【雨は危険?】雨天予報のしまなみ海道サイクリング!安全なライドの準備と注意点

タイトル:降るかも?雨天予報のサイクリング準備と注意点

しまなみ海道で雨が降る確率や、雨天時の注意点や装備、より安全なサイクリングの方法を紹介。防水の衣服やバッグの準備、ショートカットの提案などもあります。雨の日の自転車旅行を楽しむためのヒントを知って、安全で快適なサイクリングを。

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記事の筆者:カワイユキ

こんにちは、カワイユキと申します。しまなみ海道在住でこれまで300回以上は走ってきましたが、そのたびに新しい発見があります。初めての方の不安を少しでも減らすヒントになれば嬉しいです。

読者の皆様のご支援で取材・執筆やウェブサイト維持管理をしています。もしお役に立ちましたらサポートをお願いします。Amazonや楽天のリンクは私の個人的なおすすめに基づくアフィリエイトリンクで、有償無償に関わらず業者様からの掲載依頼はお断りしています。

雨が少ないしまなみ海道

2日かけてしまなみ海道を自転車で完走

広島県尾道市と愛媛県今治市に位置するしまなみ海道は、自転車旅行者が世界中から訪れるサイクリングの聖地です。橋でつながった島々は自転車や歩行者にも優しい作りになっていて、自由に行き来できます。しまなみ海道はナショナルサイクルルートでもあり、レンタサイクルや宿泊施設、休憩施設なども充実しています。

【写真】雨天時のサイクリング:初心者にもハードルが低いしまなみ海道サイクリング
初心者にもハードルが低いしまなみ海道サイクリング

そのため、初心者でも挑戦しやすく、上級者も楽しめるルートと言われています。しまなみ海道の特徴の一つは、初めての長距離自転車旅行にも最適なルートであることです。最も人気があるのは「今治から尾道まで全線を踏破する」コース。最短でも70~80kmあるため、初めての場合は2日以上かけるのが一般的であると言われていて、私のウェブページでもおすすめしています。

2日とも雨が降らないか心配

しまなみ海道のある瀬戸内海は、雨が少ない気候であることが知られています。詳しくは次の章で紹介しますが、「しまなみ海道では4日に3日は雨が降らない」つまり、1ヶ月のうち雨を心配しなくていい日は23日以上あることが分かりました。

【写真】雨天時のサイクリング:2日間のサイクリングでは雨が降ることも
2日間のサイクリングでは雨が降ることも

また、しまなみ海道で、走行を断念するレベルの強い雨(10mm以上)が降るのは、1年でわずか28日。確率にすると13日に1回程度です。12月や1月なら月間に0.5日ほどしかなく、大雨で旅の計画が完全に壊れてしまう心配は他の地域よりはかなり低いのですが、もしもの「雨天予報」の時のヒントを紹介したいと思います。

このページのトピック
  • しまなみ海道サイクリングで雨が降る確率
  • 雨サイクリングに役立つアイテムや準備
  • 天気の状況に応じた旅程変更の方法

私自身もサイクリング中に雨に降られたことは数えきれないほどありますが、危険なレベルの大雨でない限り、しっかりと準備をすればサイクリングを楽しめると思います。

事前の準備がとても大切

モノの準備と情報収集

快適で安全なサイクリングには「事前の準備」がとても大切です。「事前のモノの準備」に関しては様々な事態に備えてあらゆるものを準備して持っていくという考え方もありますが、持参できるモノの量には限界もあります。特にしまなみ海道沿線には、コンビニエンスストアやホームセンターも複数あるので、現地調達できるものと事前に購入しておくものを分けて考えておくのがおすすめです。

【写真】雨天時のサイクリング:雨天に備えて事前の準備が大切
雨天に備えて事前の準備が大切

また、急な雨天時にバスや船などの公共交通を利用してショートカットできる方法を事前に知っておいたり、雨コンディションの自転車走行において、安全面で気を付けることなどを事前に知っておくことも、「事前の情報収集」として大切な準備だと思います。

この記事では、気象データからしまなみ海道の雨の特徴を分析し、雨のリスクについて考えてみます。そのうえで雨天サイクリングのモノの準備と情報についてまとめてみようと思います。

まずはしまなみ海道の雨の特徴について気象データから見てみます♪

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しまなみ海道の雨の特徴

気象データを分析してみました

しまなみ海道がある瀬戸内海エリアは「瀬戸内気候区」と呼ばれ、一般的に温暖で雨が少ない気候として知られています。しかし、少ないとはいっても、サイクリングの計画に影響があるような雨が降る時季と、ほとんど降らない時季があります。

【イラスト】しまなみ海道の雨:中学の地理で習った覚えがある瀬戸内海気候の問題

2022年1月〜2025年12月の4年間にわたる気象庁の観測データから、しまなみ海道エリアにある今治・大三島・生口島の3地点の降水量を集計しました。3地点の間で大きな差はなかったため、しまなみ海道エリアの平均的な傾向として以下にまとめています。

しまなみ海道で晴れる確率・雨の確率は?

「雨が降らなかった日(降水量0mm)」「弱い雨の日(0.5〜9.5mm)」「強い雨の日(10mm以上)」の3つに分けて、月ごとの日数をカウントして整理しました。

雨が降らなかった日 (0mm)弱い雨の日 (0.5〜9.5mm)強い雨の日 (10mm以上)
1月26.5日4.0日0.5日
2月22.8日5.5日2.8日
3月21.3日6.0日3.8日
4月20.8日6.3日3.0日
5月22.5日5.0日3.5日
6月19.3日6.5日4.3日
7月22.5日4.8日3.8日
8月25.5日3.8日1.8日
9月22.8日6.0日1.3日
10月23.5日5.5日2.0日
11月25.0日4.0日1.0日
12月27.5日3.0日0.5日
合計約280日約60日約28日

しまなみ海道で雨が降らなかった日をカウントするとは1年間で約280日でした。365日中280日は約77%なので、「しまなみ海道では4日に3日は雨が降らない」ということができると思います。言い換えると、1ヶ月のうち、雨を心配しなくていい日は23日以上あります。

しまなみ海道で雨の日に当たる確率
  • しまなみ海道では4日に1日の確率で雨が降る
  • 強い雨に降られるのは、13日に1回あるかないか

1ヶ月のうち、大雨でしまなみ海道サイクリングの予定変更を迫られるのはわずか2日程度という計算になります。つまり、3泊4日のサイクリングを計画しても、土砂降りに見舞われる確率は4回に1回以下です。

月別・雨の日の日数(2022年〜2025年平均)

日本でも有数の少雨地帯である瀬戸内。しまなみ海道では、1年の約4分の3以上が「雨なし」という安定感があります。続いて、月別に雨が降らなかった日、雨が降る日の数を見てきましょう。上の表をグラフにすると下のような感じになります。

しまなみ海道で特に雨が少ない月

まず目立つのは、12月・1月・11月の雨の少なさです。雨が降らない日が月に25〜27日以上と非常に多く、強い雨(10mm以上)の日は月にわずか0.5〜1日程度しかありません。冬は気温が低くて寒いイメージがありますが、天気という面で私はしまなみ海道サイクリングが快適にできる割と好きな時季です。

意外と安定しているのが8月です。猛暑というイメージの8月ですが、データを見ると雨が降らない日が月に約25日以上と、実は年間でも比較的多い方なんです。ただし、降るときは夕立や台風の影響で短時間に集中して降る傾向があります。

しまなみ海道で雨の確率が少し高い月

梅雨にあたる6月・7月は、強い雨の日が月に約4日前後あります。数日間の旅を計画した場合、少なくとも1日は本格的な雨に遭遇する可能性が高くなりますね。雨天時のサイクリングをどう楽しむか、あらかじめイメージしておくことが大切な時期だと思います。

3月・4月の春は、強い雨こそ少ないものの、「弱い雨」の日が月に6日以上あります。通り雨や一時的な雨が多い季節といえると思います。私自身も晴れていると思ったのに突然降り出したというのは、特にこの季節によくある気がします。念のためレインウェアをバッグに忍ばせておくのがおすすめです。

続いて、しまなみ海道サイクリングで準備しておくと便利なグッズなどもご紹介していきます♪

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雨対策のモノの準備

防水のレインウェア

サイクリングの雨対策で最初に思い浮かぶものと言えば、レインウェアカッパでしょうか。普段からサイクリングをされている方だと、サイクリング専用のレインウェア(軽量で動きやすく防水透湿性のあるもの)を用意、ゴアテックスなどの高品質素材のものはもちろん快適ですがなかなか高価格だったりしますね。

【イラスト】雨の中のサイクリングで必須なレインウェアのイメージ

普段からアウトドアを楽しんでいる方であれば、アウトドア用のレインウェアをサイクリングに転用することもできます。自転車ならではの前傾姿勢に対応していないデザインの場合もありますが、性能や運動のしやすさには問題ありません。まとまった雨予報の可能性がある場合には、こうした上下分かれたタイプの少し本格的なレインウェアを準備しておきましょう。

特に冬場のサイクリングでは、こうした本格的なスポーツレインウェアを防寒着代わりに利用することで、持参する荷物を減らすことができます。

レインコートの現地調達

一方で、ほとんど曇りか晴れ予報で心配なのはにわか雨程度という場合には、ここまでしっかりしたレインウェアは準備する必要がないかもしれません。雨が降りそうになったら、現地のコンビニエンスストアで簡易レインコートを購入すると割り切るのも、荷物を減らし快適なサイクリングに有効です。

シューズの雨対策

雨天で靴が濡れて靴下まで水が染み込んでしまうと不快ですよね。特に、自転車を降りて少し散策してみようかな、とか、お店に入って少し休憩しようかなという場面で、靴の中がぐじゅぐじゅなのは本当に嫌な感じがします。もちろん完全防水のシューズを用意するという方法がありますが、それ以外で簡単に準備できるものとして「防水ソックス」がおすすめです。

【イラスト】雨の中のサイクリングで便利な防水ソックスのイメージ

登山や釣りを楽しむ方に利用が多い防水ソックスですが、私はサイクリングにも活用しています。どんな靴を履いているシチュエーションでも、このソックスを履いていれば雨の中でもかなり快適に過ごすことができます。値段帯的にも高価な防水シューズを購入するよりも気軽に用意しやすいグッズだし、一足あると何かと便利です。

また、夏場であればKEENのシューズ型のサンダルを活用することが私は多いです。長い距離でなければ街歩きもそのままできますし、海水浴場でそのまま海の中に足をつけてみるなんてこともできますね。

アイウェアの雨対策

サイクリングで目を保護する役目としても利用することが多いアイウェアですが、雨の中だと水滴により視界が悪くなることがあります。安全なライドには、視界が明瞭であることはとても大切です。

【イラスト】サイクリングの雨対策としてアイウェアに撥水スプレーをかけるイメージ

いくつかのメーカーからは、アイウェア専用の撥水スプレーが発売されていて、サイクリストには愛用者が多いです。私も雨の中で走行する際には、必ず撥水スプレーをかけたアイウェアを使うようにしています。様々な撥水スプレーがありますが、アイウェアにはアイウェア専用のものがいいと思います。Amazon.co.jpや楽天市場などのオンラインショップでも販売されています。

荷物の防水対策

完全防水のバックパックを用意する

もしかしたら、雨対策で最も大切なのは持参している荷物が濡れないように対策することかもしれません。翌日分の着替えやタオル、スマートフォンや充電器などの電気機器も水で濡れてしまっては大変です。私は普段から完全防水のバックパックやサイドバッグなどを利用しています。

【イラスト】雨の中のサイクリングで便利な防水バッグのイメージ

ちなみに、サイクリングに特化した完全防水のサドルバッグやサイドバッグ、フロントバッグなどは、ドイツの「ORTLIEB(オルトリーブ)」というブランドのものが最も有名です。

オルトリーブのバッグは、防水性能が非常に高く、シーンに応じて様々な大きさや形の鞄が出ているので、世界一周などのジャーニーサイクリストにも愛用されています。私も長距離のサイクリングの時には活用していますが、オルトリーブの鞄を使っていて荷物が濡れてしまったことは今まで一度もありません。信頼のオルトリーブ。

荷物を工夫して防水対策

こうした高性能で完全防水のバッグは、ひとつ持っていると何かと便利です。しかし、1回だけのしまなみ海道自転車旅行のためだけに購入するには少し価格帯が高すぎるかもしれません。簡易的な方法としては、バックパックに衣類などを入れる際にビニール袋やポリごみ袋に入れてから入れておくことです。2重にしたり大きいジップロックを活用したりするとより高い防水効果が得られます。

【イラスト】雨の中のサイクリングで便利な防水アイデアのイメージ

自転車旅行で使わないときには、こうしたジップロックの袋は普段使いもできるのでいいですよね。見た目は微妙かもしれませんが化粧品や薬のポーチや小銭、ちょっとした小物なども小さなジップロックに小分けしておくと、中身が見えて防水もできるので便利だったりします。工夫次第で色々活用できますね!

スマートフォンの防水対策

スマートフォンの防水対策も、先ほどのジップロックでもできるのですが、やはり専用の防水スマホケースがあるととても便利です。ほかの小物などと違って、サイクリングの途中で屋外で利用することも多いスマートフォン。ちょっとGoogleマップを確認したい時とか、雨の中でも取り出して利用することが多いので、タッチパネルや顔認証などが使えると快適で安心です。

【イラスト】雨の中のサイクリングで便利なスマホ防水のイメージ

サイクリングの時だけじゃなく、例えばお風呂でちょっとスマートフォンを使いたい時などにも何かとこの防水スマホケースは役に立ちます。最近は生活防水のスマートフォンも増えていますが、電子機器なので濡らさないに越したことはないですね。

ちなみに私はお財布も、雨のサイクリング中はジップロップを活用しています。しまなみ海道周辺ではクレジットカードや電子決済のできないお店も多いので現金の持参は必須です。特にお札は濡れてしまうと、コンビニのセルフレジなどで使えなくなってしまうことも。

アイデアや工夫次第でサイクリングはより快適になりますね♪

ショートカットや別プラン

中止やコースの短縮

天候の変化は、長い時間、屋外で楽しむサイクリングにはつきものです。天候を恐れるのではなく、天候を受け入れという考え方もあると思います。適切な装備で賢明に準備をすることで、多少の雨もサイクリングの一部として楽しむことができるかもしれません。一方で、あまりに厳しい天候が予測される場合、サイクリング自体の中止やコース短縮も選択肢となります。

【写真】雨天時のサイクリング:天気予報によっては中止やコース短縮も
天気予報によっては中止やコース短縮も

例えば、午後から強い雨予報だけれども午前中は天気がもちそうという時は、コースを短縮することで快適で安全なしまなみ海道サイクリングを楽しむことができます。雨が降り出す前にゴールして、その後は公共交通で移動するなどの方法が考えられます。必ずしも踏破にこだわらないという態度も時には大切です。

【イラスト】雨天時のサイクリング:しまなみ海道の主なフェリー・旅客船ルート
しまなみ海道の主なフェリー・旅客船ルート

しまなみ海道の島々には鉄道がないので、公共交通の移動ではバスや船が選択肢としてあると思います。自分の自転車を持参している場合や民間のレンタサイクルを借りている場合には、輪行(自転車を分解して専用の袋に入れて公共交通で移動する方法)ができれば一部のバスに乗ることができます。船は分解する必要がない分、自転車旅との相性がいいですが、波の状況などでの欠航に注意が必要です。

【イラスト】雨天時のサイクリング:しまなみ海道の主なバスのルート
しまなみ海道の主なバスのルート

公共のレンタサイクルを借りる場合には、途中の島にあるレンタサイクルターミナルで自転車を返却後にバスや船で移動することもできますね。レンタサイクルターミナルとバス停や港が近いかどうかを事前に情報収集しておくと安心です。公共のレンタサイクルは自転車の返却に自由度が高いことが、初めてのしまなみ海道自転車ツーリングで大きなメリットですね。

代替旅行プラン

雨予報によるサイクリングの中止の場合、現地ではどのような代替旅行プランがあるでしょうか。自転車からレンタカーに移動手段を替えて、しまなみ海道の島めぐりをしてみるのもいいかもしれません。村上海賊ミュージアムや大山祇神社、耕三寺、島のグルメめぐりなどはレンタカーでも雨天でも楽しめると思いますよ。または周辺の観光地、例えば愛媛県松山市の道後温泉周辺や広島県尾道市の旧市街散策などは雨でも風情があって良い雰囲気かもしれません!

1日中、雨予報が続く日などは別プランに切り替える思いきりも大切ですね。

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雨天サイクリングの注意点

滑りやすい場所を知ろう

晴天時と雨天時で大きく違うのが路面の状況です。普段はほとんど滑ることがないような場所でも、濡れていることで思いがけず滑ってしまい転倒事故に繋がるリスクが高まります。

【写真】雨天時のサイクリング:金属部分は特に滑りやすくなるの注意を
金属部分は特に滑りやすくなるの注意を

自転車で注意すべき滑りやすい箇所はいくつかあります。例えば、排水溝の金網やマンホールのような金属部分、白線である車道外側線は滑りやすいです。しかし、しまなみ海道の道しるべであるブルーラインには滑りにくい特別な塗料が使われているようです。それでも、できるだけこれらの箇所を避けることがおすすめですね。

【写真】雨天時のサイクリング:雨や風が強いと路面に木々は落ち葉も
雨や風が強いと路面に木々は落ち葉も

また、前日の雨で濡れた場所や、落ち葉や砂地など、タイヤが滑りやすい状況にも注意が必要です。さらに、段差にも注意しましょう。レインウェアを着ていたり、アイウェアやメガネが濡れていたりすると視認性が一気に悪くなるので、周囲の状況にはより一層注意しながら走行する必要があります。

【写真】雨天時のサイクリング:滑りやすい場所ではスピードを落として
滑りやすい場所ではスピードを落として

自転車に初めて乗る時や慣れていない自転車を使う時に起こりやすい事故のパターンを事前に知っておくことで、より安全なサイクリングを楽しむことができます。

手を暖かくしましょう

雨天、あるいは天候に関わらず冬季の寒い時期は、手を暖かくすることが大切です。手が冷えてしまうと握力がなくなったような状態になり力が入らないようになってしまうことも。ブレーキを適切にかけることができなくなりとても危険です。サイクリングではグローブを着用することが多いですが、クッションで疲労や摩擦を抑えるだけでなく、手が冷えないようにする意味もあります。

背中の泥はねに注意

しまなみ海道のレンタサイクルで貸し出されている多くのスポーツバイク(クロスバイクやロードバイク)には、シティサイクルのような泥除け(フェンダー)が付いていないことが多いです。雨天時や雨あがりで水たまりができている状況では、タイヤが泥水を跳ね上げて背中が汚れてしまうことがあります。

【写真】雨天時のサイクリング:できるだけ水たまりは避けて
できるだけ水たまりは避けて

悪天候のサイクリングでは、特に汚れても良い服装にするか、雨が上がってもしばらくはレインウェアを着ていることをおすすめします。また、安全を確保しながら、なるべく水たまりを避けて走行するようにしましょう。背中に一筋の汚れができてしまったことが私も何度もあります。

温かいシャワーや温泉

雨天のサイクリング後は、なるべく間髪を開けずに温かいシャワーやお風呂に入り、乾いた衣服に着替えるようにしましょう。しまなみ海道の尾道旧市街には「Onomichi U2」という複合施設の北側にコイン式のシャワーがあり、サイクリストの利用も多いです。また今治市街、今治駅周辺では「しまなみ温泉 喜助の湯」という温浴施設があります。

しまなみ温泉喜助の湯

【写真】雨天時のサイクリング後のシャワーや温泉:今治側なら喜助の湯がおすすめです
今治側なら喜助の湯がおすすめです

愛媛県今治市側をゴール地点に設定された方。今治駅のすぐ近くにあるスーパー銭湯「喜助の湯」についてはこちらのウェブページを参考になさってください。

Onomichi U2コインシャワー

【写真】雨天時のサイクリング後のシャワーや温泉:尾道側ならコインシャワーがおすすめです
尾道側ならコインシャワーがおすすめです

一方で、広島県尾道市側をゴール地点に設定された方は、こちらウェブページにまとめたOnomichi U2すぐの立地にあるコインシャワーをご利用ください。尾道市内にはいくつかの公衆浴場がありますが、かなり伝統的なスタイルでローカル色が強いです。風邪をひかないようになさってくださいね!

雨サイクリングの後に温かい温泉に入ると落ち着いて、なんだかんだ楽しかったなと思えるかも。

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雨の多い時期と天気予報

しまなみ海道の降水量

さきほどは、「雨が降らなかった日(降水量0mm)」「弱い雨の日(0.5〜9.5mm)」「強い雨の日(10mm以上)」の3つに分けて簡単にしまなみ海道の雨の特徴をまとめてみましたが、より詳しく知りたい方向けに、「雨の日の数」ではなく「合計の降水量」という違った角度からも見てみます。

気象庁のウェブページより引用:大三島の降水量と各階級の日数
気象庁のウェブページより引用

1991年から2020年までの期間の気象庁による統計で、どの程度の降水量が何日あったかを示しています。月ごとに平均値です。やはり梅雨時期の6月と7月に雨の日数が多いことがデータからも分かります。9月に合計雨量が多いのは台風の影響でしょうか。逆に冬は大雨になるリスクがほとんどないと言えそうです。

上のグラフは気象庁のデータから今治の降水量(平年値)を示しています。12月~2月にかけて月の降水量が50㎜前後となります。瀬戸内海エリアならではの冬の特徴として、降水量が年間で一番少ない時季であるということが言えます。

おすすめの天気予報

私は天気予報のチェックに気象庁のウェブサイトやWindy.comを見ることが多いです。気象庁のウェブページでは、各地点の1週間の天気予報がその信頼度(A~C)とともに掲載されています。愛媛県今治市の天気予報と広島県尾道市の天気予報の両方を見ることで、しまなみ海道エリアのおおよその天気予報をイメージできます(意外と違う予報のこともあります)。

気象庁のウェブページより引用:尾道市の週間天気予報など
気象庁のウェブページより引用

Windy.comは、基本的には風予報に特化したウェブサイトですがスマートフォン用のアプリケーションもあり便利です。風向きや風の強さのシミュレーション予測がビジュアルでわかりやすいのに加え、気象衛星からの情報や雨の予測なども表示することができて便利です。

Windy.comのウェブページより引用:しまなみ海道周辺の雨の予測
Windy.comのウェブページより引用

しまなみ海道の島々は地形が複雑なため、実際には島を回り込むような風などもあり、シンプルではありません。無料版ではそこまで細かな地形の影響までは反映されていないような気がしますが、全体的な傾向はこのウェブサイトで充分に調べることができると思います。

 

天気予報と一緒に風の予報もチェックしてみてくださいね!

雨天ならではの景色

雨天のしまなみ海道の風景には、晴れの日とはまた違った魅力があるように思います。もちろん季節によっても違った景色が楽しめますが、その日によって、あるいは時間帯によっても風景は変化しています。その日、そのタイミングでどこにいるかによってどんな景色を眺められるか変わるのも、アウトドアで楽しむ自転車旅行ならではだと思います。

【写真】雨天時のサイクリング:霧につつまれた来島海峡の幻想的な風景
霧につつまれた来島海峡の幻想的な風景

気象条件によっては、来島海峡の雲海が見れたり、雨あがりの霧につつまれた風景が見られるかもしれませんね。霧の中、船の霧笛がとどろく光景は、とても幻想的で私はとても好きな瀬戸内海ならではの風景だと思っています。

天気が悪くてガッカリ、と落ち込んでしまってはもったいないです。その日の天気ならではの楽しみ方で、しまなみ海道を満喫していただければ幸いです。

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よくある質問集

Q
サイクリング中に傘を差すのは違反になりますか?
A

はい、違反になります。2026年4月からは罰則(反則金)の対象にもなりました。雨の日は必ずレインウェアを着用してください。

自転車走行中の傘差しは、片手でハンドルを操作する行為となるため、道路交通法違反です。以前から違反行為でしたが、2026年4月1日から「自転車反則制度(青切符制度)」が施行されました。これにより、警察官が現場で即座に反則切符を交付できるようになり、傘差し運転には反則金5,000円が科されます。

しまなみ海道サイクリング中に傘を差して走ることは、法律違反であるだけでなく、ブレーキ操作が遅れる・風にあおられるなど、転倒事故のリスクも高くなります。

雨の日は上下分かれたレインウェアを着用するのが最善ですが、急な雨の場合はルート沿線のコンビニエンスストアで簡易レインコートを購入することもできます。傘は絶対に使わないようにしましょう。

※反則金などは取材時の額です。最新の情報をご確認ください。

Q
雨予報の場合、レンタサイクルの予約はキャンセルできますか?
A

キャンセルポリシーはレンタルサービスによって異なります。事前に各社の規定を確認しておきましょう。

公共レンタサイクル(しまなみジャパン)と民間のレンタサイクルショップでは、キャンセルポリシーが異なります。

  • 公共レンタサイクル(しまなみジャパン): オンライン予約は3日前から受け付けています。キャンセル規定は変更になる場合があるため、しまなみジャパンの公式ウェブサイトで最新情報を確認してください。当日の天候による無料キャンセルは保証されていない場合があります。
  • 民間レンタサイクルショップ(GIANTストアなど): 各ショップが独自のキャンセルポリシーを設けています。天候理由の場合、事前に連絡することで対応してもらえることもありますが、保証はありません。

なお、「小雨程度なら実際にはサイクリングできる」ことが多いです。しまなみ海道エリアでは、1ヶ月に23日以上は雨が降りません。当日の朝に実際の天気予報を確認してから判断するのが現実的です。大雨になりそうな場合は、なるべく早めにショップへ連絡することをおすすめします。

Q
雨の日に橋の上を走るのは危険ですか?
A

適切な準備があれば走行可能ですが、橋の上特有の危険があるため事前に知っておくことが大切です。

しまなみ海道の橋には自動車道と分離された自転車・歩行者専用道があるため、車との接触リスクは低いです。ただし、雨天時に橋の上で特に注意すべき点が2つあります。

① 金属部分・白線が非常に滑りやすい 橋の路面には伸縮継ぎ目(エキスパンションジョイント)や排水用の金網など、金属素材が使われている箇所があります。これらは濡れると非常に滑りやすくなります。また白線(車道外側線)も同様です。しまなみ海道のブルーラインには滑りにくい特殊塗料が使われているとされていますが、塗装された路面は雨天時に慎重に扱うのが基本です。速度を落として、できるだけ金属部分や白線をまたがないように走りましょう。

② 橋の上は横風が強くなりやすい しまなみ海道の橋は高い場所にあり、地上より風の影響を受けやすいです。雨を伴う日は特に横風が強くなることがあり、急にハンドルを取られることがあります。ハンドルをしっかり握り、ゆっくりとしたスピードで走ることを心がけてください。天気予報と合わせて、Windy.comで風の予報も確認しておくと安心です。

Q
サイクリング中に急に雨が降ってきたら、どうすればいいですか?
A

焦らず安全な場所に止まり、天気予報を確認してから次の行動を決めましょう。

しまなみ海道を複数日かけてサイクリングしていると、突然の雨に遭遇することは珍しくありません。そんなときの対処法をまとめました。

  1. まず安全な場所に止まる — コンビニエンスストア、道の駅、サイクルオアシス、バス停の屋根下など。走行しながらレインウェアを着ようとするのは危険です。
  2. 濡れる前にレインウェアを着る — ずぶ濡れになってしまうと体が冷えやすくなります。雨が弱いうちに素早く対応するのがコツです。
  3. 天気予報を確認する — 気象庁のウェブサイトやWindy.comで、この雨がどのくらい続くか確認しましょう。通り雨なら20〜30分待てば回復することが多いです。
  4. 今後の行動を判断する — 天気が回復しそうなら待機。長時間の大雨が予想されるなら、コースを短縮してバスや船で移動するプランに切り替えましょう。

しまなみ海道の島々にはコンビニが点在しており、簡易レインコートの現地調達も可能です。また、公共レンタサイクルを使っている場合は、途中の島にあるターミナルで返却してバスや船に乗り換えることができます。


このウェブページでは、雨天のサイクリングでの準備や注意点について詳しくまとめました。初心者から上級者まで幅広い方が自転車旅行を楽しめるしまなみ海道のサイクリング情報は以下のページにまとめておりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

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