【サウンド波間田キャンプ場】ゆめしま海道生名島にある穴場テントサイト

2024年11月15日

【タイトル】ゆめしま海道サウンド波間田キャンプ場

サウンド波間田キャンプ場は、ゆめしま海道の生名島の北側にあるキャンプ場です。目の前に海水浴のできるビーチが広がる好景観キャンプサイトで、ゆめしま海道の離島感とアウトドアを楽しめるスポットとして人気が急上昇しています。ロケーションも良く、アクセスも悪くないとっておきのサウンド波間田キャンプ場のテントサイトや設備、予約方法などを詳しく取材してきました。

ライター:カワイユキ

こんにちは。しまなみ海道在住のサイクリスト・カワイユキと申します。しまなみ海道は初心者の方でも自分のレベルに合った情報をもとに準備すれば大丈夫!自転車でゆっくり旅する魅力をお伝えします。

初心者ひとり旅でも安全・安心にサイクリングを楽しめるガイドブックを目指して作っているウェブサイトです。私の記事がもしお役に立ちましたらサポートをお願いします。なお、業者様からの掲載依頼はお断りしています。

サウンド波間田キャンプ場

【文字画像】今、まさに進化しているキャンプ場
【写真】ゆめしま海道・生名島のサウンド波間田キャンプ場:キャンプ場の全景
サウンド波間田キャンプ場の全景

「サウンド波間田キャンプ場」(波間田:はかんだ)は、ゆめしま海道・生名島の海水浴場に併設されたよく手入れされたキャンプ場です。生名島へは、因島土生港から渡船で渡ることができます。ゆめしま海道の離島の雰囲気がとてもよく、しまなみ海道から少し離れてのんびりと過ごすにはもってこいの立地です。炊事場、トイレ、温水コインシャワーあり。公共のキャンプ場ですが、2022年からは地域活性化グループゆめしま倶楽部が指定管理者になっています。

民間キャンプ場サウンド波間田
住所越智郡上島町生名2798
電話番号0897-72-8905
料金管理費1名330円/日、持込テント1050円
特徴ゆめしま海道で一番人気のキャンプサイト

AD (Googleアドセンス広告)

サウンド波間田の場所

アクセス

サウンド波間田キャンプ場がある生名島はゆめしま海道の島のひとつ。隣の岩城島や佐島と橋で繋がっていますが、しまなみ海道の本線とは橋で繋がっていません。つまり離島。生名島へ行くためには、船に乗って行く必要があります。

【写真】ゆめしま海道・生名島のサウンド波間田キャンプ場:生名島の立石港
ゆめしま海道・生名島の立石港

生名島へのアクセスで、最も簡単でメジャーなのが因島の土生港から生名島の立石港へのフェリーに乗る方法です。朝6時台~夜23時までの間、頻繁に船が出ていて5分程度の船旅です。立石港からサウンド波間田キャンプ場へは、島を北上する外周ルートで約1.7kmの道のりです。小さなアップダウンがありますが、初心者でもサイクリングしやすいアクセス道です。

【写真】ゆめしま海道・生名島のサウンド波間田キャンプ場:生名島の西側外周ルートの海沿いの道
生名島の西側外周ルートの海沿いの道

一方、岩城島方面から岩城橋を渡って生名島に来た場合には、生名島の西側外周ルートを北上すると、キャンプ場へアクセスしやすいです。

予約方法

【写真】ゆめしま海道・生名島のサウンド波間田キャンプ場:キャンプ場を示す看板
サウンド波間田キャンプ場の看板

上島町営だったサウンド波間田キャンプ場は、2022年からはゆめしま倶楽部が指定管理者になっているため、予約の連絡先も市役所からゆめしま倶楽部へ変更されています。サウンド波間田キャンプ場の公式ウェブページや電話から予約をすることができます。予約をしていない場合でも、スペースさえ空いていれば、当日の電話連絡の上、キャンプ利用ができるそうです。利用料金の支払いは、園内の管理棟で行います。

買い出し・お風呂

生名島にはコンビニエンスストアのポプラがあるので便利です。スーパーマーケットは生名島在住の方も因島へ行く方が多いそうです。因島方面からアクセスする予定の方は、事前に因島で買い出しをしておくといいと思います。ゆめしま海道の4島で、比較的規模の大きなスーパーマーケットは岩城島と弓削島にあります。

業態店名住所キャンプ場からの距離
コンビニエンスストアポプラ生名店上島町生名446-12.0km
スーパーマーケットフレニール因島本店尾道市因島土生町1899-32.7km
スーパーマーケットハローズ 因島店尾道市因島田熊町1160-14.6km
スーパーマーケットフレニール弓削店上島町弓削下弓削10376.7km
スーパーマーケットAコープいわぎ上島町岩城1529-16.4km

また、現在生名島に日帰り入浴ができる温浴施設はありません。因島の土生に、寿湯という薪で沸かす昔ながらの銭湯がありましたが、2022年末に惜しまれつつ閉業。弓削島のホテル、フェスパの日帰り入浴を利用する方法くらいでしょうか。サウンド波間田キャンプ場には、温水の出るシャワーもあるので、そちらを利用するのも一手だと思います。

サウンド波間田の料金

【写真】ゆめしま海道・生名島のサウンド波間田キャンプ場:キャンプイメージ
利用の人数やテント数によって違う料金

サウンド波間田キャンプ場の利用料金は、1人1日ごとの基本料金(管理費用)に加えてテントごとの利用料金を支払う料金形態です。宿泊利用の場合は、管理費用は大人1人330円/日×2日分。これに追加して、持込みのテント1張 1,050円/泊を支払います。つまり、大人1名でテント1張で1泊の合計料金は、1,710円となります。

サウンド波間田キャンプ場は指定管理者がゆめしま倶楽部になってから、レンタル用品がかなり充実しています。事前に予約すれば、テントセットや寝袋、コンロセットなど様々なツールを追加料金でレンタルすることができます。個人的にはサウナテントも貸出しがあるのが気になりましたね。BBQの食材も事前予約で準備していただけるそうです。自分で細かな段取りや準備をするのが面倒な方にも便利ですね。

AD (Googleアドセンス広告)

キャンプ場の設備

フリーキャンプサイト

【文字画像】とても気持ちが良いお気に入りのサイトです。

サウンド波間田キャンプ場のテントサイトは、このように明確に区画がされていないフリーサイトになっています。敷地も結構広いので、キャンプのオンシーズンでもテントがいっぱいで張ることができないという状況は見たことがありません。(一応、公式ウェブサイトには50張と書かれていました。)

【写真】ゆめしま海道・生名島のサウンド波間田キャンプ場:フリーテントサイト
サウンド波間田キャンプ場のフリーテントサイト

フリーサイトはおおむね綺麗に刈り込まれた芝生で、一部砂地になっています。ほどよく木々が植え込まれているので、木陰などテントを張るのに良さそうな場所がいくつも見つかります。傾斜も少なく、ほとんど平坦と言っていいフリーテントサイトだと思います。

【写真】ゆめしま海道・生名島のサウンド波間田キャンプ場:フリーテントサイト
フリーテントサイトには木々やベンチも

木々の他に、所々にベンチがありこれも便利そうです。テーブルやチェアーを持っていくことの少ない自転車キャンプツーリングでは、こうしたベンチとテーブルが利用できるととても重宝します。ありがたいですね。

【写真】ゆめしま海道・生名島のサウンド波間田キャンプ場:フリーテントサイト
イベントにも使えるステージとその奥に海

全体的に海と森を楽しめる気持ちが良い空間になっています。管理者が変わって、ゆめしま海道も話題になってきていますから、今後、とても人気が出てくる可能性が高いキャンプ場だと思いました。今までの穴場的なキャンプ場とは様子が変わってくるかもしれませんね。

炊事場・焚き火場

サウンド波間田キャンプ場の炊事棟は、キャンプ場の中央付近に、このような東屋風の屋根付きになっています。炊事場もきれいに掃除が行き届いていて、快適でした。離島は特に水を確保するのが大変な場所です。節水を心がけて、有難く水を使わせていただきましょう。

【写真】ゆめしま海道・生名島のサウンド波間田キャンプ場:炊事場
サウンド波間田キャンプ場の炊事場

また、この炊事場のすぐ横には、大きな石で囲まれた不思議な形の焚き火場が設置されていました。

【写真】ゆめしま海道・生名島のサウンド波間田キャンプ場:焚き火場
サウンド波間田キャンプ場の焚き火場

サウンド波間田キャンプ場は、他のしまなみ海道のキャンプ場同様に直火は禁止です。このような焚き火場か、持参した焚き火台を必ず使うようにしましょう。

自転車キャンプの焚き火台

【商品画像】自転車キャンプ向きの焚き火台

自転車キャンプだと積載できる荷物の量にかぎりがあるので、折りたたみが出来て、軽くて、小さく収納できる焚き火台が自転車キャンプにはぴったりですね!ピコグリル(写真左)は私の愛用品。低価格帯の焚き火台も気軽でいいかもしれませんね。

ゴミの有料回収

私がサウンド波間田キャンプ場を取材した2022年4月時点では、まだ管理者が上島町だったので、利用上の注意などが少し変わっています。

【写真】ゆめしま海道・生名島のサウンド波間田キャンプ場:利用注意書き
サウンド波間田キャンプ場の利用注意書き

例えば、以前はキャンプ場で出たゴミは各自で持ち帰る必要がありました。自転車キャンプツーリングだと自動車でのキャンプと違ってゴミの積載や運搬にも苦労することが多いので、大変なんですよね。一度、上島町の役場と今治市役所に、しまなみ海道の自転車キャンパーが有料でいいのでゴミを処分できる仕組みを、とお願いしたことがありましたが、それを実現していただいたようで嬉しいですね。

【写真】ゆめしま海道・生名島のサウンド波間田キャンプ場:ゴミ持ち帰りの注意書き
ゴミ持ち帰りの貼り紙

指定管理がゆめしま倶楽部に変わってからは、生ゴミやプラスチックなどの可燃ごみは、上島町の指定ゴミ袋を有料で購入する事で、処分してもらうことができます。ビンや缶なども捨てることができます。北海道のキャンプ場などではよく経験したことがある仕組みで、お金を払えば処分していただけるのは本当にありがたいです。

しまなみ海道の他のキャンプ場では、まだこのゴミ処分の仕組みがなく各自で持ち帰ることになります。しっかりとゴミを分別して、処分の費用もしっかりと支払うシステムで、より自転車キャンプツーリングがしやすくなるといいなぁと思います。

ゆめしま倶楽部さん。ゴミへ配慮していただき、ありがとうございます!

トイレ・シャワー棟

サウンド波間田キャンプ場には、男女別のトイレとシャワーがあります。海に近い場所に、このようなコンクリート造りのトイレ棟とシャワー棟が設置されています。

【写真】ゆめしま海道・生名島のサウンド波間田キャンプ場:トイレ棟
サウンド波間田キャンプ場のトイレ棟

ウォシュレットや温かい便座などはないシンプルなトイレですが、キャンプ場のトイレとして必要十分と思いました。掃除も綺麗に行き届いており、夜間はライトも点灯します。

【写真】ゆめしま海道・生名島のサウンド波間田キャンプ場:トイレ棟の女性トイレ入口
サウンド波間田キャンプ場のトイレ

トイレ棟の横には、海水浴の利用をイメージして作られたと思われるシャワー棟があります。シャワー棟も男女別、それぞれ常温のシャワーはキャンプ場の利用料金に含まれ、無料で利用できます。各1つある温水シャワーはコイン式で、100円で3分間利用する事ができます。

【写真】ゆめしま海道・生名島のサウンド波間田キャンプ場:シャワーと温水シャワー
サウンド波間田キャンプ場のシャワー

こちらも最低限、綺麗に掃除が行き届いており、気持ちよく利用する事ができました。夏など海水浴のあとにシャワーを浴びることができるのは嬉しいですね。

海水浴場・ビーチ

先述の通り、サウンド波間田キャンプ場の目の前は海水浴場。白砂のビーチになっています。

【写真】ゆめしま海道・生名島のサウンド波間田キャンプ場:目の前に広がっている海水浴場
サウンド波間田キャンプ場の目の前にある海水浴場

割と遠浅の海水浴場で、海水も透き通ってとても綺麗です。小さな魚が泳いでいるのも見ることができました。こうした美しいビーチでアウトドアを楽しむことができるのも、離島のキャンプ場ならではと言えるかもしれませんね。テントサウナのあとの水風呂としてこの海を利用するのもよさそうです。

【写真】ゆめしま海道・生名島のサウンド波間田キャンプ場:離島のアウトドアを存分に楽しんで
離島のアウトドアを存分に楽しんで

自転車キャンプに興味があれば

自転車ツーリングの専門誌の編集長をされている田村浩さんの『自転車キャンプ大全 ~自転車×キャンプは最高に楽しい!』は、これから自転車キャンプを始めたいという人、自転車キャンプをもっと楽しみたいという人にオススメの一冊です。

【書影】自転車キャンプ大全(田村浩著)

著者の田村浩さんは「シクロツーリスト」という雑誌の編集長を長年されている自転車旅のプロ。自転車キャンプツーリングの楽しみ方や実践的で具体的なノウハウが、一通りぎっしりと詰まっています。この1冊を読み込んで、ぜひしまなみ海道自転車キャンプツーリングにいらしてください♪

見近島キャンプ場

自転車か原付バイク、徒歩でしか行けないしまなみ海道の穴場キャンプ場。見近島キャンプ場(見近島自然公園)は、しまなみ海道の大島と伯方島(愛媛県今治市)の間の宮窪瀬戸に浮かぶ小さな無人島、見近島にあります。伯方・大島大橋の自転車歩行者専用道からしか行けないため、自動車や大型バイクでは入ることができず、自転車キャンプや原付キャンプの聖地として、知る人ぞ知るキャンプ場になっています。目の前には美しい砂浜のビュー、しかも利用料金は無料とあってオンシーズンには多くのキャンパーが訪れます。そんな見近島キャンプ場を詳しくご紹介します。

多々羅キャンプ場

多々羅キャンプ場は、しまなみ海道の大三島(愛媛県今治市)の上浦町井口地区にある公共のキャンプ場です。大三島と生口島を結ぶ斜張橋、多々羅大橋の大三島側の麓にある広めのキャンプサイト。近くにコンビニエンスストアやお風呂、道の駅などもあるしまなみ海道のメインルートからも近い好立地のため、自転車キャンプからオートキャンプ、ファミリーキャンプにまで幅広く人気で、オンシーズンはいつも混雑しています。予約の方法も含め、フリーテントサイトの様子や施設などを詳しくご紹介します。

キャンプ場の情報まとめ

しまなみ海道で海が見える絶景ロケーションでアウトドアを満喫できるキャンプ場の情報を中心にまとめています。近年しまなみ海道では、自転車にテントや寝袋などのキャンプ道具を積んで、自由に旅をする自転車キャンプツーリングのスタイルも増えており、キャンプ道具付きツーリング自転車のレンタルサービスなども始まっています。しまなみ海道やその周辺エリアには、無料で利用できるキャンプサイトも充実。大自然に囲まれながら、よりディープにしまなみ海道を楽しんでみてはいかがでしょう。

ゆめしま海道の観光やサイクリング、ツーリングのベースキャンプとしても利用しやすい人気のキャンプ場、サウンド波間田キャンプ場について詳しくご紹介しました。ここ以外にも、しまなみ海道にはソロキャンプしやすい静かめなキャンプ場や自転車や原付でしかいけないキャンプ場など、素敵なキャンプ場がたくさんあります。しまなみ海道・ゆめしま海道でぜひアウトドアも大満喫してみてくださいね。

2024年11月15日キャンプ

Posted by カワイユキ