【ドライブモデルコース】半日~1日のしまなみ海道ドライブおすすめルート

2024年3月15日

しまなみドライブTips

【タイトル】観光ルート:しまなみ海道ドライブモデルコース

しまなみ海道ドライブでおすすめのモデルコースを3つ作成してみました。半日~1日程度の日程でしまなみ海道の主な観光スポットや絶景スポットを楽しめる王道のドライブルートになっています。しまなみ海道の高速道路はそれぞれの島へと降りることができるようになっているので、興味のある島を選んで島めぐりをしてみるのがおすすめです。

アドバイザー・ライター
カワイユキ

こんにちは。しまなみ海道在住のローカルサイクリストのカワイユキと申します。このウェブサイトでは主にサイクリングの楽しみ方をお伝えしていますが、このページではマイカーやレンタカーでのドライブのコツをご紹介できればと思います。ぜひ、素敵なドライブ旅にしてくださいね!

しまなみ海道ドライブ

しまなみ海道といえばサイクリングが有名ですが、広島県尾道市と愛媛県今治市の間には高速道路「西瀬戸自動車道」が通っていて、こちらがむしろしまなみ海道の本線となっています。大島や伯方島、大三島、生口島、因島、向島といった島々を経由する瀬戸内海横断ルートで、本州と四国を行き来するだけでなく、島めぐりの観光ドライブを楽しめるコースにもなっています。

【写真】しまなみ海道ドライブのモデルコース:来島海峡大橋の高速道路
全長4kmの来島海峡大橋を渡る高速道路

しまなみ海道の高速道路が経由する主な島々には、インターチェンジが整備されているため、途中の島へと降りてみることが簡単にできます。とはいっても、全ての島で降りて観光スポットを巡ろうとすると自動車やオートバイであっても半日~1日では時間が足りないかもしれません。興味のあるいくつかの島を選んで、ゆっくりと観光してみるのがおすすめです。

ハーフインターに注意

【イラスト】半日~1日ドライブモデルコース:北と南のハーフインターの図解

西瀬戸自動車道の島へと降りるインターチェンジや、島から乗るインターチェンジは少しややこしい部分があります。大島、生口島、因島の3島では、ハーフインターチェンジの仕組みになっていて初めてだと分かりにくいです。これらの島では北と南に1ヶ所ずつのインターチェンジがあり、それぞれに行ける方向が異なります。

モデルコース3選

しまなみ海道のマイカーやレンタカーでのドライブやオートバイツーリングでおすすめのモデルコースを3つ作ってみました。所要時間は半日~1日ほどを想定して、往復ではないワンウェイのコースとして作成してみました。立寄りや観光スポットなどは主要な所のみをピックアップしているので、日程や興味によって追加していくといいと思います。

モデルコース距離所要時間
①島めぐりドライブ109km1日
②大山祇神社ドライブ99km半日~1日
③展望台めぐりドライブ98km半日~1日

ひとつ目は、しまなみ海道の生口島と大三島、大島の3つの島へと降りるモデルコース。ふたつ目は、大三島へ降りて一周するモデルコース。みっつ目は亀老山や開山、白滝山といった有名な展望台を巡るモデルコースになっています。

①島めぐりドライブ

しまなみ海道の6つの島に細かく高速道路から降りて観光もしながらドライブとなると、ハイペースで進まないと自動車やオートバイでも1日で周りきるのは意外と大変です。忙しい旅になってしまう可能性が高いと思います。

3つほどの島を選ぶ

【イラスト】半日~1日ドライブモデルコース:3つの島を巡るしまなみ海道ドライブ

そこで私が1日ドライブのモデルコースとしてまず提案するのは島一周なども組み合わせて3島を巡るルートです。ゆっくりと観光スポットも楽しむなら「3つほどの島を選ぶ」ことです。行ってみたい島、興味のある観光地などから、降りてみる島を絞り込んでみるのがいいと思います。日程に余裕があれば、もう1つくらいは島へと降りてみることもできます。

生口島、大三島、大島がおすすめ

【写真】しまなみ海道ドライブのモデルコース:生口島の海岸沿いの快走路をドライブする
生口島の海岸沿いの快走路をドライブする

初めてしまなみ海道を訪れる方に個人的におすすめするのは「生口島」「大三島」「大島」の3つの島々です。しまなみ海道の島の中でも比較的大きな島で、自動車やオートバイで走りごたえのあります。しまなみ海道を代表するような有名な観光スポットや展望台などもこれらの島々に多いです。

しおまち商店街などの観光エリア

【写真】しまなみ海道ドライブのモデルコース:生口島の瀬戸田にあるしおまち商店街
生口島の瀬戸田にあるしおまち商店街

特にドライブで観光におすすめのエリアは、生口島なら「瀬戸田しおまち商店街」、大三島なら「大山祇神社」周辺の宮浦エリア、大島なら「亀老山展望台」です。どれもしまなみ海道で外すことができない王道のスポットだと思います。

【写真】しまなみ海道ドライブのモデルコース:耕三寺などの観光スポットも巡るモデルコース
耕三寺などの観光スポットも巡るモデルコース

しおまち商店街周辺には耕三寺や向上寺といった観光スポットもあり、駐車場に車を停めて、食べ歩きや散策を楽しむことができます。大山祇神社の宝物館は国宝の数々が必見ですし、この神社周辺にはレストランも多いのでランチにもおすすめです。亀老山展望台はしまなみ海道で一番有名な来島海峡の景色を一望できる絶景スポットです。

モデルコース島めぐりドライブ
起終点今治北ICまたは西瀬戸尾道IC(向島ICも可)
降りる島大島、大三島、生口島
走行距離109km
所要時間3時間00分(走行時間のみ)
主な観光スポットしおまち商店街、大山祇神社、亀老山

島めぐりモデルコースのアレンジ

このしまなみ海道島めぐりドライブのモデルコースは、降りる島を変えることでアレンジすることができます。例えば、向島と因島、伯方島にフォーカスをした場合のモデルコースはこのような感じです。尾道からは直接、高速道路に乗らずに一般道である尾道大橋を渡ることで向島の島内を通過するようにしてみました。

【イラスト】半日~1日ドライブモデルコース:島めぐりドライブコースのアレンジ例
島めぐりドライブコースのアレンジ例

因島では、水軍スカイラインというドライブ向きのコースを取り入れ、伯方島では島を一周してみるようなコースにしてみました。高速道路の途中では瀬戸田PAと来島海峡SAに立ち寄ることができます。

モデルコース島めぐりドライブアレンジ
起終点今治北ICまたは尾道駅
降りる島向島、因島、伯方島
走行距離97km
所要時間2時間40分(走行時間のみ)
主な観光スポット因島水軍スカイライン、伯方SCパーク

②大山祇神社ドライブ

しまなみ海道のドライブでどこかひとつの島へ降りるとするならば、個人的には「大三島」を一押ししたいと思います。半日ほどの日程で楽しめる大三島のみに降りてみるモデルコースをご紹介します。

神様の島、大三島を満喫

【イラスト】半日~1日ドライブモデルコース:大三島を一周するしまなみ海道ドライブ

大三島はルートのちょうど真ん中あたりにある島で、一周すると50km近くもあるしまなみ海道で一番大きな島です。日本を代表する国宝の神社として知られる大山祇神社があることで、神様の島とも呼ばれます。境内には樹齢3000年を超える楠がたくさんあり、独特の神々しい雰囲気のある場所です。

【写真】しまなみ海道ドライブのモデルコース:大三島の有名な神社、大山祇神社
大三島の有名な神社、大山祇神社

島を一周する場合にはどちら周りがいいでしょう。どちらからでもぐるりと一周することができるのですが、自動車やオートバイは左側通行なので、海側をドライブするなら時計回りがセオリーです。大三島ICで西瀬戸自動車道を降りたら、南へ向かって海岸線を進むと海が近くていいですね。

外周コースには絶景スポットが多い

【写真】しまなみ海道ドライブのモデルコース:大三島の海岸沿いの快走路をドライブ
大三島の海岸沿いの快走路をドライブ

大三島の南側の海岸線には店舗などが極端に少なく、コンビニなども皆無の区間ですが、しまなみ海道の中でも屈指の好景観なルートで、私の特にお気に入りです。サイクリングだと少し距離とアップダウンが多すぎて中~上級者向けなのですが、ドライブなら何の心配もなくおすすめすることができます。

人気のレストランでランチも満喫

【写真】しまなみ海道ドライブのモデルコース:大山祇神社近くのレストランよし川
大山祇神社近くのレストランよし川

大山祇神社の周辺は大三島の中心市街地になっているので商店も多いです。コンビニエンスストアやスーパーマーケットもあり。海鮮丼などが食べられるレストラン「よし川」「大漁」「貴船」、猪料理の食べられる食堂やオシャレなカフェなどもこのエリアにあるので、ここでお昼にするといいですね。

ウサギの島や道の駅も

【写真】しまなみ海道ドライブのモデルコース:道の駅多々羅しまなみ公園からの多々羅大橋
道の駅多々羅しまなみ公園からの多々羅大橋

大三島ICまで島の中央を横断する道をショートカットすることもできますが、時間がある方は大三島の北側をぐるりと一周すると景色がよくて爽快です。また、盛港からはウサギの島「大久野島」へ行くことができます。大久野島には車で降りることができないので、盛港に自動車は駐車しておくのがベターです。道の駅「多々羅しまなみ公園」も立ち寄りスポットとして人気です。

モデルコース大山祇神社ドライブ
起終点今治北ICまたは西瀬戸尾道IC(向島ICも可)
降りる島大三島
走行距離99km
所要時間2時間30分(走行時間のみ)
主な観光スポットミュージアム、大山祇神社、多々羅しまなみ公園

大山祇神社モデルコースのアレンジ

広島県側を起終点とした場合などにも、この大三島を中心としたドライブコースはおすすめです。行きと帰りで同じ道を通らないモデルコースとしてはこのようなアレンジができます。

【イラスト】半日~1日ドライブモデルコース:大三島を一周するしまなみ海道ドライブのアレンジ例
大三島ドライブモデルコースのアレンジ例

尾道駅からは直接高速道路に乗らずに、尾道大橋経由で向島ICから乗ることもできます。大三島ICで高速道路を降りてから、大三島の南側をぐるりと回り込むようにして、ミュージアムや大山祇神社エリアに立ち寄れます。盛港からは忠海港にフェリーが出ているので、このルートで広島県に戻るモデルコースにしてみました。

モデルコース大山祇神社ドライブアレンジ
起終点尾道駅または忠海
降りる島大三島
走行距離76km(フェリー含む)
所要時間2時間50分(走行時間のみ)
主な観光スポット多々羅しまなみ公園、ミュージアム、大山祇神社

③展望台めぐりドライブ

3つ目にご紹介するしまなみ海道ドライブモデルコースは「絶景展望台」をテーマにして作ってみました。

しまなみは絶景展望台の宝庫

【イラスト】半日~1日ドライブモデルコース:絶景展望台を巡る3つの島ドライブ

山頂の展望台から瀬戸内海の風景を眺めるというのは、自動車やオートバイでのしまなみ海道旅行ならではの楽しみ方だと思います。どの展望台も山頂までの傾斜がかなり厳しい上り坂を進まなくてはならないのでサイクリングだととても大変です。レンタサイクルだとこうした展望台へ行くのを諦めるという方も多いんです。

特におすすめの3か所

【写真】しまなみ海道ドライブのモデルコース:展望台めぐりはドライブならではの楽しみ
展望台めぐりはドライブならではの楽しみ

しまなみ海道の島々には、いくつもの展望スポットがありますが、中でも私が格別だと思う絶景展望台を3ヶ所をピックアップしてモデルコース化してみました。このモデルコースでは亀老山展望公園開山展望公園白滝山の3地点をめぐります。そのため、高速道路からは大島、伯方島、因島の3島で降りることになります。

亀老山展望公園

【写真】しまなみ海道ドライブのモデルコース:亀老山展望公園からの来島海峡大橋
亀老山展望公園からの来島海峡大橋

亀老山はしまなみ海道を代表する絶景スポットで、全長4kmの来島海峡大橋がかかる来島海峡を標高300m近くの山頂から見下ろすことができます。伯方島の開山は桜の名所で360度のパノラマビューが望めますし、白滝山は五百羅漢の石仏が山頂の展望台付近にたくさんある光景が有名な場所です。

ご当地グルメでランチも満喫

【写真】しまなみ海道ドライブのモデルコース:伯方島のさんわで伯方の塩ラーメン
伯方島のさんわで伯方の塩ラーメン

これらの島々にもその島ならではのグルメもあります。伯方島の塩ラーメンや因島のお好み焼きなど、ご当地グルメでランチにするのもいいですね。お弁当を展望台へと持って行って素晴らしい景色の中でピクニックランチにするのもおすすめです。特に開山は山頂付近が公園のようになっているのでピクニックしやすいと思います。桜の季節には出店もでて、地元の方々で賑わいます。

モデルコース展望台めぐりドライブ
起終点今治北ICまたは西瀬戸尾道IC(向島ICも可)
降りる島大島、伯方島、因島
走行距離98km
所要時間2時間45分(走行時間のみ)
主な観光スポット亀老山、開山、白滝山

展望台めぐりモデルコースのアレンジ

しまなみ海道の展望台めぐりドライブのモデルコースも、立寄る展望台のチョイスを変えることで簡単にアレンジができます。例えば、ゆめしま海道の岩城島の積善山、大三島の立石展望台、今治市陸地部の糸山展望台を訪れるアレンジモデルコースはこのような感じです。

【イラスト】半日~1日ドライブモデルコース:展望台めぐりドライブのアレンジ例
展望台めぐりモデルコースのアレンジ例

桜の名所としても有名な展望台がある積善山は、ゆめしま海道という島々のうちの岩城島という島にあります。ゆめしま海道へはフェリーでアクセス可能で、ドライブコースとしても人気が高いです。因島の土生港~生名島の立石港、岩城島の小漕港~生口島の洲江港の間には割と頻繁に短距離フェリーが行き来しているので、車を積載して移動が可能です。大三島の立石展望台からは多々羅大橋の絶景が、今治の糸山展望台からは来島海峡大橋の絶景が望めます。

モデルコース展望台めぐりドライブアレンジ
起終点今治北ICまたは尾道駅
降りる島大三島、生口島、岩城島、生名島、因島、向島
走行距離99km(フェリー含む)
所要時間4時間20分(走行時間のみ)
主な観光スポット糸山展望台、立石展望台、積善山展望台

サービスエリア

来島海峡サービスエリア

島エリアでなく、今治市街地や尾道市街地の展望台もおすすめです。尾道では千光寺公園が有名で、リニューアルされた展望台PEAKからは尾道水道やしまなみ海道の島々の重なる風景が望めます。一方で今治側では、来島海峡SA(サービスエリア)が特に景色がよいと評判です。「しまなみピン」と呼ばれる平仮名の文字モニュメントもここにあります。レストランやお土産店も充実しているので、立寄りスポットとしても魅力的だと思います。

【写真】しまなみ海道ドライブのモデルコース:来島海峡SAにある「しまなみピン」
来島海峡SAにある「しまなみピン」

注意しなくてはならないのは「今治北インターチェンジ」からは、この来島海峡SAには入れないということです。尾道からの高速道路本線からは問題なく入れます。今治からは、北インターではなく「今治インターチェンジ」から高速道路本線に乗った場合にはSAに入ることができます。また、一般道からもアクセス可能で、糸山公園近くからコミュニティゲートへと行く道と専用の駐車場があります。

展望・土産来島海峡サービスエリア
住所今治市大浜町3-9-68
電話0898-33-8633
営業時間8:00~21:00(土日は22時まで)
施設休憩スペース、土産物店、レストラン、展望デッキ

しまなみドライブを解説

ドライブマップ

しまなみ海道のドライブでおすすめの好景観ルートや観光スポット、レストラン、カフェなどの情報をまとめたGoogleマイマップを作成してみました。自動車やオートバイのドライブやツーリングでわざわざ行く価値があるぞ、と思うお店やスポットをピックアップして載せています。

これらのGoogleマイマップは、スマートフォンのGoogleマップアプリでお気に入り保存することで、アプリ上で表示することも可能です。しまなみ海道ドライブの地図としてぜひご活用ください。

ガイド情報を徹底まとめ

【写真】しまなみ海道ドライブのモデルコース:しまなみ海道のドライブ情報をまとめました
しまなみ海道のドライブ情報をまとめました

しまなみ海道のドライブについては、サイクリングに比べるとインターネット上にも情報が少ないと感じました。瀬戸内海ならではの観光スポットやレストラン・カフェへ立寄ってみたり、好景観なロードや展望台を楽しんでみたりと、しまなみ海道のドライブもおすすめです。半日~1日の日程で楽しめるモデルコースや事前に知っておくべき情報をこちらのウェブページにまとめました。


このウェブページでは、しまなみ海道ドアリブのモデルコースについて詳しくご紹介しました。私のこのウェブサイト「しまなみ自転車ツーリングTips」では主に、初心者でも楽しめるサイクリングの聖地、しまなみ海道の情報をまとめています。素敵なヘルメットを手に入れたら、ぜひしまなみ海道サイクリングにお越しください。素晴らしいサイクリングロードと瀬戸内海の風景が待っていますよ!

2024年3月15日モデルコース,ドライブ・バイク

Posted by カワイユキ