【アクセス方法】JR今治駅からサンライズ糸山への行き方
2024年11月14日
しまなみ海道の愛媛県今治市側の出発地点の一つである「サンライズ糸山」へのアクセス・行き方を詳しく紹介しています。しまなみ海道の中央レンタサイクルターミナルでもあるサンライズ糸山は来島海峡大橋のすぐそばの立地ですが、今治の中心市街地からは離れており、タクシー、バスまたは鉄道&徒歩で向かうことが一般的です。初めて訪れる場所だと分かりにくいことも多いと思いますので、写真付きで詳しく紹介していきます。
こんにちは。しまなみ海道在住のサイクリスト・カワイユキと申します。しまなみ海道は初心者の方でも自分のレベルに合った情報をもとに準備すれば大丈夫!自転車でゆっくり旅する魅力をお伝えします。
初心者ひとり旅でも安全・安心にサイクリングを楽しめるガイドブックを目指して作っているウェブサイトです。私の記事がもしお役に立ちましたらサポートをお願いします。なお、業者様からの掲載依頼はお断りしています。
しまなみ海道の出発地点へ
今治スタート?尾道スタート?
サイクリング(自転車旅行)の聖地として有名な「しまなみ海道」は、本州と四国を結び、瀬戸内海を縦断するルートの総称です。そのため、起点は広島県尾道市または愛媛県今治市のどちらかとなっています。
しまなみ海道サイクリングのスタート しまなみ海道の一部をサイクリングするだけであれば、バスや船で途中の島へ移動して、そこで自転車を借りてスタートすることもできます。しまなみ海道を全て走破したいという場合の尾道と今治のどちらをスタートにすべきでしょうか。実際にしまなみ海道を訪れる旅行者は、どちらかというと尾道をスタート地点に選ぶことが多い印象です。
ですが個人的には、風向きやアップダウンなどの理由から今治スタートをおすすめしています。初めての自転車旅行では、しまなみ海道の全てを走破するなら、今治をスタートして1泊2日で尾道を目指しましょう。今治から尾道までは最短ルートでも70kmほどの道のりです。観光もしながらレンタサイクルでのんびりサイクリング旅行するならば、2日以上かける方が絶対にいいと思います。
この旅程の場合、レンタサイクルは愛媛県今治市側で借りることになりますね。レンタサイクルのサービスにも公共や民間などの種類がありますが、初めてならおすすめは公共のレンタサイクル(しまなみジャパンが運営)。公共のレンタサイクルは今治市街地だと2か所、JR今治駅前もしくはサンライズ糸山で借りることができます。
レンタサイクルを借りて、しまなみ海道の全線を楽しみながら走破するなら、今治スタートで2日以上かけるのがおすすめです!
- レンタサイクル拠点のサンライズ糸山
- 今治駅から路線バスや鉄道でのアクセス
- 波止浜駅からサンライズ糸山への徒歩ルート
サンライズ糸山で借りよう
規模の大きなレンタサイクルターミナル
サンライズ糸山でレンタサイクルを借りる しまなみ海道の公共のレンタサイクルは今治~尾道のエリア内に10ヶ所ほどのターミナルがあり、それぞれに貸出しや乗捨てをすることができます。片道のサイクリングにとても利用しやすいサービスなんです。
JR今治駅前にはリニューアルした綺麗なレンタサイクルターミナル「今治駅前サイクリングターミナル」が設置されていて、JRからのアクセスがよく、今治市内に前泊する方などもここで借りる方が多いのです。しかし、今治駅から来島海峡大橋までは6kmほどの道のり。市街地の交通量の多い道路を走行する必要があります。
そこで、来島海峡大橋の目の前にある中央レンタサイクルターミナル「サンライズ糸山」でレンタサイクルを借りるというのも一案です。
しまなみ海道のターミナルの中でもサンライズ糸山は、レンタサイクル用の自転車の台数や種類が最も多いターミナルです。なので、例えばお子様用の自転車も借りたい、E-BIKEを借りたいといった場合などは、このサンライズ糸山で借りるようにするのが良いと思います。
ガイドブックやムック本
しまなみ海道の観光情報も、やはり紙媒体のガイドブックを事前に購入しておくと便利です。綺麗なビジュアルも参考にしながら旅の計画をしたいという方にもおすすめですよ。しまなみ海道や自転車旅行を特集したムック本なども登場しています。
荷物がかさばるのがなぁ…という方であれば、いくつかのガイドブックにはKindleなどの電子書籍版も発売されているので、こうした商品をスマートフォンにダウンロードしておくと、かなり便利です。
サンライズ糸山の施設全体
サンライズ糸山の全景はこんな感じ↑です。左の半月型の建物は、サンライズ糸山のメインの建物で、宿泊施設やレストラン、売店、情報交流スペースなどの複合施設となっています。レンタサイクル棟は↑写真の右奥の建物です。
中央サイクリングターミナル | サンライズ糸山 |
---|---|
住所 | 今治市砂場町2-8-1 |
レンタサイクル用電話番号 | 0848-22-3911(しまなみジャパン) |
電話番号 | 0898-41-3196 |
営業時間 | 7:00~21:00 |
レンタサイクル営業 | 8:00~20:00 (12~2月は18時まで) |
駐車場 | 85台 臨時駐車場有 |
施設 | 宿泊・レンタサイクル・レストラン・売店・ラウンジ等 |
尾道でも乗捨てOK
もちろん、ここサンライズ糸山で借りた自転車は、島のターミナルや尾道港のレンタサイクルターミナルで返却することもできます。タンデム自転車やEバイクなどは乗捨てに制限があるので、事前に確認しましょう。普通のクロスバイクやシティサイクル、電動アシスト自転車は全ターミナルで返却することが可能です。またクロスバイクやシティサイクルのみ2日以上借りることができます。
レンタサイクルの詳しい借り方や貸出料金、乗り捨てのシステムなどはこちらのウェブページに詳しくまとめています。公共のレンタサイクル以外の選択肢などもたくさんありますので、ぜひ参考になさってください。
今治駅からサンライズ糸山への行き方
今治駅からサンライズ糸山への行き方 JR予讃線の特急列車も停まるJR今治駅から、しまなみ海道のレンタサイクルターミナル「サンライズ糸山」までは、前述のとおり約6kmほど離れています。今治駅前サイクリングターミナルで自転車をレンタルして、自分の力で移動することもできますが、それ以外の方法だと以下の3つの方法が考えられます。
①のタクシーを使う場合、②の路線バスで向かう場合、③の鉄道と徒歩で行く場合のそれぞれ、JR今治駅からサンライズ糸山への行き方を取材してきましたので、詳しく紹介していきます。
①タクシーで
①.タクシーで今治駅からサンライズ糸山へ 最も手っ取り早い移動手段はもちろんタクシーです。JR今治駅の両側の入り口、東口と西口ともにタクシー乗り場があり、簡単にタクシーを拾うことができます。
JR今治駅前からサンライズ糸山までタクシーで行く方は多いので、運転手さんに「サンライズ糸山まで」と伝えるだけでOKです。運賃はタクシー会社にもよるのですが、およそ2,300円程度で、約15分の所要時間です。乗る前におよその値段を運転手さんに聞いておくといいかもしれませんね。
グループや家族などある程度の人数で移動する場合には、やっぱりタクシーが早くて割安ですね。繁忙期など、タクシーを拾えるか心配な方は、事前に時間や場所を指定して配車をしておくのもいいでしょう。
今治駅周辺タクシー会社 | 電話番号 |
---|---|
いずみ交通 | 0898-23-1630 |
日吉タクシー | 0898-22-3552 |
ときわタクシー | 0898-22-0011 |
平和タクシー | 0898-22-6239 |
河南タクシー | 0898-22-6237 |
瀬戸内タクシー | 0898-24-2000 |
②路線バスで
②.路線バスで今治駅からサンライズ糸山へ しまなみ海道のレンタサイクルターミナル「サンライズ糸山」は、市街地から離れた立地にあるため、JR予讃線の駅からも少し離れています。そのため、公共交通でサンライズ糸山の最も近くまで行くには路線バスを使うことになります。ただし、本数が少ないので最新の時刻表をチェックして、自分の旅程に合った時間に路線バスがあるかどうかを確認する必要があります。
JR今治駅の東口にはバスターミナルがあり、ここからサンライズ糸山方面への路線バスに乗ることができます。サンライズ糸山方面へのバス路線はせとうちバスの運行する「小浦線(今治県病院経由)」です。また、サンライズ糸山の最寄りのバス停は「展望台入口」です。「サンライズ糸山」というバス停ないのでご注意ください。今治駅前から展望台入口までの所要時間は約25分、大人運賃は350円、小児運賃は180円です。
一人旅の場合、タクシーよりだいぶ安く移動できますが、便数の少なさがネックです。日曜祝日は1日に3便、それ以外は6便しかないので、今治市内を走るバス路線の中でもかなり不便な方の路線です。最新の時刻表はせとうちバスの公式ウェブページから確認しましょう。時刻表検索で「今治駅前」から「展望台入口」を検索しましょう。
「展望台入口」バス停は、写真の通り、来島海峡大橋のすぐそばにあります。ここで降りてサンライズ糸山までは約100mほど。目の前の路を渡って右側に行くとすぐにサンライズ糸山の駐車場と建物が見えてきます。案内看板もあるので、問題なくたどり着けるはずですよ。
③鉄道+徒歩で
③.路線バス+徒歩で今治駅からサンライズ糸山へ しまなみ海道のレンタサイクルターミナル「サンライズ糸山」の鉄道の最寄り駅は「波止浜駅」という無人駅です。波止浜は「はしはま」と読みます。波止浜駅からサンライズ糸山までは約2kmほどの道のりなので、徒歩で30分程度でしょうか。歩けない距離ではないと思いますので、JR予讃線で波止浜駅まで移動し、そこからサンライズ糸山までは歩くという方法もあります。
波止浜駅は今治駅の隣の駅ですが、特急は通過、普通列車しか停まりませんので注意が必要です。今治駅から波止浜駅に鉄道で向かう場合には、松山行きの普通列車に乗りましょう。所要時間は約4分、運賃は210円です。
路線バスの時刻が旅程やサンライズ糸山のオープン時刻に合わない場合や、松山方面から鉄道でサンライズ糸山へ向かう場合などにも利用できるのが波止浜駅ルートだと思います。また、近年運行されているサイクルトレインに自転車を載せてくる場合にも、波止浜駅を拠点にすることもできますね。
今治駅からサンライズ糸山までの地図
今回ご紹介した、JR今治駅からサンライズ糸山までの行き方に出てきたバス停や駅の位置関係をGoogleマイマップにまとめました。波止浜駅からサンライズ糸山までを歩く場合のルートを取材してきましたので、次の章でご紹介します。
波止浜駅からサンライズ糸山まで歩くと30分くらいです
AD (Googleアドセンス広告)
サンライズ糸山への徒歩ルート詳細
波止浜駅からサンライズ糸山まで徒歩で行くルート 前述の鉄道+徒歩でサンライズ糸山へ向かう場合、波止浜駅から約2kmの道のりを30分ほどかけて歩く必要があります。住宅街をいくつか曲がりながら向かう必要があり、また波止浜駅は無人駅で駅員さんに聞くこともできないので、写真付きで詳しく道のりを紹介しようと思います。
今治駅からひと駅で来ることができる波止浜駅には、出入り口が北側の一カ所しかありません。なので、例えば東口か西口かなどと迷うことがありません。波止浜駅は小さい無人駅ながら、しまなみ海道の最寄り駅としてしまなみ海道サイクリングでも比較的よく利用される駅なので、構内にはサンライズ糸山までの地図も掲示されていました。
波止浜駅を出ると、目の前は駐車・駐輪スペースがあり、左斜め前方向に道が伸びています。目の前にはこのような「来島海峡大橋 自転車歩行者道入口 ←2.4km」という案内看板があるので、サンライズ糸山へ向かう場合にも、この看板を目印に歩いて行きましょう。
また、この小さな案内看板だけでなく、道路上に「尾道 サンライズ糸山」というブルーラインのサインが表示されています。波止浜駅を出るとすぐに見える位置に描かれているので、これを見つけることができれば、一安心です。
150mほど進むと、ブルーラインは「右に曲がる」ように指示が描かれていて、「来島海峡大橋 自転車歩行者道入口 2.2km→」の丸い看板も出てきます。この住宅街の交差点を指示通りに右に曲がりましょう。
そこから100mほど進むと、比較的大きな通りとの信号のある交差点へと出ます。ここは直進しましょう。ちなみにこの交差点のすぐ左にはセブンイレブン今治波止浜店もあり、買い物もできます。この先、サンライズ糸山までの間には、コンビニエンスストアはファミリーマートが1軒あります。
400mほど住宅街を真っすぐ進みます。右側にカフェ「ブルースター」、左側に小さな電器屋さん「キムラデンキ」のある道です。左手にサッカーグラウンドが見えてくると、↑この写真の交差点はもうすぐそこです。道路上にペイントされたブルーラインのサンライズ糸山のサインも左に曲がるように指示があるので、この交差点を左に曲がってください。
この道が、しまなみ海道のいわゆるメインルートです。今治駅から自転車で案内通りにくるとこの道に誘導されるようになっています。ここからは道路上のブルーラインも長く目立つように引かれています。先ほどの交差点から300mほど進むとファミリーマート今治糸山店があります。ここから先、大島の吉海町までコンビニやスーパーマーケットは無いので、ここで必要なものは買っておきましょう。
そのまま道なりに、ブルーラインに沿って進みます。ガソリンスタンドがある交差点からは、道なりに坂道を登っていきます。道路の右側には傾斜を緩くした自転車歩行者道もあるので、傾斜がきついと感じたらこちらを進むのもありです。ガソリンスタンドから600mほど坂道を進むとバス停「展望台入口」のある交差点へとたどり着きます。
「サンライズ糸山→」の看板の通り、ここを右折。来島海峡展望館や糸山展望台へ行く場合には、ここを右折せずに直進して坂道を登っていきましょう。ちなみに、レンタサイクルを借りた後に来島海峡大橋の自転車歩行者道入口へ向かう場合も、こちらの道をすすみます。
100mほどでサンライズ糸山に到着です。
サンライズ糸山の外観です。レンタサイクルの受付はこの建物ではなく、隣の建物になっています。宿泊施設やレストランが入っているこの建物内にもトイレや売店があったりするので、ぜひ立ち寄ってみてください。ロビーが海に向かって一面ガラス張りになっているので迫力のある来島海峡大橋を望むことができます。絶景です。
サンライズ糸山のレンタサイクルターミナルはこのような建物です。この写真の左手側に受付の窓口があります。ここで自転車レンタルの手続きを行いましょう。
しまなみ海道サイクリングの基本情報やオススメスポット、宿泊施設、サイクリングコースなどの情報は、こちらのウェブページに徹底的にまとめていますので、ぜひ参考になさってください。
初めての自転車旅行でも自分のレベルに合った正しい情報をしっかりと集めることで、無理のない楽しい旅になります!
AD (Googleアドセンス広告)
おまけ:絶景の展望台へ
王冠の形になぞらえて「クラウンブリッジ」という愛称でも呼ばれる来島海峡大橋。建造計画の段階から瀬戸内海の景観にあうように、実用性だけでなくそのデザインの美しさも検討が重ねられたそうです。橋をどの角度から見ても美しく一筋に見えるように敢えて塔の高さを揃えるなどの工夫がされています。
サンライズ糸山の周辺には、この来島海峡大橋を望む絶景を見ることができる展望台がいくつかあります。特に「来島海峡展望館」「糸山展望台」の2か所は、サンライズ糸山からも近い立地にあるので、気軽に行ってみることをおすすめしますよ。
「来島海峡展望館」は先述の糸山展望台と同じく、来島海峡大橋の今治側の登り口の近くにある展望台と売店です。糸山トンネルを抜けてすぐ、右側にある駐車場に駐輪スペースや公衆トイレあり。糸山展望台と違い階段などを登る必要がないので、短時間でサクッと立寄ることもできます。
「糸山展望台」は「来島海峡展望館」より高い位置にあるため、より広範囲を一望できるんです。駐車場からは、遊歩道のような階段を2~3分ほど登るとコンクリート製の2階建ての展望台が見えてきます。私の個人的イチオシ展望台です。
来島海峡大橋の展望 | 来島海峡展望館 | 糸山展望台 |
---|---|---|
住所 | 今治市小浦町2-5-2 | 今治市小浦町2-5-2 |
電話番号 | 0898-41-5002 | – |
標高 | 61m | 92m |
特徴 | 売店で柑橘ドリンクやお土産を販売 | 階段を登った上にある絶景展望台 |
推しガイドブックをチェック♪
ガイドブック島走BOOKシリーズ 超定番ですがやはり「しまなみ島走BOOK」シリーズは推しです。自転車で世界一周した地元のサイクリングガイド・宇都宮一成さんという方が書かれている自転車旅行者目線の本格的なガイドブックや地図で、たびたび改訂版も出ています。書店にはなかなか出回っていないのですが、Amazon.co.jpで出版元から購入できます。しまなみ海道サイクリングに興味を持ったらまずは最新版を手元に取り寄せておくといいですよ♪
自分で計画するのが好きな人は『しまなみ島走BOOK』、計画が苦手な人には『しまなみ島走PLAN』がおすすめです。
このページではJR今治駅からサンライズ糸山までの詳しい行き方を紹介しました。しまなみ海道サイクリングでよく利用されるレンタサイクルターミナルであるサンライズ糸山は、市街地から少し離れた場所にあるため、少しでもお役にたてれば幸いです。また、しまなみ海道サイクリングの詳しい情報は、以下のページにまとめておりますのでぜひ参考になさってください。
関連記事
【愛媛県側】今治駅周辺でレンタサイクルを借りる方法
しまなみ海道サイクリングのスタート地点、今治でレンタサイクルを借りる方法を詳しく ...
【2022年リニューアル】尾道の新展望台・千光寺公園PEAKを現地取材
尾道散策Tips 尾道は広島県を代表する観光地のひとつで、2022年には千光寺公 ...
【どこにある?】尾道駅から尾道港レンタサイクルターミナルへの行き方
JR尾道駅から400mほど離れた場所にある尾道港レンタサイクルターミナルは、しま ...
【大阪から日帰りプラン】しまなみ海道完走サイクリングの1日モデルコース
大阪などの関西圏から日帰りでしまなみ海道完走サイクリングを楽しむモデルコースをご ...
【しまなみ海道へのアクセス】主要都市から今治や尾道へ公共交通で行く方法
東京や大阪といった関東・関西の都市部から、しまなみ海道へ公共交通を使っていく方法 ...