【サンライズ糸山の再開発】どう変わる?リニューアルと新ホテルの計画が発表

【タイトル】ニュース!サンライズ糸山の再開発計画を今治市が発表

サンライズ糸山が民間の手で新しく生まれ変わります。2027年冬に改修施設、2028年冬に海沿いのヴィラ施設がオープン予定。サイクリストにも富裕層にも対応した、しまなみ海道の新しい滞在拠点について発表された内容を、地元サイクリストが詳しく解説します。

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記事の筆者:カワイユキ

こんにちは、カワイユキと申します。しまなみ海道在住でこれまで300回以上は走ってきましたが、そのたびに新しい発見があります。初めての方の不安を少しでも減らすヒントになれば嬉しいです。

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閉業後のサンライズ糸山

しまなみ海道サイクリングの愛媛県側の拠点施設として長年利用されてきた「サンライズ糸山」の閉館(2026年3月)を知って、「これからどうなってしまうんだろう」と気になっていた方も多いのではないでしょうか。

【写真】サンライズ糸山の再開発:2026年4月時点でのサンライズ糸山の様子
2026年4月時点でのサンライズ糸山の様子

2026年4月20日に今治市から、サンライズ糸山の再開発についての発表がありました。 しまなみ海道に住んでいる地元のサイクリストとして、私もとても気になっていたニュースです。 発表の内容を、これからしまなみ海道を旅しようとしている方にも分かりやすくまとめてみました。

サンライズ糸山の閉館については、こちらの記事でも詳しくお伝えしています。

閉業で、しまなみ海道の拠点が寂しい感じになっているので、これは前向きな発表ですね!

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今治市が再開発計画を発表

四電ビジネスを中心とする民間グループが運営へ

2026年4月20日、今治市と民間事業者グループとの間で「サンライズ糸山及び周辺市有地活用促進事業」の基本協定が結ばれました。今回の基本協定を締結したのは、香川県に本社を置く四電ビジネス株式会社を代表企業とし、建築設計を担う株式会社アトリエ・天工人、今治市を本拠地とする建設会社・株式会社タニグチの3社で構成されるグループです。

1999年のしまなみ海道開通に合わせてオープンしたサンライズ糸山は、27年にわたって多くのサイクリストや旅行者に親しまれてきた公共施設です。 この場所が、民間の新しい発想やノウハウによって生まれ変わるということで、どんな施設になるのか、正直ワクワクしています。

今回の発表では、既存施設の改修と、海側の敷地への新築施設の2つを段階的に整備するプランが明らかになりました。 建材には今治の地域素材である菊間瓦や大島石が使われる予定で、「今治らしさ」を感じられる施設づくりを目指しているとのことです。

いつ完成する?2つの施設の開業スケジュール

再開発は2段階に分かれて進む予定です。まず、既存のサンライズ糸山を改修した施設は2026年10月頃に着工し、2027年度の冬頃の開業を目指しています。 続いて、海側の敷地に新しく建設されるヴィラタイプの施設は2027年4月頃に着工し、2028年度の冬頃の開業が予定されています。

【写真】サンライズ糸山の再開発:既存施設(右)と新設施設予定地(左)
既存施設(右)と新設施設予定地(左)

2027年冬から2028年冬にかけて、2つの施設が順番にオープンしていくスケジュールです。 まだ少し先のことにはなりますが、次のしまなみ海道旅行の計画を立てる際に、開業まではこのエリアでは工事が続いていることを知っておくといいと思います。開業後はぜひ立ち寄ってみてくださいね。

上の写真の低い場所に新しい宿泊施設ができる予定なんだそうです!

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リニューアル案①:既存施設の再建

全23室にシャワー設置&大浴場も完備

改修されるサンライズ糸山の施設は、全23室。 その中で個人的に一番嬉しいポイントとして挙げたいのが、各客室にシャワーが設置されること。長距離を走ったあと、お部屋でサッと汗を流せる設備は、サイクリストにとってはとても助かります。 チェックイン後にすぐシャワーが使えると、体の疲れも抜けやすいですし、その後の食事や観光もぐっと楽しみやすくなりますよね。

【イラスト】サンライズ糸山の再開発:リニューアル後のサンライズ糸山のイメージ
リニューアル後のサンライズ糸山のイメージ

大浴場も完備される予定なので、客室のシャワーでサッと流してから、ゆっくりお湯につかって旅の疲れを癒やす、という楽しみ方もできそうです。

また、付帯施設にはレストランやショップも設けられる予定です。 施設からは来島海峡としまなみ海道の景色を一望できるロケーションなので、サイクリングの一日を振り返りながらゆっくり過ごせる場所になってほしいなと思っています。

想定宿泊料金とターゲット層(3〜5万円)

改修施設の想定客室価格は、1泊あたり約3〜5万円(時期や宿泊プランにより変動)とのこと。アクティブに旅を楽しむサイクリストをはじめ、しまなみ海道を訪れるさまざまな旅行者を受け入れる施設をイメージしているそうです。 価格帯としては、少しリッチなご褒美ステイという感覚でしょうか。

しまなみ海道を完走したあとの1泊として、自分へのご褒美にゆっくり泊まってみる……というのも、素敵な旅の締めくくりになりそうです。

イメージ図は発表資料に掲載されていた画像を元に作成しました。

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リニューアル案②:新設施設

富裕層・インバウンド向けのハイグレードな20室

海側の敷地には、全く新しい施設が建設されます。 全20室の平屋建てヴィラタイプという贅沢なつくりで、富裕層や海外からの旅行者をメインターゲットにしたハイグレードな施設になる予定です。

【イラスト】サンライズ糸山の再開発:リニューアル後のサンライズ糸山のイメージ
リニューアル後のサンライズ糸山のイメージ

設計を担うのは、株式会社アトリエ・天工人の山下保博氏。 山下氏は奄美大島で地域の特色を活かした宿泊施設「伝泊」ブランドを手がけ、ジャパンツーリズムアワードの最優秀賞やミシュランガイドホテルへの選出といった実績を持つ方です。 その山下氏が「このホテルが旅の目的地となる」と語っていたという情報も伝わっていて、単なる宿泊施設にとどまらない、特別な体験を提供しようとしている意気込みが伝わってきます。

サウナやプール完備!しまなみ海道の絶景を独り占め

新築施設にはレストランのほかサウナやプールも備わる予定です。 目の前には来島海峡としまなみ海道の穏やかな海が広がっていて、その絶景をほぼ独り占めできるような環境になりそうです。来島海峡大橋を渡り切って達成感に満ちたあとに、プールサイドやサウナでのんびりしながら海を眺めるだなんて……。 自転車で走り切ることだけでなく、「泊まること」そのものが旅の目的になるような、新しい楽しみ方のひとつが加わる感じがします。

想定客室価格は約7〜15万円(時期や宿泊プランにより変動)。 なかなか気軽には泊まれない価格帯ではありますが、特別な旅の記念として、あるいはサイクリング仲間との記念旅行の宿として、いつか訪れてみたいなと個人的には思っています。

2つの施設の比較

施設① 改修施設(サンライズ糸山)施設② 新築施設(ヴィラタイプ)
客室数23室20室
付帯施設客室シャワー・大浴場・レストラン・ショップレストラン・サウナ・プール
想定宿泊価格約3〜5万円約7〜15万円
着工予定2026年10月頃2027年4月頃
開業予定2027年度 冬頃2028年度 冬頃
私の勝手なイメージ大衆&サイクリスト向け?滞在重視&富裕層向け?

※客室価格は時期や宿泊プランは現時点でプレスリリースで発表されているものです。

新施設は、高級路線過ぎて、私には縁がない世界かもしれません……。

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レンタサイクルやレストランは?

レンタサイクルターミナルは「しまなみジャパン」が継続運営

この再開発のニュースを聞いて、多くの方が真っ先に気になるのは「レンタサイクルはどうなるの?」という点ではないでしょうか。その心配については、安心してください。 今治糸山レンタサイクルターミナル(サンライズ糸山に隣接するレンタサイクル施設)は、これまで通り「しまなみジャパン」が継続して運営するとのことです。

【写真】サンライズ糸山の再開発:レンタサイクルは継続されることが発表
レンタサイクルは継続されることが発表

再開発後も、今治側の玄関口でレンタサイクルを借りてしまなみ海道を出発できる環境は変わらず残ってくれるようです。 初めてしまなみ海道をサイクリングしようとしている方にとっても、この点は一番気になるところだと思うので、ひとまずホッとしました。

新施設においても、レンタサイクルターミナルと連携したサイクリング体験の提供を予定しているとのことで、今後どのような形で一体的に運用されていくか、続報に期待したいと思います。

大阪の有名シェフ監修!地元食材を活かしたレストラン

食事についても、楽しみな情報が発表されています。 施設のレストランは、伯方島出身で大阪の人気フレンチレストラン「しまなみふれんちMurakami」を営むオーナーシェフ・村上智彦氏が監修を担当するとのことです。伯方島で生まれ育ったシェフが、瀬戸内の豊かな食材と向き合いながら作るお料理というのは、しまなみ海道を旅する人にとって、忘れられない思い出になりそうです。

旧施設の「風のレストラン」は地元の人たちにも人気の好景観レストランでした。

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期待する新しい滞在拠点

通過型から滞在型観光へ

今回の発表を聞いて感じたのは、しまなみ海道の楽しみ方と幅広い層の旅行者の受入れがまた一段と広がりそうだということです。

【写真】サンライズ糸山の再開発:SHIMANAMI文字モニュメントと来島海峡大橋
SHIMANAMI文字モニュメントと来島海峡大橋

これまで多くの旅行者にとって、しまなみ海道は「走り抜けるもの」というイメージがあったかもしれません。 もちろん、今治から尾道まで完走する達成感は格別です。 でも同時に、時間をかけてゆっくり滞在しながら、景色や食、地域の文化をじっくり味わうというスタイルの旅も、もっと広がってほしいなと私は思っています。

サンライズ糸山の場所が持つ来島海峡の絶景は、世界中探してもなかなかない唯一のロケーションだと思います。 そこにこれだけの施設が生まれるのは、しまなみ海道のサイクリングをもっと豊かなものにしてくれる可能性があります。


まだ開業まで1〜2年ほどの時間がありますが、完成したらぜひ現地で確かめてみたいと思っています。 新しい情報が入り次第、こちらのサイトでもお伝えしていきます。しまなみ海道のサイクリング計画について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせて参考にしてみてください。

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