【初心者向き】安全なロードバイクの乗り方とライディングポジション

初心者の方に向けてロードバイクやクロスバイクといったスポーツ自転車の安全な乗り方とライディングポジションによる違いを解説します。安全なサイクリングには、適切な乗り方で、適切なフォームで自転車に乗ることが大切です。しまなみ海道でスポーツ自転車を借りてサイクリングを楽しみたいと考えている方にも参考になると思います。

こんにちは。しまなみ海道在住のカワイユキと申します。自転車やサイクリングを始めてみたいビギナーの不安や疑問を解決するための情報を、私の体験に基づいてご紹介しています。
初心者でも自転車趣味を安全に安心して始められるガイドブックのようなページを目指して作っている個人ウェブサイトです。私の記事がもしお役に立ちましたらサポートをお願いします。なお、業者様からの掲載依頼はお断りしています。
ロードバイクの乗り方
ロードバイクやクロスバイクといったスポーティーな自転車は、シティサイクル(いわゆるママチャリ)とちょっと違う部分があります。そのため、初めてスポーツ自転車に乗るときに困惑することがあるかもしれません。しまなみ海道のレンタサイクルでもクロスバイクのレンタルが一般的で、初めてスポーツ自転車に乗るという方も多いです。より高速で走行ができる自転車タイプであるロードバイクも、しまなみ海道のいくつかのレンタサイクルでは借りることができます。

スポーツ自転車に乗る時のシティサイクルとの大きな違いは、脚を後ろ側から回しこむようにしてフレームをまたぐことです。この時、両手でブレーキをかけて車体を動かないようにします。また、この乗る時にはサドルにはお尻を乗せず、両足が地面につくように乗りましょう。

脚を後ろから回して乗る理由は、シティサイクルとロードバイクの形の違いにあります。シティサイクルは買い物用自転車として乗り降りがしやすいように、あるいは様々な服装、年齢の方でも簡単に乗れるようなデザインになっています。シティサイクルの場合は、脚を後ろから回さなくても乗ることができますね。スポーツ自転車に乗るときにシティサイクルと同じように、前から跨ごうとすると脚がフレームに当たってしまい転倒することがあります。

サドルにお尻を乗せない理由も転倒の防止。スポーツ自転車ではシティサイクルよりもサドルを高めに設定することが多いです(両足が完全につくようなサドル高では低すぎる可能性があります)。両足がしっかりと地面に付かない状態でいきなり自転車に乗るのではなく、脚を後ろから回したらフレームの上に座る感じにしましょう。これがスタート時の基本のポジションです。自転車から降りるときも一旦、フレームの上に座って停止してから脚を後ろから回して降りるようにします。

スポーツ自転車に乗るときは、サドルにいきなり腰を下ろそうとしないことが大切です。
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ライディングポジション
スポーツ自転車でサイクリングをするときに、どのような姿勢で乗るかはとても大切です。適切なサイズの自転車に、適切なサドルの高さで無理のない姿勢を取りましょう。ハンドルとサドル、ペダルに体重を分散することでより疲れにくいサイクリングができます。無理のある体勢で自転車に乗ると安全を確保しにくく、事故の原因となることがあります。

自転車のハンドルにはさまざまな形状があります。シティサイクルやクロスバイクなどはフラットハンドルバーのように、持つ部分が1ヶ所であることが多いです。ロードバイクに多いようなドロップハンドルバーなどは、ハンドルを握ることができる箇所が複数あります。どの部分を握るかによって自転車に乗る時の体勢(ライディングポジション/ライディングフォーム)が変わります。
ロードバイクに多い、ドロップハンドルの持つ部分による4つのライディングフォームの違いと効果、注意点などをご紹介します。
①基本のポジション
まずはロードバイクに乗る時の基本のポジションをご紹介します。両手はブレーキをすぐにかけられるところを握ります。具体的にはブレーキブラケットと呼ばれる部分。ブラケットにはラバー製のカバーが覆いかぶさっていますので、そこの部分を握り、人差し指の中指はブレーキレバーに添えます。

この基本ポジションだと軽い前傾姿勢となります。しまなみ海道をロードバイクでサイクリングする時にも、平坦な道路での走行時はほとんどの時間でこの姿勢をとることになると思います。ブレーキをすぐにかけることができ、急な前傾姿勢でないのでハンドルもコントロールしやすいです。
②レストポジション
次により呼吸がしやすく、視野も広くなるレストポジションをご紹介します。両手は、ドロップハンドル手前の平らな部分を握ります。ブレーキレバーから指が離れた状態になるため、より低速での走行にし、見通しのよい場所で安全を確保してこの握り位置にしましょう。また、上り坂などで呼吸がしにくい場所でこのポジションは効果を発揮します。

基本のポジションよりも上半身が直立に近い姿勢になるため、胸部に負荷がかかりにくく呼吸がしやすいです。また、顔が上がった状態になるので、より視野を確保しやすくなります。クロスバイクなどのフラットバーはこの視野を確保しやすいポジションで乗れることを重視してデザインされています。しまなみ海道など、景色も楽しみながらのサイクリングでクロスバイクが多用される理由のひとつです。
③ダンシングポジション
続いてご紹介するのが、ダンシングポジションです。一般的に立ちこぎとも呼ばれる乗り方です。サドルから腰を上げて、上半身を揺さぶりながらペダルをより強く踏み込むことができます。ハンドルの握る位置は基本のポジションと同じで、車体をコントロールしやすい状態にしておきます。ダンシングは上り坂を力強く登りたい時やペダリングのリズムを変えたい時などに有効です。

全身に力が入りやすく、体重をペダルに落とし込むような運動になるため、心拍数は上がりやすいです。長い登り坂では、このダンシングポジションとレストポジション、基本ポジションを組み合わせて使うと効率的に坂道を攻略できます。しまなみ海道のサイクリングでは基本的に上り坂も緩やかな傾斜になるように設計されているので、積極的にダンシングを取る必要はないですね。
④下ハンドルポジション
ドロップハンドルがドロップハンドルという名前で呼ばれる理由にもなっている、ハンドル下部を持つポジションもあります。低い姿勢となるため空気抵抗が少ない姿勢なので、基本的にはレースで有効なポジションです。ゆったりとしたサイクリングや自転車散策では、このポジションをとることはまずありません。

基本のポジションよりも、ブレーキレバーをより強く握ることができるので、下り坂でこのポジションを取ることがあります。重心も下がるため、より安定します。ただし、初めてロードバイクに乗る方やまだ始めたばかりという方には、慣れない姿勢だと思いますので、安全を確保した場所で練習を繰り返すことが大切です。

まずはゆとりのある基本ポジションのフォームから始めましょう。
このウェブページでは、初心者に向けてロードバイクの乗り方とライディングポジションについて詳しくまとめました。私のこのウェブサイトでは、しまなみ海道サイクリングについて詳しくご紹介しています。初心者から上級者まで幅広い方が自転車旅行を楽しめるしまなみ海道のサイクリング情報は以下のページにまとめておりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。