【向島運動公園の駐車場】しまなみ海道サイクリングで便利な無料パーキング

2024年10月7日

【タイトル】車載サイクリング!しまなみ海道の拠点に向島運動公園の無料駐車場

しまなみ海道の向島(広島県尾道市)にある向島運動公園の無料駐車場について紹介します。向島運動公園のパーキングは、しまなみ海道へ自分の自転車を自動車に積んできてサイクリングを楽しむサイクリストの拠点施設として有名です。手続きをすればサイクリング中に無料で車を停めて置けますが、利用可能時間などに制約があるので注意が必要です。

ライター:カワイユキ

こんにちは。しまなみ海道在住のサイクリスト・カワイユキと申します。しまなみ海道は初心者の方でも自分のレベルに合った情報をもとに準備すれば大丈夫!自転車でゆっくり旅する魅力をお伝えします。

初心者ひとり旅でも安全・安心にサイクリングを楽しめるガイドブックを目指して作っているウェブサイトです。私の記事がもしお役に立ちましたらサポートをお願いします。なお、業者様からの掲載依頼はお断りしています。

自転車でしまなみ海道へ

現地へ自転車を運ぶ

広島県尾道市から愛媛県今治市までの島々を橋で、そして自転車で渡ることができるルート「しまなみ海道」は、日本を代表するサイクリングの聖地として、初心者から上級者までさまざまな自転車旅行者が訪れています。しまなみ海道ではレンタサイクルがとても充実していて、乗捨てが便利な公共のレンタルから高級なロードバイクのレンタルまで幅広いサービスを利用する事ができます。

【写真】向島運動公園駐車場:しまなみ海道の向島と因島大橋
しまなみ海道の向島と因島大橋

一方で、普段からサイクリングを楽しんでいる方にとっては「しまなみ海道を自分の自転車で走ってみたい」もの。レンタサイクルではなくて自分の愛車で景色の良いコースをサイクリングしたいですよね。こうしたパターンでのアクセスでは、JRや飛行機などの公共交通機関を使って自転車を運ぶ「輪行」という方法やマイカーに自転車を積んで現地を訪れる「車載」という方法などが考えられます。

【写真】向島運動公園駐車場:自動車に自転車を積載する器具の例
自動車に自転車を積載する器具の例

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サイクリング向きの駐車場

サイクリングで利用する駐車場選びには様々な配慮が必要です。まずはサイクリングしたいコースからどれくらい離れているかなどの駐車場のロケーションです。そして、1日以上の期間でサイクリング目的の駐車が可能かどうか、長時間留置きしたときに安全な駐車場かどうか、駐車場の料金なども確認する必要があります。満車の場合などのために第2、第3候補の駐車場も調べておくといいです。

【写真】向島運動公園駐車場:第1駐車場の様子
向島運動公園の第1駐車場は特におすすめ

駐車場まで戻ってくるサイクリングルートの設定や手段を確保は、マイカーを駐車場に停めておく車載サイクリングならではの課題です。乗捨てができるレンタサイクルと違い、片道のサイクリングではなく、往復のサイクリングあるいは環状ルートのサイクリングのルート設定が必要です。あるいは、帰路は船やバスといった交通手段を利用する方法も考えられます。

このページのトピック
  • 向島運動公園の駐車場のサイクリング利用
  • 向島運動公園駐車場の広さや料金、手続き
  • 車載サイクリング利用時の注意すべき点

しまなみ海道エリアでおすすめの駐車場はこちらのウェブページにまとめていますので、参考になさってください。

それでは、しまなみ海道の駐車場のうち、向島の尾道市向島運動公園にある無料パーキングを詳しくご紹介します!

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向島運動公園駐車場

【写真】向島運動公園駐車場:尾道市向島運動公園の入口看板
尾道市向島運動公園の入口看板

先述のウェブページでリストアップしているしまなみ海道のサイクリング向きの駐車場のうち、広島県側で最も頻繁に利用されているのが向島にある「尾道市向島運動公園」の駐車場です。尾道市街は平坦な土地が少ないこともあり駐車場が少なく、あっても料金が高めという問題があります。そこで、尾道から一つ目の島、向島にマイカーを停め置きするという方法をとることでこれらの課題が解決するかもしれません。

パーキング向島運動公園
住所尾道市向島町11098-289
営業時間8:00~21:00 月曜休
料金無料
電話番号0848-44-6700

ロケーション

向島はしまなみ海道の島々のうち、尾道から一つ目の島です。尾道水道という細い海峡を挟んですぐの島で、高速道路に乗らなくても、一般道の尾道大橋を渡るか頻繁に行き来している渡船(福本渡船・兼吉渡し)を利用する事で、無料あるいは低料金でアクセス可能です。高速道路の西瀬戸自動車道からアクセスする場合には、向島ICが最寄りのインターチェンジです。

向島はしまなみ海道の最も北側の島なので、南方向にある因島や生口島、大三島、伯方島、大島といった島々へのサイクリング拠点となり得ます。今回ご紹介する「尾道市向島運動公園」は、その向島の西側の少し内陸部に位置しています。向島運動公園は多目的グラウンドや体育館、プール、テニスコートなどがある市営の複合スポーツ施設です。現在は一般社団法人尾道市体育協会が指定管理者となっています。

【写真】向島運動公園駐車場:きれいな芝生のグラウンドゴルフ場が整備されている
きれいな芝生のグラウンドゴルフ場が整備されている

島民や市民のいこいの場となっていて、休日平日関わらず、グラウンドゴルフや少年野球などで頻繁に活用されています。また「グランツールせとうち」といったサイクリング大会のゴール地点などにも利用されています。

【写真】向島運動公園駐車場:向島の市道から運動公園への交差点
向島の市道から運動公園への交差点

向島運動公園は初めてだと少し分かりにくい場所にあるのですが、県道377号線の向島町道越付近から市道を南下するのが、比較的分かりやすいアクセス道路だと思います。一応、県道377号線の交差点には「向島運動公園」の看板があり、市道の運動公園入口の交差点にも小さな看板があります。

レンタサイクル

【写真】向島運動公園駐車場:レンタサイクルがある尾道市民センター むかいしま
レンタサイクルがある尾道市民センター むかいしま

向島運動公園には公共のレンタサイクルのターミナルなどが設置されていません。しまなみ海道でよく利用される公共のレンタサイクルの自転車貸出し所は、向島の島内には「尾道市民センター むかいしま」の1ヶ所しかありません。向島運動公園からは3.5kmほど離れた立地です。レンタサイクルでしまなみ海道サイクリングを考えている場合に、向島運動公園駐車場の立地は最適とは言えないと思います。

駐車できる車の台数

向島運動公園の主な駐車場は、入り口から入って左側の第1駐車場と右側の第2駐車場に分かれています。

第1駐車場

【写真】向島運動公園駐車場:272台が停められる第1駐車場の様子
272台が停められる第1駐車場の様子

門を入って左手側にある向島運動公園の第1駐車場が、最も広い駐車スペースとなっています。第1駐車場には普通車であれば272台分の駐車スペースが確保されています。この広さはしまなみ海道エリアにある駐車場の中でもトップクラスのキャパシティといえると思います。

第2駐車場

【写真】向島運動公園駐車場:門を入って右手の坂道は第2駐車場へ
門を入って右手の坂道は第2駐車場へ

一方で、向島運動公園の門を入って右手側にある第2駐車場は比較的狭い駐車スペースとなっています。

【写真】向島運動公園駐車場:大型バスと普通車40台程度の駐車スペース
大型バスと普通車40台程度の駐車スペース

こちらの第2駐車場には、大型バス用の駐車スペースが5台分、車椅子マークのある駐車スペースが普通車3台分、一般の普通車駐車スペースが37台分あります。つまり、第1駐車場と第2駐車場を合わせると、向島運動公園駐車場の普通車のキャパシティは300台程度と言えます。

向島運動公園駐車可能台数
第1駐車場普通車 272台
第2駐車場普通車 37台

大会やイベント開催時は、駐車の制限がかかったり満車だったりすることもあるのでご注意を。

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駐車料金と手続き

向島運動公園の駐車場は、取材の時点では駐車料金が無料となっています。しまなみ海道サイクリングの際にマイカーを向島運動公園に停め置きする場合も、無料で駐車をすることができます。尾道市街のパーキングには1日2000円程度かかる場所もあるので、無料で利用ができるのは有難いですね。

【写真】向島運動公園駐車場:受付が必要であることの貼り紙
受付が必要であることの貼り紙

ただし、駐車場のいくつかの場所に張り紙があるとおり、しまなみ海道をサイクリングする方で向島運動公園駐車場に車を駐車する場合には受付の手続きが必要です。営業時間外は閉門と施錠される駐車場のため、車の出し入れができる時間に制限がありますので、その確認も兼ねています。

【写真】向島運動公園駐車場:運動公園の園内の施設を示した案内図
運動公園の園内の施設を示した案内図

受付手続きは体育館内にある事務所で行います。第1、第2駐車場からテニスコートとグラウンドゴルフ場の間の道を進んだ敷地の中央付近に体育館があります。向島運動公園の案内図は上の写真のようになっていました。

【写真】向島運動公園駐車場:B&G向島海洋センター体育館で受付手続き
B&G向島海洋センター体育館で受付手続き

こちらが駐車受付を行っている事務所が入っている体育館の外観です。B&G向島海洋センターという古い文字ペイントが目印の建物です。B&Gとは、公益財団法人B&G財団(旧ブルーシー・アンド・グリーンランド財団)のこと。ボートレース系の財団で、1970年代から地域海洋センター(プールや体育館)を全国各地に建設し、自治体に譲渡しています。

閉門や休館日に注意

【写真】向島運動公園駐車場:利用可能な時間に制限があるので注意
利用可能な時間に制限があるので注意

先述のとおり、向島運動公園は営業時間外は閉門と施錠がされる施設です。休館日を含む営業時間外は、駐車場へのマイカーの入庫や駐車場からの出庫ができない点に注意が必要です。向島運動公園の施設利用時間は8時半~21時となっていますが、貼り紙によると開門時刻は8時となっています。また休館日は月曜日で、月曜日が祝日の場合は翌火曜日が休館となる、博物館などの公共施設によくある休館システムです。

【写真】向島運動公園駐車場:出入庫の日時や時間帯が閉館時に当たらないか確認
出入庫の日時や時間帯が閉館時に当たらないか確認

しまなみ海道サイクリングの日程で、車の入庫や出庫の予定日が向島運動公園の休館日に当たらないか確認する必要があります。また、早朝に車を入庫して、早い時間からサイクリングを始めたい人には向かない駐車場です。その場合は、24時間利用できる尾道市街の有料パーキングを使いましょう。しまなみ海道エリアにある他の駐車場はこちらのウェブページにまとめています。

月曜の休館日にサイクリングをスタートorゴールする方には、利用ができない駐車場ですね。

帰路の交通手段

向島運動公園は、公共交通のアクセスがあまりよくありません。向島の島内には路線バスが走っていますが、輪行状態であっても自転車の積載が難しい場合もあります。そのため、向島運動公園を拠点としたしまなみ海道サイクリングでは、往復や環状ルートでのプラン設計が基本となると思います。

【写真】向島運動公園駐車場:今治港から因島の土生港へは船が利用可能
今治港から因島の土生港へは船が利用可能

例えば1日目は今治市街まで行って一泊、翌日は帰路で向島までといった往復プラン。あるいは向島一周や向島&因島サイクリングなどの環状プラン。しまなみ海道の一部の島では自転車を積載できる航路がありますから、往復の場合は片道で部分的にショートカットすることも可能です。しまなみ海道の航路はこちらのウェブページにまとめましたので、ぜひ参考になさってください。


このウェブページでは、しまなみ海道の向島にある尾道市向島運動公園の駐車場について詳しくご紹介しました。私のこのウェブサイト「しまなみ自転車ツーリングTips」では主に、初心者でも楽しめるサイクリングの聖地、しまなみ海道の情報をまとめています。素敵なヘルメットを手に入れたら、ぜひしまなみ海道サイクリングにお越しください。素晴らしいサイクリングロードと瀬戸内海の風景が待っていますよ!

2024年10月7日便利なサービス

Posted by カワイユキ