【ややこしい?】西瀬戸自動車道のハーフインターチェンジ

2024年6月8日

しまなみドライブTips

しまなみ海道の高速道路、西瀬戸自動車道は今治~尾道間を移動するだけでなく、それぞれの島へはインターチェンジで降りることができます。サイクリングだけでなく、ドライブでも島めぐりが楽しいエリアです。高速道路のインターチェンジは、島によってはハーフインターの仕組みがあり、初めてだと分かりにくいので解説します。

アドバイザー・ライター
カワイユキ

こんにちは。しまなみ海道在住のローカルサイクリストのカワイユキと申します。このウェブサイトでは主にサイクリングの楽しみ方をお伝えしていますが、このページではマイカーやレンタカーでのドライブのコツをご紹介できればと思います。ぜひ、素敵なドライブ旅にしてくださいね!

西瀬戸自動車道

しまなみ海道にはサイクリングロードだけでなく、高速道路が通っていて、むしろこちらが本線とも言えます。しまなみ海道の高速道路の正式名称は「西瀬戸自動車道」で、国道317号の自動車専用道路の扱いとなっています。通常の高速道路と同じく、自動車と125㏄を超えるオートバイが通行できます。

【イラスト】しまなみ海道のインターチェンジ:西瀬戸自動車道のインターチェンジとパーキングエリア

西瀬戸尾道インターチェンジから今治インターチェンジの間で、新尾道大橋や因島大橋、多々羅大橋、来島海峡大橋などの橋を渡って7つの海峡を超えていくと全長59.4kmの距離なので、約1時間ほどで渡り切ることができます。それぞれの島にはインターチェンジが設置されていて、それぞれに有人とETCの料金所があります。

取材時の平日の普通車ETC料金だと、西瀬戸尾道IC~今治ICをどこにも降りずに通過した場合は2950円で、それぞれの島で全て降りた場合の料金合計は3470円です。

島のインターチェンジ

しまなみ海道の島巡りドライブや125ccを超えるオートバイでのツーリングで、最も注意しなくてはいけないのが「島へと降りるインターチェンジ」と「島から乗るインターチェンジ」です。カーナビなどのナビゲーションを使えば問題ないかもしれませんが、因島と生口島、大島の3つの島では北と南の「ハーフインター」が2か所ある仕組みになっています。

【イラスト】しまなみ海道のインターチェンジ:北と南のハーフインターのしくみ

北と南に一カ所ずつある小さなインターチェンジが、それぞれ一方向のみに乗り降りできるような構造になっています。ハーフインターの入口には「本州方面へは行けません」や「四国方面へは行けません」といった看板が設置されています。

因島南インターチェンジの入口
因島南ICからは尾道方面へ行けない

どの島のハーフインターもひとつの島内だけで高速道路に乗ることができないようになっています(例えば大島南ICから大島北ICの区間のみで高速道路へ乗るのは不可)。島内を移動する場合は、高速道路ではなく一般道路を走行する必要があります。

本州から四国方面へ

本州(尾道)から四国方面(今治方面)へ、高速道路を走行する際の乗ることができるインターチェンジと降りることができるインターチェンジをまとめました。

【イラスト】しまなみ海道のインターチェンジ:本州から四国方面へ

向島、大三島、伯方島のインターチェンジは、どちら方面へも乗り降り両方ができる通常のインターチェンジになっています。尾道駅周辺から向島へ行く場合は、この西瀬戸尾道ICを使う方法以外に、無料の一般道である「尾道大橋」を渡る方法があります。この場合は、向島ICから高速道路に乗ることができます。

四国から本州方面へ

四国(今治)から本州方面(尾道方面)へ、高速道路を走行する際の乗ることができるインターチェンジと降りることができるインターチェンジをまとめました。

【イラスト】しまなみ海道のインターチェンジ:四国から本州方面へ

向島ICで高速道路から降りた場合は、無料の一般道である「尾道大橋」を渡って尾道駅周辺エリアへとアクセスすることもできます。または尾道水道を行き来している短距離フェリーも活用できます。

インターチェンジの例

フルインターチェンジ

伯方島インターチェンジ

【写真】しまなみ海道のインターチェンジ:伯方島インターチェンジの入口
伯方島インターチェンジの入口

伯方島と大三島、向島のインターチェンジは、どちらの方向からの降りることができ、どちらの方向へも行くことができるフルインターチェンジになっています。フルインターチェンジから乗る時には、料金所を過ぎてから分岐があるので、進む方向を間違えないようにしましょう。

ハーフインターチェンジ

大島北インターと南インター

大島北インターチェンジの入口

大島の宮窪町にある大島北インターチェンジからは、尾道方面(本州方面)のみに乗ることができます。また、尾道から来た場合に大島へ降りる際にはこの大島北ICで降りることになります。

大島南インターチェンジの入口
大島南インターチェンジの入口

大島から今治方面(四国方面)へ行くなら、大島南インターチェンジから高速道路に乗る必要があります。今治から来島海峡大橋を渡って、大島へと降りる場合にもこの大島南ICを使います。しまなみ海道の一部の高速路線バスなどは、この大島南ICで降りたあとに一般道を通って大島北ICまで行ってそこから再度高速道路に乗るようなルートを取っています。

生口島北インターチェンジ

生口島北インターチェンジ
生口島北インターチェンジ

生口島北インターチェンジにも、「今治方向には行けません」という看板が出ています。生口島から大三島や伯方島などの今治方面(四国方面)へ行く場合は、ここからではなく、生口島南インターチェンジから高速道路に乗る必要があります。逆に、因島や向島、尾道方面へはこの生口島北ICから乗ることができます。

うまく説明できたか分かりませんが、ハーフインターについて知っておくと混乱しにくいと思います。

しまなみドライブを解説

しまなみ海道のドライブについては、サイクリングに比べるとインターネット上にも情報が少ないと感じました。瀬戸内海ならではの観光スポットやレストラン・カフェへ立寄ってみたり、好景観なロードや展望台を楽しんでみたりと、しまなみ海道のドライブもおすすめです。半日~1日の日程で楽しめるモデルコースや事前に知っておくべき情報をこちらのウェブページにまとめました。


このウェブページでは、しまなみ海道の高速道路・西瀬戸自動車道の島内のハーフインターチェンジついて詳しくご紹介しました。私のこのウェブサイト「しまなみ自転車ツーリングTips」では主に、初心者でも楽しめるサイクリングの聖地、しまなみ海道の情報をまとめています。素敵なヘルメットを手に入れたら、ぜひしまなみ海道サイクリングにお越しください。素晴らしいサイクリングロードと瀬戸内海の風景が待っていますよ!

2024年6月8日交通・アクセス,ドライブ・バイク

Posted by カワイユキ