【向東バスストップ】福山しまなみライナーの尾道駅最寄りバス停の場所と乗り場
今治駅前から尾道駅前までバスで行こうとすると、直接結ぶバスがないため、この福山行きのしまなみライナーを活用することになります。尾道駅に最寄りであるバス停「向東BS(向東バスストップ)」がしばしば利用されます。向東バスストップは、向島の北側にある高速道路上のバス停です。向島バスストップと兼吉渡船乗り場までは1㎞ほどの道のりなので、渡船を活用することで尾道市街とのアクセスも悪くありません。
こんにちは。しまなみ海道在住のサイクリスト・カワイユキと申します。しまなみ海道は初心者の方でも自分のレベルに合った情報をもとに準備すれば大丈夫!自転車でゆっくり旅する魅力をお伝えします。
初心者ひとり旅でも安全・安心にサイクリングを楽しめるガイドブックを目指して作っているウェブサイトです。私の記事がもしお役に立ちましたらサポートをお願いします。なお、業者様からの掲載依頼はお断りしています。
しまなみライナーのバス停
JR尾道駅の最寄りバス停
しまなみ海道の愛媛県側と広島県側を公共交通で移動する方法として、もっともメジャーな方法が、高速バスを利用する方法です。愛媛県の今治駅前からは広島県の福山駅まで高速バス「しまなみライナー」が毎日運行されていて、しまなみ海道の島々に立ち寄りながら瀬戸内海を渡るようなバス路線となっています。
現在、今治駅前から尾道駅前までバスで行こうとすると、直接結ぶバスがないため、この福山行きのしまなみライナーを活用することになります。オーソドックスな方法としては、因島大橋BSで、しまなみライナーと路線バスを乗り継ぐことがバス会社の公式ウェブサイトなどでも紹介されています。しかし、路線バスには自転車を輪行できるスペースが少なかったり、乗り換えの待ち時間が長いといったこともあります。
そのため、しまなみライナーの停車するバス停のうち、尾道駅に最寄りであるバス停「向東BS(向東バスストップ)」がしばしば利用されます。向東バスストップは、向島の北側にある高速道路上のバス停です。向島バスストップと兼吉渡船乗り場までは1㎞ほどの道のりなので、渡船を活用することで尾道市街とのアクセスも悪くありません。
例えば、今治駅前から「福山行きしまなみライナー」に乗って、向東バスストップを活用する方法をイラストにしてみました。しまなみ海道サイクリングでは、尾道駅前から今治駅前までサイクリングして、帰りはバスを使って尾道へ戻るといったプランの場合に、こうした活用の仕方が考えられると思います。今治~尾道を結ぶ船の航路もないので、この方法が一番合理的と言えるかもしれません。
ただし、この向東BSが地元の人しか使うことを想定されていないような分かりにくい場所にあり、初めて訪れる人にはかなり難易度が高めと言えるかもしれません。そのため、このウェブページでは写真もたくさん掲載しながら、向東BSの場所やアクセスなどを詳しくご紹介できればと思います。
※向島のもう一つのバス停、向島バスストップとは違う場所にあるので間違えないようにご注意くださいね。
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向島BSへの行き方
まず、尾道駅や尾道商店街などの尾道市街方面から向東BSへの行き方をご紹介したいと思います。尾道から今治へ高速バスで移動したい場合などにこの向東バスストップを活用できると思います。
Googleマイマップにまとめてみました。尾道市街からアクセスする場合は、まず尾道渡船の「土堂渡船乗り場」から「兼吉渡船乗り場」へと渡船に乗り込みます。尾道~向島間には、3つの渡船があるのですが、この尾道渡船がもっとも向東バスストップへのアクセスで便利です。住田製パン、後藤鉱泉所などの前を通り、国道317号線の大きな道路に出たら左折。高速道路の高架をくぐる場所まで進んでください。
「二番潟」という交差点と高速道路の高架をくぐると、このような「高速バス停入り口」の看板が右側に出現します。この影は高速道路の高架の影なので、本当に高架下をくぐってすぐという場所です。
矢印のとおり、右手側の細い道を進んでください。
本当にここで合っているのかなぁと不安になる細い道ですが、高速道路に沿って通っているこの道を進むことが正解です。
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左手に住宅街、右側に高速道路の防音壁という細い道をゆったりと登っていきます。
向東BSは高速道路上にあるバス停なので、高速道路の両サイドに上り側のバス停、下り側のバス停と分かれて設置されています。そのため、自分がどちら方面へ行きたいのかによって異なります。これがその分岐です。なお、福山広島方面行(本州方面)のしまなみライナーは降車専用なので、ここからしまなみライナーで福山駅へバスで行くことはできません。
しまなみ海道の各島や今治方面に行きたい場合は、左側へ進んでください。少し進むとこのような「向東バス停入り口」の看板と注意書きの数々が出てきます。高速道路上にでるので、安全のために注意書きがたくさん書かれています。しっかりと確認して進むようにしましょう。
向島バスストップの入り口はこのように分厚い手動扉の先にあります。
簡単には開かないように、鍵状のフックを上げながら扉を開ける必要があります。結構重い扉です。高速道路の安全のために必要なものなんだろうと思います。
扉を開けるとすぐの場所に木造の小さなバス待合所があります。ここから生口島、大三島、伯方島、大島、今治方面へと向かう高速バス「しまなみライナー」に乗車することができます。切符売り場や自販機などはないため、前売り切符なども持っていない場合は、車内で運賃を支払うシステムです。現金の用意をしておくことをおすすめします。
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向島BSから尾道駅へ
四国から本州、つまり今治側から高速バス「しまなみライナー」に乗って、向東バスストップで下車する場合には、先に紹介したのとは反対側の車線にあるバス停に停まります。
知らずに降りると「ここはどこ?」状態になりそうな小さなバス停ですが、出口への案内看板はしっかりと設置されているので、国道317号線の道路までは割と簡単に降りることができると思います。暗い時間帯だとかなり分かりにくいかもしれませんが…。
バス停を降りて進むとこのような看板があります。高速道路下の小さなトンネルを通り抜けて反対側へとでます。この辺りには階段はないので、自転車を輪行している場合は、待合所付近で自転車を組み立ててしまってもまったく問題がないと思います。
この坂道を降りれば国道317号線へと出ることができます。国道を左折すれば、高架下を再度くぐり抜けて「二番潟」の交差点にでます。そのまま国道317号線を進んで「東西橋」の交差点まで行きましょう。この交差点で横断歩道を渡って、尾道方面の兼吉渡船乗り場へと向かうことができます。
東西橋の交差点から兼吉渡船乗り場との間には、後藤鉱泉所などの立寄りスポットもありますし、スーパーマーケットのエブリイやドラッグストアなどもあるので便利です。向島の島の生活感を感じながらの散策といった感じの移動が楽しめると思います。
兼吉渡船乗り場から尾道渡船に乗り、土堂渡船乗り場まで3分ほどの短い船旅です。尾道渡船は船の上で100円程度の運賃を支払うシステムです。尾道側へ降りた先では、尾道商店街の中を通り抜けるのがおすすめです。尾道駅までの道中を観光の雰囲気で愉しみながら移動できると思います。
向東バスストップから尾道駅までは徒歩の場合、意外と時間はかかるかもしれません。ただし、因島大橋BSでの乗り換えで場合によっては40分以上待つことを考えると、このルートは選択肢になり得ると思います。因島大橋BSの周辺にはあまり待ち時間をつぶせるような場所がありません。自転車持参無しで、とにかく歩くのは嫌という場合には、因島大橋BSでの乗り換え便を活用した方がいいと思います。
尾道大橋は危険
ちなみに、向島~尾道間を徒歩や自転車で渡る場合には、渡船の利用が推奨されています。実は向東バスストップからも近い立地の尾道大橋は一般道なので、自転車も歩行者も通ることに法的な制限はかかっていません。ですが、両サイドの歩道部分がとても狭く、橋のワイヤーも歩道の真ん中から延びているのでかなり通行の邪魔になります。
尾道大橋までのアプローチにも、歩道がなく道幅も狭いところも多いので、実際に通行してみるとかなりストレスですし、危険を感じます。個人的にも、尾道大橋を通らずに、渡船を利用することを強くおすすめします。
しまなみ海道バス路線まとめ
因島大橋BSでの乗り継ぎ
現在、今治と尾道を乗換え無しで結ぶ直通バスや船の航路はありません。 しまなみ海道走破サイクリングの往路を終えて、スタート地点に公共交通で戻るときなど、今治から尾道へはバスを乗り継いで移動するのが一般的です。「因島大橋BS」にて、今治駅~福山駅を結ぶ「しまなみライナー」と因島土生港~尾道を結ぶ「因島~尾道路線バス」を乗り継ぎます。
この他のバス路線
しまなみ海道サイクリングに便利な高速バスやローカルバスのバス路線を紹介しています。サイクリングを終えた後に愛媛県今治市~広島県尾道市間を高速バスや路線バスで移動する方法や、途中の島から今治や尾道へバスで移動する方法は事前に知っておくと役に立つかもしれません。東京や大阪などの都市から、しまなみ海道の玄関口である尾道や今治へとアクセスする高速バスも紹介します。