【亀老山展望公園】初心者でも登れる?ヒルクライムロードの勾配や所要時間
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きつい登り坂も有名
しまなみ海道を代表する絶景と様々な受賞歴のある展望台建築も有名なのですが、サイクリストの目線では「なかなかきついヒルクライムルート」としてもよく話題にあがります。
最大勾配はなんと15パーセント!
亀老山の標高は300メートル程度なので、このあたりの山としては決して突出して高い山という訳ではありません。しかし、3~4kmほどで一気に登る坂道の勾配は最大で15パーセント以上になるセクションもあるんです。
数十kmから100km超えのしまなみ海道サイクリングと組み合わせる方も多く、「亀老山のヒルクライムは本当にきつかった」「何度も止まりながら登った」との声も多数。しまなみ海道のサイクリングルート上には、ここまで厳しい勾配の道はないので、長距離のライドと組み合わさると特段にハードさを感じるようです。
林道の平均勾配は9パーセント
亀老山へと登る唯一の舗装路である林道「亀老山線」は、延長2.8km。林道入口の標高が50mなので、約250mの標高を2.8kmで登る計算です。平均勾配はほぼ「9パーセント」ですね。特に最後の数百メートルは10~15パーセントの特にきつい勾配が続きます。なかなかバイオレンスな登坂です。
ヒルクライムの所要時間ですが…これはなかなか一概に言えません。ロードバイクで上級者の方であれば20分くらいであがってしまう方もいるかもしれません。レンタサイクルで登る場合には、片道40分~1時間ほどかかるでしょうか。私は、徒歩でこの区間を登ったことがありますが、その時は写真も撮りながらのんびり上がって1時間ほどかかりました。
初心者でも登れる?
ぜひ一度は見ていただきたい絶景スポットなのですが、初心者の方でレンタサイクルを借りてしまなみ海道を走り切るようなサイクリングプランの中に、亀老山のヒルクライムを組み込むのは正直言ってオススメはしません。
- 体力を奪われ、その後のライドにかなり影響する可能性あり。
- 予想以上に所要時間を費やしてしまう可能性あり。
- 帰りの下り坂がテクニカル。転倒などの事故リスクあり。
などの理由が考えられると思います。時間に余裕がある方であれば、自転車で無理に登ることを考えずに徒歩で登ってみることも一案です。ヒルクライムのみ亀山バス停近くにある電動アシスト自転車のシェアサイクルを活用するのもいいでしょう。道の駅「よしうみいきいき館」などからタクシーを手配して、この区間だけ自転車を使わない手も。
初心者ヒルクライムのクチコミ序盤の坂道で心がくじけました。結局、ずっと自転車を押して歩くことに。
途中で何度も来たことを後悔しましたが、その後の絶景は感動的でした。
急な下り坂が怖かった。途中のカーブで外に飛び出しそうになった。
中央レンタサイクルターミナル「サンライズ糸山」で電動アシスト付き自転車を借りてサイクリングを楽しむ方であれば、問題なく登ることができる可能性が高いと思います。最近の電動アシスト付き自転車は、特に坂道にとても強い作りになっています。電動アシスト付き自転車をしまなみ海道でレンタルする方法はこちらのウェブページに詳しくまとめてみました。
亀老山だけならシェアサイクルも
2022年から大三島と伯方島で試験的に始まったHello Cyclingのシェアサイクルステーションが、しまなみ海道の他のエリアにも少しずつ新設されて、より便利なシェアサイクルの仕組みとして進化しています。
スマートフォンのアプリケーションで簡単に予約して利用開始でき、他のステーションでも返却ができる便利なシェアサイクルです。決済もアプリケーションを通して行うので無人のステーションとなっています。このHello Cyclingのシェアサイクルのステーションが、大島の亀山バス停にも新設されました。
亀山バス停は、亀老山の登り口にある最寄りバス停です。今治駅から大島方面へのバスも停まるバス停なので、亀老山展望台のみをサイクリングしたいという方に活用できるかもしれません。電動アシスト付き自転車とは言っても平均斜度10%の坂道は簡単ではないかもしれませんが、通常のシティサイクルよりは楽に挑戦できるかなと思います。
【ちょっとBreak】双眼鏡があるともっと楽しめる♪
しまなみ海道にコレを持って行くと絶景を数倍楽しめます!私は自転車旅行だけでなく、山登りも好きなのですが、いつも必ず持って行くものがあります。それが「双眼鏡」。軽くてコンパクトなのに、遠くまでかなりハッキリと見ることができる双眼鏡。
コンサートやスポーツ観戦で、こうした双眼鏡を活用されている方もいるそうです。しまなみ海道を訪れる前に用意しておくと、より一層面白い自転車旅行になると思います。瀬戸内海の島々や行きかう船の風景を、一味違った楽しみ方ができますよ!
交通アクセス
路線バスでのアクセス
残念ながら、亀老山展望公園のある山頂まではバス路線などがないため、公共交通で展望台まで直接アクセスすることができません。自転車やクルマ、オートバイではない場合、国道317号線にある最寄りのバス停「亀山」から約3.7kmの道のりを歩くことになります。
本数はあまり多くないのですが、今治駅前バス停から「伯方島行き特急バス」または「大三島宮浦行き特急バス」が「亀山」バス停に停車します。今治駅前から亀山までの所要時間はバスで約35分ほどかかります。バスの時刻表は、せとうちバスのウェブサイトで最新のものを確認してみてくださいね。
自動車・バイクのアクセス
しまなみ海道の高速道路「西瀬戸自動車道」のインターチェンジは、大島に2ヶ所、「大島北IC」と「大島南IC」があります。進む方向によってどちらのインターチェンジを使うかが変わります。尾道(本州)方面から、大島へ降りる場合には「大島北IC」を、今治(四国)方面から、大島へ降りる場合には「大島南IC」を利用します。大島南ICは亀老山のふもとにあるので、とても便利な近い立地です。
大島からの帰路も、どちらのICから乗るかはご注意を。大島から本州方面へ行く場合は「大島北IC」を、大島から四国方面へ行く場合には「大島南IC」から高速道路に乗ります。
山頂の駐車場は広くない
亀老山山頂の駐車場は無料ですが、普通車18台分しかありません。平日であれば満車になることはそうないと思いますが、観光シーズンは頂上付近に渋滞ができる場合も…。渋滞に巻き込まれても、Uターンをして引き返すようなスペースは山頂の駐車場までないのでご注意を。
駐車場 | 亀老山展望公園駐車場 |
---|---|
住所 | google map |
駐車料金 | 無料 |
台数 | 普通車18台 大型6台 |
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ヒルクライムレポート
ここからは、私が実際に自転車でヒルクライムしながら現地調査をしてきましたので、その様子をレポートしていきたいと思います。
亀山交差点スタート
亀老山展望台への登り口、ヒルクライムのスタートは、国道317号線、しまなみ海道メインルートの亀山交差点です。今治側からくると、大島南ICを越えて最初の信号のある交差点になります。
今治側から来た場合にはこの亀山交差点を右折してください。もちろん尾道側から来た場合は左折です。
次の写真はこの交差点を反対側から見た写真。
特急バスで亀山バス停で降りた場合の風景はこんな感じです。上の写真は、亀山バス停から今治方面を見た亀山交差点の風景になります。写真のトラックが停まっている方向に進むのが亀老山への道です。
交差点の亀老山方面には、このような比較的大きな「↑亀老山展望公園 3.7km」の看板があるので目印にしてくださいね。
亀山交差点から林道「亀老山線」の起点までは、ゆるやかな坂道を800mほど進みます。起点までは標高差で50mほど。途中、しまなみ海道の高速道路、西瀬戸自動車道の本線をくぐっていきます。「亀老山入口50m先入口」などの看板も途中にあるので、入り口を見落とさないように進みます。
ここから、本格的なヒルクライムが始まります・・・。
林道「亀老山線」起点
林道「亀老山線」の起点、つまり亀老山展望公園までの本格ヒルクライムの入り口に辿り着きました。この時点で、少し息があがっています…。先が思いやられますね。
ここから亀老山展望公園の駐車場までは、今治市が管理する林道になっています。林道と言っても、完全に舗装されていて、自動車が相互に行き違いできる幅員は常に確保されているような道です。とはいえ、ワインディングも多く、ブラインドのカーブが連続します。サイクリングの方は、自動車や観光バスに充分に気を付けて。自動車の方は、サイクリストに充分に気を付けて進むようにしてくださいね。
本格登坂のスタート
林道の起点には、亀老山展望公園へのウェルカム感を演出する英字の路面塗装がされていました。以前、私が来た時にはなかった記憶。たぶん、比較的最近に塗装されたものだと思います。こういう小さな演出、なんとなく嬉しいですね。
亀老山線の林道沿いには、ところどころでこうした残り距離と勾配を示す標識が出現します。まずは、序盤。残り2.5km地点(まだまだだ…)平均の勾配は5~9%と書かれています。カーブの内側などは、結構きつい勾配です。蛇行で登っていきたいところですが、降りてくる自動車が怖いので、まっすぐ左側通行で頑張ります。
ヒルクライムの序盤は畑や果樹園の風景が目に入ってきました。やはり柑橘の木は、瀬戸内海の景色という感じがします。見るからに美味しそうな果実がたわわに実っていました。
果樹園ゾーンが終わって、竹林の目立つ所までくると、一旦、勾配がゆるやかになりました。完全に平坦という場所はほとんどなく、ここが最も緩やかに感じた場所になります。
藻塩アイスの看板
ところどころに、亀老山売店の藻塩アイスの宣伝看板が出現します。"あまり知りたくない"残りキロ数を親切にも教えてくれて、鼓舞してくれます。夏場はヒルクライムで汗をかいた後の藻塩アイスは染みることでしょう。登った後のご褒美を想像しながら頑張ります。
林道の途中途中には、車の行き違い用に路肩スペースが点在しています。ヒルクライムの途中で自転車を停めて休憩するなら、こうしたスペースを活用すると良いと思います。私も、このスペースが現れる度に水分補給休憩をとりました。
遍路道と村上義弘公の墓
道中には、「へんろ道」という石柱が多数。遍路と言えば四国にある88ヶ所のお寺をめぐる巡礼の道。弘法大師の足跡をたどる信仰の旅ですね。四国の周辺には、この四国遍路のミニ版ともいえる小さな巡礼の道がたくさんあるんです。ここ大島にも88カ所のお寺や庵があり、「大島の島四国」と呼ばれます。ここ亀老山周辺にも高龍寺ほか、複数の札所があり、林道は巡礼の道としても使われているんです。
林道のそばに、鏡のある小さな祠を発見。亀老山はかつて僧侶の修行の場ともなっていた山だそう。ヒルクライムでふらふらだと見落としがちですが、ところどころ神聖そうな場所が点在しています。
林道のちょうど中腹あたり(残り1.6km、標高142m)までくると、「村上義弘公墓入口の看板」を発見。自転車では行けないような遊歩道的な道が続いています。この道を歩いてみると、すぐに小さなお堂、島四国34番の妙法堂があり、その横に能島村上水軍の祖とも言われる南北朝時代の武将、村上義弘公の墓(供養塔)があります。興味のある方は立寄ってみては?
残り1km
村上義弘公墓入口を過ぎると、少し空が開けてきて山頂が近い雰囲気が漂ってきます。あと少し?!ヘアピンカーブを曲がった後は、山が左側から右側になり、勾配も一段階きつくなった気がします。
何度も休憩しながら、亀老山山頂まで残り1kmの看板に辿り着きました。看板によると勾配は「5~9%」。本当に、ほとんど平坦な場所がなく、ずっと登り続けている感覚です。ここの時点で標高199メートル。標高で言うとちょうど3分の1まで登ってきました。
途中、休憩の際にふり返ると吉海町の展望が少しだけ開けました。三角形の山、八幡山がぽっこりと見えました。ここまでの道のりでは、ほとんど景色が開けることなく、林道らしい山道を進んできました。
海が見えてくる=傾斜が更にきつくなる
さらに坂道を進むと、いよいよ空が本格的に開けてきて、木々の奥に海が見えてきました。奥に見える陸地は今治市街ですね。美しい海の風景に期待!といきたいところですが、このあたりから、更に勾配がきつくなってきます。
写真ではとても分かりにくいのですが、とにかく凄い傾斜を感じます。横を向いて写真を撮ってみたらこんな感じに撮れました。
道路の右側には、ワイルドな岩肌が見えてきて、左側の海の景色も開けてきます。もう亀老山山頂が近いのは分かっているのですが、とにかくここまで来た時点でヘロヘロ。ちょっと、景色を楽しむような余裕はありません。
道の左手に広がる海と今治市街方面の景色…一応、写真だけは撮りました。
数百メートルの急勾配
いよいよ、最後の標識が出現しました。亀老山山頂まで残り0.3km、UPHILL 10~15%!!最後の最後でこの林道で一番の勾配セクションが現れます。無理して、この後の旅に支障が出ないように、ここは自転車を押して歩いて登ることにしました。自転車を押し歩きしても辛いくらいの勾配です。
山頂に近づくと展望スペースが現れます。ここからの来島海峡大橋の風景が望めるのですが、やはり亀老山展望台からあの風景を見たいので、ここでは立寄らず、そのまま歩いて登っていきます。展望台で「わあ~~!」と感嘆したいので、ここでは左側の風景を見てしまわないように、うつむきながら進みました。
これが本当に最後の最後の坂道です。亀老山の駐車場はもうすぐのはず・・・。
・・・・・・やっと・・・・・・山のてっぺんに到着。
山頂に到着
やっとのことで、亀老山展望公園の山頂にある駐車場スペースに到着しました。途中、休憩もしながら、写真も大量に撮影しながら登ってきたので、約1時間ほどかかりましたね。
普通自動車やオートバイの方も、ここから駐車場に入ります。真っすぐ道なりに奥へと進む道は、観光バスなどの大型車用の駐車場へ行く道になっています。
亀老山展望公園「Kirosan Panorama Park」の看板。この日は、1月の平日とあって、全然混んでいないようです。大型バスは0台。普通車は2~3台といった空き具合でした。前回、ここまで登ってきたときは祝日だったこともあり、車や自転車の方がかなり上がってきていました。今回は、静かにゆっくりと過ごせそうです。
亀老山駐車場には水洗式の公衆トイレが設置されています。ここまでの上り坂の区間に、トイレなどの施設は一切ないのでご注意を。ここに綺麗なトイレがあるのはありがたいです。
そして、この公衆トイレの向かって右横のスペースに自転車ラックが設置されています。金属製のごつい感じの自転車ラックですが、最大10台くらい停めることができそうです。横の手すりや壁にも立てかけることができそうなので、自転車の置き場所にも困らなそうです。
亀老山売店はお休み中。冬の間は閉めているみたいですね。冬期以外の平日でも臨時休業していることもあるようです。「藻塩アイス」の看板に、過度に期待しすぎずにヒルクライムしてくるのが大事ですね。期待して藻塩アイスが無かった時の心のダメージが・・・。
後日の亀老山売店
後日、亀老山売店が開店しているときに行ってみました。やはりここの一番人気は「藻塩アイス」ですね!
藻塩のアイスの他にも、ペットボトルのドリンク、コーヒーやスイーツ、今治タオルなどのお土産などを販売しています。お店の方がちょっと不愛想な感じもしましたが、そこはご愛敬ということで。
いざ、亀老山展望台へ
駐車場から展望台を見て回る所要時間は20分ほどです。
自転車をラックに置いて、歩いて展望台へ向かいます。駐車場から展望台は、ほんとすぐそばです。
途中には、亀さんの石像があります。亀老山の名前の由来になった伝説をもとに、地元の方々によって作られた石像なんだそうです。
今から約1300年ほど前、光り輝く黄金色の観音像を背負った大亀を、旅の風来僧がとある大島の海岸の洞窟で見つけました。風来僧は、その観音像を持ってこの山に登り七堂伽藍を建立して崇拝したそうです。それ以後この山は「亀老山」と名付けられたとのことです。
尾道まちかど広報室
村上海賊の記憶として、しまなみ海道周辺には日本遺産に登録された文化財が多数存在します。亀老山そのものは構成遺産ではないのですが、村上義弘公の菩提寺である高龍寺とお墓が構成文化財に登録されているのですね。
展望台へとアプローチする階段。両側にコンクリート打ち放しの壁がそびえる細い回廊を進みます。
展望デッキBを目指します。回廊を抜けて広い空間を出たら右側へ。左側の広い階段を登ると展望デッキAへ行くことができます。順路が決まっているわけではなく、自由な動線です。
デッキBへと案内する小さなプレートも埋め込まれています。展望デッキA方向へ登っても、展望デッキAからBへは別のルートで行くことができます。
回廊が交差して入り組んでいる感じが、なんだかかっこいい建築物です。コンクリート打ち放しと、木材のウッドデッキ調の回廊を組み合わせる感じは、新国立競技場の木材とコンクリートの感じを彷彿とさせます。
亀老山展望台の展望デッキBに到着!コンクリートの椅子も設置されていて、腰を下ろしてゆったりと過ごすこともできます。双眼鏡で行き交う船や島々の景色をじっくりと観察してみるのも楽しいですね。日によっては風がとても強いことがあります。遮るものがないですからね。駐車場から徒歩で展望台を観光する所要時間は20分ほどです。
また亀老山展望公園は夕陽や朝陽のスポットとしても有名で、赤く染まっていく瀬戸内海の景色は本当に美しいものです。ただし、自転車でお越しの方は、夕陽をここで見た後、下り坂や大島の道が真っ暗になってしまいます。イノシシなどにもお気をつけて。
日が暮れてからの島のサイクリングロードは本当に暗くて怖いです・・・。
しまなみ海道で一番有名なガイドブック
しまなみ海道サイクリングで最も有名なガイドブックといえばこの『しまなみ島走BOOK』。何度も改訂版が出されていて、しまなみ海道を旅する多くの旅行者がプランニングの参考にしています。最新版をチェックしてぜひ事前にお取り寄せを!
ダウンヒルは注意して
亀老山のヒルクライムで一番気を付けなくてはならないのは、絶景を楽しんだ後!自転車での下り坂、ダウンヒルがテクニカルです。ブラインドのカーブも多く、時期や時間帯によっては自動車もかなりの数が上がってきますので、本当にご注意を。
亀老山の下り坂では、自転車の転倒事故が本当に多いそうです。そのため、最近は各所に「Slow Down」の路面表示がペイントされています。前輪のロックなどにも気を付けて、前後のブレーキを使いながら減速して。
亀老山展望公園はサイクリストだけでなく、バス観光の立寄りマストスポットにもなっているので、割と大型の観光バスもどんどんあがってきます。大島のもうひとつの展望台、カレイ山のように採石場はないので、大型トラックが上がってくることはないのですが、充分に気を付けてくださいね。
それでは、安全にお気をつけて「Enjoy Your Trip」!
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周辺の観光スポット
亀老山の周辺の観光スポットや飲食店、ショップなどをご紹介します。しまなみ海道の大島に来たら、ぜひこちらにも立ち寄ってみて下さい。ここにしかない魅力もたっぷりです。
亀老山 高龍寺
大島で最も古いお寺、高龍寺(元龍慶寺)は亀老山のふもとにあります。一時は荒廃していたこともあるお寺だそうですが、1080年(承歴4年)に信濃村上氏の祖である村上仲宗によって再建。村上海賊の武将である村上義弘公の菩提寺となったことで大寺院になったそうです。元々は亀老山の中腹までに複数のお寺があったそう。火災などを経て最も麓にあったお寺の位置に亀老山高龍寺として建立されたとのことでした。まさに大島の歴史を今に伝えるお寺ですね。サイクリストには、自転車やしまなみ海道のデザインが入った交通安全御守りが人気になっています。
推古天皇4年(596)、聖徳太子が伊予(道後)に来られた帰路の途中、能島の沖で時化にあい、千石の港(現津倉港)に難を逃れた折、千手観音が大亀の背に乗って現れた。太子は、国守の小千勝海に命じ、高麗僧恵慈をして開山させ、翌年に「大亀山慈眼堂舟守院龍慶寺」を建立させたという。
亀老山 高龍寺
お寺参り | 亀老山 高龍寺 |
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住所 | 今治市吉海町名2916-2 |
電話 | 0897-84-2129 |
特徴 | 村上海賊の武将・村上義弘公の菩提寺 |
亀老山の足湯
亀老山の麓に近い場所にこんな看板を発見。旧吉海南保育所跡が「空と海の駅」という名称でサイクルオアシスになっており、そこに2021年に足湯が設置されました。かつて大島にあった唯一の温泉「吉海温泉」の源泉を有効活用しようと、地域活性化に取組むNPO法人アクションアイランドによって管理運営がされているようです。
サイクルオアシス | 空と海の駅 |
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住所 | 今治市吉海町名3043 |
電話 | 0897-84-3590 |
道の駅よしうみいきいき館
亀老山から来島海峡の絶景を見たら、「あの海峡を船でクルージングしてみたい!」となりませんか?大島の道の駅「よしうみいきいき館」からは、毎日来島海峡の急流観潮船という観光クルーズ船が出ています。日本三大急潮と呼ばれる急流を体験してみませんか?また、船からは来島海峡大橋を下から見上げることもできて、なかなか迫力があります。時期や時間帯によっては激しい渦潮も見ることができます。
道の駅 | よしうみいきいき館 |
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住所 | 今治市吉海町名4520-2 |
電話 | 0897-84-3710 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 冬季は臨時休業あり |
特徴 | 海鮮BBQとクルージングが有名な大島の道の駅 |
よしうみバラ公園
亀老山のある吉海町にある無料の公園です。園内には400種のバラが3500株も植樹されていて、芝生広場や遊具なども整備されています。5~6月、10~11月ごろにはバラの花々が咲き誇り、洋風の庭園といった雰囲気になります。地元の人たちの憩いの場ともなっている売店ではバラ味のアイスクリームも食べられます。
観光・休憩 | よしうみバラ公園 |
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住所 | 今治市吉海町福田1290 |
電話 | 0897-84-2111(吉海支所住民サービス課) |
営業時間 | 公園のため、クローズなし |
特徴 | 珍しいオールドローズも数多く咲く入場無料のバラ公園 |
村上海賊ミュージアム
亀老山から眺められる来島海峡の海域もかつて、この辺りを支配した村上海賊の支配下にありました。その歴史を知るには「村上海賊ミュージアム(旧村上水軍博物館)」に行ってみるのがいいでしょう。大島の北側なので、亀老山からは離れた立地にはなります。日本遺産にも登録された村上海賊の歴史を紹介する博物館で、能島の海を体感できたり能島村上家に伝わる貴重な品々を見ることができます。
観光 | 村上海賊ミュージアム |
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住所 | 今治市宮窪町宮窪1285 |
電話 | 0897-74-1065 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 月曜日 |
入館料 | 大人 310円 |
特徴 | 村上海賊の能島村上氏の歴史を学べるミュージアム |
亀山小屋
亀老山の近くでランチを食べるおすすめスポットの一つがアジアンレストラン「亀山小屋」です。メインルート横の駐車スペースに自転車を置いて、少しだけ遊歩道的な道を歩いて登ります。大島南インターチェンジ近くの小高い丘の上にある飲食店で、お店先からは来島海峡大橋の絶景を楽しめます。フォーやルーローハンなどなかなか本格的で美味しく、スイーツも美味ですよ。
アジアンカフェ | 亀山小屋 |
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住所 | 今治市吉海町名4674 |
電話 | – |
営業時間 定休 | 11:00~17:00 |
定休日 | 月曜日~木曜日 |
およその食事代 | 1000円~2000円 |
特徴 | 来島海峡大橋の見える高台にあるアジアンカフェ |
こりおり舎
亀老山からも割と近い立地にある「こりおり舎」は、自家焙煎コーヒーとセレクトされた本のお店です。旦那さんが手回し焙煎するこだわりのコーヒーは、一杯一杯丁寧にドリップ。サイクリストにもファンが多いんです。書店スペースに並ぶ新刊と古本の数々もセレクトのセンスが素晴らしく、読んでみたい本との出会いがあるはずです。
ショップ・カフェ | こりおり舎 |
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住所 | 今治市吉海町仁江2436 |
電話 | 0897-72-8006 |
営業時間 | 12:00~17:00 |
定休日 | 水曜日~土曜日 |
特徴 | 古民家を改装した自家焙煎コーヒーと新本古本のお店 |
サイクリングマップ
↓画像をクリックすると「しまなみ海道のサイクリングマップ」ページを表示します。
このページでは、しまなみ海道の絶景展望スポット、亀老山展望公園とそのヒルクライムコースについて詳しくご紹介しました。しまなみ海道は、初心者でも安心してサイクリングを楽しむことができるのが最大の特徴と言えるかもしれません。サイクリングの情報は以下のページにまとめておりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。