【向島の観光スポット14選】しまなみ海道・向島にある景勝地とグルメ&お土産ショップ
しまなみ海道・向島(広島県尾道市)にある観光スポットや景色の良い展望スポット、ランチにおすすめのレストランやお食事処、サイクリングの休憩に最適なカフェやお土産ショップの情報をまとめました。しまなみ海道サイクリングやドライブ、オートバイツーリングの計画にお役立てください。
こんにちは。しまなみ海道在住のサイクリスト・カワイユキと申します。しまなみ海道は初心者の方でも自分のレベルに合った情報をもとに準備すれば大丈夫!自転車でゆっくり旅する魅力をお伝えします。
初心者ひとり旅でも安全・安心にサイクリングを楽しめるガイドブックを目指して作っているウェブサイトです。私の記事がもしお役に立ちましたらサポートをお願いします。なお、業者様からの掲載依頼はお断りしています。
しまなみ海道の島々
「海が見えた 海が見える 5年振りに見る尾道の海は なつかしい」
子ども時代を尾道で過ごした作家・林芙美子。その代表作「放浪記」の中の有名な一節。尾道の商店街の入口には、林芙美子の銅像とこの一節を記した石碑があります。
このウェブページではしまなみ海道の島々のうち、広島県尾道市にある向島の観光情報をご紹介しています。向島以外のしまなみ海道の島々の観光スポットの情報はこちらのウェブページにまとめています。
向島の観光スポット
向島 Mukaishima かつては7つの島だったという向島。江戸時代を中心に行われた干拓によって、島々が繋がって今は一つの島に。日本三景・松島のような景色だったようで歌島と呼ばれて和歌が盛んだったそうです。向島の北側のもともと塩田だったエリアには造船所が密集。映画『男たちの大和/YAMATO』では巨大撮影セットがこの造船所に作られました。イチジク栽培が有名で季節になると無人販売などにも並びます。
向島のメインルートは島の西側を通っていますが、住宅街エリアで交通量があり信号も多いのが難点。向島の南、立花や干汐といった地区を抜ける海沿いルートは交通量も少なく快適です。
短い船旅
向島~尾道を船で渡る 尾道からなら旅の始まり、今治からなら旅のクライマックスは、とても短い5分の船旅。フェリーから眺める尾道の町並みも美しく、地元の通勤通学に混じってサイクリストが自転車と乗り込んでくるのは今や日常の風景です。
3つの会社がそれぞれの航路で、尾道~向島間を渡しています。いずれも乗船前の切符購入などは不要。最安は大人片道60円の福本渡船。尾道駅から乗りやすいのは駅前渡船。尾道商店街や向島の後藤鉱泉所や住田製パン所などに寄って干汐海岸方面に抜けたい時は尾道渡船が便利です。
渡船 | 尾道駅前渡船 | 尾道渡船(兼吉の渡し) | 福本渡船 |
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港 | 駅前~富浜 | 土堂~兼吉 | 土堂~小歌島 |
特徴 | 今治側からメインルートを走ってくると、ブルーラインによって誘導されるのがこの渡船。 | NHK連続テレビ小説「てっぱん」のロケ地にもなった渡船。駅からは最も離れています。 | 【ご注意】2025年3月末をもって福本渡船は廃止されることが発表されました。 |
尾道~向島間は、尾道大橋を通らずに渡船を使うことが推奨されています。尾道大橋にサイクリングロードがなく、車道や歩道もとても狭いためです。
干汐海水浴場
しまなみ海道向島の好景観スポット 干汐海水浴場は向島の南東側にある遠浅の海水浴場です。シーズンには潮干狩りを楽しむ地元の方々の姿があります。尾道渡船からこのビーチを目指して向島も縦断してくるとアップダウンも少なく島の南側へアクセスすることができます。
海水浴場としての設備は正直言うと貧弱なので、そうした設備がいい海水浴場が好みの方は因島のしまなみビーチや生口島の瀬戸田サンセットビーチがおすすめです。よりローカル感がある素朴な海水浴場が好きな方はこちらがいい雰囲気です。
休憩・景色 | 干汐海水浴場 |
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住所 | 尾道市向島町 |
電話番号 | 0848-44-0112(尾道市向島支所) |
マリンユースセンター
しまなみ海道向島の休憩スポット マリンユースセンターは、シーカヤックやサップ、キャンプ場やアリーナがある海辺の公園です。公衆トイレもあり、向島の南側ルートをサイクリングしているときの休憩にちょうどいい場所です。
遊具もあるので、休日はとくに地元の家族連れが多く、憩いの場となっているようです。目の前の海では釣りもでき、ナゴヤフグやクロダイなどが泳いでいる様子を堤防からでも見ることができます。
休憩・景色 | 尾道市マリンユースセンター |
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住所 | 尾道市向島町立花3035-3 |
電話番号 | 0848-44-6707 |
立花海岸
★サイクリングの立寄りに特におすすめ
しまなみ海道向島の好景観スポット 向島の南側は北側と全く違う風景です。因島大橋へと登るアプローチ道の目前は立花海岸という美しい海岸。地元の方がよく家族連れで海水浴やバーベキューを楽しんでおり、「こんなきれいな所に別荘でも建てれたらどんなに素敵だろう」と思わずにはいられない場所です。
近くにはオシャレな食堂「立花食堂」やカフェ「Willows Nursery」「70 cafe」もオープンしています。コーヒーなどをテイクアウトして海辺の堤防に腰かけて。海を眺めながらの素敵な小休憩です。
休憩・景色 | 立花海岸 |
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住所 | 尾道市向島町立花 |
電話番号 | 0848-44-0112(尾道市向島支所) |
向島の外周コース
しまなみ海道のいわゆるメインルートは向島の西側を通っていますが、東側から南側に回り込む外周コースは瀬戸内海の景色を存分に楽しめる好景観ルートながら、まだまだあまり知られておらず、サイクリストも少ないコースです。たくさんの写真を使いながらこちらのウェブページで詳しくご紹介しています。
岩屋荒神社
しまなみ海道向島の不思議スポット 岩屋巨石と呼ばれる巨大なゴロゴロとした花崗岩がインパクト大の不思議スポット。標高102mの岩屋山の山頂までは歩いて登ります。
巨石の光景もさることながら、ここからの眺望がとても美しく、しまなみ海道の高速道路を行き来する車や尾道水道を一望できるパノラマビューを楽しめます。夜は尾道の夜景を望めるスポットでもあります。
景色・観光 | 岩屋荒神社 |
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住所 | 尾道市向東町104 |
向島大橋
岩子島へ渡る赤い橋 しまなみ海道のメインルートを走っていると目の前に現れる赤い橋は、しまなみ海道の本線ではないのでご注意を。向島の西側に浮かぶ小さな島、岩子島へと渡る向島大橋です。
岩子島は一周約8kmほどの島で、寄り道サイクリングで一周することもできます。少しアップダウンはありますが、島の反対側には海水浴場や岩子島厳島神社など立ち寄りスポットもあり、気軽に離島の雰囲気を味わうことができます。
離島へ寄り道 | 向島大橋 |
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住所 | 尾道市向島町 |
厳島神社の鳥居(岩子島)
★サイクリングの立寄りに特におすすめ
しまなみ海道岩子島の不思議スポット 岩子島のもう一つの絶景スポットが厳島神社。自転車で駐車場まで行くことができ、そこから歩いて1分ほどなので「ゆるぎ岩」よりアクセスしやすい絶景スポットです。神社の目の前には砂浜が広がり、青くきらめく海に赤い鳥居がとても映えます。
ハイキング・登山 | 厳島神社の鳥居(岩子島) |
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住所 | 尾道市向島町岩子島1944 |
因島大橋
しまなみ海道向島と因島を結ぶ橋 向島と因島を渡すのは、上下で二重の橋げたになっている吊り橋、因島大橋。向島からは立花海岸付近に登り口があり、因島側はアメニティ公園からぐんと坂道を登りきったところに入口があります。自転車歩行者道は車道の下側に通っている不思議な構造です。
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向島のグルメ・ランチ
立花食堂
しまなみ海道向島でランチ 因島大橋を降りてすぐのところにある「立花食堂」。いわゆる大衆食堂の感じではなく、芝生越しに海を眺めるオシャレなカフェ雑貨屋さんといった雰囲気です。地元の野菜が中心の「立花食堂のお昼ご飯」が定番ランチ。カップルや女性の一人旅にはぴったりのお店だと思います。
カフェご飯 | 立花食堂 |
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住所 | 尾道市向島町立花287-1 |
電話 | 0848-36-5662 |
営業時間 | 11:00~14:00 |
定休日 | 火曜日~木曜日 |
およその食事代 | 1000円~2000円 |
特徴 | 南国リゾートの雰囲気のおしゃれカフェ |
向島のカフェ・ショップ
Willows Nursery
しまなみ海道向島のパンケーキ店 因島大橋を向島へと降りてすぐ、立花海岸と道を挟んだところにあるハワイ風パンケーキ専門「Willows Nursery(ウィローズ・ナースリー)」。
ココナッツミルクのソースがかかったパンケーキやスパムパンケーキバーガーといった食事系のメニューまで。お店の敷地は庭も広く、シンボルになっている大きな木の存在感があります。波の音も聞こえてくる素敵な雰囲気の中で食べるふわっふわのパンケーキが、もうたまりません。冬はフライドパンケーキになるそうで、今度はそちらを狙って向島へ行こうと思います。。
パンケーキ専門店 | WILLOWS NURSERY |
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住所 | 尾道市向島町立花250-4 |
電話 | 0848-51-7773 |
営業時間 定休 | 11:00~17:00 |
定休日 | 火曜日、水曜日 |
特徴 | ハワイアンなパンケーキ専門店 |
USHIO CHOCOLATL
しまなみ海道向島のチョコレート工房 世界各地のカカオ豆とこだわりの砂糖でチョコレートを手作りしている工房兼カフェ「ウシオチョコラトル」。自転車だとなかなか急な坂道を登った山の中ほどにあるのですが、とても人気なお店なのでサイクリストの立寄りの方もけっこういますね。
公共施設のような建物の中にあるのですが、店内はカカオの香りとセンスの良いお洒落な空間でそのギャップがまた面白い場所です。完全手作り&厳選されたカカオを使っているので、毎日ボリボリ食べるチョコレートとしては高級すぎる感じがしますが、お土産で買って帰ったり、カフェスペースでカカオドリンクをいただくのもいい感じです。
クラフトチョコ | USHIO CHOCOLATL |
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住所 | 尾道市向島町立花2200 立花自然活用村管理センター内 |
電話 | 0848-36-6408 |
営業時間 | 10:00~16:30 |
定休日 | 火曜日、水曜日 |
特徴 | クラフトなチョコレートを作る工房 |
70 cafe
しまなみ海道向島のカフェ 向島の立花海岸にあるテイクアウト専門の小さな小屋カフェ「70 cafe」。道を挟んで目の前に砂浜と海が広がっているので、コーヒーやチョコココアなどのドリンクをテイクアウトして海を見ながら小休憩としましょう。
私が行った時にもサイクルスタンドに3台くらいのロードバイクが停めてあり、サイクリストが休憩していました。屋台に近いスタイルのカフェなので、サイクリングでもふらっと立ち寄りやすいですね。
カフェ・テイクアウト | 70 cafe (ななまるカフェ) |
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住所 | 尾道市向島町立花197-1 |
電話 | – |
営業時間 定休 | 11:00~15:00頃 |
定休日 | 水曜日、木曜日、日曜祝日、雨 |
特徴 | テイクアウト専門の小屋カフェ |
tsubuta SANK!
★サイクリングの立寄りに特におすすめ
しまなみ海道向島のアイスクリーム屋さん しまなみ海道を旅するサイクリストの間で、今とても話題となっているのが2022年9月に向島のメインルート沿いにオープンした手作りアイスクリームのお店「tsubuta SANK!」。目の前に広がる瀬戸内海の風景を眺めながら、季節の素材を使ったオリジナルアイスクリームが大人気です。
ショップ・テイクアウト | tsubuta SANK! |
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住所 | 尾道市向島町15321-5 |
電話 | 080-3596-1101 |
営業時間 定休 | 8:30~18:00 |
定休日 | 火曜日~木曜日 |
特徴 | 絶景の中で食べる手作りアイスクリーム |
後藤鉱泉所
★サイクリングの立寄りに特におすすめ
しまなみ海道向島のラムネ工場 向島の細い路地の一角で、ラムネの清涼飲料水を製造販売している「後藤鉱泉所」。瓶が貴重なことからここでしか飲めないご当地ドリンクとしてテレビなどでも取り上げられ有名になりました。
創業が昭和5年だそうだから、もうすでに90年以上も続く超老舗のラムネ工場で、木の扉や木枠の窓、板張りの天井、積み上げられた木箱、旧式の冷蔵庫とレトロが止まりません。老夫婦が切り盛りしてきましたが、最近、元公務員の男性に事業を譲渡継承して話題になりました。
地ラムネ工房 | 後藤鉱泉所 |
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住所 | 尾道市向島町755-2 |
電話 | 0848-44-1768 |
営業時間 定休 | 8:30~17:30 |
定休日 | 水曜日(季節変更あり) |
特徴 | 歴史ある瓶のラムネやサイダー |
ガイドブックやムック本
しまなみ海道の観光情報も、やはり紙媒体のガイドブックを事前に購入しておくと便利です。綺麗なビジュアルも参考にしながら旅の計画をしたいという方にもおすすめですよ。しまなみ海道や自転車旅行を特集したムック本なども登場しています。
荷物がかさばるのがなぁ…という方であれば、いくつかのガイドブックにはKindleなどの電子書籍版も発売されているので、こうした商品をスマートフォンにダウンロードしておくと、かなり便利です。
しまなみ海道の観光スポット
しまなみ海道ならではの風景が見られる景色の良いスポットや、瀬戸内ならではの体験ができる観光地、サイクリングやドライブの途中で絶対に寄りたいレストランやカフェ、ショップなどの立寄りスポットをまとめました。
このページではしまなみ海道・向島の観光スポットをまとめてみました。初心者でも安心してサイクリングを楽しめるのがしまなみ海道最大の特徴です。しまなみ海道サイクリングの詳しい情報は、以下のページにまとめておりますので、ぜひ参考にしてみてください。