【ロードバイクとは?】種類やブランドの基本情報と初心者向け自転車選びのコツ

2024年3月15日

ビギナーサイクリングTips

タイトル:自転車の種類「ロードバイク」

しまなみ海道でレンタサイクルを借りてサイクリングをしてみて、私も自転車は欲しい!ってなったら、まずは近所にある大きめの自転車屋さんに行ってみましょう。「スポーツ自転車」と言っても様々な種類の自転車があることに驚くのではないでしょうか。自転車は道具なので用途によって使い方が違ったり特徴があったりします。またファッションと同じように自己表現だったりコミュニケーションツールになったりもします。自分のスタイルにぴったりの一台に出会っていただけたら嬉しいなぁと思っています。このページでは「ロードバイク」と呼ばれる自転車についてご紹介します。

ライター:カワイユキ
カワイユキ

こんにちは。しまなみ海道在住のサイクリスト、カワイユキと申します。自転車を始めてみたいという初心者の方が、不安に思ったり、分かりにくかったり、どうすればいいのか疑問に思ったりする内容を、私の体験に基づいて紹介しています。サイクリングライフにぜひご活用ください。

ロードバイクとは

レジャーから本格的な競技

【写真】ロードバイクってどんな自転車?:ロードバイクでしまなみ海道を走るサイクリスト
ロードバイクでしまなみ海道を走るサイクリスト

舗装路を速く走るための自転車

「ロードバイク」は舗装路を速く走るために特化した自転車です。一般にクロスバイクやマウンテンバイク(※)より、軽量で効率的な性能が特徴になっています。見た目的な特徴で言うと、細いタイヤとホイールに加えて、多くの場合にはドロップハンドルバーと呼ばれる下に大きく曲がったハンドルが付いていることが多いです。より前傾姿勢になるので空気抵抗がより少ない体勢を取ることを意識した設計と言えますね。これにより、スピードを求めるサイクリストやロードレースなどの競技に最適な選択肢となります。

【イラスト】スポーツ自転車の主なタイプ:ロードバイク

基本的にロードバイクは競技用に設計されているのですが、もちろんレジャーや通勤に活用することもできます。効率的にできるだけ遠くまでサイクリングしたいという場合やシンプルなスタイルで速く移動したいという場合に、いい選択肢だなと思います。ただし、オフロード(凸凹道)の走行や荷物をたくさん積載したいというような場合には、他の選択肢も検討すべきですね。

【イラスト】ロードバイクってどんな自転車?:典型的なロードバイクの例

有名ブランド:Trek、Specialized、Scott、Bianchiなど多数

エントリーモデルのおよその価格帯:7万~20万円

初心者女子でも平坦な場所であればロードバイクを使えば時速20km以上は出すことができます。日本では「サイクリングが趣味です」≒「ロードバイクが趣味です」というほど、愛好家の中では一般的な自転車タイプ。とても人気があります。これは、長い休暇が少ない中でできるだけ遠くまで行きたい、ロードバイクの愛好チームやグループが多い、舗装路が多いなどが影響しているかなと思います。

速く走行できるの価値観

速く走行できることは自転車、特にロードバイクなどのスポーツ自転車の魅力のひとつですが、全てではありません。もちろん「速さ」は分かりやすい指標ですが。速ければ速いほど景色を楽しむ余裕はなくなりますし、公道での走行では危険も増します。極論、速く移動することのみが目的であれば、オートバイや自動車でもいいわけです。自分の楽しみ方にちょうどいい自転車タイプを探してみて下さい。

※クロスバイクの情報はこちらのウェブページに、マウンテンバイクの情報はこちらのウェブページにまとめています。

複雑で多様ですが、まずはロードバイクの種類について大まかにご紹介したいと思います。

ロードバイクの種類

【写真】ロードバイクってどんな自転車?:一言にロードバイクといっても種類があります
一言にロードバイクといっても種類があります

レース用ロードバイク

スポーツ自転車の取り扱いのある自転車ショップへ行くと、一言でロードバイクと言ってもその価格の幅に驚きます。10万円程度のものから100万円を超えるような一台まで。レース用ロードバイクはパフォーマンス重視の自転車なので、カーボンファイバーや高強度アルミニウムなどの高品質な素材が使われていたり、空気抵抗を考慮したデザインや最適化されたフレーム構造などの専門性が高かったり、高品質なパーツが装備されていたりします。高価な理由はそういった機能的な要因に加えてブランド価値なども関わってきます。

初心者向けレース用ロードバイクは10~20万円程度の価格帯が多い印象です。長距離のサイクリングをしたい方やこれから本格的にサイクリングを始めて競技イベントへの出場を目指そうと考えている方の初めの1台として、よく選ばれることが多い価格帯でもあると思います。休暇を使ったレジャーサイクリングやシンプルな通勤には十分なスペックです。この価格帯を超えると、競技ライダー向けに設計されたより特殊なモデルになってきます。

フレームの金属素材

ロードバイクのフレームは、主に「アルミニウム」「カーボンファイバー」「チタン」「スチール(鉄)」といった素材で作られることが多いです。それぞれの素材によって特性が違うので、どんなことを重要視したいかによってもチョイスが変わってくると思います。また素材の違いは自転車そのものの見た目にも影響します。一般に言われる特徴を列挙してみます。エントリーモデルのロードバイクでは、アルミニウム素材が多く、好みによってはスチールもおすすめです。

アルミニウム
  • 比較的に軽量で剛性がある。
  • 比較的低価格で入手しやすい。
  • 振動や衝撃に対する耐久性が高い。
  • 比較的硬いので振動吸収性がやや劣ることも。
カーボンファイバー
  • とても軽量で高い剛性がある。
  • フレームの形状を自由に設計できる。
  • 振動の吸収性に優れて乗り心地が良い。
  • 製造技術の関係でコストが高くなりがち。
チタン
  • 軽量で高い剛性がある。
  • さびにくく耐久性がとても高い。
  • 塗装無しだと金属光沢がとても美しい。
  • 他の金属と比べると高価である。
スチール
  • 耐久性の高さと強度は随一。
  • 振動をよく吸収するので長距離向き。
  • 細いチューブを使用し設計が柔軟。
  • クラシックな印象の自転車が多い。

アルミニウムやチタン、カーボンなどの素材が登場する以前は、基本的に自転車はスチールでできていました。特に強度や溶接のしやすさなどからクロムモリブデン鋼(略してクロモリとも)と呼ばれる鉄合金が使われてきましいた。現代でも競輪などのレースにも使われますし、この金属で作られたロードバイクはクロモリロードと呼ばれ、乗り心地の良さや伝統的な見た目にファンも多いジャンルです。

ハンドルの種類

【イラスト】ロードバイクってどんな自転車?:自転車のハンドルバーの種類:ドロップハンドルなど
様々な種類がある自転車のハンドル

標準的なロードバイクの多くはドロップハンドルバーを備えているので、シティサイクル(いわゆるママチャリ)よりも前傾姿勢で乗ることになります。レジャーサイクリングや通勤には必ずしもこうした競技志向の高いスタイルは必要でない場合もあると思います。真っすぐなハンドル(フラットハンドルバー)を装着したロードバイクも選択肢のひとつです。フラットバーロードバイク(あるいはロードクロスバイク)は、直立した姿勢で乗車できるため、乗り心地が楽で、視界も広く確保しやすいです。 姿勢の違いから出すことができるスピードに違いはあるとは思いますが、カジュアルにサイクリングを楽しむ場合においては、気にならない程度の違いであることが多いです。

ブレーキの種類

リムブレーキとディスクブレーキ

最近のロードバイクには、従来のリムブレーキ(リムと呼ばれるタイヤホイールの端を挟み込むようにして抵抗をかけるブレーキ)ではない、ディスクブレーキが装着されたものも多く販売されています。ディスクブレーキは自動車やバイクのブレーキにも使われるタイプの強力なブレーキです。ディスクブレーキはより細かなブレーキ作業が要求されるマウンテンバイクから導入が始まり、現在ではロードバイクだけでなくさまざまなタイプの自転車でも導入されています。 一般的にディスクブレーキの自転車は、悪天候でも信頼性が高く、泥除けがつけやすかったり、幅広のタイヤに変更しやすかったりします。 カジュアルにサイクリングを楽しむ場合において、このブレーキの違いは個人的な好みの違い程度な気もします。シクロクロスなどの競技には、ディスクブレーキの自転車が選ばれることが多いです。

快適性重視のロードバイク

ロードバイクの中には、軽さや速さを追求したものだけでなく、快適性を重視したモデルも販売されています。自転車の快適性を高めたい場合は、こうしたロードバイク、あるいはクロスバイクなども選択肢になると思います。 これらの自転車には快適に走行できることに重点を置いて設計されており、ギアが多く、泥除けやキャリアなどを装備できるようになっていることが多いです。こうしたロードバイクはエンデュランスバイク(エンデュランスとは、耐久とか持久といった意味)とも呼ばれ、のんびりとしたロングライドや通勤にも最適です。

レディース向けのロードバイク

【写真】ロードバイクってどんな自転車?:世界初の女性向け自転車ブランド「Liv」
世界初の女性向け自転車ブランド「Liv」

最近は女子サイクリスト向けに特別に設計されたロードバイクも続々と登場しています。女子向けロードバイクでは細めのハンドルバーであったり、短いクランク、浅いドロップハンドルなど、様々なことが考慮されています。多くのロードバイクは男女兼用で作られていますが、女子の場合はサイズが若干異なることがメリットとなる場合があります。特に小柄な方の場合。 自分の身体のサイズにちょうど合った自転車を選ぶことはとても大切です。

ロードバイクの幅広い価格帯

スポーツ自転車をたくさん置いているような自転車専門店に行ってみると、スポーツ自転車のうち、特にロードバイクにはエントリーモデルの低価格なものからプロ仕様の超高級なものまで、価格帯にかなりの幅があることに驚くと思います。自転車を始めたばかりだったり、初めてスポーツ自転車を買おうかなと考えているときに、「この価格差は何?!」と疑問にもつことと思います。私もそうでした。ロードバイクの価格には、フレームやホイールの素材のほか、各種パーツのスペック、ブランドや年次モデルなど様々な要因が関わってきます。

各種パーツのグレード

【写真】ロードバイクってどんな自転車?:どんなパーツが装着されているか
どんなパーツが装着されているか

フレームやホイール、ブレーキ、変速機器などの各パーツを別々に買ってカスタマイズして自転車を購入することもできますが、多くの場合は、すでにほぼすべてのパーツが装備された「完成車」で購入することになります。同じような素材のロードバイクで比べた場合、価格帯は「どのグレードのパーツが装備されているか」によるところが大きいです。高級なロードバイクになると、ひとつのパーツで何十万円もするなんてことも!

実は、多くのロードバイクではフレーム以外の各種パーツは自社製品ではありません。ロードバイク向けの自転車パーツは、日本の「SHIMANO(シマノ)」、アメリカの「SRAM(スラム)」、イタリアの「Campagnolo(カンパニョーロ)」の3社の自転車部品専業メーカーのものが使われています。中でもトップシェアを誇るのはシマノで、自転車ショップで販売されているほとんどのロードバイクにシマノのパーツが装備されています。多くの場合、変速ギアやブレーキ、変速レバー、クランク、ブレーキなどの主要パーツはセットで設計されていて、主要パーツ群はまとめて「グループセット」「コンポーネント」と呼ばれます。

グループセットのグレードはユーザーの分かりやすさのために、明確に区分され名前が付けられています。完成車のカタログや展示販売で、それぞれのロードバイクのスペック表にはこのグループセットのグレードが書かれているので、価格や性能の根拠になるわけです。低~中価格帯のロードバイクでは、セットではなく、例えば変速機とブレーキで違うグレードのパーツが付いていることもあります。ロードバイクを購入する時に、どのグレードのパーツが装備されているかはひとつ参考になると思います。互換性があればあとからアップグレードすることもできます。

シマノのコンポーネント(シマノではグループセットをコンポーネントと呼びます)のグレードを大まかにまとめてみました。

グレードの名称イメージグループセット価格の目安
DURA-ACE最高性能を追求したプロフェッショナルなトップグレード。40~50万円
ULTEGRA申し分のないほぼトップグレード。重量などがDURA-ACEと若干異なる。30~40万円
105レース競技者向けのエントリーグレード。高コストパフォーマンス。20~30万円
Tiagraエントリーモデルのロードバイクに多く普及。実用性充分。8万円程度
SORAエントリーのロードやクロスに多く普及。レジャー・フィットネス向き。6万円程度
Claris最も低価格帯のグレードのひとつ。レジャースポーツには必要十分。4万円程度

クロスバイクやツーリングバイクなどに、このロードバイクの各種パーツを利用することもあります。マウンテンバイクの各種パーツも、明確にグレードが分けられていますが名称などが異なります。

この自転車はなんで高いの?どう違うの?分からければ店員さんに聞いてみてくださいね!

ロードバイクの競技

ロードバイクは先述の通り、基本的には競技性がとても高い自転車タイプです。ロードバイクを用いた競技にもいくつか種類があります。例えば「ロードレース」。これは公道や専用のコースを使用して行われる競技で、複数の選手が同時にスタートし、一定の距離を最速でゴールを目指します。大規模なロードレースになると複数のステージから成り総合優勝者を決定します。市街地や周回コースで行われる短距離のレースは「クリテリウム」と呼ばれ、山岳地帯で行われる登坂レースは「ヒルクライム」と呼ばれます。また「タイムトライアル」という個人のタイムを競う競技もあります。タイムトライアルでは一定の距離を個々で走り、最速でゴールを目指します。他の競技と異なり、直接他の選手と競わず、個々の選手のタイムが比較されます。

ツール・ド・フランス

【写真】ロードバイクってどんな自転車?:ツール・ド・フランスを観戦してみよう
ツール・ド・フランスを観戦してみよう

そして自転車ロードレースの中で、世界最大、最も有名なものが「ツール・ド・フランス」です。文字通り”フランス旅行”をいみツール・ド・フランスはフランスを舞台に、毎年7月、約3週間にわたって開催され、多くの国からトップクラスの自転車競技選手が約3,500kmを駆け抜けます。フランスの新聞『ル・ヴェロ』の創刊100周年を祝うために1903年に初めて開催。以来、毎年開催されており、自転車競技界で最も名声のあるレースとなっています。その規模感からサッカーワールドカップと夏季オリンピックと並んで世界三大スポーツの祭典のひとつとされているんです。

コースは山岳地帯や平地、、丘陵、個人タイムトライアルなどさまざまな形式のステージで構成されます。総合優勝者は、ステージごとの順位とタイムを総合して最も優れた成績を収めた選手に与えられます。ツール・ド・フランスは自転車競技界で最も厳しいレースのひとつとされており、選手たちは様々な困難に立ち向かいながら、21のステージを走り抜けます。特に有名なのは、フランス・アルプスやピレネー山脈などの山岳ステージでの過酷な登り坂です。

ロードバイクに興味が出てきたら、ぜひツール・ド・フランスを観戦してみるのをおすすめします。日本では有料のCS放送やオンデマンド放送で見ることができます。実はツール・ド・フランスは日本での観戦は時差的にしやすく、21時くらいから放送が始まり、24時過ぎにゴールするといったことが多いです。仕事終わり、夜のゆったりした時間にフランスの風景とそこを駆け抜ける選手たちの姿に癒されますよ。スポーツバーなどで詳しい方に解説してもらいながら観戦するのも楽しいです。

競技を気軽に知るために

個人競技と思いきや意外とチーム競技だったり、ルールとは別に暗黙の了解的なマナーがあったり、逃げ?とか集団?など独特の戦い方をするロードレース。初めてロードレースを見た時には「こんな速いスピードで、こんなに密集して走るの?!」と驚きましたが、意外と「何であの選手は飛び出したの?」など初見では全然分からないことも多かったんです。

漫画・シャカリキ!

最近は漫画やアニメから自転車に興味を持ってサイクリングを始めたという方も多いそうです。特に、私がロードレース観戦にハマったきっかけになったのは曽田正人さんの「シャカリキ!」という漫画でした。

小学校2年生の野々村輝は、父の転勤のため、東京から関西のとある町に引っ越してきた。輝の宝物は、買ってもらったばかりの自転車。ところが、この越してきた町は急で長い坂が異常に多く、自転車に乗っている子供などはいないらしい。自転車店も町に一軒だけで、その店「双葉双輪館」のおっちゃんでさえも「この町で自転車に乗ってる子供を見たのは5年ぶりだ」と言う。しかし、負けず嫌いで強情っぱりの輝は、この町の坂の中でも特にきつい「二番坂」、そして「一番坂」に挑む…

シャカリキ!1巻
【書影】シャカリキ!曽田正人1巻
【書影】シャカリキ!曽田正人2巻

坂の町で自転車を愛する野々村少年がロードバイク、ロードレースを通じて成長していく姿を描いた作品です。現在、Amazon.co.jpで販売されているKindle版、ワイド版は全7巻。ロードレースの描写が初心者にも分かりやすく、それでいて熱狂的で、しっかりと完結しているので読後感もいいです。1992~95年発表の作品ですが、とってもおすすめです。

ドキュメントや小説

ロードレースを題材にした小説やドキュメント本などを読んでみるのもいいですよ。

【書影】サクリファイス(近藤文恵著)
【書影】ただマイヨジョーヌのためでなく(ランス・アームストロング著)

例えば、近藤文恵さんの「サクリファイス」は自転車ロードレースを題材にしたサスペンス小説。「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」は、ツールドフランスを7連覇したランス・アームストロング選手による自叙伝です。ドーピング問題でタイトル剥奪のあった選手ですが、ドキュメンタリーの本としておすすめです。

 

続いて、エントリーモデルで個人的におすすめの自転車ブランドをピックアップしてみたいと思います。

ロードバイクのブランド

ロードバイクを販売している世界の自転車ブランドは挙げればきりがないほど。もちろん、細かなブランドやモデルごとの違いもありますが、エントリーモデルのロードバイクであればブランドごとにそれほど違いはないと思います。ロゴやデザインのかっこよさから選んでみるのも一案です。全てのブランドを挙げることは困難なので、自転車ショップで見かけることが多く、エントリーモデルのロードバイクも販売しているブランドを、できるだけ趣向性・ジャンルも幅広く、幾つか独断と偏見でピックアップしてみました。

アメリカ系のブランド

Trek

・有名なモデル: Madone, Emonda, Domane(女性向けモデルあり)

【スクリーンショット】Trekの公式ウェブページより引用
Trekの公式ウェブページより引用

「Trek(トレック)」は1976年にウィスコンシン州ウォータルーで創業したアメリカを代表する総合自転車メーカー「Trek Bicycle Corporation」社のブランドで、世界90カ国以上で販売されています。リチャード・バークさんとベビル・ホッグさんの二人の創業者が手作りのカスタム自転車の販売から始めたトレック。本社工場の拡大、ロードバイクやマウンテンバイクの完成車販売開始、パーツやアクセサリー事業拡大、航空宇宙産業などからの技術を取り入れた最新素材の開発などを経て、総合自転車メーカーとなっていきます。トレックのブランドが有名になったのは、ランス・アームストロング選手のツール・ド・フランス7連覇。圧倒的な強さを誇った有名選手が使っている自転車ブランドということで世界的に人気を博します。そうした歴史から初心者向けのエントリーレベルのロードバイクからプロフェッショナル向けの競技用モデルまでほぼすべての価格帯の自転車を製造しています。Trekのブランド哲学は「Ride Bikes, Have Fun, Feel Good」で、近年は自転車のエコ製品や女性向けの製品開発、自転車普及活動などに取り組んでいます。高い品質とパフォーマンスに加え、サイクリング体験をより楽しく充実させるための機能やデザインが特徴で、自転車の製造と販売において世界的なリーダー企業のひとつです。サイズ展開が幅広いのも、小柄な女性ライダーにも嬉しい所。最近は、カスタムオーダーのプログラムもあり世界に一台だけ、自分だけの自転車を作製することもできるんです。

Specialized

・有名なモデル: Diverge、Roubaix、Tarmac

・女性向けモデル: Amira、Ruby、Dolce

【スクリーンショット】Specializedの公式ウェブページより引用
Specializedの公式ウェブページより引用

こちらもアメリカ。「Specialized(スペシャライズド)」は1974年にカリフォルニア州モーガンヒルで創業の総合自転車メーカー「Specialized Bicycle Components」社のブランドです。創業者のマイク・シンヤードさんがヨーロッパ自転車旅行に出かけたことをきっかけに、イタリアの自転車部品の輸入業を開始。自社ブランドの自転車パーツの販売、ツーリング自転車やロードバイクの販売、80年代にはスタンプジャンパーというマウンテンバイクの世界的大ヒットなどを経て、世界的な総合自転車メーカーとなっていきます。ちなみにオリジナルのスタンプジャンパーはその革新性と世界的な自転車文化への影響などから、ワシントンDCのスミソニアン博物館に展示されているそうです。現在は、ロードバイクやマウンテンバイクを中心に幅広い自転車製品の製造と販売を行っており、プロのロードレースチームやマウンテンバイクレーサーなどのスポンサーにもなっています。「Innovate or Die(革新か滅びるか)」というブランド哲学に象徴されるように、常に新たな技術やデザインの探求に取り組むスタイル。ランチタイムに従業員がサイクリングに出かける時間があるなど、面白い取組みもしている企業でもあります。サイクリストの乗り味や体験を向上させるための革新的な製品を提供し続けるスペシャライズドは、Trekと並びアメリカを代表する自転車ブランドの一つです。

Cannondale

・有名なモデル: Super Six、CAAD

【スクリーンショット】Cannondaleの公式ウェブページより引用
Cannondaleの公式ウェブページより引用

「Cannondale(キャノンデール)」は、1971年にコネチカット州で創業のアメリカの自転車ブランドです。長年「Cannondale Bicycle Corporation」社の自社ブランドでしたが、現在は「Dorel Industries(ドレル・インダストリー)」傘下のブランドとなっています。ちなみにキャノンデールとは、コネチカット州の駅名なんだそう。自転車の製造と設計に対するユニークなアプローチで知られるキャノンデール。例えば「キャノンデールと言えばアルミニウムバイク」と言われるほど、独自のアルミニウムフレーム製造技術を持っていることで有名です。CAAD(キャド)と呼ばれる独自の溶接方法やフレーム構成技術を活かし製造した高性能アルミフレームデザインは、他社にはない強み。近年は軽量かつ高い剛性を持つカーボンフレームの開発にも力を入れています。女性向けサイズのロードバイクラインナップもあり、サイクリングにおけるパフォーマンスと快適性に根強いファンが多いブランドです。

Surly

・ロードバイクモデル: Pacer

【スクリーンショット】Surlyの公式ウェブページより引用
Surlyの公式ウェブページより引用

ここまではプロロードレースにも自転車を提供するような競技向きのロードバイクを展開しているアメリカ系の自転車ブランドを紹介しましたが、必ずしも競技を必要としない、シンプルに「乗ることを楽しむ」ことに特化したブランド「Surly(サーリー)」を紹介します。サーリーは1998年創業の比較的新しいアメリカ・ミネソタ州ブルーミントンを拠点とする自転車ブランド。遊び心や実用性が好きな方に特におすすめのブランドです。ちなみに同じくミネソタ州にあるクラフトビールの醸造所「Surly Brewing Company」は全くの別会社だとか。また、サーリーは特にアドベンチャーや未舗装路も含むようなサイクリングに焦点を当てた遊び心ある製品で知られています。カタログを見てみるとフレームが細みなのが分かると思いますが、クロモリ素材を使ったクラシカルなスタイル。頑丈で耐久性のあるフレームとユニークなデザインが特徴です。自転車文化やコミュニティを重視した独自のカルチャーを築き上げ、熱狂的なファンも。世界一周のアドベンチャー系サイクリストのシェアも高い自転車ブランドです。

アジア系のブランド

GIANT / LIV Cycling

・有名なモデル: TCR、Propel

・女性向けモデル: Langma、Enviliv

【スクリーンショット】LIV Cyclingの公式ウェブページより引用
LIV Cyclingの公式ウェブページより引用

続いてはアジアなブランドを。「Giant(ジャイアント)」は1972年に台湾で創業した「Giant Manufacturing(巨大機械工業股份有限公司)」による世界的な自転車ブランドです。創業者である劉金標(King Liu)さんは台湾では知らない人はいないほど有名な実業家で、元々はウナギの養殖業をされていた方だそう。OEM生産から始まり今では世界的な自転車ブランドとなっています。自転車の小さな部品からほとんどを自社工場で作製している自転車ブランドは、実はそれほど多くなく、ほぼすべてを作れるジャイアントはそういう意味でも多くのユーザーから信頼されています。手ごろな価格帯で品質の高い自転車がやはりジャイアントの強み。つまりコストパフォーマンスに優れ、初心者にも扱いやすいロードバイクも多く出ていて、さまざまなニーズに対応した幅広い商品を送り出しています。プロのロードレースにも積極的に進出していて、ロードレースやマウンテンバイクレースまで様々なプロチームに自転車を提供しています。2008年には世界初の女性専用自転車ブランド「Liv/Giant(現Liv Cycling)」を立ち上げ。サイクリングのユーザーの幅を広げることに大いに貢献している企業でもあります。「Ride Life(ライド・ライフ)」というブランド哲学で、自転車を通じて人々が自由に自然を感じ、健康的なライフスタイルを楽しむことを目指しているブランドで、しまなみ海道などでのレンタサイクルも行っています。同じく台湾のブランドだと「Merida(メリダ)」も有名です。

Anchor / Panasonic

【スクリーンショット】Anchorの公式ウェブページより引用
Anchorの公式ウェブページより引用

「Anchor(アンカー)」は1931年に設立された日本を代表するタイヤ製造メーカー「ブリヂストン」のスポーツ自転車ブランドです。最近は世界で活躍するアスリートも支えるハイエンドのロードバイクも開発。日本のブランドだけあって、日本人の体形や体格なども考慮されたロードバイクで、個々に合わせたフィッティングシステムも提供。同じく日本のブランドだと「Panasonic(パナソニック)」のチタンやクロモリ素材のロードバイクも有名です。家電製品のイメージが強いパナソニックですが、POS(Panasonic Order System)というカスタムオーダーの仕組みを持っていて、塗装など職人さんの腕が光る高品質なロードバイクに定評があります。パナソニックのクラシカルなロードバイクは日本の風景にとても馴染み、似合います。

ヨーロッパ系のブランド

Bianchi

・有名なモデル: Specialissima、Oltre

【スクリーンショット】Bianchiの公式ウェブページより引用
Bianchiの公式ウェブページより引用

続いてヨーロッパ系を。イタリアを本拠とする世界的に有名な自転車ブランド「Bianchi(ビアンキ)」。1885年にイタリアのミラノでエドアルド・ビアンキさんにより創業と、現代でも続いている自転車ブランドでは世界最古と、長い歴史や伝統を背景に洗練されたイタリアンデザインとクラフトマンシップを大切にしているブランドです。ビアンキのブランドはチェレステカラーと呼ばれる明るいグリーン色のブランドカラーも象徴的。「Passion and Emotion(情熱と感動)」という哲学で、自転車を通じて感動的な体験を提供。美しさと性能を兼ね備えた自転車が多いです。この他、イタリア系は「De Rosa(デ・ローザ)」「PINARELLO(ピナレロ)」「Colnago(コルナゴ)」「Cinelli(チネリ)」などオシャレでちょっと高級なイメージのブランドが多いです。イタリアでは機能性と美しさの両方が備わっていることが伝統的に重視される文化があるためだと言われています。

Scott

・有名なモデル: Addict、Speedster

【スクリーンショット】Scott Japanの公式ウェブページより引用
Scott Japanの公式ウェブページより引用

1958年創業のスイスを本拠とするもともとスキーストック製造から始まった自転車ブランド「Scott(スコット)」。ロードバイクからマウンテンバイク、シティサイクルまで幅広い自転車を提供。特にカーボンファイバーの使用においては優れたノウハウを持ち、高性能なバイクを製造しています。スローガンは「No Shortcuts(妥協なき追求)」で、最高品質の製品を提供することに徹底的にこだわっています。同じくスイスのブランドでは「BMC」も有名です。ドイツ・ベルギー系だと「Ridley(リドレー)」「Canyon(キャニオン)」も有名です。

Raleigh (Araya)

・有名なモデル: Carlton

【スクリーンショット】Raleighの公式ウェブページより引用
Raleighの公式ウェブページより引用

ヨーロッパ系で少し競技性を離れて、街乗りやシンプルに乗ることを楽しみたいという方におすすめなのが「Raleigh(ラレー)」です。1887年に創業されたイギリスの自転車ブランドで、伝統的なクロモリのロードバイクを多くラインナップしており、クラシカルな雰囲気が他のブランドとはかなり違うかなと思います。日本では、「Araya」のブランドで知られる歴史ある自転車メーカー、新家工業株式会社がライセンス契約していて、企画・製造・販売をしています。パナソニックのロードバイクと同じく、細みのフレームには普遍的な美しさがあります。競技やスポーティさからはちょっと離れて、街の風景に馴染むようなデザインはファッションにも合わせやすいロードバイクだと思います。

この他にも様々なブランド

ここで取り上げたのはほんの一部。エントリーモデルのロードバイクを発売している自転車ブランドはたくさんあり、それぞれに得意分野だったり特徴、デザインなどが違います。あえてマイナーなブランドのロードバイクを選ぶのも個性がでて素敵ですね。

自分のスタイルや好みに合った一台と出会える一助になれば幸いです。

ロードバイクの定期メンテナンス

自転車には自動車と違って定期的な車検の義務がありません。つまり自分の責任で、ロードバイクの良い整備状態を維持する必要があります。自身でのメンテナンスが難しい場合は、自転車ショップにお任せする形になることがほとんどかと思います。そのためにも信頼できる近場の自転車ショップで購入するのが絶対にいいと思います。インターネットでの購入はおすすめしません。ロードバイクを長く安全に乗り続けるためにもメンテナンスや修理の維持コストがかかることは知っておきましょう。

しまなみ海道を走る

ロードバイクをレンタルする

【写真】ロードバイクってどんな自転車?:しまなみ海道でロードバイクを借りてお試しサイクリング
しまなみ海道でロードバイクを借りてお試しサイクリング

日本を代表するサイクリングロードとして世界中から自転車旅行者が訪れている「しまなみ海道」では、いくつかの自転車ショップでエントリーモデル~本格的なロードバイクも借りることができます。愛媛県今治市から広島県尾道市までの片道最短70~80kmという距離は、初心者の方で試しにロングライドをするのに最適です。ルートもサイクリングしやすいようにとても整備されています。ロードバイクを始めようかなと考えている方、しまなみ海道でロードバイクを借りてサイクリング旅行をしてみるというのはいかがでしょう。

ロードバイクを輪行する

【写真】ロードバイクってどんな自転車?:ロードバイクを特急「しおかぜ号」に積載
ロードバイクを特急「しおかぜ号」に積載

自転車旅行では、現地まで自転車を鉄道で運ぶことがあります。多くの鉄道では自転車をそのまま積載することはできないので、前後の車輪を外すなどして専用の袋に収納して運ぶ、「輪行」という手段をとることがあります。マウンテンバイクなどと比べて、車体が軽い特徴があるロードバイクは比較的輪行がしやすい自転車と言えると思います。しまなみ海道を自分のロードバイクで走りたいといった場合には、この輪行という手段を使って、尾道駅や今治駅を目指すといいですよ。

ロードバイクがなぜ普及?

自転車の先進国というと「オランダ」「ドイツ」「デンマーク」などのヨーロッパの国々がよく挙げられます。ヨーロッパやアメリカ、オーストラリアなどの国々では、サイクリングはとてもメジャーなスポーツ・レジャーとなっています。一方、日本ではサイクリングブームなどが何度もあるものの、例えば中学校や高校の部活動でサイクリングはまだまだ珍しいですし、ロードレースなどの競技大会も発展途上です。野球やサッカーのようにロードレースを実際に観戦したことがない方も多いはずです。特にヨーロッパの国々では、日常からレジャー、旅行、競技にいたるまで、自転車の楽しみ方の多様性に驚かされます。街でも様々なシティサイクルからスポーツ自転車まで見かけます。

反面、1980年代はマウンテンバイク、2000年代以降の日本では「スポーツ自転車=ロードバイク」というイメージが強くなり、スポーツ自転車専門店でもロードバイクの占める割合が依然高いです。販売台数が頭打ちになってくるとユーザーのすそ野を広げるため、競技志向からライフ志向、フィットネス志向へと例えばクロスバイクなどの販売も強化していますが、国交省のナショナルサイクルルートの設定、しまなみ海道のある愛媛県のサイクリング普及など自転車活用のうえでロードバイクが前提とされていることがとても多いです。

ユーザーの志向性と環境

「スポーツ自転車の中で比較的に速いスピードで走行できる」というのはロードバイクの特性で、最大の魅力でもあります。自動車社会や便利な交通網などにみられるように移動することに対して効率性を求める気質、新幹線や正確な時刻表でも世界的に知られるように敏感な時間感覚、欧米のような長いバケーションがあまりなく連続休暇が短いことなど、特にサラリーマンの方々を筆頭に日本ならではの性格や環境に合っているのかもしれません。サイクルメーターやアプリで分かる走行距離や時間などのデータに意欲を高められる方もいるかもしれません。

アパートやマンションに住んでいる方が多く、自転車を部屋への持ち込む場合に軽い方がいいということもあるでしょう。趣味としてだれかと一緒に楽しむ場合には、先行しているグループや人がロードバイクに乗っていたら、ロードバイクをおすすめされやすいでしょう。同じような志向性で楽しんでいる人数が多い分野であれば、仲間を見つけることが比較的に容易です。

また、1970~80年代のツーリングブームの時代に比べると、未舗装路もほとんどない道路環境もロードバイクには適しています。アメリカやオーストラリア、ニュージーランドのようにマウンテンバイク向きのトレイルが整備されていることも少ないので、日本で本格的にマウンテンバイクを楽しむ方法はまだまだ限定的です。ロードバイクを楽しむ環境であれば、玄関の扉を開けばそこから無限に広がっています。私の勝手な考察ですが、ユーザー側の志向性と環境の要因にはこういったことがあると思います。

自転車店側のメリット

スポーツ自転車の専門店に足を運ぶと、多くの場合、展示してあるかなりの割合の自転車がロードバイクで、店員さんにもロードバイクをおすすめされることが多かったです。自転車を販売する側、つまり自転車屋さんの側にも、スポーツ自転車を売るうえでロードバイクにはメリットがあるんだと思います。自転車屋さんがなぜロードバイクをおすすめすることが多いのか、その理由を考えてみたいと思います。

まずはメンテンナンスのしやすさです。マウンテンバイクの場合は衝撃吸収のためのサスペンションが付いていますし、折りたたみ自転車には折りたたむための特殊な機構があります。ランドナーなどのツーリングバイクにも特殊な機構や部品がありますし、泥除けやキャリアはメンテンナンスで邪魔になることもあります。自転車屋さんは自転車を売るだけではなく、メンテナンスや修理も収入のうちの大きな割合を占めるので、構造がシンプルで共通の部品が多いロードバイクは都合がいいんです。マウンテンバイクやツーリングバイクは頑丈すぎるため、壊れることも少なく、修理の頻度が少ないということもあるでしょう。

次に、幅広い価格帯とパーツのグレードです。ロードバイクはユーザーに向けて、ブランディングや高性能化、細かく分かれたパーツのグレードなどによって、特にアップグレードするインセンティブが特に幅広く周到に用意されている自転車ジャンルです。例えば、エントリーモデルのロードバイクを買ったけれど、もっと速く走れるロードバイクが欲しい、このパーツももっと性能の良いものに変えようといった物欲・所有欲を満たす仕組みが自転車店の中で完結しています。例えばツーリングバイクの場合は、こうした欲求はアウトドアショップでより高性能のキャンプ道具を買うというアップグレードに繋がるかもしれません。より高価な自転車や高価なパーツを販売できる可能性が高い自転車でもあります。

ロードバイク以外の選択肢も

自転車の楽しみ方は、本来はもっと自由で幅広いものだと思います。多くの場合、競技というよりは、趣味やレジャーとしてサイクリングを始めてみようかなという方が多いのではないでしょうか。自転車でちょっとグルメを楽しみに、いい景色を見に、いい感じのフォトを撮りに。必ずしも、そうした楽しみ方にロードバイクは必須ではないかもしれません。ピチピチのジャージを無理に買って着る必要もありません。あとで様々な楽しみ方に応用できるマルチな一台というのも個人的にはとてもおすすめです(私が旅やツーリング志向なので偏った意見です)。

サイクリングを始めてみたいなぁ、ちょっといい自転車を買ってみたいなぁという初心者・ビギナーの方に向けて、サイクリングを始めるための情報をガイダンス的にこちらのウェブページにまとめてみました。最初は分かりにくい自転車の種類や、サイクリングのスタイル、一緒に準備すべきアイテムやあると便利なアイテム、トレーニングの方法や注意すべきポイントなどを紹介しています。

スポーツ自転車を始めたい

初心者女子サイクリングのはじめ方

サイクリングに興味が出てきたり、スポーツ自転車を始めてみたいという初心者・ビギナーの方(特に女子)に向けて、サイクリングを始めるための情報をガイダンス的にまとめてみました。最初は分かりにくい自転車の種類や、サイクリングのスタイル、一緒に準備すべきアイテムやあると便利なアイテム、トレーニングの方法や注意すべきポイントなどを紹介しています。

スポーツ自転車にはどんな種類がある?

自転車にはさまざまな楽しみ方があります。スポーツ自転車とひとことに言っても、その種類はたくさんあって、初心者の方やサイクリングに興味を持ったばかりの方は、どんな種類があるのか、どこがどう違うのか、なかなか分かりにくいと思います。ロードバイクやマウンテンバイク、クロスバイクなどスポーツ自転車の特徴と、どんな使い方にぴったりなのかを大まかにご紹介したいと思います。

各部分の名前や基本的な仕組み

ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ自転車をこれから趣味にしてみたいなぁ、サイクリングを始めてみたいなぁという方に、ひとつハードルが高く感じるのが「専門用語」ですね。実際に自転車ショップに行ってみたり、すでにサイクリングを趣味にしている方にオススメ情報を教えてもらったり、そんなときに、事前にちょっとでも知っておくと何かと便利な「自転車の各部分の名称」について、必要な部分に絞ってご紹介できればと思います。

2024年3月15日ビギナー・初心者必見,自転車の種類

Posted by カワイユキ