【原付バイク】しまなみ海道のオートバイツーリングを徹底解説

2024年12月3日

【タイトル】オートバイツーリング!しまなみ海道の原付バイク旅を徹底解説

しまなみ海道には原付バイク専用道が整備されていて、125㏄以下の原付バイクでのツーリングもサイクリングに並んで人気となっています。高速道路とは別の原付バイクレーンと一般道で島々を巡る旅行はサイクリングより広範囲に旅ができます。原付バイク道路の実際やレンタルバイクなどについて取材してきました。

ライター:カワイユキ

こんにちは。しまなみ海道在住のローカルサイクリストのカワイユキと申します。このページではしまなみ海道でのオートバイツーリングのコツをご紹介したいと思います。ぜひ素敵な旅にしてくださいね!

僅かな広告収入と読者の皆様のご支援で何とか取材執筆や維持管理をしています。私の記事がもしお役に立ちましたらサポートをお願いしたいです。なお、業者様からの掲載依頼はお断りしています。

しまなみ海道の旅

瀬戸内海で島めぐり

瀬戸内海の定番、しまなみ海道 しまなみ海道とは広島県の尾道市と四国の愛媛県今治市を結ぶ瀬戸内海横断道路の名称です。高速道路が通っている本州と四国を結ぶ3つのルートのうち、しまなみ海道だけが唯一、自転車や徒歩、原付バイク(125cc以下のオートバイ)でも通行できるようになっています。

【イラスト】しまなみ海道原付バイク:しまなみ海道と瀬戸大橋、明石海峡大橋の位置関係
本州と四国を結ぶ3つの橋のルート

しまなみ海道の橋には自転車専用道路があるため、サイクリングの聖地としてブランディングが進められていて、大規模なサイクリングイベントなども開催されています。そのため「しまなみ海道=サイクリングの道」というイメージが強いかと思います(私のこのウェブサイトでも主に自転車旅行の情報を記事にしています)。

【写真】しまなみ海道原付バイク:向島と因島の間に架かる因島大橋
向島と因島の間に架かる因島大橋

瀬戸大橋(1988年開通)や明石海峡大橋のルート(1998年開通)より遅れて最後に開通したしまなみ海道は、それまでのルートと差別化するという意味でも、観光ルートとしての性質が大きかったようです。瀬戸内海に浮かぶ島々を、ドライブでもサイクリングでもバイクツーリングでも幅広い手段で旅行できるのはしまなみ海道の大きな魅力です。

このページのトピック
  • 原付バイクルートとしてのしまなみ海道
  • しまなみ海道を原付バイクで旅するコツ
  • 原付ツーリング向きのコースやスポット

原付バイク旅の聖地

原付ツーリングも最高 しまなみ海道は主に6つの島々を次々と渡るようなコースになっているので、島の中でどの道を通るのかによってバリエーション豊かなルートを取ることができます。このルート設定の豊かさやレンタサイクルの充実度の高さが、サイクリングの初心者の観光旅行から上級者まで様々な方が自転車で旅行できている理由のひとつです。

【イラスト】しまなみ海道原付バイク:しまなみ海道の島の位置を示した地図イラスト
尾道と今治をに連なる6つの島々を渡る

ただし、今治から尾道までのサイクリングコースは最短でも70~80㎞あります。もちろん一部の島だけをサイクリングすることもできますが、しまなみ海道の橋や小さな峠などアップダウンが全くないわけでもないため、自転車では体力的に難しいという方もいらっしゃるかもしれません。

【写真】しまなみ海道原付バイク:来島海峡大橋の原付バイク道
来島海峡大橋の原付バイク道

また自転車で観光もしながら今治~尾道間を完走を目指すとなると、2日くらいの日程をかける方が多いです。そこで原付バイクという選択肢です。時間や体力の制約で、自転車では訪れることが難しいエリアや山頂の展望台なども、エンジンがあれば効率的に周遊することができますね。2日間あれば十分に観光もしながら往復できる距離感です。実際に、しまなみ海道は原付バイクツーリングの聖地でもあります。

今回は、原付バイクでしまなみ海道を満喫する方法を徹底解説します!

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バイクツーリングマップ

【写真】しまなみ海道原付バイク:自転車より広範囲に移動が可能
自転車より広範囲に移動が可能

原付バイクの旅に特化した地図 125cc以下の原付バイクを想定したツーリング用のマイマップを作成してみました。原付バイクをレンタルできるショップのほか、ランチやカフェ利用のできる飲食店や景色の良い観光スポット、好景観ルートなどをバイクツーリング向けにまとめています。

なお、125㏄を超えるオートバイは原付バイク専用道を通ることができないため、主に高速道路を使うことになります。それぞれの島にはインターチェンジがあるので、そこで島へ降りることができます。高速道路を通行可能なオートバイは基本的に自動車と同じルートになるので、マップなどは「しまなみ海道ドライブ」の情報ページにまとめたものをご利用ください。

おすすめガイドブックと地図

個人的にしまなみ海道ツーリングの計画段階で取り寄せた方がいいと思うのが「しまなみ島走BOOK」または「しまなみ島走MAP」です。地元のサイクリングガイドが作成している本格的なガイドブックや地図で、書店にはなかなか出回っていないのですが、Amazon.co.jpで出版元から購入できます。

サイクリング向きの本や地図ですが、原付バイクツーリングにも十分に活用できると思います!

原付バイク専用道

【イラスト】しまなみ海道原付バイク:高速道路と自転車歩行者専用道

あえての原付バイクがおすすめ しまなみ海道をオートバイで旅をするなら、圧倒的に原付バイク(125㏄以下)をおすすめします。先述の通り、しまなみ海道をオートバイで通行しようとすると、125㏄を超える自動二輪車は高速道路を通行する必要があり、原付バイク専用道を通ることができません。

【写真】しまなみ海道原付バイク:原付バイク道は125㏄以下が通行可能
原付バイク道は125㏄以下が通行可能

早く通り抜けることが目的であれば高速道路がベストですが、観光もしながら島めぐりを楽しむのが目的であれば原付バイク道と島の一般道を通る方が楽しいと思います。大型バイクで旅をされている方でも、あえてしまなみ海道の区間は原付バイクをレンタルしてツーリングを楽しむ方もいらっしゃるほどです。

各橋の原付バイク道路

【写真】しまなみ海道原付バイク:伯方大島大橋の原付バイクレーン
伯方大島大橋の原付バイクレーン

原付バイクはどこを走行するのか しまなみ海道の各橋には高速道路とは別に、原付バイク専用道あるいは原付バイク用レーンが設置されていて、原付バイクでも通行できるような設計になっています。尾道~向島間の新尾道大橋・尾道大橋だけ例外で、一般道である尾道大橋を自動車と同じように通行するか、頻繁に行き来している渡船を利用することになります。

原付バイクの入り口と料金所

【写真】しまなみ海道原付バイク:原付バイク道は30㎞/h制限
原付バイク道は30㎞/h制限

しまなみ海道の来島海峡大橋、伯方大島大橋、大三島橋、多々羅大橋、生口橋、因島大橋には、自転車歩行者用の道と原付バイク用の道が通っています。どの乗り物で通行するかによって、それぞれ少しずつ入り口や分岐のパターンが違います。自転車歩行者と原付バイク道が途中で分岐する橋もあれば、自転車と原付バイクで共用レーンを走行する橋もあります。

しまなみ海道を原付バイクで縦断する際に基本となるメインルートを上のマイマップで引いてみました。原付バイクでのそれぞれの橋への入り口と原付バイク用料金所の位置も落としてみました。それぞれの橋の詳しい構造はこちらのウェブページにまとめています。

分かりにくい原付道入口

【写真】しまなみ海道原付バイク:自転車歩行者道と原付バイク道の分岐
自転車歩行者道と原付バイク道の分岐

初めてだと分かりにくい箇所あり 先ほどのマイマップには、自転車歩行者道と原付バイク専用道の分岐の位置も落としてあります。実は、橋によっては原付バイクがどこから入ったらいいのか、橋への入り口や分岐が初めてだと分かりにくい箇所がいくつかあります。しまなみ海道がサイクリングの聖地として整備が進められている一方で、原付バイクでの通行は地元の方が多いため、観光用の看板の整備がまだまだ進んでいません。

来島海峡大橋(今治側)

【写真】しまなみ海道原付バイク:来島海峡大橋の原付バイク専用道入り口
来島海峡大橋の原付バイク専用道入り口

今治の四国本土と大島を結ぶ来島海峡大橋は、高速道路の両側で自転車歩行者専用道と原付バイク専用道が完全に分かれた構造になっています。来島海峡大橋の原付バイク道への入り口は、自転車と同じ場所にあるので、今治市街からはサイクリング推奨コースを示すブルーラインの道しるべに沿って行くとたどり着くことができます。高速道路の入り口である今治インターチェンジや今治北インターチェンジとは全く別の場所に入り口があるので注意が必要です。

伯方大島大橋(大島側)

【写真】しまなみ海道原付バイク:伯方大島大橋の原付バイク入り口
伯方大島大橋の原付バイク入り口

しまなみ海道の大島と伯方島を結ぶ伯方大島大橋は、今治市側から尾道方面に向かう際に、原付バイク専用道の入り口を見逃しがちです。メインルートを尾道方面に向かう場合、自転車歩行者専用道の入り口よりも手前に原付バイク専用道があり、一気に急な坂道を登るような道です。原付バイクルートを示す看板はありますが、伯方大島大橋のすぐ横にあるごみ収集センターが目印です。

多々羅大橋(大三島側)

【写真】しまなみ海道原付バイク:多々羅大橋への原付バイク道入り口
多々羅大橋への原付バイク道入り口

同じく今治市側から尾道方面へ原付バイクで向かう場合、大三島側の多々羅大橋入口が分かりにくいです。国道317号線を挟んで、自転車歩行者専用道の入り口と原付バイク専用道の入り口が反対側にあるためです。原付バイクは、道の駅多々羅しまなみ公園に向かって左側の急な坂道を登っていきます。村上三島記念館の駐車場や多々羅展望台へと登っていく坂道が途中で分岐しています。

尾道大橋(尾道)

【写真】しまなみ海道原付バイク:尾道大橋への尾道側の登り口
尾道大橋への尾道側の登り口

先述の通り、尾道~向島間の移動は例外的です。尾道市街地と向島の間には、新尾道大橋と尾道大橋という2つの橋が並行して架かっています。尾道大橋は一般道の扱いなので、原付バイクでも通行することができます。尾道大橋の尾道側の入り口は、尾道の市街地の東の端の方にあるので、知らないとたどり着きにくいです。また尾道大橋へのループの途中にはいくつかの分岐があるので、看板を注意深く確認して安全に走行してください。

サイクリングと徒歩と共用レーンやワインディングでは特に注意して走行を。

ガソリンスタンド

【写真】しまなみ海道原付バイク:しまなみ海道にはガソリンスタンドあり
しまなみ海道にはガソリンスタンドあり

島でも給油可能 しまなみ海道の6つの島は、どれも5000人~20000人ほどの人口があるので、どの島にもガソリンスタンドがあります。最近は電動の原付バイクも登場していますが、一度の給油での走行距離を考えるとやはりガソリン車がいいかと思います。今治市街周辺と尾道市街周辺、島エリアのガソリンスタンドをGoogleマイマップに落としてみました。

ただし、しまなみ海道エリアには個人経営のガソリンスタンドも多く、24時間営業ではないところが多いです。また定休日があるガソリンスタンドもあります。旅をスタートする前に尾道市内や今治市内でガソリンを満タンにしておくことをおすすめします。

悪天候時の通行止め

台風では通行止めも しまなみ海道は、瀬戸大橋や明石海峡大橋のルートと比べると比較的に悪天候に強いと言われています。そのため台風などでも、しまなみ海道だけは通行可能という状況になることもあります。逆に言うと、しまなみ海道が通行止めになっている時には、本州と四国を行き来することはほぼできない状況です。

【写真】しまなみ海道原付バイク:雨の日のライドは危険が伴う
雨の日のライドは危険が伴う

天候による通行止めは、主に「風の強さ」によって決められています。西瀬戸自動車道の通行規制は、「2輪車通行止め」と「全車通行止め」の2段階定められていて、10分間の平均風速が15m/sを超える場合は、2輪車通行止めになります。10分間の平均風速が25m/sを超える強風が吹くことが予想される場合は、早めに全車通行止めにすることがあるそうです。西瀬戸自動車道を管理しているJB本四高速のウェブサイトで最新の規制情報を確認できます。

自転車歩行者専用道や原付バイク専用道の通行止めについての傾向は、こちらのウェブページにまとめました。

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原付バイク通行料金

【写真】しまなみ海道原付バイク:来島海峡大橋の原付バイク料金所
来島海峡大橋の原付バイク料金所

各橋で支払う料金システム しまなみ海道では、原付バイクの通行料金は高速道路料金とは全く別の料金システムになっています。原付バイク専用レーンがある各橋の入り口や途中に小さな料金所が設置されています。料金所には、お賽銭箱のような料金箱が設置されているので、そこへ小銭や前売りチケットを投入して支払う仕組みです。

【写真】しまなみ海道原付バイク:原付バイクの通行料金を支払う料金箱
原付バイクの通行料金を支払う料金箱

小銭で支払う場合は、両替機などの設置はないので、事前にピッタリで支払いできるようにコインを準備しておく必要があります。現在のところ、しまなみ海道の原付バイク通行料金にはキャッシュレスは導入されていません。

各橋の料金

【写真】しまなみ海道原付バイク:橋には50~200円程度の通行料金が設定
橋には50~200円程度の通行料金が設定

しまなみ海道の橋の内、原付バイク通行レーンがある来島海峡大橋、伯方大島大橋、大三島橋、多々羅大橋、生口橋、因島大橋には、それぞれに50~200円程度の通行料金が設定されています。今治~尾道間を原付バイクで縦断したときの片道の通行料金合計は500円です。自動車やオートバイの高速道路料金と比べるとかなり安い料金設定となっているため、島に住んでいる方々の利用もとても多いです。

しまなみ海道の橋原付バイク通行料金
尾道大橋無料
因島大橋50円
生口橋50円
多々羅大橋100円
大三島橋50円
伯方大島大橋50円
来島海峡大橋200円(馬島までは100円)

原付バイク用チケット

小銭による都度の支払いが面倒という声は、しまなみ海道の開通当初からあったようで、それを解消する方法として前売りチケットが販売されています。前売りチケットは「しまなみ海道原付チケット」という名称で、50円券の10枚つづりです。例えば通行料金が100円の場合は、50円券2枚を料金箱に入れます。

【写真】しまなみ海道原付バイク:しまなみ海道原付チケット
しまなみ海道原付チケット

500円分の券が500円で販売されているので、チケットを購入することによる割引などはありません。余ったチケットの払い戻しなどはないので、ツーリングの行程によっては小銭で支払った方がいい場合もありますね。

【写真】しまなみ海道原付バイク:サイクリングターミナルであるサンライズ糸山
サイクリングターミナルであるサンライズ糸山

しまなみ海道原付チケットは、尾道側では尾道駅観光案内所、千光寺ロープウェイ乗り場、瀬戸田町観光案内所で、今治側ではサンライズ糸山で販売されています。これらの場所以外では、しまなみ海道の各高速道路料金所でも購入することができます。

例えば、今治~尾道の縦断ツーリングにこのチケットは便利ですね!

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原付バイクレンタル

しまなみ海道では近年、原付バイクの貸出サービスを始める業者が少しずつ増えてきています。レンタサイクルほどでないにしても、旅行で訪れる方にはいくつかの原付バイクレンタルの選択肢が出てきました。

【写真】しまなみ海道原付バイク:原付バイクレンタルサービスも続々と登場
原付バイクレンタルサービスも続々と登場

遠方から自分の原付バイクでしまなみ海道を訪れようとすると、高速道路に乗れないためアクセスが大変です。一般道を自走してしまなみ海道を訪れるか、長距離フェリーでの移動を組み合わせるなどする必要があります。現地でレンタルするのがやはり便利ですね。

【写真】しまなみ海道原付バイク:レンタルした原付バイクでしまなみ海道へ
レンタルした原付バイクでしまなみ海道へ

しまなみ海道の原付バイクレンタルサービスによっては、自転車のように途中の島や反対側で乗捨て返却ができないこともあるため、借りた場所に戻ってくるようなプランニングをする必要があります。

尾道スタートがおすすめ

【写真】しまなみ海道原付バイク:原付バイクは尾道スタートがおすすめ
原付バイクは尾道スタートがおすすめ

しまなみ海道サイクリングでは、アップダウンや風向きなどの関係で今治スタートがおすすめとされています。一方で、しまなみ海道をレンタル原付バイクで旅をする場合には、個人的に尾道スタートがおすすめです。原付バイクのレンタルサービスは尾道側の方が充実していて選択肢があること、東京や大阪といった都市部から訪れる場合に尾道の方がアクセスしやすいためです。

島ライダー

向島の宿泊施設「尾道stay 源」に併設された「島ライダー」は、2023年に始まったしまなみ海道向けの原付バイクレンタルサービスです。開業当初は違う場所での乗捨てなどに対応していませんでしたが、因島や生口島、JR新尾道駅近くなどにも事業所を展開。様々な場所からアクセスしてくる旅行者への対応や乗捨てのオプションなども充実し始めているまさに進化中のサービスです。貸出できる原付バイクの台数も年々増えていて、しまなみ海道原付バイクレンタルの定番になっています。

モトユニ

「モトユニ」は西日本を中心としたバイクショップが加盟して、オートバイレンタルのサービスを展開しているウェブサービスです。原付バイクだけでなく、大型バイクまで幅広い車種を扱っていて、加盟店も多いという特徴があります。しまなみ海道の尾道周辺では、東尾道駅近くの「バイクステーション尾道」、東福山駅近くの「Motobox Club」が加盟。愛媛県側では今治市内の「エヒメオートセンター」が加盟しています。追加料金のかかるオプションで、各店舗での乗捨てが可能なのもいいですね。

その他のバイクレンタル

このほかにも、尾道市内では「尾道バイクルーズ」が50ccと125ccの原付バイク貸出サービスを、「オノミシル」が電動バイクの貸出サービスを行っています。

【写真】しまなみ海道原付バイク:オートバイならより広範囲に旅ができるかも
オートバイならより広範囲に旅ができるかも

原付バイクでしまなみ海道を訪れる場合、自転車よりも行動範囲が広くなるため、尾道市内や今治市内に限らず、もう少し広範囲でレンタルすることも考えられます。例えば愛媛県側だと松山空港や松山駅のある松山市内にも原付バイクを扱うバイクレンタルサービスがありますし、広島県側だと、三原市や福山市、呉市などのレンタルサービスも選択肢となり得るかもしれません。

日程に余裕があれば、より広範囲にツーリングを楽しめそうですね!

モデルコース3選

①1day 尾道スタート&ゴール

尾道で原付バイクをレンタルして、尾道で返却する場合の1日ツーリングモデルコースを作ってみました。

【イラスト】しまなみ海道原付バイクツーリング:尾道スタートのモデルコース
尾道スタートの1日モデルコース

尾道市内をスタートして、向島と因島、生口島といったしまなみ海道広島県側の島々をじっくりと回ります。多々羅大橋のふもとで折り返しとなり、生口島からは船で岩城島へと渡ります。岩城島と生名島、佐島、弓削島の4つの島々は橋で繋がっていて「ゆめしま海道」と呼ばれる愛媛県上島町の島々です。離島ツーリングを楽しんだあとは、再び因島へと船で渡り、因島水軍スカイラインと向島の外周コースを通って尾道ゴールです。

②1day 今治スタート&ゴール

続いて、今治市内で原付バイクをレンタルして1日でしまなみ海道の愛媛県側の島々を満喫するモデルコースです。

【イラスト】しまなみ海道原付バイクツーリング:今治スタートのモデルコース
今治スタートの1日モデルコース

今治市内と大島を結ぶ来島海峡大橋は、しまなみ海道原付バイクツーリングのハイライトとも言える橋なので、ぜひとも渡ってみたいところ。標高300mほどの山にある「亀老山展望台」からは、これぞしまなみ海道という来島海峡の絶景が楽しめます。サイクリングではなかなアクセスしにくい、大三島の外周コースも原付バイクであればぐるりと一周することができます。大三島の外周コースは瀬戸内海らしさの詰まった美しい風景が連続する超おすすめルートです。

③2days しまなみ海道往復

しまなみ海道を隅々まで満喫したいのであれば、2日間で往復するのがおすすめです。

【イラスト】しまなみ海道原付バイクツーリング:2日間で往復するモデルコース
2日間で往復するモデルコース

尾道市内、今治市内のどちらをスタートしてもOKです。しまなみ海道の島々を巡って、瀬戸内海を横断。反対側の町で一泊してみましょう。復路は、往路とは違ったルートを選択して、行きには通れなかった道を通ってみるのが面白いです。余裕があれば、それぞれの島にある展望台へ登ってみたり、ゆめしま海道などの離島を組み合わせたりするのもありですね。2日間の原付バイクツーリングだと日程に余裕もあるので、現地で急遽ルートを変更することもできると思います。

原付バイクなら2日間あればかなり幅広いルートで旅ができますね!

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おすすめランチ3選

しまなみ原付ツーリングのランチ しまなみ海道の原付バイクツーリングでおすすめのレストランやお食事処を3店舗選んでみました。しまなみ海道にあるほとんどの飲食店には駐車場や駐車スペースも確保されているので、原付バイクで訪れやすい店舗が多いと思います。

①かねよし(生口島)

【写真】しまなみ海道原付バイク:生口島の御食事処、かねよし
生口島の御食事処、かねよし

生口島グルメの定番のひとつ、アナゴを食べずにこの島を通り過ぎてしまうのはもったいない気がします。ウナギのように大ぶりではなく、小ぶりのアナゴで、厚みがあるわけではないのですが、さっぱりとした淡泊な味わいの中に旨味を感じられてとても美味しいです。耕三寺や平山郁夫美術館、しおまち商店街などの観光スポットが集まっている瀬戸田エリアには、アナゴ丼の食べられるお店がいくつもありますが、私の一番のお気に入りは「お食事処かねよし」です。「かねよし」には海鮮丼や各種定食なども充実しているのですが、おすすめは「あなご飯定食」。自家製タレの焼きアナゴにご飯が止まりません。

ランチお食事処 仕出し かねよし
住所尾道市瀬戸田町沢209-27
電話0845-27-0405
営業時間 定休11:30~14:00 18:00~22:00
定休日水曜日
およその食事代1000円~2000円
特徴定食メニューが充実した瀬戸田町のお食事処

②レストランよし川(大三島)

【写真】しまなみ海道原付バイク:大三島の海鮮レストランよし川
大三島の海鮮レストランよし川

続いて、大三島の大山祇神社のある大三島町宮浦エリア。このエリアにも飲食店が集まっています。中でも個人的におすすめなのが宮浦港近くの「レストランよし川」です。定番の海鮮丼やイカ丼、ウニ丼などの海鮮系丼ものからフライ系の定食、カレーライスなど幅広いメニューがラインナップされています。専用の駐車場は店舗の横の敷地に10台ほど停めることができますが、道を挟んで目の前にある今治市大三島支所の駐車場が、一般観光用に解放されているので駐車場に困ることはまずないです。

海鮮ランチファミリーレストラン よし川
住所今治市大三島町宮浦5714-15
電話0897-82-0392
営業時間11:00~14:30
定休日不定休
およその食事代1000円~2000円
特徴大三島の宮浦港近くの大衆海鮮レストラン

③ルリヲン(因島)

【写真】しまなみ海道原付バイク:因島の人気カレー店、ルリヲン
因島の人気カレー店、ルリヲン

カレー好きの旅人には、因島の土生地区にある「しまなみカレー ルリヲン」を訪れていただきたいです。「ルリヲン」はインド料理とスパイスの知識が豊富な因島出身の店主ルリさんが経営する本格カレーショップ。因島や周辺の島在住の作家さんの陶芸や家具に包まれた独特の空間で、ランチやディナーを楽しめます。私もスパイスが好きなので自分でスパイスカレーを作ったりするのですが、ルリヲンがもっと自宅から近ければ、スパイスのことを教わりに通いたいくらいです。ここのカレーはそのバリエーションの幅も凄いので、ぜひ「全部のっけ」で色々な種類のカレーを食べ比べてみてください。途中で味の違うカレーを混ぜるのもおすすめです。

スパイスカレーしまなみカレー ルリヲン
住所尾道市因島土生町1899-106
電話050-5583-5146
営業時間 定休11:30~15:00 17:30~22:00
定休日月曜日~水曜日
およその食事代1000円~2000円
特徴因島の土生地区にある創作カレーの専門店

その他のランチスポット

このほかのランチスポットは、こちらのウェブページでまとめてご紹介しています。サイクリング向きの店舗を中心にまとめていますが、観光で訪れて満足度の高い店舗をピックアップしているので、しまなみ海道オートバイツーリングの方にもおすすめできるランチスポットです。

続いて、しまなみ海道ツーリングでおすすめの休憩・立寄りスポットをご紹介します!

休憩スポット3選

しまなみドライブの立寄りスポット しまなみ海道の高速道路本線だとSAかPAぐらいしか、立寄るスポットがないのですが、島へと降りることでその楽しみ方は何倍にも広がります。原付バイクでのしまなみ海道ツーリングではその機動力を生かして、サイクリングではなかなか行けないようなスポットや、自動車では入りにくい細い路地へも入り込んでいくことができます。

①ブブカ(大三島)

【写真】しまなみ海道原付バイク:大三島の外周コースにあるカフェブブカ
大三島の外周コースにあるカフェブブカ

サイクリングではなかなかアクセスすることが大変な大三島の南西部にある絶景カフェレストランをご紹介します。大三島の南外周ルートは海の眺めと透明度が抜群の好景観ロードなのですが、飲食店ほぼ皆無のエリアでした。そんな景色の良い島の外れの場所に2018年にオープンしたのが「Bubuka-歩歩海」です。地元食材中心の料理と自家製酵母パンが売りのオシャレなお店で、ランチには季節の食材が楽しめる「ブブカのお昼ごはん」がおすすめです。晴れていたらぜひ2階で絶景を眺めながらランチをいただいてみてください。

カフェご飯Bubuka 歩歩海
住所今治市大三島町宗方7395-2
電話0897-83-1558
営業時間11:00~16:00(土日は17時まで)
定休日水曜日、木曜日
およその食事代1000円~2000円
特徴大三島の果てにある絶景カフェ

②ドルチェ瀬戸田本店(生口島)

【写真】しまなみ海道原付バイク:生口島の有名ジェラート店ドルチェ
生口島の有名ジェラート店ドルチェ

しまなみ海道を代表するグルメのひとつが「ドルチェ」のジェラートです。しまなみ海道を観光で訪れる方が必ずと言っていいほど立寄るドルチェの本店は生口島の北側の瀬戸田町。海が見える環状道路沿いにあります。季節によって違う柑橘のフレーバーも楽しみのひとつですね。イートインスペースも充実していて、もちろんテイクアウトもできます。同じ敷地内には、柑橘などのお土産を販売している「島の駅しまなみ1」、パスタやコーヒーが楽しめる喫茶店「リトルキッチン アルモ」もあります。

柑橘ジェラートドルチェ 瀬戸田本店
住所尾道市瀬戸田町林20-8
電話0845-26-4046
営業時間10:00~17:00
定休日年中無休(臨時休業有)
特徴柑橘ジェラートはしまなみサイクリストの定番

③こりおり舎(大島)

【写真】しまなみ海道原付バイク:大島の自家焙煎コーヒー店、こりおり舎
大島の自家焙煎コーヒー店、こりおり舎

大島のメインルートから集落へと少し入った所にある 「こりおり舎」 は、大島へ移住したご夫婦が営む美味しいコーヒーと新本・古本の本屋さんです。古い民家を改装して、オシャレなカフェ空間と落ち着く書店スペースになっていてサイクリストの立寄りスポットとしても大人気です。コーヒーは焙煎士の旦那さんが手回し焙煎機で丁寧に焼き上げています。いくつか豆の種類もあるので、好みを伝えればぴったりのものをいただけますよ。書店スペースに並ぶ新刊と古本の数々もセレクトのセンスが素晴らしく、読んでみたい本との出会いがあるはずです。

ショップ・カフェこりおり舎
住所今治市吉海町仁江2436
電話0897-72-8006
営業時間12:00~17:00
定休日水曜日~土曜日
特徴古民家を改装した自家焙煎コーヒーと新本古本のお店

その他のおすすめカフェ

しまなみ海道ドライブでおすすめのカフェをGoogleマイマップに落としてみました。

瀬戸内海の島でゆったりとしたカフェで過ごすのは、素敵な時間になると思います。しまなみ海道の島々にも、新しいカフェが続々と登場していますので、個人的におすすめのお店を中心にこちらのウェブページでご紹介しています。

続いて、しまなみ海道原付バイクツーリングでおすすめの観光スポットをご紹介します!

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観光スポット3選

しまなみドライブの観光スポット しまなみ海道の島へと降りてドライブを楽しむときに、目的地にするといい観光スポットをいくつかご紹介しようと思います。この瀬戸内海エリアならではの風景を楽しめる場所を中心にピックアップしてみました。

①ベルべデールせとだ(生口島)

【写真】しまなみ海道原付バイク:写真スポットとして人気のモニュメント
写真スポットとして人気のモニュメント

観光所要時間:10分程度

アートの島、生口島で特に人気な作品なのに、結構分かりにくい場所にあるのが「ベルベデールせとだ」です。砂浜からそれほど遠くない海の上に、黄色い2重の輪っかが特徴的な構造物が浮かんでいます。この作品には階段も付いていて、干潮の時にはそこまで歩いて行って、作品の上に登ることができます。もしかしたら海に浮かんでる時でも泳いでいく人もいるかも?

景色・フォトスポットベルベデールせとだ
住所尾道市瀬戸田町荻
電話0845-27-0051(瀬戸田町観光案内所)
特徴島に点在する島ごと美術館のアート作品のひとつ

②大山祇神社(大三島)

【写真】しまなみ海道原付バイク:大山祇神社の参道にはいくつか店舗も点在
大山祇神社の参道にはいくつか店舗も点在

観光所要時間:1時間程度

大山積大神(アマテラスオオミカミの兄神)をまつる日本総鎮守「大山祇神社」。山と海の神様、戦いの神様として、源氏や平氏など歴代の武将たちからも尊崇されたそうです。そのため国宝の源義経や源頼朝の鎧など、歴史に詳しくない私でも名前は知っている歴史上の人物たちの寄贈した太刀や武具が奉納されていて、その数も圧巻(国宝が8点、国の重要文化財が682点も!)。境内には樹齢数千年といわれるクスノキもたくさん生えていて、とにかく荘厳な雰囲気がすごいです。

観光・参拝大山祇神社
住所今治市大三島町宮浦3327
電話0897-82-0032
営業時間宝物館 8:30~16:30
入館料宝物館 大人 1000円
特徴国宝や重要文化財の数が凄い大山積大神をまつる総本山

③伯方SCパーク(伯方島)

【写真】しまなみ海道原付バイク:伯方島の道の駅で塩ソフトを食べよう
伯方島の道の駅で塩ソフトを食べよう

観光所要時間:20分程度

しまなみ海道の愛媛県側の大島、伯方島、大三島の各島には道の駅があり、定番の休憩スポットとなっています。中でも道の駅「伯方SCパーク」は目の前に海水浴場「伯方ビーチ」が広がっていて、景色の良い道の駅として人気なスポットです。もちろん夏は泳ぐこともできますよ。ここのオススメは塩ソフトクリーム。伯方島ならではのフレーバーがサイクリストやバイカーに大人気です。イルカと遊ぶことができる「ドルフィンファームしまなみ」も併設しています。

道の駅伯方SCパーク
住所今治市伯方町叶浦1668-1
電話0897-72-3300
営業時間9:00~17:00
特徴伯方の塩ソフトクリームが人気の道の駅

その他の観光スポット

しまなみ海道のドライブでおすすめの観光スポットをGoogleマイマップに落としてみました。

しまなみ海道の島々は、それぞれに特産品や歴史などの個性が強いのが面白いと思っています。すぐ横の島でも、実際に訪れてみると産業が違ったり、売られているものが違ったりするのも、見つけると楽しいです。島でおすすめの観光スポットはこちらのウェブページにまとめていますので、ご参考になさってください。

続いて、しまなみ海道原付バイクツーリングでおすすめの絶景スポットをご紹介します!

絶景展望スポット3選

しまなみドライブの絶景スポット 先述のおすすめモデルコース3選の「③絶景展望台めぐり」でご紹介した3ヶ所の展望台を詳しくご紹介したいと思います。

【イラスト】しまなみ海道ドライブ:絶景スポット3選の位置

①亀老山展望公園(大島)

観光所要時間:30分程度

【写真】しまなみ海道原付バイク:しまなみ海道で一番有名な亀老山
しまなみ海道で一番有名な亀老山

言わずと知れた、しまなみ海道で一番有名な展望スポットです。標高307mの山頂の駐車場まではワインディングの舗装路を登っていきます。ブラインドのカーブも多く、サイクリストや大型バスなども行き来しているので運転にはご注意を。駐車場から歩いてすぐのところに建築家・隈研吾さんが手がけた展望台があります。しまなみ海道最長の橋、来島海峡大橋を眼下に、これぞ瀬戸内海といった風景は感動的です。夕陽の時間帯も、言葉にできないくらいの美しさが広がります。

②開山展望公園(伯方島)

観光所要時間:30分程度

【写真】しまなみ海道原付バイク:桜の名所でもある開山の展望台も絶景
桜の名所でもある開山の展望台も絶景

大三島と伯方島の間の海は、鼻栗瀬戸といいますが、この伯方島側の丘の上にあるのが開山公園です。ひらきやまと読みます。標高は149mと他の展望台よりも低いところにあるのですが、3階建ての木造の展望台からは意外にも遠くまで見渡すことができて、穴場的なパノラマビュースポットになっています。伯方大島大橋、大三島橋、多々羅大橋などのしまなみ海道の島々も一気に見渡せます。

①白滝山(因島)

観光所要時間:30分程度

【写真】しまなみ海道原付バイク:五百羅漢のある因島の絶景展望スポット
五百羅漢のある因島の絶景展望スポット

白滝山があるのは、尾道から2つ目の島である因島の北部です。標高277mの山頂には、五百羅漢の石仏が所せましと並んでいて独特の風景。展望台からは360度のパノラマビューを眺めることができ、本州の広島県三原市方面や、因島大橋、しまなみ海道の大小の島々の風景を楽しめます。ドライブの場合、白滝フラワーラインという道路で八合目駐車場(無料)まで行くことができ、そこから遊歩道を徒歩5分ほどです。葉にできないくらいの美しさが広がります。

おす

続いて、しまなみ海道ツーリングの拠点として宿泊するのにおすすめの宿をご紹介します!

宿泊施設3選

ゲストハウスや民宿

しまなみ海道の原付バイクツーリングでは愛媛県今治市内や広島県の尾道市内を拠点にするのがおすすめです。日程に余裕がある方であれば、途中の島のお宿で一泊するとより瀬戸内海の雰囲気を満喫できると思います。しまなみ海道周辺の宿泊施設は、個人経営であったり、小さな規模で経営されている宿がほとんどで、楽天トラベルやじゃらん、Yahoo!トラベル、Booking.comなどの予約サイトには出ていないこともあるのでご注意を。

人気だけれども小さな宿などは、あえてそうした予約サイトには載せていないこともあるそう。予約を取る際には、直接電話で予約をしたり、公式ウェブサイトから予約するのもおすすめです。

①シクロの家(今治)

【写真】しまなみ海道原付バイク:しまなみ海道を代表する有名ゲストハウス
しまなみ海道を代表する有名ゲストハウス

しまなみ海道旅行をサポートする宿 「しまなみゲストハウス シクロの家」は、今治駅のすぐ近くという好立地にあるしまなみ海道サイクリング拠点となっている定番のゲストハウス。2014年にオープン。自転車旅行の推進活動をされている「シクロツーリズムしまなみ」が運営しているため、サイクリングガイドでもあるスタッフはしまなみ海道を熟知。そもそもゲストハウスは苦手…という方には向かないかもしれませんが、ドミトリーには女性専用もあり、ひとりでも宿泊しやすいのも嬉しいところ。素泊まりの宿ですが、今治の町には焼豚玉子飯や今治鉄板焼き鳥などのお店がたくさんあるので、夕飯などは困らないはずです。

ゲストハウスしまなみゲストハウス シクロの家
住所今治市北宝来町1-1-12
電話0898-35-4496
チェックイン16:00~21:00(門限23時)
チェックアウト~10:00
およその価格帯ドミトリー1名素泊り 3200円~
特徴しまなみ海道に詳しいスタッフがいる駅前ゲストハウス

②あなごのねどこ(尾道)

【写真】しまなみ海道原付バイク:旅人があつまる尾道のオシャレゲストハウス
旅人があつまる尾道のオシャレゲストハウス

尾道の定番ゲストハウス 「あなごのねどこ」は、尾道の商店街にあるレトロな雰囲気の有名ゲストハウス。尾道で空き家や古民家の再生・再活用を手掛けるNPO「尾道空き家再生プロジェクト」が運営しています。名前の通り、鰻の寝床のように間口が狭くて奥行きの深い建物で、奥へと続く廊下は異世界に入り込んでいくようなワクワク感があります。カフェ&バーや古本屋さんも併設していて、こちらもとても人気です。原付バイクをレンタルする前の前泊として、旅人が集まるこうしたゲストハウスは特におすすめです。

ゲストハウスあなごのねどこ
住所尾道市土堂2-4-9
電話0848-38-1005
チェックイン16:00~22:00
チェックアウト~11:00
およその価格帯ドミトリー1名素泊り 3000円~
特徴尾道商店街にあるレトロオシャレなゲストハウス

③民宿なぎさ(大三島)

【写真】しまなみ海道原付バイク:しまなみ海道の真ん中に位置する大三島の民宿
しまなみ海道の真ん中に位置する大三島の民宿

島の民宿で泊まる 大三島には民宿スタイルの昔ながらの宿泊施設がたくさんありますが、中でもしまなみ海道を訪れる旅行者に人気が高いのが上浦町エリアにある「民宿なぎさ」です。しまなみ海道のメインルートや多々羅大橋からも近い立地で、大三島中学校のちょうど裏手にあります。建物こそ古さがありますが、海鮮を中心に楽しめる晩ごはんもふくめてリーズナブルな価格で宿泊できると満足度の高い民宿となっています。

民宿民宿なぎさ
住所今治市上浦町井口5600
電話0897-87-3513
チェックイン16:00~
チェックアウト~10:00
およその価格帯個室1名2食付き 8250円~
特徴リーズナブルな価格ながら料理が評判の民宿

キャンプ場

原付キャンプツーリングの聖地

【写真】原付バイクキャンプツーリングの聖地、見近島
原付バイクキャンプツーリングの聖地、見近島

自転車か原付バイク、徒歩でしか行けないしまなみ海道の穴場キャンプ場。見近島キャンプ場は、しまなみ海道の大島と伯方島の間の宮窪瀬戸に浮かぶ小さな無人島、見近島にあります。伯方・大島大橋の自転車歩行者専用道からしか行けないため、自動車や大型バイクでは入ることができず、自転車キャンプや原付キャンプの聖地として、知る人ぞ知るキャンプ場になっています。目の前には美しい砂浜のビュー、しかも利用料金は無料とあってオンシーズンには多くのキャンパーが訪れます。

続いて、しまなみ海道のサイクリング体験の情報です。プチ自転車旅行も可能です!

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フェリー航路

原付バイク積載可の航路

フェリーは自動車OK しまなみ海道とその周辺エリアで、原付バイクを積載して移動できる船(フェリー)の航路をピックアップして地図に落としてみました。

【イラスト】原付バイクが積載可能なしまなみ海道のフェリー航路図
原付バイクが積載可能なしまなみ海道のフェリー航路図

1999年のしまなみ海道開通以前は、船がこの地域の最も重要な移動手段でした。以前は、網の目のようにフェリー航路が張り巡らされていましたが、高速道路の開通とともに船から高速バスへの手段転換が起こりました。そのため、現在はかなりの航路が廃路となり、残っている航路であっても便数が限られているのが現状です。

【写真】しまなみ海道原付バイク:フェリーに原付バイクを積載して移動
フェリーに原付バイクを積載して移動

とはいえ、せっかく瀬戸内海に来たら船に乗ってみるのもいいものです。ゆめしま海道へとアクセスする「洲江港~小漕港フェリー」「土生港~立石フェリー」などは離島のため便数が多めです。また「大三島の盛港~忠海フェリー」はウサギ島として有名な大久野島へのアクセスだけでなく、今治~竹原間のショートカットにも利用されています。「沢港~須波港フェリー」も今治~三原間のショートカットに便利です。

フェリー航路だけでなく、自動車は積載できない旅客船も含めた、しまなみ海道エリアの航路まとめはこちらのウェブページをご覧ください。

より広範囲のツーリング

オートバイでの旅行ではサイクリングよりも、より広範囲のエリアを旅することができるかもしれません。四国側もしまなみ海道のある愛媛県をはじめとして、高知県や香川県、徳島県にも人気のツーリングルートがたくさんあります。中~長期の日程で、しまなみ海道だけでなく、四国や山陽・山陰エリアもオートバイで旅しようと計画している方におすすめの地図本があります。

ツーリングマップル 中国・四国 2023

【書影】しまなみ海道サイクリングのガイドブック:昭文社ツーリングマップル中国四国2023

 

地図本ツーリングマップル 中国・四国 2024
出版社昭文社
ページ数256ページ
本のサイズ21 x 15 x 1.33 cm
ISBN-13978-4398656971
出版日2024年3月14日

中四国エリアの地図ブック 自転車で長距離ツーリングをする方にも超定番となっている「ツーリングマップル」のシリーズ。「まっぷる」や「ことりっぷ」などのガイドブックからロードマップまで幅広く出版している大手出版社「昭文社」が出版しているオートバイツーリング専門の地図本です。関東甲信越や北海道、関西などのエリアごとに本が分かれていて、それぞれ毎年内容を更新して最新版が発売されています。ゲストハウスやキャンプ場で出会うオートバイ&自転車の長期旅行者が必ずと言っていいほど持っている地図本。エリアごとに専属のライターライダーがいて、ご当地のグルメや観光、おすすめルートの情報が満載なんです。しまなみ海道が掲載されているのは「ツーリングマップル 中国・四国」しまなみ海道とその周辺エリアを広くツーリングする人におすすめの一冊です。Kindle版もあります。

原付バイク走行上の注意

橋の上の原付バイク道

【写真】しまなみ海道原付バイク:原付バイク専用道には狭い箇所も多い
原付バイク専用道には狭い箇所も多い

しまなみ海道の原付バイク専用道は、いくつかの橋の上でとても狭い箇所があります。例えば来島海峡大橋や多々羅大橋の原付バイク道は幅3m程度。前方から来る原付バイクとすれ違う時は注意が必要です。また、伯方大島大橋や大三島橋、因島大橋などでは自転車や歩行者と共用の部分もあります。追い越し時などご注意を。30km/h制限です。

事故が起きやすい合流地点

【写真】しまなみ海道原付バイク:自転車歩行者道との合流地点
自転車歩行者道との合流地点

しまなみ海道の橋へと登る専用道は、いくつかの地点で自転車歩行者道と原付バイク道が分岐したり合流したりする箇所があります。この合流地点が本当に事故が多い地点です。しまなみ海道は自転車ひとつとっても上級者サイクリストからレンタサイクルの旅行者まで幅広い方がサイクリングしています。徒歩やランナーも混在しています。「シェアザロード」のゆずりあい精神で安全なツーリングを楽しみましょう。

冬はサイクリング!

しまなみサイクリング体験 冬場の原付バイクツーリングは本当に寒いです。冬季は自転車をレンタルしてサイクリングを体験してみるのはいかがでしょう。もちろん、今治から尾道までの全てをサイクリングしようとすると70~80㎞もの道のりなので、1日~2日の所要時間がかかります。実は、しまなみ海道のレンタサイクルは沿線に10か所のターミナルがあるので、途中の島でも自転車を借りることができるようになっています。

レンタサイクル

【イラスト】しまなみ海道原付バイク:しまなみレンタサイクルのレンタルターミナル

しまなみ海道のレンタサイクルには、公共のサービスのほかに自転車屋さんなどの民間のサービスもあります。最も一般的なのは公共の「しまなみレンタサイクル」で、先述の10ヶ所のターミナルがあるのもこのサービスです。

ターミナル 施設名規模営業時間住所電話番号交通アクセス
尾道港レンタサイクルターミナル駅前港湾駐車場 7:00~19:00
[冬期] 8:00~18:00
尾道市東御所町地先0848-22-5332尾道駅前バス停、尾道駅、尾道港
市民センターむかいしま8:30~19:00
[冬期]~18:00
尾道市向島町5531-10848-44-0125
土生港市営中央駐車場8:30~19:00
[冬期] ~18:00
尾道市因島土生町1899-310845-22-3362土生港バス停、土生港
瀬戸田サンセットビーチ9:00~17:00尾道市瀬戸田町垂水1506-150845-27-1100
瀬戸田町観光案内所9:00~17:00尾道市瀬戸田町沢200-50845-27-0051瀬戸田港
上浦レンタサイクルターミナル道の駅「多々羅しまなみ公園」9:00~17:00今治市上浦町井口9180-20897-87-3855大三島BSバス停
伯方レンタサイクルターミナル道の駅 「伯方S・Cパーク」9:00~17:00今治市伯方町叶浦甲1668-10897-72-0018伯方島BSバス停
吉海レンタサイクルターミナル道の駅「よしうみいきいき館」9:00~17:00今治市吉海町名4520-20897-84-3233
中央レンタサイクルターミナルサンライズ糸山8:00~20:00
[冬期] ~18:00
今治市砂場町2-8-10898-41-3196展望台入口バス停
今治駅前サイクリングターミナル今治駅8:00~20:00
[冬期] ~18:00
今治市北宝来町2-773-80898-34-3190今治駅前バス停、今治駅

例えば、大島や伯方島、大三島の道の駅にはそれぞれレンタサイクルターミナルが併設されているので、オートバイを道の駅に駐輪しておいて、1時間~2時間程度のサイクリングを楽しむなんてことも可能です。貸出の自転車台数や車種も多い今治市の中央レンタサイクルターミナル「サンライズ糸山」には無料の駐車場もあり、ドライブとサイクリングを組み合わせた旅行によく利用されています。

徒歩で橋を渡ってみる

【写真】しまなみ海道原付バイク:しまなみ海道は徒歩でも通行可能
しまなみ海道は徒歩でも通行可能

しまなみ海道ウォーキング体験 サイクリングの聖地として有名なしまなみ海道には、歩行者道も整備されているので、ウォーキングやランニングでも渡ることができるルートになっています。特にしまなみ海道の代名詞ともなっている愛媛県今治市にある全長4kmの吊り橋「来島海峡大橋」は、気軽に瀬戸内海の空中ウォーキングを楽しめるスポットとして、多くの旅行者が徒歩でも行き来しています。近くの駐車場に車を停めて、橋だけ歩いてみるのもしまなみ海道ならではの体験になると思います。


このウェブページでは、しまなみ海道で原付バイクツーリングを満喫するコツについて詳しくご紹介しました。私のこのウェブサイト「しまなみ自転車ツーリングTips」では主に、初心者でも楽しめるサイクリングの聖地、しまなみ海道の情報をまとめています。素晴らしいサイクリングロードと瀬戸内海の風景が待っていますよ!

2024年12月3日ドライブ・バイク

Posted by カワイユキ