【ざっくり解説】初めてのしまなみ海道サイクリングで知っておくべき10のこと

初めてのしまなみ海道サイクリングで知っておきたい10のポイントを解説。距離やルート選び、レンタサイクル、宿泊、ベストシーズンまで、初心者でも安心して計画できる情報をまとめました。
こんにちは。しまなみ海道在住のサイクリスト・カワイと申します。しまなみ海道は初心者の方でも自分のレベルに合った情報をもとに準備すれば大丈夫!自転車でゆっくり旅する魅力をお伝えします。
読者の皆様のご支援をもとに取材・執筆やウェブサイトの維持管理をしています。記事がもしお役に立ちましたらサポートをお願いします。なお有償無償に関わらず、業者様からの掲載依頼はお断りしています。
知っておくべき10のこと
しまなみ海道サイクリングに興味はあるけれど、
「初心者でも走れるの?」「距離や準備が不安…」と感じていませんか。
しまなみ海道は、初めての方でも挑戦しやすいよう、サイクリング環境が整えられたルートです。このページでは、しまなみ海道の全体像をつかめるよう、「初めてのしまなみ海道サイクリングで知っておくべき10のこと」として基本的なポイントをシンプルにまとめました。

まずは気負わず、①〜⑩のトピックを順に読み進めてみてください♪
① どんな場所なのか
瀬戸内海の穏やかな海を眺めながら、島から島へと自転車で渡っていく――しまなみ海道サイクリングに来てませんか。スピードを競うのではなく、時速15〜20kmほどの無理のないペースで進み、景色や空気を楽しみながら旅をする。そんな「ゆっくり味わうサイクリング」が、このルートの大きな魅力です。

しまなみ海道は、本州と四国を結ぶルートの中で、唯一自転車で海を渡ることができる道として知られています。サイクリング観光を前提に、地域全体で環境整備が進められてきたため、道のわかりやすさや安全面への配慮も充実。スポーツ自転車の経験がない方や、自転車旅が初めてという方でも、安心して挑戦しやすい環境が整っています。
【凡例】
ー おすすめメインルート
ー 寄り道的なオプションルート
ー 上級者向けルート
ー 船の航路
● レンタサイクル
● ランチにおすすめの飲食店
● 景色の良い場所や観光スポット
● カフェやおすすめのショップ
● おすすめの宿泊施設
● アクセス起点
ルート上では、いくつもの島を順に巡っていきます。島ごとに風景や雰囲気は少しずつ異なり、走るたびに表情が変わるのも楽しみのひとつです。畑や港町の景色に出会い、思わず足を止めたくなる場面も多くあります(自転車ならどこでもいつでも止まりやすい!)。
そして、島々を結ぶ大きな橋を自転車で渡れることも、しまなみ海道ならではの体験です。普段は車でしか通れないようなスケールの橋を、自分の脚で渡っていく感覚は特別なものがあります。こうした特徴から、しまなみ海道は日本国内だけでなく、世界的にも評価の高いサイクリングルートとして知られています。

この先のトピックでは、ルートの考え方や準備のポイントなどを、さらにシンプルに解説していきます♪
② 初めてでも安心のサポート
しまなみ海道サイクリングは、サイクリング初心者や初めて訪れる方でも挑戦しやすい環境が整っています。レンタサイクルを使って初めて長い距離を走る方や、観光を楽しみながらゆっくり走る方、女性ひとりで旅をしている方の姿も珍しくありません。公共レンタサイクルは、途中にあるターミナルで返却できる仕組みになっているため、「行けるところまで走ってみる」といった柔軟な計画が立てやすいのも特徴です。

また、しまなみ海道は無理をしなくてもいいサイクリングルートでもあります。体力的にきつくなった場合でも、フェリーやバスを使って移動する選択肢があり、あらかじめ旅を止めやすいスポットを知っておくだけで気持ちに余裕が生まれます。「最後まで走り切らなければならない」というプレッシャーが少ない点も、初心者にとっては大きな安心材料です。
ルート沿いには「サイクルオアシス」と呼ばれる休憩スポットが点在しています。地元の方が協力して運営しており、休憩やトイレを利用できるほか、ちょっとした声かけに救われる場面もあります。自転車のトラブルに対応する環境も年々整ってきており、万が一のときでも対応しやすくなっています。
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③ 選べるサイクリングルート
しまなみ海道のサイクリングは、ずっと専用道路を走るというより、橋と島をつなぎながら進んでいく旅のようなイメージです。来島海峡大橋や多々羅大橋などの6つの橋には、自転車専用の通行帯やレーンが設けられており、車と分かれた空間を走ることができます。橋へと続く上り坂も、自転車で無理なく登れるよう勾配が抑えられているのもいいんですよね。

橋を渡り終えると、島の中では一般道を走ります。ここで特徴的なのが、島ごとにルートを選べる点です。最短距離で次の橋を目指す「メインルート」と、島を一周するように走るサブルート「外周コース」が用意されており、体力や興味に合わせて進み方を決めることができます。
ルート案内の目印になるのが、路面に引かれたブルーラインと呼ばれる道路標示です。メインルートでは「尾道 ○km」「今治 ○km」といった表示があり、目的地までの方向と距離が一目で分かります。初めてのしまなみ海道でも、地図と見比べながら安心して走れる工夫がされています。

一方で、サブルートには「外周コース」といった表示があります。距離は少し伸びるものの、海沿いの静かな道や島らしい風景に出会えるのが魅力です。人通りの少ない道や思わぬ景色に出会えるため、しまなみ海道らしさをより感じたい方に選ばれています。
ただし、島によっては外周コースの方がアップダウンが多く、難易度が高くなる場合もあります(特に大島の東側と因島の北東部)。メインルートから外れる際は、自分の体力に合っているかを意識して選ぶと安心です。なお、向島から尾道へ渡る区間だけは少し特別で、橋ではなく渡船を利用するのが一般的です。短時間で渡れるうえ、旅の締めくくりにぴったりなしまなみ海道らしい体験が待っています。
④ 自由度が高いレンタサイクル
しまなみ海道では、目的や体力に合わせて選べるレンタサイクルサービスが充実しています。借りられる自転車の種類や料金、貸出し場所、乗り捨ての仕組みはサービスごとに異なるため、事前に自分の旅のスタイルをイメージして選ぶことが大切です。
中でも多くの人に利用されているのが、愛媛県側と広島県側が連携して運営している公共のしまなみレンタサイクルです。台数が多く、料金も比較的手頃。さらに、貸出・返却ができるターミナルが多いため、計画を立てやすく、自由度の高いサイクリングを楽しめます。

料金は自転車の種類ごとに1日単位で設定されており、乗り捨て料金はあらかじめ含まれています。どこで借りて、どこで返しても追加料金を気にする必要がないのは、地理的なイメージを想像しにくい初めての方にとっても安心できるポイントです。ヘルメットを無料で借りられる点も、気軽に始めやすい理由のひとつです。
レンタサイクルターミナルは、今治駅前や尾道駅前だけでなく、ルート途中の各島にも設置されています。途中の島から走り始めたり、体力に合わせて返却したりすることも可能です。あらかじめターミナルの場所や返却後の移動手段を知っておくことで、初めてのしまなみ海道サイクリングでも、より安心して計画を立てることができます。
⑤ スタート地点と距離、所要時間
しまなみ海道を端から端まで走る場合、スタート地点は尾道または今治になります。旅行記やSNSを見ると尾道スタートの方が多い印象ですが、実際には自宅からのアクセスや前後の旅程によって、自然と決まるケースがほとんどです。どちらからもスタートできるように設計されているので、逆向きに行くとルートが分かりにくいといったことはありません。

縦断した場合の最短距離は、およそ70〜80kmほどです。数字だけを見ると長く感じるかもしれませんが、初心者でも挑戦できない距離ではありません。ただし、1日で走り切ろうとすると、どうしても走行中心のスケジュールになりがちです。初めてレンタサイクルで縦断を目指すなら、大三島や生口島で1泊し、2日以上かけて走るプランがおすすめです。時間に余裕があるだけで、景色の見え方や立ち寄れる場所の幅が大きく変わってきます。

一方で、「完走」にこだわらなければ、しまなみ海道はもっと気軽に楽しめます。しまなみ海道には、半日や1日でも楽しめる区間が多くあります。途中の島から走り始めたり、体力に合わせて早めに切り上げたりするのも、しまなみ海道らしい楽しみ方です。距離や所要時間は目安として考え、自分のペースに合った計画を立てることが、初めてのサイクリングを気持ちよく終えるためのポイントです。
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⑥ 船やバスでショートカット可能
しまなみ海道では、サイクリングだけでなく、さまざまな交通手段を組み合わせて旅をすることができます。橋が架かる以前、島々を行き来する主役は船でした。現在はバス路線も充実していますが、穏やかな瀬戸内海を渡る船旅には、今も変わらない魅力があります。自転車を降りて、海を眺めながら移動する時間は、旅の良いアクセントになりますよ。

サイクリングの計画を立てる際は、レンタサイクルターミナルと、バス停や港の位置関係をあらかじめ把握しておくと安心です。体力や天候に合わせて移動手段を切り替えられるだけで、気持ちに余裕が生まれます。途中区間の移動やショートカットとして利用されることが多いのが、今治〜土生航路や、瀬戸田〜尾道航路です。
レンタサイクルを利用している場合は、島のターミナルで自転車を返却し、その後にバスで移動することのもOK。今治と大三島を結ぶ路線バスや、今治と福山を結ぶ高速バス、土生と尾道を結ぶ路線バスなどは、サイクリングと組み合わせやすい交通手段です。すべてを自転車で走り切ろうとせず、状況に応じて交通機関を活用できる点も、しまなみ海道が初心者にやさしい理由のひとつです。
⑦ 島にも様々な宿泊施設あり
しまなみ海道サイクリングでは、宿えらびが旅全体の印象を大きく左右します。まずは、どの島で1日を終えるのかをイメージしてみましょう。宿の立地が決まると、その日の走行距離やルートも自然と定まり、無理のない計画を立てやすくなります。
近年は、サイクリストの利用を前提としたゲストハウスや旅宿が増えてきました。たとえば、今治側では「シクロの家」、大三島では「Wakka」など、サイクリングに理解のある宿が知られています。自転車の扱いに慣れたスタッフがいたり、情報コーナーが充実していたりと、初めての方でも安心して滞在しやすい環境が整っています。

2日間でしまなみ海道を縦断する場合は、生口島や大三島周辺での1泊が定番です。生口島には「旅館さわき」や「住之江旅館」といった昔ながらの旅館があり、島の食材を使った食事を楽しめます。一方で、「Ohana」や「Nest」などのゲストハウスもあり、予算や旅のスタイルに合わせて宿を選ぶことができます。
どの宿を選ぶにしても、走る距離だけでなく、夜の時間をどう過ごしたいかを考えてみることが大切です。宿でしっかり休み、島の空気を感じながら過ごす時間も、しまなみ海道サイクリングの楽しみのひとつです。
⑧ 大きな荷物は送ってしまう
しまなみ海道サイクリングでは、大きな荷物をどうするかが意外と重要なポイントになります。とくに、尾道から今治、または今治から尾道へその日のうちに移動する予定の場合、スーツケースを持ったまま走るのは現実的ではありません。そんなときに心強いのが、佐川急便の「しまなみ海道 手ぶらサイクリング」という手荷物の即日配送サービスです。
このサービスを利用すれば、佐川急便と提携している尾道市内・今治市内の宿泊施設間で、大きな荷物を当日中に届けてもらえます。サイクリング中は必要最低限の荷物だけで走れるため、体力面でも気持ちの面でも余裕が生まれます。初めての方ほど、そのありがたさを実感しやすいサービスです。
「当日中でなくても構わない」という場合は、ヤマト運輸や日本郵便の通常の宅配便を使うのもひとつの方法です。到着日を調整すれば、宿でスムーズに荷物を受け取ることができます。また、出発地に戻る予定がある場合は、駅のコインロッカーや手荷物預かりサービスを活用するのも現実的です。
走る距離や日程に合わせて、いちばん負担の少ない方法を選ぶことが、しまなみ海道サイクリングを快適に楽しむコツです。身軽な状態で走れるだけで、旅の満足度は大きく変わってきます。
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⑨ オンシーズンと最適な時季
しまなみ海道は、温暖で雨の少ない「瀬戸内海型気候」に属しており、梅雨や台風の時期を除けば、基本的に一年を通してサイクリングを楽しめます。その中でも、サイクリストの姿が増える時期、いわゆるオンシーズンは比較的はっきりしています。

一般的なオンシーズンは、2月中旬から梅雨前まで、そして梅雨明けから12月中旬頃まで。この時期は、レンタサイクルを利用する旅行者や、しまなみ海道を目当てに訪れるサイクリストを多く見かけます。反対に、1月から2月前半、そして梅雨の時期はやや落ち着いた雰囲気で、走っている人の数も少なめです。
オンシーズンの中でも特に人気が高いのが、春(3月〜5月)と秋(9月後半〜11月)です。いわゆる行楽シーズンで、気温が穏やか、風も比較的安定しており、初めてのしまなみ海道サイクリングにはとても向いています。
オフシーズンにあたる冬も、実は悪くありません。空気が澄んで景色が美しく、人も少ないため、静かな島の時間を味わえます。寒さ対策は必要ですが、落ち着いた雰囲気の中で走りたい方には、冬のしまなみ海道も魅力的な選択肢です。
⑩ サイクリングの服装
初めてレンタサイクルでしまなみ海道を走る方から、「どんな服装で行けばいいのか分からない」という相談をよく受けます。特別な装備が必要そうに感じるかもしれませんが、実際はそこまで構える必要はありません。
結論から言えば、レースに出るわけではないので、本格的なサイクルジャージを用意しなくても大丈夫です。基本は、動きやすく、長時間着ていても疲れにくいスポーティな服装で十分。スポーツ自転車の場合、チェーンがむき出しなので、右脚の裾だけ、ひらひらしないものがいいと思います。バンドなどで右脚の裾を留める方法もあります。
ひとつ意識したいのが、重ね着による温度調整です。自転車では、上り坂で汗をかき、下り坂で一気に体が冷えやすくなります。走り出す前や坂の前後で、1枚脱いだり羽織ったりできる服装にしておくと、体への負担を抑えられます。
また、しまなみ海道は海の上や開けた道が多く、想像以上に日陰が少ないのも特徴です。日焼け止めなどの日差し対策はしっかりしておきましょう。サングラスがあると、日差しによる目の疲れを軽減でき、快適さが大きく変わってきます。服装を少し工夫するだけで、しまなみ海道サイクリングはぐっと楽になります。
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まとめ
- しまなみ海道は初心者でも楽しめるサイクリングルート
橋に自転車道が整備され、レンタサイクルや道しるべも充実。長距離が初めてでもOK。 - ブルーラインと案内表示があるので迷いにくい
推奨ルートには距離表示付きのブルーラインが引かれており、地図がなくてもOK。 - ルート選びで旅の印象が大きく変わる
最短のメインルートと、景色重視の外周コースがあり、島によって距離や難易度が異なります。体力や時間に合わせて選択しましょう。 - 全線完走にこだわらなくてもOK
縦断は約70〜80kmありますが、途中の島で区切る・片道だけ走るなど、柔軟な楽しみ方が可能です。 - レンタサイクルは計画の要
公共のレンタサイクルが便利です。途中返却ができるターミナルの位置は要事前確認。 - 距離と所要時間は余裕をもって考える
観光しながら走ると想像以上に時間がかかります。初めてなら2日以上の行程が理想的。 - 船やバスを組み合わせると安心感が増す
フェリーや路線バスを活用すれば、ショートカットも可能。 - 宿泊地選びで旅が楽になる
2日で完走を目指すなら大三島や生口島に泊まるとGOOD。 - 荷物はできるだけ身軽に
手荷物配送サービスを使って最低限の荷物だけでサイクリングしましょう。 - 季節と服装の準備が快適さを左右する
春・秋がベストシーズン。重ね着しやすい服装と日差し対策を。
このページでは初めてのしまなみ海道サイクリングで事前に知っておくといいことを10のトピックで紹介しました。初めてのしまなみ海道サイクリングを計画中の方に向けた詳しい情報は、以下のページにて徹底解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。













