伝えします。
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※残念ながら鶏小島キャンプ場は2022年6月30日をもって閉鎖されることが今治市から発表されました。今回閉鎖される伯方島の2か所のキャンプ場を管理していた伯方レンタサイクルターミナルの運営事業者が同年4月に変更されたことによるそうです。新しい運営事業者が決定するまで場内のトイレ・水道は利用できず、火気使用禁止に。
鶏小島キャンプ場とは
急流船折瀬戸を眼下に見下ろせる国 立公園内にあるキャンプ場。昼は、遊歩道を降りて浜辺で釣りを楽しんでもよし・広場で楽しんでもよし。夜は釣れた魚をバーべキューの食材にして、瀬戸を行き交う船を眺めながら自然を堪能できる、家族と来てもよし、友達と来てもよしのキャンプ場です。
今治市ホームページ
鶏小島とは伯方島のこのキャンプサイトの目の前に浮かぶ小さな岩礁の島。「鶏小島キャンプ場」には、ウッドデッキのようなキャンプサイト区画がされており、地面にそのままテントを張らなくてよい分、かなり快適です。それぞれのサイトには電源とレンガカマドまで付いていて便利です。
市営キャンプ場 | 鶏小島キャンプ場 |
---|---|
住所 | 今治市伯方町有津甲2010-1 |
電話番号 | 0897-72-0018(伯方島レンタサイクルターミナル) |
料金 | 基本310円/人、持込テント泊1050円(予約必要) |
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キャンプ場の場所
アクセス
鶏小島キャンプ場という名称ですが、鶏小島にあるキャンプ場ではありません。鶏小島が見えるキャンプ場なんです。しまなみ海道を大島から伯方島へと渡る伯方・大島大橋からとても近い立地。伯方橋の自転車歩行者を降りて、外周コース(道の駅伯方S・Cパークとは反対側)に800mほど進んだ海側に展望公園とパーキングがあります。
この鶏小島パーキングの向かって左側に、鶏小島キャンプ場へと降りるスロープがあります。大きな看板などはありませんが、とても分かりやすいアクセスだと思います。赤茶色の建物が、展望台より低い位置に見えるのでそれが目印です。
スロープの入り口には車止めなども特にないため、自転車でそのまま下ることができます。テントサイトまでのアクセスも簡単で有難いです。
予約・申込先
なお、この鶏小島キャンプ場は有料の施設です。申し込みや問い合わせ先は、伯方S・Cパーク内にある伯方レンタサイクルターミナルになっています。受付可能時間があるので、時間内に連絡をするようにお気をつけて。大人の基本宿泊使用料が310円/人、持込テント泊1050円となっていました。
伯方島での買い出し先
伯方島のサイクリングメインルートへ戻り道の駅「伯方S・Cパーク」を越えたザグザグ伯方店が、鶏小島キャンプ場から最もアクセスしやすい立地のスーパーマーケット(ドラッグストア)です。
業態 | 店名 | 住所 | キャンプ場からの距離 |
---|---|---|---|
スーパーマーケット | 伯方ショッピングセンター | 今治市伯方町有津甲71 | 2.5km |
ドラッグストア・スーパー | ザグザグ 伯方店 | 今治市伯方町叶浦甲1666-1 | 1.9km |
コンビニエンスストア | ローソン 伯方島インター店 | 今治市伯方町叶浦1361-1 | 1.5km |
道の駅 | 伯方S・Cパーク | 今治市伯方町叶浦1668-1 | 1.4km |
現在、大島や伯方島には、日帰り利用ができるような銭湯や温泉、温浴施設がありません。鶏小島キャンプ場から最も近いのは大三島の「多々羅しまなみドーム」で、約11.4km離れています。
しまなみ海道で自転車キャンプ
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キャンプ場の設備
テントサイト
鶏小島キャンプ場のキャンプサイトの区画は、明確に区切られています。というのも、各サイトが囲いのあるウッドデッキになっていて、利用者はこのウッドデッキの上にテントを張るスタイルになっています。
ウッドデッキのテントサイト、長い木のベンチ、レンガの焚き火台が1セットになっているような感じです。それぞれ、独立したキャンプサイトになっているのは他の利用者と譲り合う必要がないので、気が楽かもしれませんね。
鶏小島キャンプ場のウッドデッキ区画は、かなり頑丈に作られているようで、木材が腐っているような様子もなく、ウッドデッキに乗っても、きしんだりグラグラしたりということが一切ありませんでした。とても綺麗に維持管理されているようです。
岬の先端にある区画が海の眺めがとてもいいのですが、風が強い日だとテントの設営が大変かもしれません。ウッドデッキなのでペグを打つことができないので、手すりに紐を固定するような形になります。周囲に木々はありますが、思っているよりも風が抜けます。
鶏小島キャンプ場のキャンプサイトは、しまなみ海道のキャンプ場の中でも、最も区画がはっきりしているキャンプ場と感じました。
屋外電源タップ
鶏小島キャンプ場のそれぞれのテントサイト区画には、屋外用電源タップが1つずつ設置されています。ウッドデッキの囲いに、このような形で設置されていて、キャンプ場利用者は自由に使用することができます。
焚き火台
鶏小島キャンプ場の各区画に設置されているレンガ焚き火台は、このような形をしています。大きな焚き火台を持参するのは難しい自転車キャンプツーリングでは、こうした設備があると、気軽に焚き火にチャレンジできるのでありがたいですね。周囲で細かい木々を拾うことは可能です。
炊事場
炊事場はこのように複数の水道の蛇口とステンレス製のシンク、作業用のテーブルスペースがあります。炊事場スペース全体に屋根が付いているのもありがたいです。
男女別トイレ
鶏小島キャンプ場には、このように立派なトイレの建物が設置されています。完全に男女別に分かれており、ウォシュレットやウォーマーなどはない簡単なトイレですが、綺麗に維持管理されている印象でした。
謎シャワー
伯方島のもうひとつの市営キャンプ場、船折瀬戸キャンプ場にもあるタイプの水シャワーが、ここ鶏小島キャンプ場にも設置されています。近くに海水浴場があるわけでもないので、水着で浴びるのもおかしい感じがしますね。屋外にポツンとあるシャワー、汗を流すのには使えそうにありません。
しまなみ海道のキャンプ場
キャンプ場の情報まとめ
しまなみ海道で海が見える絶景ロケーションでアウトドアを満喫できるキャンプ場の情報を中心にまとめています。近年しまなみ海道では、自転車にテントや寝袋などのキャンプ道具を積んで、自由に旅をする自転車キャンプツーリングのスタイルも増えており、キャンプ道具付きツーリング自転車のレンタルサービスなども始まっています。しまなみ海道やその周辺エリアには、無料で利用できるキャンプサイトも充実。大自然に囲まれながら、よりディープにしまなみ海道を楽しんでみてはいかがでしょう。
見近島キャンプ場
自転車か原付バイク、徒歩でしか行けないしまなみ海道の穴場キャンプ場。見近島キャンプ場(見近島自然公園)は、しまなみ海道の大島と伯方島(愛媛県今治市)の間の宮窪瀬戸に浮かぶ小さな無人島、見近島にあります。伯方・大島大橋の自転車歩行者専用道からしか行けないため、自動車や大型バイクでは入ることができず、自転車キャンプや原付キャンプの聖地として、知る人ぞ知るキャンプ場になっています。目の前には美しい砂浜のビュー、しかも利用料金は無料とあってオンシーズンには多くのキャンパーが訪れます。そんな見近島キャンプ場を詳しくご紹介します。
多々羅キャンプ場
多々羅キャンプ場は、しまなみ海道の大三島(愛媛県今治市)の上浦町井口地区にある公共のキャンプ場です。大三島と生口島を結ぶ斜張橋、多々羅大橋の大三島側の麓にある広めのキャンプサイト。近くにコンビニエンスストアやお風呂、道の駅などもあるしまなみ海道のメインルートからも近い好立地のため、自転車キャンプからオートキャンプ、ファミリーキャンプにまで幅広く人気で、オンシーズンはいつも混雑しています。予約の方法も含め、フリーテントサイトの様子や施設などを詳しくご紹介します。
アウトドアをぜひ楽しんで
このウェブページでは、しまなみ海道・伯方島にある鶏小島キャンプ場のテントサイトや炊事場、トイレ、焚き火台などの設備について、詳しくご紹介しました。はっきりと区画されたウッドデッキタイプのキャンプサイトは、好みがわかれるところと思いますが、快適には過ごせそうでした。
ゴミ箱の設置はなく、各自で出たゴミは持ち帰るキャンプ場です。快適なキャンプ場がこれからも維持されるよう、マナーを守った利用をお願いします。