【片道サイクリング】しまなみ海道でのワンウェイ旅の方法とレンタサイクル乗捨ての仕組み

【タイトル】ワンウェイ旅~しまなみ海道レンタサイクルでの片道サイクリング

しまなみ海道は片道サイクリングできる?公共レンタサイクルやGIANTのワンウェイプラン、自転車の回収サービスまで、乗捨てのやり方とレンタサイクルの選び方、返却後の帰り方を初心者向けに解説します。

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記事の筆者:カワイユキ

こんにちは、カワイユキと申します。しまなみ海道在住でこれまで300回以上は走ってきましたが、そのたびに新しい発見があります。初めての方の不安を少しでも減らすヒントになれば嬉しいです。

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しまなみ海道で片道サイクリングできる?

「しまなみ海道をレンタサイクルで走ってみたいけれど、借りた場所まで戻ってこなくちゃいけないの?」そんな疑問をお持ちではないでしょうか。一般的な観光地のレンタサイクルでは拠点が複数あることが稀なので、借りた場所へ自分で戻って返却するのが基本ですね。でも、しまなみ海道は少し事情が違います。

  • 尾道で借りて今治で返す
  • 今治で借りて尾道で返す
  • 途中の島で返す
  • 借りた場所へ戻らなくてもいい

しまなみ海道では、こうした片道サイクリングを叶えてくれるレンタサイクルの仕組みが整っています。

このページのトピック
  • しまなみ海道での片道サイクリングの方法
  • 片道サイクリングにおすすめのレンタサイクル
  • 自転車返却後の公共交通での移動方法

この記事では、片道サイクリングを実現するためのレンタサイクルの選び方や借り方・返し方、そして自転車を返した後の帰り方まで、しまなみ海道に来るのが初めてという方が知っておきたい情報をまとめてご紹介します。

必ずしも、レンタサイクルを借りた場所に戻ってくる必要がないよという情報の解説です。

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簡単に片道サイクリングができます

尾道から今治、今治から尾道へ

しまなみ海道の「片道サイクリング」とは、借りた場所とは違う場所で自転車を返却できる旅スタイルのことです。

【イラスト】片道サイクリング:しまなみ海道のメインルートと外周コース
しまなみ海道サイクリングのメインルートと外周コース

本州側の尾道をスタートして四国側の今治をゴールにする、あるいはその逆に今治から尾道へ。しまなみ海道の全線は最短でも約70~80kmの道のりですが、片道であれば同じ道を引き返す必要がありません。

行きと同じ景色をもう一度走らなくていいので、寄り道をしたり、気になるカフェに立ち寄ったりする余裕も生まれます。サイクリング旅のゴール地点からは、バスや船といった交通手段で帰路につくこともできるんです。

全線を走らなくても片道にできます

「片道サイクリング=70kmを走りきること」と思われがちですが、実際にはそうとも限りません。

【イラスト】片道サイクリング:往復サイクリングや片道サイクリングの例
往復サイクリングや片道サイクリングの例

尾道から生口島まで、今治から大三島までといったように、しまなみ海道の途中までを片道で走るプランも人気です。途中の島で自転車を借りて、また別の島で返却するという楽しみ方もできます。

スポーツ自転車に乗り慣れていない方や、長距離の自転車旅行が初めてという方は、まず無理のない距離で「片道」を体験してみるのもおすすめです。全線を走りきることだけが、片道サイクリングの目的ではないと私は思っています。

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片道サイクリングなら公共レンタサイクルが便利

10か所のターミナルで借りて返せる

しまなみ海道には、尾道側と今治側をあわせて10か所のレンタサイクルターミナルがあります。尾道駅前や今治駅前、今治糸山といったターミナルのほか、向島、因島、生口島(2か所)、大三島、伯方島、大島といった島々にも点在しているのが特徴です。

【イラスト】片道サイクリング:公共のレンタサイクルのターミナルマップ
公共のレンタサイクルのターミナルマップ

公共レンタサイクル「しまなみレンタサイクル」は、貸出ターミナルとは違う場所で返却することが基本的に認められています。最初から片道サイクリングを想定した仕組みになっているんです。ちなみに以前は同じターミナルに自転車を返却すると乗捨て料金が返金される仕組みでしたが、これは廃止されています。

各ターミナルの住所や営業時間、アクセス方法については、こちらの記事で一覧にまとめていますので参考になさってください。

クロスバイクやシティサイクル、電動アシスト自転車はどのターミナルでも借りたり返したりできますが、E-bike、タンデム自転車は借りられる場所や返却のルールが車種ごとに異なります。この点は記事の後半で詳しくご紹介します。

公共レンタサイクルは「片道旅」を組み立てやすい

公共レンタサイクルを運営するしまなみジャパンの公式ウェブサイトでは、天候や体調によって返却ターミナルを途中で変更できることが案内されています。

【写真】片道サイクリング:初心者サイクリストには公共レンタルがおすすめ
初心者サイクリストには公共レンタルがおすすめ

つまり、「今治まで行く予定だったけれど、今日はここまでにしよう」という変更もできるということです。低料金で乗捨てができて、途中の返却にも対応してくれる。これは、自転車旅の初心者や初めてしまなみ海道へ来る旅行者にとって心強いポイントだと思います。

しまなみ海道は全線を完走できる体力がある人だけが楽しめるというわけではありません。自分のペースや旅のスタイルに合わせてゴールを自由に決められることこそ、公共レンタサイクルを使う片道旅の一番の魅力だと思っています。

初心者の方で初めてしまなみ海道サイクリングをするなら、公共レンタサイクルがベストです。

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ロードバイクなどを借りたいなら民間レンタサイクル

GIANTならロードバイクのワンウェイが可能

中級者~上級者の方など、もう少し本格的な自転車で走りたいという方には、自転車メーカー「ジャイアント」のショップ「ジャイアントストア(GIANT STORE)」で高品質なロードバイクを借りるという選択肢もあります。今治と尾道の両方に店舗があるので、片道サイクリングにも対応しています。

【写真】片道サイクリング:今治駅にあるジャイアントストア今治店
今治駅にあるジャイアントストア今治店

ジャイアントストアのワンウェイサービスは、台数限定・事前予約制で、対象はロードバイクのみ。クロスバイクはワンウェイの対象外なので注意してください。

追加料金3,300円(税込)を支払うことで、今治で借りた自転車を尾道で返す、あるいはその逆も可能です(※料金は変更になる場合があります)。日帰りでも1泊2日以上でも利用できますが、毎週火曜日は尾道から今治へのワンウェイができないなど、細かい条件もあるので、予約前に公式サイトで確認しておくと安心です。

公共レンタサイクルというよりも、「自転車の種類にこだわりたい方向け」の選択肢として覚えておいてもらえたらと思います。しまなみ海道でのロードバイクレンタルについては、他の選択肢も含めてこちらの記事でも詳しくご紹介しています。

ワンウェイできないレンタサイクルは回収サービスも

ジャイアントストア以外の民間レンタサイクルの多くは、借りた店舗へ自分で戻って返却するのが基本です。

【写真】片道サイクリング:自転車返却代行サービスを行っているWAKKA
自転車返却代行サービスを行っているWAKKA

とはいえ、「このお店の自転車で走りたい」という方のために、自転車の回収・配送サービスを利用する方法もあります。大三島を拠点にする「WAKKA」や、向島を拠点にする「Seto Bike Taxi」といった業者に依頼すると、指定した場所まで自転車を引き取りに来てもらえるんです。

レンタサイクル代とは別に配送料金がかかりますが、「好きなお店の自転車で、好きな場所まで走ってみたい」という自由度の高いプランを実現できます。料金は距離や台数によって変わってきますが、グループでのサイクリングなら1人あたりの負担は抑えられるかもしれません。

推しガイドブックをチェック♪

【書影】しまなみ海道サイクリングのガイドブック「しまなみ島走BOOK」など

ガイドブック島走BOOKシリーズ 超定番ですがやはり「しまなみ島走BOOK」シリーズは推しです。自転車で世界一周した地元のサイクリングガイドが執筆した、自転車旅行者目線の本格的なガイドブックや地図です。たびたび改訂版も出ています。書店にはなかなか出回っていないのですが、Amazon.co.jpで出版元から購入できます。しまなみ海道サイクリングに興味を持ったらまずは最新版を手元に取り寄せておくといいですよ♪

自分で計画するのが好きな人は『しまなみ島走BOOK』、計画が苦手な人には『しまなみ島走PLAN』がおすすめです。

片道サイクリングのゴールはどう決める?

今治~尾道を走り切る

しまなみ海道の全線は、今治駅から尾道駅までおよそ70~80km。朝から夕方まで走り続ければ、初めてでも1日で走りきれない距離ではありません。

【イラスト】片道サイクリング:しまなみ海道を2日で旅する定番コース
しまなみ海道を2日で旅する定番コース

ただ、1日だけだとどうしても「走ることだけの旅」になりがちです。観光やカフェでの休憩を楽しみながら進みたいという方には、大三島や生口島あたりで一泊する1泊2日のプランがおすすめです。別の記事でご紹介している「私が考える定番のモデルコース」も、ぜひ参考にしてみてください。

1日なら途中の島をゴールにする

尾道から生口島まで、今治から大三島までといったように、全線の一部だけを片道で走るプランも、1日で楽しみたい方に人気です。

ゴールとなる島の魅力をじっくり味わえるのも、距離を絞るからこその楽しみ方だと思います。こうした1日で完結するコースの例は、こちらのページでもいくつかご紹介しています。

体力や天候に合わせて途中で返却する

「今治まで走る予定だったけれど、今日はここまでにしよう。」しまなみ海道では、こうした予定変更もしやすいのが片道サイクリングのいいところです。

【写真】片道サイクリング:しまなみ海道の来島海峡大橋はぜひ渡りたい
しまなみ海道の来島海峡大橋はぜひ渡りたい

理想的にはここまで行けたらいいなというAプラン以外にも、思っていたより進めなかった場合のBプラン、思っていたよりも進めた時のCプランまで、何となくイメージしておくとフレキシブルな旅を楽しめると思います。

  • Aプラン:今治駅前から借りて大三島で返す→バス移動
  • Bプラン:今治駅前から借りて伯方島で返す→バス移動
  • Cプラン:今治駅前から借りて因島で返す→バスor船移動

公共レンタサイクルなら、途中のターミナルで自転車を返却して、そこから公共交通で帰ることもできます。無理をせず、その日のコンディションに合わせてゴールを決められるのは、初心者にとって実は大きなメリットかもしれません。

その日の体調や天候、サイクリングの進み具合によって、途中でもルートを変更できます。

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自転車を返した後はどうする?

船で戻る

途中の島で自転車を返却した場合には、フェリーや旅客船を使って尾道や今治、あるいは他の島へと移動できます。

【イラスト】片道サイクリング:しまなみ海道の主な航路マップ
しまなみ海道の主な航路マップ

といった航路は、しまなみ海道の片道サイクリングでよく利用されています。しまなみ海道の島々には、思っている以上にたくさんの航路が運航していますよ。

バスで戻る

【イラスト】片道サイクリング:しまなみ海道の主なバス路線マップ
しまなみ海道の主なバス路線マップ

今治と福山を結ぶ高速バス「しまなみライナー」(尾道へは途中のバス停で路線バスへ乗り換え、または福山駅からJRを利用)のほか、島内を走る路線バスも便利な移動手段です。

といったバス路線が、しまなみ海道をレンタサイクルで楽しむ旅行者によく利用されています。自転車を返却するターミナルの近くにバス停があることが多いので、事前に最寄りのバス停を確認しておくと安心です。

そのまま宿泊する

ゴール地点で一泊してから帰路につくプランも、旅程に余裕を持ちたい方にはおすすめです。急いで帰る必要がなければ、瀬戸内海の島ならではの夜を楽しむのもいいですよね。しまなみ海道サイクリングの旅におすすめの宿泊施設はこちらの記事にまとめていますので、宿探しの参考になさってください。

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片道サイクリングを計画するときの注意点

返却時間を確認しておく

公共レンタサイクルのターミナルは、営業時間が場所によって異なります。尾道駅前・今治糸山・今治駅前の3か所は3月~11月が8:00~19:00、12月~2月は8:00~18:00と比較的長めですが、その他の島のターミナルは9:00~17:00です。

「ゴールに着いたのに返却できない」という事態は避けたいので、特に島のターミナルで返却する予定の方は、17時までに到着できるかどうかを旅程に組み込んでおくことをおすすめします。

レンタルする自転車の種類を確認

「乗捨てできる」といっても、自転車の種類によって条件が違います。クロスバイクやシティサイクルはどのターミナルでも借りられて、どのターミナルにも返却でき、複数日のレンタルも可能です。

【イラスト】片道サイクリング:公共レンタサイクルで借りられる自転車タイプの例
公共レンタサイクルで借りられる自転車タイプの例

電動アシスト自転車は借りられるターミナルが6か所に限られますが、返却はどこでもOK。E-bikeは尾道駅前・今治糸山・今治駅前の3か所でしか借りられず、返却はどこでもできても当日返却が条件です。タンデム自転車は借りた場所にしか返却できないので、片道サイクリングには不向きです。

初めての片道サイクリングであれば、一番自由度の高いクロスバイクやシティサイクルを選ぶのが安心だと思います。

帰りの交通手段も先に考えておく

「返却場所は決めたけれど、そこからどう帰ればいいか調べていなかった」というのはよくある失敗パターンです。返却するターミナルの近くにどんなバス停や港があるのか、事前にひとつだけでも候補を決めておくと、当日慌てずに済みます。

片道だからこそ無理なく旅程を作れるのが、しまなみ海道サイクリングのいいところです。全線を完走することだけが目的ではなく、自分に合った距離で、行きと帰りのルートを変えられる。それが、しまなみ海道の片道サイクリングの魅力だと私は思っています。ぜひ、旅スタイルに合った最高のプランを組み立ててみてくださいね。

サイクリングマップ

私のおすすめサイクリングルートや景観ポイント、飲食店などをGoogleマイマップに落とし、「しまなみ海道サイクリングマップ」として無料で公開しています。

【画像バナー】しまなみ海道サイクリング:Googleマイマップのサイクリングマップ

スマホやタブレットのGoogleマップアプリでも表示できますので、しまなみ海道の現地でもぜひご活用ください。


このページでは、しまなみ海道でレンタサイクルを借りて片道サイクリングを実現する方法についてご紹介しました。私のウェブサイト「しまなみ自転車ツーリングTips」では、初心者の方でも安心して楽しめるしまなみ海道サイクリングの情報をまとめています。

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