【上島町】ゆめしま海道ってどこ?サイクリングモデルルート

【タイトル】どこ?ゆめしま海道サイクリングモデルルート

しまなみ海道の東側に浮かぶ4つの小さな島々からなる「上島町ゆめしま海道」は、離島ならではの自然や穏やかな雰囲気が満喫できるサイクリングコースとして人気が高まっています。ゆめしま海道ってどこにあるのか、またしまなみ海道サイクリングにどのように組み込むのがおすすめなのか、詳しくご紹介します。

ライター:カワイユキ

こんにちは。しまなみ海道在住のサイクリスト・カワイユキと申します。しまなみ海道は初心者の方でも自分のレベルに合った情報をもとに準備すれば大丈夫!自転車でゆっくり旅する魅力をお伝えします。

読者の皆様のご支援をもとに取材・執筆やウェブサイトの維持管理をしています。記事がもしお役に立ちましたらサポートをお願いします。なお有償無償に関わらず、業者様からの掲載依頼はお断りしています。

ゆめしま海道とは?

愛媛県上島町の島々

しまなみ海道が広島県と愛媛県を結んでいるのは、芸予諸島と呼ばれる島々です。しまなみ海道が通っている6つの島以外にも、周辺には大小さまざまな島が浮かんでいて、サイクリングでの島めぐりが楽しいエリアになっています。特にしまなみ海道のすぐ東側にある岩城島、生名島、佐島、弓削島の4島は橋で繋がっていて「ゆめしま海道」と呼ばれます。

【イラスト】ゆめしま海道モデルコース:しまなみ海道との位置関係
しまなみ海道とゆめしま海道の島々の位置関係

ゆめしま海道の4つの島は愛媛県越智郡上島町に属していて、しまなみ海道の因島や生口島からは船ですぐにアクセスすることができます。しまなみ海道とはまた違った離島の雰囲気があり、小さな島が連続するサイクリングコースとしての楽しさも相まって、近年、しまなみ海道リピーターのサイクリストを中心に人気が高まっているエリアです。

【写真】ゆめしま海道モデルコース:生名橋とゆめしま海道の石碑
生名橋とゆめしま海道の石碑

サイクリングコースとしての難易度も高くなく、サイクルオアシスブルーラインといったサイクリング環境の整備も整っているため、レンタサイクルを借りての初心者自転車旅行でも訪れやすい島々だと思います。しまなみ海道を縦断するようなサイクリングへのゆめしま海道の組み込み方などをご紹介します。

船に乗らないと行けない離島のサイクリングが楽しいサイクリングコースです!

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モデルコース

生口橋の代替ルート

しまなみ海道の生口島と因島の間には「生口橋」という橋が架かっていて、自転車歩行者専用道が併設されサイクリング推奨メインルートになっています。しまなみ海道を縦断するようなルートでサイクリングする場合に、この「生口橋」を通らずに「ゆめしま海道」を経由することができます。

【イラスト】ゆめしま海道モデルコース:生口橋の代替コースとしてのゆめしま海道
生口橋の代替コースとしてのゆめしま海道

もちろん、生口橋を通ったほうが最短ルートとなります。ゆめしま海道を経由することで10~20kmほど遠回りになるイメージです。今治から尾道を目指している場合には、生口島から船で岩城島へ渡り、ゆめしま海道をサイクリングした後、因島へと船で再度渡り、しまなみ海道に復帰するコースになります。

【イラスト】ゆめしま海道モデルコース:フェリーを使ったゆめしま海道サイクリングコース
フェリーを使ったゆめしま海道サイクリングコース

一方で尾道をスタートして今治を目指す南下型のルートをとっている人はその逆で、因島からゆめしま海道へと船で渡り、岩城島から生口島へもう一度船に乗ってしまなみ海道サイクリングコースに復帰する形となります。小漕港~上弓削港のゆめしま海道は最短ルートで約13kmの道のりです。

【写真】ゆめしま海道モデルコース:佐島のサイクリングコースから見た弓削大橋
佐島のサイクリングコースから見た弓削大橋

しまなみ海道でレンタサイクルを借りて初めて長距離のサイクリングに挑戦するという初心者の方は、しまなみ海道完走を目指すなら1泊2日で2日間かけて旅するのが一般的です。今治からスタートして1日目のサイクリングを終えた段階で、意外と余裕があるようであれば2日目の日程にゆめしま海道サイクリングを組み込むのもおすすめです。

ショートカットなら土生~立石

上の図で示した岩城島~弓削島の4島を全て通るルートだと距離が長すぎるという場合には、生名島の立石港~因島の土生港を結ぶ渡船を利用するとショートカットができます。この航路は、ゆめしま海道の玄関口となっているルートで、フェリーの便数も最も多いです。上島町の島々に住んでいる方は因島で買い物をすることも多いので、島民にも旅行者にもよく利用されています。

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今治港からゆめしま海道

ゆめしま海道の島々へは、実は今治港からも船でアクセスすることができます。芸予汽船の旅客船が今治港~土生港の間で大島や伯方島、ゆめしま海道の島々へと寄港しながら結んでいます。芸予汽船は近年、便数が減っているので少し不便になってきていますが、この船をサイクリングに活用することができます。

【写真】ゆめしま海道モデルコース:今治港から船でゆめしま海道へと向かう
今治港から船でゆめしま海道へと向かう

例えば、体力に自信のある方やサイクリング中~上級者の方で、2日間でのしまなみ海道往復を考えている場合。尾道から今治への往路で思いの外に体力を消費してしまった場合や、しまなみ海道には充分に満足したので復路は少しアレンジしたいという場合など、今治港~岩城港を船で移動するのもおすすめです。旅客船ですが、自転車は後方デッキに重ねて積載可能です。

ゆめしま海道の魅力

ゆめしま海道の4つの島々はそれぞれに個性的で魅力的です。青いレモンの島として知られる岩城島。キャンプ場などアクティビティも充実している生名島。町歩きやUターンブルーラインも楽しい佐島。素敵な宿や食事処が充実している弓削島。こうした小さな島々がテンポよく展開しているのはゆめしま海道サイクリングの魅力です。

【写真】ゆめしま海道モデルコース:生名島の西側の外周ルート
生名島の西側の外周サイクリングルート

岩城島や生名島、弓削島には周回コースもあり、島を自転車でぐるりと一周することもできます。ほとんど自転車旅行者も来ないようなマニアックな道もあり、探検気分が楽しいです。まだまだ知られていない風景もゆめしま海道にはたくさんあります。

今回のウェブページでは、主にしまなみ海道サイクリングでのゆめしま海道の活用方法をご紹介しましたが、日程に余裕がある方であれば、ゆめしま海道の宿に宿泊してみたり、1日をかけてゆめしま海道の島々のみを巡るというのもおすすめです。ゆめしま海道独自のレンタサイクルもあります。ゆめしま海道サイクリングに関する情報はこちらのウェブページで網羅的にご紹介しているので、ぜひ参考になさってください。


このページでは、ゆめしま海道の場所とサイクリングモデルコースについてご紹介しました。初心者から上級者まで幅広い方が自転車旅行を楽しめるしまなみ海道のサイクリング情報は以下のページにまとめておりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。