【メインルート】しまなみ海道サイクリングロードの最短ブルーライン:今治→尾道

2024年2月28日

向島

しまなみ海道の6つめの島、向島へ上陸です。こちらも現在は尾道市ですが、以前は向島町と向東町の2町からなっていた島です。

【写真】しまなみ海道のメインルート:立花海岸に出たT字路を右方向へ
立花海岸に出たT字路を右方向へ

サイクリングロードを下りきると、目の前は海!立花海岸という砂浜で、広島県道377号線(向島循環線)とT字路でぶつかります。しまなみ海道のメインルートはここを右折です。ブルーラインの指示に従って進みましょう。このT字を左へ行くと、向島の南側の海岸線を進む外周ルートを走行できます。ブルーラインはほとんど引かれていない外周ルートですが、景色もよくとても気持ちがいいコースです。

【写真】しまなみ海道のメインルート:立花海岸沿いにブルーラインは引かれている
立花海岸沿いにブルーラインは引かれている

左手に立花海岸、右手に「立花食堂」「Willows Nursery」といった飲食店が並びます。海の奥にはさっきまでいた因島の陸地が見えます。地元の親子連れやカップルなどがビーチでのんびりと過ごしている風景も美しく、別荘も点在して、瀬戸内海のリゾート感があるエリアです。交通量も多くなく、静かでとても過ごしやすい場所です。

【写真】しまなみ海道のメインルート:向島のメインルートは海沿いの気持ちがいいエリア
向島のメインルートは海沿いの気持ちがいいエリア

立花海岸から、しまなみ海道のメインルートはまさにラストスパートといった雰囲気で、約4.5kmの区間で海岸沿いの美しい景色を眺めながらサイクリングすることができます。このあたりまで来ると、ちょっと名残惜しい感じがしてくるかもしれませんね。

【写真】しまなみ海道のメインルート:向島大橋をくぐって御幸瀬戸沿いに進む
向島大橋をくぐって御幸瀬戸沿いに進む

向島のすぐよこにある島、岩子島へと渡りことができる赤い「向島大橋」なども印象的です。ブルーラインのメインルートは、この橋へは渡らず、下をくぐって直進。向島と岩子島の間の御幸瀬戸を進みます。この向島大橋を越えたあたりから、本州側の山々や尾道の市街地などが海越しに少しずつ見えてきます。

【写真】しまなみ海道のメインルート:最終盤の向島の市街地エリアは車に気を付けて
最終盤の向島の市街地エリアは車に気を付けて

90度に右折する交差点で、御幸瀬戸の海と分かれて、向島北側の市街地エリアへと入ってきます。ここから渡船乗り場までの約3kmの道のりは、信号も多く、交通量も増えてくるので、サイクリングの最終版ですが気を引き締めて。自動車や歩行者に気を付けながら、交通ルールをしっかりと守って走行しましょう。

【写真】しまなみ海道のメインルート:渡船乗り場への交差点を見落とさないように
渡船乗り場への交差点を見落とさないように

「尾道市民センターむかいしまココロ」のある交差点で、ブルーラインの指示に従ってメインルートは左折するようになっています。「尾道駅前行きフェリーのりば」の看板がある通り、ここを左折すれば渡船乗り場へと向かうことができます。

向島から尾道

尾道中学校・高等学校、向島中学校の横を通って、細い水路の先に渡船乗り場があります。

【写真】しまなみ海道のメインルート:尾道駅前行きの富浜渡船乗り場
尾道駅前行きの富浜渡船乗り場

向島と尾道を結ぶ渡船には3つの航路があり、それぞれ時刻表もなく頻繁に行き来しています。尾道駅前や尾道港方面へ行く場合には、この富浜という場所にある渡船乗り場が便利です。3分ほどの船旅で、JR尾道駅前の広場に到着します。向島と尾道の間には「尾道大橋」という橋も架かっていますが、そちらは遠回りになるうえ、路肩や歩道がとても狭いため通行が推奨されていません。

尾道

【写真】しまなみ海道のメインルート:しまなみ海道のゴール地点のひとつ、尾道駅
しまなみ海道のゴール地点のひとつ、尾道駅

渡船で渡った先にあるJR尾道駅は、山陽本線の駅で、しまなみ海道の広島側の玄関口になっているので、ここがしまなみ海道サイクリングのゴールという方も多いと思います。自転車組立場なども整備されているので、自分の自転車を持参している方は、そこで輪行の準備をして列車で帰ることができます。

一方で、公共のレンタサイクルを借りている方は、尾道駅から400mほど離れた場所にある「尾道港レンタサイクルターミナル」で返却することができます。

【写真】しまなみ海道のメインルート:尾道港レンタサイクルターミナルで自転車返却
尾道港レンタサイクルターミナルで自転車返却

自転車を返却後は、複合商業施設「Onomichi U2」の横にあるコインシャワーでシャワーを浴びることもできます。レンタサイクルを返却したあとに、せっかくだから尾道観光をしたいという方も多いと思うので、こうした場所で汗を流して着替えることができるのはありがたいですね。尾道商店街や山手の古寺めぐりコース、開運の寺としても知られる千光寺や絶景の展望が楽しめる千光寺公園展望台PEAKなど、ロープウェイなども活用しながら観光をぜひ楽しんでいってください。

しまなみ海道サイクリングと尾道観光のセットは、定番の観光プランです!

レンタサイクル

しまなみ海道のレンタサイクルは、借りやすさや返しやすさといった面で、公共のレンタサイクル(しまなみジャパンが運営)を利用することが一般的です。ちょっといい品質のロードバイクに乗ってみたいといった希望があれば、ジャイアントストアなどの民間のレンタサイクルを活用する方法もあります。民間のレンタサイクルの場合には、自転車の返却などに制限があったりするので、片道サイクリングを計画の場合には事前に要チェックです。しまなみ海道のレンタサイクルについてはこちらのウェブページで詳しくご紹介しています。


モデルコース

このウェブページでは、しまなみ海道のメインルートについて道路の情報をメインにご紹介しました。走り抜けるだけが目的であれば1日で踏破することもできなくはないですが、観光もしながら外周ルートも楽しみながらとなると2日以上かけるのがおすすめです。レンタサイクルが充実しているので、1日や半日の日程でしまなみ海道の一部をサイクリングするといったことも可能です。1日や2日のモデルコースはこちらのウェブページで詳しくご紹介していますので、サイクリング計画の参考になさってください。

しまなみ海道サイクリングには様々なバリエーションがあるんです!

しまなみ海道サイクリング情報

初心者の方への情報

しまなみ海道のレンタサイクル

しまなみ海道のレンタサイクルの借り方や返し方、片道サイクリングでの乗捨ての方法や借りることができる車種、料金や予約の詳細など、レンタサイクルサービスごとの特徴を比較して解説しています。一般的に利用が多い、公共のレンタサイクル以外にも民間のレンタサイクルも登場し、初心者の女性ひとり旅から上級者のロードバイク乗りまでレンタサイクルを借りてしまなみ海道サイクリングを楽しむことができます。

よくある事故の事例や注意点

クロスバイクやロードバイクで長距離サイクリングする初心者に向け、転倒や事故の注意点を解説。私の経験に基づき、転倒パターンや事故が起こりやすい場所を紹介。ヘルメットの着用や周囲への配慮が重要。安全で楽しいしまなみ海道旅行を楽しんで!

雨天予報のサイクリング準備

雨の日のサイクリングについて詳しく解説しています。しまなみ海道サイクリングを例に、注意点や装備、安全な方法を紹介。防水の衣服やバッグの準備、ショートカットの提案などもあります。雨の日の自転車旅行を楽しむためのヒントとして、具体的な事例や経験に基づいた情報を掲載。安全で快適なサイクリングを目指して、このウェブページを参考に準備をしてみてくださいね。

立寄りスポット

必訪のお店や絶景スポット

しまなみ海道サイクリングやドライブ、ツーリングでぜひ寄っていただきたい春夏秋冬楽しめる観光スポットや絶景スポット、カフェや雑貨屋さんなどのお店などの立寄りスポット情報や口コミ・評判を島ごとにまとめてみました。レンタサイクルを借りてしまなみ海道を旅する初心者の方でも立ち寄りやすいスポットを中心に、特にしまなみ海道や瀬戸内海ならではの体験を楽しめる場所を

おすすめのレストランや地元食堂

しまなみ海道サイクリングで海鮮やB級ご当地グルメ、カフェご飯も満喫!しまなみ海道サイクリングで立ち寄りたいおすすめランチスポットを自転車旅行者の目線でご紹介しています。サイクリングでの一番の楽しみといっても過言ではない「食事」。自分の力でペダルを回して、遠くまで走った後の美味しいご飯は、いつもの何倍も美味しく感じる気がします。

美味しいコーヒーやスイーツ

しまなみ海道で自転車旅行者ひとりでも入りやすいおすすめカフェ・喫茶店・コーヒーショップをサイクリング旅初心者の目線でご紹介したいと思います。サイクリングの途中の休憩に、頑張って走った自分へのご褒美に、しまなみ海道ならではのカフェや喫茶店でコーヒー&スイーツブレイクを。ちょっと遠回りしてでも立ち寄りたい素敵なお店を中心にリストアップしました。


このページでは、しまなみ海道のサイクリングで基本のルートとなる「メインルート(ブルーライン)」を写真付きで詳しくご紹介しました。初心者から上級者まで幅広い方が自転車旅行を楽しめるしまなみ海道のサイクリング情報は以下のページにまとめておりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

2024年2月28日モデルコース,サイクリングルート

Posted by カワイユキ