【なぜ?】鶏小島キャンプ場と船折瀬戸キャンプ場が閉鎖された理由
2022年6月30日からしまなみ海道の伯方島にある人気キャンプ場2施設「鶏小島キャンプ場」と「船折瀬戸キャンプ場」の2か所が閉鎖されることが発表されました。立地や施設も悪くなく、しまなみ海道の自転車キャンパーや地元も家族キャンパーらにも貴重な場所が一気に2か所も閉鎖はショッキングなニュースです。なぜ閉鎖されるのでしょうか。
こんにちは。しまなみ海道在住のサイクリスト・カワイユキと申します。しまなみ海道は初心者の方でも自分のレベルに合った情報をもとに準備すれば大丈夫!自転車でゆっくり旅する魅力をお伝えします。
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伯方島のキャンプ場閉鎖
しまなみ海道のキャンプ・アウトドアラヴァ―の間でショッキングなニュースが入ってきました。伯方島の人気市営キャンプ場2か所、鶏小島キャンプ場と船折瀬戸キャンプ場の2か所が2022年6月30日から閉鎖されることが今治市ホームページにて発表されました。
今治市伯方鶏小島キャンプ場及び伯方船折瀬戸キャンプ場を、令和4年6月30日をもって閉鎖いたします。これに伴い、キャンプ場内のトイレ・水道も使用できなくなります。また、火気の取扱いも禁止とさせていただきます。皆様のご理解を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
今治市ホームページ
鶏小島キャンプ場や船折瀬戸キャンプ場の最新の運営状況や今後の再開見通しなどについては、管理元である自治体の今治市役所観光課に確認することをおすすめします。Googleマップなどのインターネット上の情報は、即時に更新されていないこともありました。
お問い合わせ先 | 市営キャンプ場 |
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管理 | 今治市役所観光課 |
電話番号 | 0898-36-1541 |
鶏小島キャンプ場
鶏小島キャンプ場は、海が見える岬に立地した市営有料キャンプ場で、ウッドデッキで区画されたテントサイトが快適だと好評でした。
船折瀬戸キャンプ場
今回閉鎖されることが発表された伯方島のもうひとつのキャンプ場、船折瀬戸キャンプ場は、こちらも海の景色を眺めながらアウトドアが楽しめるオートキャンプ場として人気でした。
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閉鎖の理由は
事故や事件はなし
今治市のホームページには今回の伯方島の2か所のキャンプ場が閉鎖される理由が明記されていませんでした。重大な事故や事件、閉鎖になるような重大なルール・マナー違反などのニュースや噂は聞きません。伯方島近くの市営無料キャンプ場である見近島キャンプ場や、大島や大三島、今治陸地部の市営キャンプ場の閉鎖のニュースもありません。
そこで考えられるのは管理運営者の問題です(私なりの推理)。
今回閉鎖される2か所のキャンプ場、鶏小島キャンプ場と船折瀬戸キャンプ場の共通点としては、両方とも市営の有料キャンプ場であること。それともう一つ、キャンプ場利用の予約とお問合せ先が伯方島の道の駅内にある「伯方レンタサイクルターミナル」であったことです。
両方のキャンプ場ともに、入り口に予約問い合わせ先が書かれた看板がありました。今治市の管理運営委託先が伯方レンタサイクルターミナルを管理していた(一財) 今治勤労福祉事業団だったようです。
管理運営事業者の変更
実は、2022年4月1日から、しまなみ海道の公共のレンタサイクル「しまなみレンタサイクル」の管理運営事業者に変更がありました。(一財) 今治勤労福祉事業団が管理するレンタサイクルターミナル「サンライズ糸山」のホームページには次のように発表されていました。
2022年4月1日より、レンタサイクル事業者が(一社)しまなみジャパンへ変更となりました。(中略)なお、サンライズ糸山の施設全般の管理は、引き続き、(一財) 今治勤労福祉事業団が行います。
サンライズ糸山
これまでは、広島県尾道市側と愛媛県今治市でしまなみレンタサイクルの管理運営者が異なっていました。自転車貸出の予約受付先も、ターミナルのある県によって違うという利用者には不便な縦割りになっていたのです。これを解消するためもあり、2022年4月1日から(一社)しまなみジャパンの一括管理になったので、伯方レンタサイクルターミナルの管理運営もそちらに移りました。
問い合わせの結果
ちょうど伯方島の道の駅「伯方S・Cパーク」へと向かう機会があったため、伯方レンタサイクルターミナルに、今回の2か所のキャンプ場閉鎖の理由を問い合わせてみました。今治市との契約の詳しいことは分からないとのことでしたが
「新規の管理運営事業者が決定するまで一時閉鎖することになります。」
との回答がありました。レンタサイクルの管理運営事業者が(一財) 今治勤労福祉事業団から(一社)しまなみジャパンに移った際に、この2か所のキャンプ場の管理運営がしまなみジャパンに移らなかった理由、あるいはそのまま今治勤労福祉事業団が管理運営を継続しなかった理由は分かりませんが、やはり管理運営事業者に関する問題だったようです。新しい事業者の調整は白紙状態らしいという話も聞きました。
早い再開を期待
鶏小島キャンプ場も船折瀬戸キャンプ場も、しまなみ海道屈指の人気キャンプ場で、オンシーズンには子ども連れのファミリーキャンプを楽しむ方々の姿をよく見かけました。特にここ数年はキャンプブームもあり、しまなみ海道のキャンプ場はどこもいっぱいになることが多いです。どちらもオーシャンビューが望め、最低限の設備も整っており、綺麗に維持管理されてきたキャンプ場です。新しい事業者が早く決まって、再開されることを期待しています。
ご利用を考えている方は、最新の情報をご確認するようにするといいかと思います。この他のしまなみ海道のおすすめキャンプ場はこちらのウェブページでご紹介しています。ぜひご活用ください。