【しまなみ海道の天気】晴れて穏やかなサイクリング日和が多いのは?

【タイトル】しまなみ海道の天気・気候~晴が多いのは何月?

しまなみ海道で晴れて風が弱いサイクリング日和が多いのは何月?今治・大三島・生口島の気象データで解説。年間280日以上が雨なしの晴れやすい地域ですが、季節ごとに気温・雨・風の特徴は大きく異なります。月別おすすめ度・服装ガイド・天気予報の活用法まで、現地在住サイクリストが詳しく紹介します。

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記事の筆者:カワイ

こんにちは、カワイと申します。しまなみ海道在住でこれまで300回以上は走ってきましたが、そのたびに新しい発見があります。初めての方の不安を少しでも減らすヒントになれば嬉しいです。

読者の皆様のご支援で取材・執筆やウェブサイト維持管理をしています。もしお役に立ちましたらサポートをお願いします。Amazonや楽天のリンクは私の個人的なおすすめに基づくアフィリエイトリンクで、有償無償に関わらず業者様からの掲載依頼はお断りしています。

しまなみ海道の天気について

気候・天気・風向きを月別データで解説

しまなみ海道のサイクリングを計画するとき、まず気になるのが「天気」ではないでしょうか。せっかく旅に出るのなら、できれば雨に降られたくない。向かい風で体力を消耗したくない。梅雨の時期は大丈夫?台風が来たら?冬は寒すぎる?そんな疑問や不安を、できるだけ解消してから訪れたいもの。

 【写真】しまなみ海道の天気:せっかくだったら晴れの日に走りたい
せっかくだったら晴れの日に走りたい

しまなみ海道は「瀬戸内気候区」と呼ばれる、比較的温暖で雨が少ない地域にあります。一年を通してサイクリングを楽しみやすい環境が整ってはいますが、季節ごとの特徴はしっかりあります。しまなみ海道の気温・雨・風のことを事前に知っておくと、旅の計画がぐっと立てやすくなりますよ。

このページでは、今治・大三島・生口島の気象データをもとに、月別の気候特徴・風向き・サイクリングコンディション・服装のポイントまでをまとめてみました。気象データを見ていくと、晴れて穏やかなサイクリング日和が多いのは5月と10月という結論が見えてきました。

このページのトピック
  • しまなみ海道の月別の天気・気候の特徴
  • サイクリング日和が多いのは何月?
  • 季節によってどんな服装を用意すればいいのか

現地でサイクリングをしている「肌感」もあわせてお伝えできればと思います。

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月別おすすめ度まとめ

先に結論から。月ごとの気温・雨・風を総合的に見た「おすすめ度」を一覧にしてみました。どの月に行くか迷っている方は、まずこの表で全体像を掴んでいただければと思います。

平均気温(℃)雨の傾向主な風向き風の特徴おすすめ度
1月6.2℃少ない西〜北西強風多い★★☆☆☆
2月6.7℃少ない西〜北西強風多い★★☆☆☆
3月9.8℃やや少ない西〜北西やや強★★★☆☆
4月14.8℃普通北東〜東穏やか★★★★☆
5月19.2℃やや少ない北東〜東穏やか★★★★★
6月23.1℃多い(梅雨)南〜南西穏やか〜やや強★★★☆☆
7月27.2℃梅雨明け後少ない南西〜西穏やか★★★☆☆
8月28.7℃少ない南〜南西穏やか★★☆☆☆
9月25.1℃やや多い(台風)変化大台風時に強風★★★☆☆
10月19.6℃少ない北東〜東穏やか★★★★★
11月14.1℃少ない北東〜東穏やか★★★★☆
12月8.7℃少ない西〜北西強くなる★★★☆☆

気象庁公開データ(今治・大三島・生口島の3地点の平均値)をもとに作成。年により変動があります。おすすめ度は気温・降水・風・走りやすさを総合評価した筆者の個人的な目安です。

5月と10月がおすすめ度5つ星です。この2ヶ月は平均気温19〜20℃前後で、雨も少なく、風も穏やか。サイクリングのコンディションとして、これ以上ない時期と言えると思います。一方、8月は風こそ穏やかですが、平均気温28.7℃という暑さが最大の課題。1〜2月は雨が少ない反面、西〜北西の季節風が強まりやすく、橋の上ではかなり過酷になることがあります。

より詳しいベストシーズンの解説は、別記事「しまなみ海道サイクリングに最適な季節はいつ?」でもご紹介しています。このページでは、各月・各季節のコンディションをさらに詳しく掘り下げていきますね。

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瀬戸内海はやっぱり晴れやすい

瀬戸内気候の特徴

しまなみ海道がある瀬戸内海沿岸は、気象学的に「瀬戸内気候区」と呼ばれるエリアに属しています。中国山地と四国山地という二つの山脈に挟まれた地形の影響で、太平洋側や日本海側に比べて年間を通じて雨が少なく、穏やかな天気が続きやすいという特徴があります。

 【イラスト】しまなみ海道の天気:南北を山地で囲まれた地形
南北を山地で囲まれた地形

年間を通じた平均気温は16〜17℃程度で、「温暖少雨」の気候です。真夏は最高気温が35℃を超える日もありますが、真冬でも雪が積もることはほとんどありません。サイクリングのシーズンという観点では、極端に厳しい時期が少なく、一年を通じてある程度楽しめる環境と言えると思います。

今治側と尾道側、天気が違うことがある

実際に現地で過ごしていると、愛媛県側(今治)と広島県側(尾道)で天気が微妙に違う、という場面に出くわすことがあります。「今治は晴れているのに、尾道側は雨」というシーンは意外と珍しくないんです。しまなみ海道は愛媛と広島にまたがる約70kmのルートで、通過する天気前線の動き方によって、島ごとに天気が変わっていくことがあります。縦断しながら天気の移り変わりを感じられるのも、この旅ならではの体験のひとつかもしれませんね。

天気予報を確認する際は、「今治」「尾道」「福山」など複数の地点の情報を合わせてチェックすると、より実態に近いイメージが掴めると思います。

推しガイドブックをチェック♪

【書影】しまなみ海道サイクリングのガイドブック「しまなみ島走BOOK」など

ガイドブック島走BOOKシリーズ 超定番ですがやはり「しまなみ島走BOOK」シリーズは推しです。自転車で世界一周した地元のサイクリングガイドが執筆した、自転車旅行者目線の本格的なガイドブックや地図です。たびたび改訂版も出ています。書店にはなかなか出回っていないのですが、Amazon.co.jpで出版元から購入できます。しまなみ海道サイクリングに興味を持ったらまずは最新版を手元に取り寄せておくといいですよ♪

自分で計画するのが好きな人は『しまなみ島走BOOK』、計画が苦手な人には『しまなみ島走PLAN』がおすすめです。

4日のうち3日は「雨なし」の地域

データで見る降水の少なさ

しまなみ海道エリアでは、年間の約75〜80%、つまり280日前後が「その日の降水量がほぼ0mm」という結果が気象データから出ています。単純に言えば、4日のうち3日は雨が降らないという計算です。「雨天中止レベル」とも言える日降水量10mm以上の日は、年間でも約28日ほど。13日に1回程度しか本格的な雨には当たらない計算になります。

 【写真】しまなみ海道の天気:しまなみ海道はとにかく雨が降りにくい
しまなみ海道はとにかく雨が降りにくい

また、しまなみ海道の天気は「降るなら降る、晴れるなら晴れる」という潔さがある印象です。朝は少し曇っていても昼前には晴れる、という日も多く、前日の天気予報をしっかり確認してから出発を決めるという判断がしやすい地域だと思います。

月別サイクリングコンディションの目安

月ごとに「晴れ日和」「曇りOK」「不安定」「雨天中止レベル」の日数を整理してみました。

晴れ日和(日)曇りOK(日)不安定(日)雨天中止レベル(日)コメント
1月161032年間で最も雨が少ない
2月15943引き続き乾燥傾向
3月161032春雨が増え始める
4月17833低気圧通過に注意
5月18832晴れの日が安定
6月11955梅雨で最多雨
7月16744梅雨明け後は快晴
8月20632台風以外は晴天続く
9月15844台風直撃リスクあり
10月18832秋晴れが多い
11月17922安定した好天続く
12月161122冬型で乾燥・晴れ

気象庁公開データをもとに作成。「雨天中止レベル」は日降水量10mm以上を目安としています。年によって変動があります。

冬の1月でも「晴れ日和」が16日ある一方で、梅雨の6月は11日と一年で最も少なくなります。ただ、6月でも月の20日前後は「走れるコンディション」と言えるので、梅雨だからといって諦める必要はありません。雨対策さえしっかりしておけば、楽しめる可能性は十分あります。

梅雨のしまなみ海道:実際どのくらい雨が降る?

しまなみ海道エリアの梅雨入りは例年6月上旬ごろ、梅雨明けは7月中旬ごろが目安です。ただし年によって前後することがありますし、梅雨の時期でも晴れる日は意外と多いです。実際に梅雨の時期に走ったことがありますが、朝に雨が降っていても午後から晴れてくるというパターンも経験しました。出発を少し遅らせて様子を見るというのも、ひとつの判断ですね。

また、梅雨の時期は旅行者が減るため、レンタサイクルも宿泊施設も比較的予約しやすい傾向があります。雨対策をしっかりして、観光客が少ないしまなみ海道をゆっくり楽しむという選択もあると思いますよ。

台風シーズン(8〜10月)の注意点と対処法

台風の影響を受けやすいのは8月下旬〜9月が中心ですが、10月に入ってからも来ることがあります。強風や大雨で橋が通行止めになることがあるため、台風情報は気象庁やYahoo!天気などでリアルタイムに確認しておくのがおすすめです。

もし旅行中に台風が接近してきた場合は、無理に走ろうとせず、宿泊先で待機するかフェリーやバスを使って移動することをおすすめします。しまなみ海道は途中の島からでも公共交通でリタイヤしやすい環境が整っているので、そういった選択肢を頭に入れておくと安心です。

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風向きとスタート地点の選び方

しまなみ海道の風には明確な傾向がある

天気と並んで、サイクリングに大きな影響を与えるのが「風」です。雨はレインウェアである程度防ぐことができますが、強い向かい風はずっと坂道を登っているような感覚です。特に橋の区間が多いしまなみ海道では、風の影響をダイレクトに受けます。

 【イラスト】しまなみ海道の天気:瀬戸内海の典型的な風の通り道
瀬戸内海の典型的な風の通り道

しまなみ海道エリアの風には、季節による明確な傾向があります。冬から春にかけては西〜北西の風が強まりやすく(平均風速3.0m/s)、夏から秋にかけては東寄りの穏やかな風(平均風速2.5m/s)になることが多いパターンです。

このパターンを知っておくだけで、スタート地点の選び方に役立つと思います。ポイントをひとことで言えば、「冬〜春は今治スタートが有利、夏〜秋はどちらからでもOK」です。

月別の風の特徴

主な風向き平均風速(m/s)強風リスクスタート地点のヒント
1月西〜北西3.0今治スタートが◎
2月西〜北西3.0今治スタートが◎
3月西〜北西3.0中〜高今治スタートが◎
4月北東〜東2.5低〜中どちらでもOK
5月北東〜東2.5どちらでもOK
6月南〜南西2.5低〜中どちらでもOK
7月南西〜西2.5どちらでもOK
8月南〜南西2.5どちらでもOK
9月変化大2.5低→高(台風時)台風情報を必ずチェック
10月北東〜東2.5どちらでもOK
11月北東〜北西2.5低〜中どちらでもOK
12月西〜北西3.0中〜高今治スタートが◎

今治・大三島・生口島の3地点のデータをもとに作成。風向きは最多頻度の方向を記載しています。実際には地形の影響で場所ごとに異なります。

向かい風で大三島でリタイヤした、私の失敗談

「今治スタートが有利」とわかっていても、当日の風向きを読み外すことはあります。私自身の苦い経験としてお伝えしておきたいのですが、春先に尾道で一泊して翌日今治方向へ走り出したところ、強烈な向かい風に悩まされたことがありました。

 【写真】しまなみ海道の天気:大三島BSからバスでショートカットすることに
大三島BSからバスでショートカットすることに

時期は3月末。天気は晴れで、気持ちよく出発したのですが、大島あたりから風が強くなってきました。大三島に差し掛かる頃には、ペダルを漕いでも漕いでも思うように進まない状態に。体力的な消耗よりも、じわじわとストレスが溜まってきて、大三島のバス停から自転車を折りたたんで今治行きのバスに乗ることにしました。

「その日の風向きが西寄りなら、尾道→今治は向かい風になる」という当たり前のことを、出発前にきちんと確認していなかったのが原因です。天気が晴れていれば安心、とついなりがちですが、風向きの確認は天気と同じくらい大事だと身をもって学んだ経験でした。

特に春先(3月〜4月)に尾道スタートで今治方向へ走ることを計画している方は、前日の風向き予報を必ずチェックしてみてください。

橋の上はなぜ風が強い?

しまなみ海道のサイクリングで他のルートと大きく違うのが「橋の上を自転車で走る」という体験ですが、この橋の上は普通の道よりも風が強くなりやすいという特徴があります。橋は海の上に架かっているため、周囲を遮るものが何もないからです。陸地を走っているときは建物や木々が風を遮ってくれますが、橋の上に出た瞬間に横風・向かい風がそのままハンドルやウェアに当たってきます。

 【写真】しまなみ海道の天気:橋の上の横風には特に注意が必要
橋の上の横風には特に注意が必要

島内の一般道を走行しているときは「今日は風が穏やかだな」と思っていても、橋の入り口に差し掛かった瞬間に強風になることは、何度も経験しています。特に橋の上は、島と島の間を吹き抜けてくる風があるようで、横風になりやすいです。バランスを崩しそうになって自転車から降りて歩いたことも、何度かあります。

一般的に風速5m/sを超えると走行がかなり大変になり、10m/sを超えると橋の上での安全なサイクリングが難しくなります。全長4kmの来島海峡大橋は、風速によっては自転車歩行者道が通行止めになることもありますので、出発前の風速確認を忘れないようにしてください。

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四季ごとのコンディション詳細

春(3月〜5月):気候が変わる季節、5月がピーク

春は日中の気温も上がってきて、サイクリングを始めやすい季節です。3月はまだ西風が残り肌寒い日もありますが、4月・5月になると気温も安定してきて、走りやすい日が増えてきます。データだけでなく個人的にも、5月のしまなみ海道はもっとも走り心地のいい季節のひとつだと感じています。平均気温19.2℃、「晴れ日和」が月18日と年間でも最多クラス。瀬戸内の島々が新緑に包まれる時期で、景色としても最高です。

 【写真】しまなみ海道の天気:季節ごとの天気の特徴を知ろう
季節ごとの天気の特徴を知ろう

注意点は、春の低気圧が通過するタイミングに大雨になることがある点です。月の合計降水量は少なくても、一度にまとまった雨が降ることがあります。出発前の天気予報はしっかり確認しておきたいですね。また5月のGWはレンタサイクルや宿泊施設が埋まりやすいので、早めの予約をおすすめします。

夏(6月〜8月):風は穏やかだが、猛暑との戦い

夏は一年の中で最も風が穏やかな時期(平均風速2.5m/s)です。台風の直撃さえなければ、橋の上でも強風に悩まされることは少なくなります。ただし最大の課題は「暑さ」で、8月の平均気温は28.7℃、日中は最高気温が35℃を超えることも多く、初心者の方には正直ハードルの高い季節です。

早朝に出発して、お昼前後の暑い時間帯は涼しい場所でゆっくり休憩する、というプランの立て方が有効です。また、海沿いのルートは海風で島内の山道よりも涼しく感じることが多いので、意識的に選んでみるのもいいですよ。

日差し対策(日焼け止め・アームカバー・サングラス)と、こまめな水分補給は欠かせません。しまなみ海道の島々には自動販売機も多いので、飲み物の現地調達はそれほど心配しなくて大丈夫です。

秋(9月〜11月):最もハズレが少ないベストシーズン

初めてしまなみ海道を訪れる方に最もおすすめしたいのは、10月〜11月です。平均気温は10月が19.6℃、11月が14.1℃と過ごしやすく、「晴れ日和」は月18日・17日と安定しています。雨のリスクも低く、空気が澄んで遠くの島々までくっきりと見渡せる季節です。

9月は台風シーズンとも重なるため、大雨と強風が同時に来るリスクがある点には注意が必要です。台風の進路と時期を見ながら、フレキシブルに計画を調整できる準備をしておくと安心ですね。10月・11月はレンタサイクルや宿泊施設の予約も取りやすく、計画が立てやすい時期でもあります。

冬(12月〜2月):雨は少ないが、風は最も過酷

冬はしまなみ海道で一年で最も雨が少ない時期です。「晴れ日和」は1月が16日、2月が15日、12月が16日と、意外にも多い。冬の晴れた日は空気が澄んで、夏よりもくっきりと島々や石鎚山など四国山地の山々まで見渡せる景色が楽しめます。

ただ、冬に最も気をつけたいのが「風の強さ」です。平均風速3.0m/sと年間で最も強く、西〜北西の季節風が連日続くことがあります。橋の上は特に体感がきつくなります。冬に走る場合は今治スタートを強くおすすめします。日没が早い時期でもあるので、余裕を持った計画を立てることも大切です。

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季節別サイクリング服装ガイド

気候がわかったら、次は「じゃあ何を着て行けばいいの?」という疑問ですよね。季節ごとのサイクリングウェアの目安をまとめてみました。サイクリング専用ウェアがなくても、アウトドア系のウェアで十分対応できますよ。

季節(月)上半身下半身その他のポイント
春(3〜5月)長袖インナー+薄手フリースまたはウィンドブレーカー。気温の変化が大きいのでレイヤリングが基本長めのサイクリングタイツまたは薄手パンツ。5月は七分丈でも可朝晩と日中の温度差が大きい。特に3〜4月は手袋・ネックウォーマーもあると安心。日焼け止めも忘れずに
夏(6〜8月)半袖サイクリングジャージまたは吸汗速乾Tシャツ。薄手の長袖UV対策ウェアも効果的サイクリングショーツ(パッド入り)。7〜8月は短パンOK熱中症対策が最優先。アームカバー・サングラス・日焼け止め必携。こまめな水分補給を
秋(9〜11月)長袖インナー+薄手ジャージまたはウィンドブレーカー。10〜11月は重ね着を意識長めのサイクリングタイツまたはロングパンツ。10月以降は防風性のあるものが快適朝晩が冷え込む季節。脱ぎ着しやすいポケッタブルなアウターがあると便利。レインウェアも常に携行
冬(12〜2月)保温性の高いベースレイヤー+ミドルレイヤー+防風アウター。三層重ねが基本裏起毛タイツや防風パンツ。一般的なサイクリングタイツだけでは冷える防風グローブ・耳を覆うウォームキャップが必須。坂道では体が温まるので、脱ぎ着しやすいレイヤリングを意識して

あくまで目安です。当日の気温予報と照らし合わせて調整してください。

どの季節でも共通して言えるのは、脱ぎ着しやすい服装にしておくことです。上り坂では体が温まり、下り坂では一気に冷えます。この温度差は、サイクリング初心者の方には意外と盲点になりやすいと思っています。

 【写真】しまなみ海道の天気:途中で脱ぎ着しやすい服装が大事
途中で脱ぎ着しやすい服装が大事

私が初冬に大島の宮窪峠を越えたとき、上り坂で思いのほか汗をかきました。「そのくらい大丈夫」とそのまま下りに突入したところ、汗で濡れたインナーが冷えてしまって、身体が芯から冷えてしまいました。それ以来、峠の頂上では必ず上着を着てから下るようにしています。

ポケッタブルなアウターを1枚バッグに入れておくだけで、こうした温度差への対応力がぐっと上がります。また、肌着を1〜2枚余分に持っておき、汗をかいたら着替えるという方法も体温管理に有効です。特に春・秋・冬のサイクリングでは取り入れてみてくださいね。

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前日に確認したい4つのポイント

出発前日の天気予報チェックは、しまなみ海道サイクリングの成否を大きく左右します。「晴れかどうか」だけでなく、もう少し詳しく確認しておくと安心です。

① 降水確率と雨の時間帯

降水確率が30〜40%程度であれば、多くの場合は走れることが多いです。問題は「いつ降るか」で、午前中に雨が上がる予報なら出発を少し遅らせる判断もできます。

② 風速と風向き

天気予報アプリや気象庁のサイトでは、風速・風向きも確認できます。「風速5m/s以上の西〜北西の風」が予報されている場合は今治スタートが追い風になりやすいです。天気が晴れていても、風向き次第で旅の快適さが大きく変わります。

③ 最高気温と最低気温の差

しまなみ海道は朝と昼の温度差が大きい日もあります。特に春・秋は10℃以上の差になることも。服装のレイヤリング計画に直結しますので、最高・最低気温をセットで確認するようにしてください。

④ 台風情報(8月下旬〜10月)

台風シーズンにあたる時期は、1週間前からYahoo!天気や気象庁の台風情報を定期的にチェックしておきましょう。早めに情報をキャッチしておくことで、日程変更などの判断がしやすくなります。

風向き・風速をより詳しく確認したい場合は、「Windy(ウィンディ)」というウェブサービスが視覚的にわかりやすくておすすめです。橋の上など特定のポイントの風の状況を地図上で確認しやすく、海外でも多くのサイクリストに使われているサービスですよ。

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よくある天気のQ&A

読者の方からよくいただく、しまなみ海道の天気に関する疑問にお答えします。

Q
梅雨の時期でも走れる日はある?
A

はい、あります。データを見ると6月でも「走れる日和(晴れ+曇りOK)」が月20日ほどあります。雨のリスクが他の月より高いのは事実なので、レインウェアをしっかり準備しておくことと、出発を遅らせる判断も含めてフレキシブルに動くのがポイントです。梅雨の時期は旅行者も少なく、レンタサイクルや宿泊施設が予約しやすいというメリットもありますよ。

Q
冬は本当に走れる?雪が積もることはある?
A

走れます。雪が島内に積もることはほとんどありません。データ上も1〜2月は「晴れ日和」が15〜16日あります。ただし冬の最大の課題は「風」です。平均風速3.0m/sと一年で最も強く、西〜北西の季節風が続く日は橋の上が特に厳しくなります。しっかりとした防寒対策と、出発前の風速・風向き予報の確認を忘れないようにしてください。

Q
橋の上で風に飛ばされることはある?
A

強風の日には、橋の上でハンドルを取られるような横風が吹くことがあります。島内では穏やかだった風が、橋の上に出た瞬間に強くなることは珍しくありません。風速10m/sを超えてくると自転車での走行が危険になります。来島海峡大橋などは強風時に自転車歩行者道が通行止めになることもありますので、出発前の風速確認を必ず行ってください。

Q
天気予報が晴れでも急に雨になることはある?
A

あります。特に春〜初夏にかけては、局所的な降雨が発生することがあります。短時間で通過することが多いですが、念のためポケッタブルなレインウェアを常にバッグに入れておくことをおすすめしています。

Q
雨になったらどうすればいい?
A

途中の島からフェリーやバスを使ってリタイヤすることができます。しまなみ海道では各島に港があり、旅客船で本州・四国側に戻ることが可能です。公共レンタサイクルは途中の島のターミナルで返却することもできますので、天気が崩れた場合は無理せずこれらの手段を活用してください。

Q
8月に走るとしたら、暑さ対策はどこまで必要?
A

かなりしっかりした対策が必要です。アームカバー・サングラス・日焼け止めは必携。早朝出発+昼間は日陰で長めの休憩というプランを立てると良いと思います。海沿いのルートは海風があって比較的涼しく感じやすく、島内には木陰になる神社などが点在しているので、うまく利用してみてください。こまめな水分補給も忘れずに。

さいごに

しまなみ海道の気候は、一言で言えば「一年を通じて比較的穏やかで、雨が少ない」です。年間280日前後は雨がほとんど降らず、本格的な雨天になるのは13日に1回程度ということがデータからわかっています。それでも季節ごとの特徴はしっかりあって、気温・雨・風の傾向を少し知っておくだけで旅の計画がずっと立てやすくなります。気象データや天気予報を活用しながら、自分の旅のスタイルや体力に合った時期を選んでみてください。

そして大切なのは、「完璧な天気を求めすぎない」こと。もし少しくらい雨に当たっても、それはそれでしまなみ海道の表情のひとつです。雨に煙る瀬戸内海も、それはそれで美しいものですよ。天気の知識を旅の地図のひとつとして、しまなみ海道サイクリングをぜひ楽しんでみてくださいね。


このウェブページでは、しまなみ海道の天気や気候について詳しくご紹介しました。初心者でも安心してサイクリングを楽しめるのがしまなみ海道最大の特徴です。しまなみ海道サイクリングの詳しい情報は、以下のページにまとめておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

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