【土生商船】広島県三原港~因島土生港を結ぶしまなみ海道の旅客船航路

因島の土生港と広島県の三原港を結ぶ旅客船です。フェリーではないので、クルマは積載できませんが自転車はそのまま積載できます。途中に因島の重井港や佐木島の鷺港へ寄港します。三原港と三原駅は徒歩5分程度の距離で、新幹線や山陽本線と組み合わせて移動できて便利です。1日12便程度運航しています。

こんにちは。しまなみ海道在住のサイクリスト・カワイユキと申します。しまなみ海道は初心者の方でも自分のレベルに合った情報をもとに準備すれば大丈夫!自転車でゆっくり旅する魅力をお伝えします。
読者の皆様のご支援をもとに取材・執筆やウェブサイトの維持管理をしています。記事がもしお役に立ちましたらサポートをお願いします。なお有償無償に関わらず、業者様からの掲載依頼はお断りしています。
土生商船
因島土生港~三原港
土生商船によって運航されている因島の土生港(中央桟橋)と広島県の三原港を結ぶ旅客船です。この航路で主に運用されている「高速船しまなみ」はフェリーではないので、自動車やオートバイは積載できませんが自転車はそのまま積載できます。

途中に因島の重井港や佐木島の鷺港へ寄港します。三原港と三原駅は徒歩5分程度の距離で、新幹線や山陽本線と組み合わせて移動できます。1日12便程度運航しています。

しまなみ海道のスタート&ゴール地点である尾道駅や尾道港からは12kmほど離れた三原港を拠点にした航路なので、レンタサイクルの旅行者には活用しにくい航路と言えるかもしれません。先述の通り、新幹線の駅が近いので、九州方面から新幹線で輪行して自分の自転車を持参するサイクリストには、場合によってはショートカットに活用できる航路だと思います。
AD (Googleアドセンス広告)
この他のしまなみ海道の航路

この他のしまなみ海道のフェリーや旅客船の航路は、こちらのウェブページにまとめました。しまなみ海道サイクリングのショートカットや船旅にぜひご参考になさってください。
因島土生港の桟橋と切符売り場

土生港には、2つの桟橋、長崎桟橋と中央桟橋があり400メートルほど離れた場所にあるのでご注意を。土生商船の三原港を結ぶ船が発着する土生港の桟橋は「中央桟橋」です。中央桟橋にある「土生港旅客ターミナル」の建物内に自動券売機と有人の窓口があり、ここで乗船券を購入することができます。
AD (Googleアドセンス広告)
サイクリングでの活用
三原港~因島土生港の旅客船は、三原を拠点にしたしまなみ海道サイクリングに活用できるかもしれません。持参した自転車は三原駅で組立、1日目はゆめしま海道を中心にサイクリングした後、今治へと渡ります。翌日は今治から因島までのしまなみ海道をがっつりサイクリングしてから三原港へ戻ります。

三原駅周辺には、しまなみ海道サイクリング向けのレンタサイクルターミナルがないので、自転車持参のサイクリスト向きのプランと言えるかもしれませんが、船を使うことで行動範囲を広げることができます。
自動車やオートバイの積載
先述のとおり、三原港~因島土生港間の旅客船には、自動車やオートバイ、原付バイクの積載ができません。因島周辺から三原方面へ自動車などで向かいたい場合には、生口島の沢港から三原市の須波港のフェリーが利用できます。なお、三原港と因島の重井港を結んでいたフェリーは2021年に廃止されています。しまなみ海道の橋が架かっている部分のフェリーはどうしても廃止の方向に向かっていますね。
航路 | 自転車の積載 | 自動車・バイクの積載 | 原付バイクの積載 |
---|---|---|---|
今治~大島・伯方島・上島町~因島 | 〇(不可便あり) | × | × |
今治~大三島(旅客船) | 〇(10台まで) | × | × |
今治~大三島(フェリー) | 〇 | 〇 | 〇 |
生口島瀬戸田港~尾道港 | 〇 | × | × |
三原港~因島土生港 | 〇 | × | × |
生口島沢港~三原須波港 | 〇 | 〇 | 〇 |
大三島~大久野島~忠海 | 〇 | 〇 | 〇 |
三原港~因島土生港の時刻表
土生商船の運航する三原港~因島土生港の旅客船は、時刻表の改定がたまにあります。活用を検討している場合には、最新の時刻表を公式ウェブページからご確認ください。最新の運航状況も要チェックです。
しまなみ海道の航路まとめ
今治~尾道の移動は?自転車は載せられる?しまなみ海道サイクリングに便利なフェリーや旅客船、高速船の航路を紹介しています。しまなみ海道を半分だけサイクリングするハーフライドやゆめしま海道サイクリング、今治や尾道から途中の島々へ船で移動する方法など、事前に知っておくと役に立つかもしれません。東京や大阪などの都市から、しまなみ海道の玄関口である尾道や今治へとアクセスするフェリー航路も紹介します。