【生口島の宿6選】しまなみ海道サイクリングで泊まりたい瀬戸田町の宿泊施設

2024年1月21日2024年11月16日

生口島は、しまなみ海道でも屈指の観光で人気の島で、耕三寺や向上寺、平山郁夫美術館、しおまち商店街、サンセットビーチなど滞在してのんびり過ごす価値のある島です。生口島にはサイクリング向きの旅館やゲストハウス、民宿などもたくさんあるので、好みによって選ぶといいですね。瀬戸田町を中心におすすめ宿泊施設をご紹介します。

初心者ひとり旅でも安全・安心にサイクリングを楽しめるガイドブックを目指して作っているウェブサイトです。私の記事がもしお役に立ちましたらサポートをお願いします。なお、業者様からの掲載依頼はお断りしています。

生口島で一泊

2日間で完走を目指す

日本を代表するサイクリングロードとして有名な「しまなみ海道」では、レンタサイクルをはじめとしてブルーラインといった道しるべなど、自転車での旅行が初めてという方やスポーツ自転車の初心者の方でも気軽にサイクリングが楽しめるスポットとして知られています。愛媛県今治市から広島県尾道市までの完走（瀬戸内海を渡り切る）を目指す自転車旅行者の多くは、初めて長距離のサイクリングに挑戦するという方です。

サイクリングが推奨されているコースにもバリエーションがあるので、興味やレベルに合わせて、さまざまなコースを走行することができるようになっています。数時間や1日の日程でしまなみ海道の一部を楽しむこともできますし、数日掛けてじっくりと縦断することもできます。やはり人気が高いのは、2日間かけて観光もしながらしまなみ海道を完走するプランで、途中の島で宿泊することでより広範囲に余裕を持って行動できます。

意外かもしれませんが、しまなみ海道は意外とアップダウンと距離があります。完走を目指すとなると、最短でも70～80kmの道のりで、それぞれの橋には上り坂があります。普段から自転車に乗り慣れていない方でも、一日かければ完走できない距離ではありませんが、寄り道をしたり観光をしたりする余裕がなくなってしまうことも。初めての場合、2日間かけて完走を目指すと「ただ走るだけの旅」にならず、しまなみ海道をより満喫できると思います。

途中の島で一泊

しまなみ海道の完走、つまり瀬戸内海を自転車で渡り切ることを目指すサイクリング旅では、ちょうど真ん中あたりになる大三島や生口島で一泊する方が多いです。最近は、こうした2日以上かけてのんびり自転車で旅をするというのが一般の旅行者にも定着したこともあり、大三島や生口島ではサイクリング旅行者をターゲットにした宿泊施設も次々とオープンしています。

今回は、耕三寺や平山郁夫美術館、しおまち商店街など観光スポットもあり、国産レモンの一大産地としても有名な「生口島」に焦点を当てて、しまなみ海道サイクリングで一人旅でも泊まりやすい宿泊施設を中心にピックアップしてご紹介してみようと思います。ぜひ、しまなみ海道サイクリングの宿泊先探しの参考になさってください。

しまなみ海道周辺の宿泊施設は、個人経営であったり、小さな規模で経営されている宿がほとんどで、楽天トラベルやじゃらん、Yahoo！トラベル、Booking.comなどの予約サイトには出ていないところも多いです。予約を取る際には、直接電話で予約をしたり、公式ウェブサイトから予約の方がいいことも。

宿泊施設が多いエリア

瀬戸田町瀬戸田

生口島は、広島県尾道市に属する島で、尾道旧市街から数えて3つ目の島です。島の西側には多々羅大橋が架かり、愛媛県今治市の大三島と繋がっています。つまり、生口島と大三島の間が広島県と愛媛県の県境です。一周すると約25kmほどなので、大三島一周の半分くらいの距離ですね。外周コースにはアップダウンも少ないので初心者でも安心して一周できる人気の島になっています。

しまなみ海道サイクリングのメインルートは、生口島の北側を通っています。こちらのルート上には瀬戸田町瀬戸田の町があり、耕三寺や平山郁夫美術館、しおまち商店街などの観光スポットがあります。宿泊施設もこの瀬戸田町瀬戸田のエリアに多いです。しまなみ海道の完走を目指す方の多くは、生口島の北側のメインルートを通ることになると思います。

一方で南側の外周コースも基本的にはフラットな海岸線沿いの道なので、とても走りやすいです。こちらにはコンビニエンスストアやスーパーマーケットがほぼ皆無です。また、宿泊施設を探すときなどに、生口島の東側には旧因島市に属していた「因島州江町」「因島原町」の2町の地名が紛らわしいのでご注意くださいね。合併の際の都合で生口島ですが因島という名前がついています。

瀬戸田エリアの宿泊施設

まずは、生口島のおすすめの宿泊施設の中でも、メインルートやしおまち商店街などの中心市街地から近く、アクセスしやすいことが魅力の瀬戸田エリアにある宿をご紹介します。初心者のサイクリングの方で、数十キロの距離を一日で走り切ることに不安があるなぁという方はこのエリアで一泊するといいですね。

島宿NEST

生口島の瀬戸田エリアで一押しのゲストハウスが「島宿NEST」です。瀬戸田港の近くにある古い旅館だった建物をリノベーションして2019年にオープンした宿泊施設で、中～長期での利用もしやすくワーケーションにもGOOD。オーナーさんは地域の観光情報にも詳しく、ホームページなどで生口島の魅力を積極的に発信されています。しおまち商店街や耕三寺、向上寺、平山郁夫美術館などの生口島の瀬戸田観光にもとても良い立地。目の前が生口島の高根島の水道なので、海を眺めながら島ならではの滞在ができますよ。

NESTのクチコミ
とても落ち着いて過ごせる気持ちの良い空間。
暮らすように旅をしたい私にはピッタリのすてなゲストハウス。
スタッフの対応が親切・さわやかでとても気分のよい。

ゲストハウス	島宿NEST
住所	尾道市瀬戸田町瀬戸田134
電話	070-9119-2410
チェックイン	14:00〜19:00  (19〜21時は追加料金）
チェックアウト	～10:00
およその価格帯	個室1名素泊り　4800円～
特徴	瀬戸田観光にいい立地のゲストハウス

住之江旅館

生口島で昔ながらの旅館タイプの宿泊施設に泊まりたいならおすすめはここ「住之江旅館」です。100年以上の歴史がある伝統的な建築と美しい庭園があり、瀬戸田港すぐそばという好立地。食事も生口島ならではのタコ料理が美味しいと評判です。広い日本庭園や和風の佇まいが落ち着く空間になっています。また、大林宣彦監督の映画『転校生』（1982年）のロケ地としても知られています。

住之江旅館のクチコミ
歴史を感じつつも綺麗に手入れされている建物。
海側の部屋からは美しい夕日が楽しめます。
女将の目配り気配りは泊まってその立居振舞を見学するだけで勉強になる。

旅館	住之江旅館
住所	尾道市瀬戸田町瀬戸田264-3
電話	0845-27-2155
チェックイン	15:00～
チェックアウト	～10:00
およその価格帯	個室1名2食付き　14300円～
特徴	映画『転校生』のロケ地になった老舗旅館

ゲストハウス汐風

「サイクルゲストハウス汐風」は、2023年6月にオープンしたサイクリストをターゲットにした生口島にあるゲストハウスです。もともとデイサービスやグループホーム「汐風」をされている場所にて、旅行者が宿泊できるゲストハウスタイプの宿泊施設を開業されました。1泊2日のサイクリングにも利用しやすい生口島という立地で、サイクリングのニーズに対応した低料金のホステルとして、島での宿泊の新たな選択肢のひとつになると思います。

汐風のクチコミ
初めての無人チェックインだったが特に問題なし。
自転車を室内に保管できるので安心。
他の場所よりも安く、街にも十分近い。

ゲストハウス	サイクルゲストハウス汐風
住所	尾道市瀬戸田町林1286-11
電話	0848-46-7575
チェックイン	16:00～
チェックアウト	~10:00
およその価格帯	ドミトリー1名素泊り　3500円～
特徴	自転車旅行者向けセルフチェックインのゲストハウス

旅館つつ井

瀬戸田港に最も近い立地の老舗ホテル「旅館つつ井」も、しまなみ海道サイクリングでよく利用される生口島を代表する宿泊施設です。旅館という名前ですが、昭和な雰囲気のあるビルといった感じの建物なので、地方ホテルのイメージに近いかもしれません。生口島名産のレモンをお風呂に浮かべたレモンの湯や展望の浴場があります。お食事処では、新鮮な魚介や地元で採れた野菜やレモンを使った料理も楽しめます。

つつ井のクチコミ
多少年月を感じさせる、港町の旅館といったたたずまい。
料理のボリュームあって、美味しかったです。
部屋からフェリー乗り場が見えてしまなみ感がある。

ホテル	旅館つつ井
住所	尾道市瀬戸田町瀬戸田216
電話	0845-27-2221
チェックイン	15:00〜19:00
チェックアウト	～10:00
およその価格帯	個室1名素泊り 9000円～
特徴	瀬戸田港近くのビルタイプの老舗旅館

瀬戸田垂水温泉

生口島のサイクリングメインルート沿い、瀬戸田サンセットビーチの近くにあるホステル「瀬戸田垂水温泉」も、海外旅行者を中心にサイクリストの利用が多い宿泊施設です。もともと瀬戸田ユースホステルだった宿泊施設で、そのなごりから安い価格帯で気軽に泊まることができるゲストハウスやホステルに近いタイプの宿になっています。手づくりの石風呂の温泉がなんといっても魅力ですね。コンビニやスーパーは近くないので食事つきがおすすめです。

垂水温泉のクチコミ
海が近い部屋だったので波の音を子守唄かわりに爆睡。
お風呂からものすごくきれいな夕日を見れた。
宿の方々は気さくでアットホームな感じ。

民宿	瀬戸田垂水温泉
住所	尾道市瀬戸田町垂水58-1
電話	0845-27-3137
チェックイン	16:00～20:00
チェックアウト	～9:00
およその価格帯	個室1名2食付き 6800円～
特徴	元ユースホステルのアットホームな民宿

ジューシーフルーツ

こちらもしまなみ海道サイクリングのメインルート沿い、瀬戸田サンセットビーチと瀬戸田中心街のちょうど間あたりにある「ジューシーフルーツ」も、自転車旅行で泊まる方の多いペンションタイプの宿です。ご夫婦で経営されているアットホームな雰囲気で、ご自身で柑橘の栽培もされているので、柑橘のシーズンは無料のミカンや、柑橘を使ったフレンチなどを楽しむことができます。こちらもコンビニやスーパーは近くないので食事つきがおすすめです。

ジューシーフルーツのクチコミ
部屋から海が見える、ベッドで座ったまま見る海は最高。
外観と食事のクオリティーが反比。家庭的なフレンチ。
お風呂が自家製無農薬レモン風呂になっていた。

ペンション	ジューシーフルーツ
住所	尾道市瀬戸田町福田10-1
電話	0845-27-3959
チェックイン	15:00～
チェックアウト	～10:00
およその価格帯	個室1名2食付き 13200円～
特徴	海の眺めや料理が評判のアットホームな宿

瀬戸田町のその他の宿

生口島の瀬戸田エリアには、この他にも高級志向の宿泊施設や民宿などいくつかの宿泊施設があります。2024年3月には、個室とドミトリーを備えたホステル「ボナプール楽生苑」がオープンしました。瀬戸田エリアには個性的な宿泊施設が多いので、ぜひご自身のニーズに合った宿泊施設を見つけていただければと思います。

宿泊施設	タイプ	住所
Bed＆Cafe Onzo	ゲストハウス	尾道市瀬戸田町瀬戸田474-1
民宿旅館ひよし	民宿	尾道市瀬戸田町鹿田原83
SOIL Setoda	ホステル	尾道市瀬戸田町瀬戸田254-2
yubune	銭湯ホテル	尾道市瀬戸田町瀬戸田269
Azumi Setoda	リゾート旅館	尾道市瀬戸田町瀬戸田269
ボナプール楽生苑	ホステル	尾道市瀬戸田町瀬戸田1-1

この他にも、メインルートではなく外周コース側（生口島の南側）にも、いくつかの宿泊施設があります。サイクリストに人気のある民宿「小さなお宿 輪空」やグランピング施設「グランドーム瀬戸田しまなみ」は、メインルート側ではなく外周コース側の立地です。

しまなみ海道の宿泊施設

おすすめ宿泊施設まとめ

大三島だけでなく、しまなみ海道エリアには素敵な旅館やホテル、民宿、ゲストハウスなどが目白押しです。私が個人的にしまなみ海道サイクリングの宿としておすすめする宿泊施設はこちらのウェブページにまとめています。しまなみ海道サイクリングの前泊や後泊なども含めて、ぜひ参考になさってください。

今治駅周辺の宿泊施設

しまなみ海道のサイクリング旅行で拠点となることが多い、愛媛県今治市の今治駅周辺にあるホテルやゲストハウスといった宿泊施設の情報をまとめてみました。しまなみ海道が有名になるにつれ、今治駅の周辺や今治市内には、新しいホテルも誕生しています。サイクリングのニーズに対応したサービスを展開する宿泊施設も増えているので、立地や特徴をチェックして宿探しの参考になさってください。

大三島の宿泊施設

生口島と同じく、2日間のしまなみ海道サイクリングで宿泊先として利用されることが多いのが隣の大三島です。大山祇神社など観光スポットも人気な島なので、サイクリングでの宿泊におすすめのエリアです。大三島にもサイクリング向きの旅館やゲストハウス、民宿などもたくさんあるので、好みによって選ぶといいですね。

尾道駅周辺の宿泊施設

しまなみ海道のサイクリング旅行で拠点となることが多い、広島県尾道市の尾道駅周辺にあるホテルやゲストハウスといった宿泊施設の情報をまとめてみました。観光地でもある尾道には、老舗旅館からホステルまでさまざまなタイプの宿があります。

このページではしまなみ海道サイクリングでおすすめの生口島にある宿泊施設の情報をまとめて紹介させていただきました。初心者でも安心してサイクリングを楽しめるのがしまなみ海道最大の特徴です。しまなみ海道サイクリングの詳しい情報は、以下のページにまとめておりますので、ぜひ参考にしてみてください。