【メインルート】しまなみ海道サイクリングロードの最短ブルーライン:今治→尾道

2024年2月28日

生口島

レモン谷で知られる生口島はレモン栽培とアートの島。国産レモンの屈指の名産地です。現在は広島県尾道市に合併していますが、以前は瀬戸田町と因島市(生口島の南東部は因島市でした)の2町に分かれていました。

【写真】しまなみ海道のメインルート:広島県道81号線とのT字交差点
広島県道81号線とのT字交差点

多々羅大橋からのサイクリングロードを下りきると、目の前に海が広がり、右側に駐車場と公衆トイレのある広場がある交差点にでます。広島県道81号線(一部国道317号線と重複)との交差点です。しまなみ海道サイクリングロードのメインルートは、ここを右折します。左折すると生口島の南側外周ルートです。しまなみ海道屈指の観光スポット瀬戸田へは右側のメインルートで行くことができます。

【写真】しまなみ海道のメインルート:メインルートのブルーラインは海沿いを進む
メインルートのブルーラインは海沿いを進む

サイクリングロードの出口から瀬戸田の中心市街地までの間の区間は、しまなみ海道屈指の好景観ロードです。穏やかな海を左手に眺めながら平坦な走りやすい道を進んでいきます。左手の海の奥には、広島県本土の陸地が見えます。忠海にある造船所、今治造船広島工場も見えますね。

【写真】しまなみ海道のメインルート:ヤシの木のような街路樹のあるエリア
ヤシの木のような街路樹のあるエリア

休憩ポイントにもなっている「瀬戸田サンセットビーチ」を越えると、自転車走行可の歩道が現れます。ヤシの木のような街路樹も南の島感、リゾート感があります。「島ごと美術館」のアート作品も沿線に点在しているので、探してみるのもいいですね。瀬戸田のしおまち商店街までの5kmは本当に気持ちがいいルートで、テレビ番組などのロケ地にもよく選ばれています。

瀬戸田

【写真】しまなみ海道のメインルート:メインルートは瀬戸田の市街地へと入っていく
メインルートは瀬戸田の市街地へと入っていく

徐々に瀬戸田の町の景色が見えてきます。黄色いアーチ橋は、生口島の横にある高根島という島へと渡る橋、高根大橋なので、しまなみ海道サイクリングのメインルートとは違う橋です。生口島と高根島の間には、瀬戸田水道という海峡があり、瀬戸田港の港もここにあります。瀬戸田港からは尾道港への旅客船も出ているので、しまなみ海道サイクリングの途中リタイヤのポイントにもすることができます。

【写真】しまなみ海道のメインルート:瀬戸田のメインルートに平行したしおまち商店街
瀬戸田のメインルートに平行したしおまち商店街

瀬戸田エリアのメインルートに平行するような形で、昔ながらの商店街「しおまち商店街」があります。最近は、オシャレなカフェや高級な宿泊施設などもできて、新旧入り混じったような雰囲気。しまなみ海道の島でも屈指の盛り上がりを見せています。「耕三寺」や「平山郁夫美術館」といった観光スポットもあり、飲食店も数多く点在しています。

【写真】しまなみ海道のメインルート:瀬戸田の市街地エリアを抜ける
瀬戸田の市街地エリアを抜ける

瀬戸田の観光エリアを抜けると、「フレスタ瀬戸田店」「Aコープせとだ」などのスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどがある市街地エリアを通ります。ここから次の橋、生口橋までの約7kmの区間も、基本的には海沿いで平坦な走りやすい感じです。

【写真】しまなみ海道のメインルート:有名なジェラート店・ドルチェの横も通っていく
有名なジェラート店・ドルチェの横も通っていく

有名なジェラートショップ「ドルチェ瀬戸田本店」などもこのメインルート沿いにあります。地元産の柑橘を使ったジェラートが大人気のサイクリング必訪スポットです。こうしたスポットで休憩もしつつ、生口島の北側のシーサイドを気持ちよくサイクリングしていきましょう。次第に、左手前方に次の因島が見えてきます。週末など休日はここから先のエリアは意外と交通量が多いことがあります。自動車や歩行者にも気を付けながら進みましょう。

【写真】しまなみ海道のメインルート:因島へと繋がる生口橋が見えてきた
因島へと繋がる生口橋が見えてきた

生口島の北側に来ると、しまなみ海道で5つめの橋、生口橋が見えてきます。多々羅大橋に似たような形の橋で、同じく斜張橋という種類の橋なんだそうです。生口島から因島へはフェリー(赤崎港~金山港)もありますが、ほとんどの旅行者は橋を渡っています。かなり疲労が溜まって坂道を登りたくない場合は、フェリーも選択肢になります。

生口島から因島

【写真】しまなみ海道のメインルート:生口橋へのサイクリングロード入口
生口橋へのサイクリングロード入口

生口橋への自転車・歩行者専用道の入り口は原付バイク専用道と共用で、生口橋の手前側にあります。「セブンイレブン 生口島北インター店」のすぐ横です。今治側から来ると、道路を渡らなくてはいけないので、自動車に気を付けて渡るようにしましょう。

【写真】しまなみ海道のメインルート:生口橋への上るサイクリングロード
生口橋への上るサイクリングロード

しまなみ海道の他の橋と同じく傾斜3パーセントくらいの緩やかな坂道のサイクリングロードを登っていきます。坂道の途中で原付バイク専用道が分かれていますのでご注意を。自転車歩行者道の入り口から生口橋の上までは1kmほどの道のりです。

生口橋

【イラスト】しまなみ海道のメインルート:生口橋

生口橋の架かっている生口島と因島の間の海峡は、ほんの500mほどの狭い水道です。生口橋は1991年に開通。その後、より難易度の高い斜張橋である多々羅大橋(大三島~生口島)を架ける際に、生口橋を作ったときの技術が大いに役に立ったそうです。橋の右手方面には、因島の土生の町並みやゆめしま海道の島々(岩城島や生名島)が見えます。

【写真】しまなみ海道のメインルート:生口橋から因島へと降りるサイクリングロード
生口橋から因島へと降りるサイクリングロード

生口橋を渡り切ると、サイクリングロードは約1.2kmほど、ぐるりと回り込みながら下っていきます。この区間は景色の良いポイントも点在していて、休憩所のようになっている小さな展望公園もあるので、そうした場所で停まって写真を撮るのもいいですね。生口橋の美しい風景を撮ることができます。ところどころ、急なブラインドカーブがあるので注意して下ってくださいね。

2024年2月28日モデルコース,サイクリングルート

Posted by カワイユキ