【航路】しまなみ海道で原付バイク積載OKのフェリー
原付バイクでのツーリングも人気が高い瀬戸内しまなみ海道では、橋だけでなく、フェリーを活用することもできます。船を使えば橋が架かっていない島へもアクセスが可能に。旅のルートバリエーションが増えて、より広範囲に効率的にバイクツーリングを楽しむことができます。
こんにちは。しまなみ海道在住のローカルサイクリストのカワイユキと申します。このページではしまなみ海道でのオートバイツーリングのコツをご紹介したいと思います。ぜひ素敵な旅にしてくださいね!
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しまなみ海道原付旅
サイクリングだけじゃない
瀬戸内海を渡って本州と四国を行き来するルートのうち、広島県尾道市と愛媛県今治市の島々を結ぶルートは「瀬戸内しまなみ海道」と呼ばれます。このほかの瀬戸大橋や明石海峡大橋と違って、しまなみ海道は観光道路としての側面が強く、最も多様な交通手段で通行可能なルートとなっています。
しまなみ海道というと”サイクリング”のイメージが強いかもしれませんが、原付バイク、つまり125㏄以下の原動機付自転車でも通行できるように整備されていることは、あまり知られていません。しまなみ海道のほとんどの橋には高速道路とは別に原付バイク専用道や原付バイクレーンが設置されています。
個性的な島々を爽快に駆け抜けることができるのはバイクツーリングの醍醐味。高速道路に乗ることができない125㏄以下の二輪車でも本州~四国間を自由に行き来できるのは、しまなみ海道ならではの魅力だと思います。瀬戸内海を代表する原付バイクツーリングのコースと言えます。
フェリーを活用しよう
サイクリングと原付バイクツーリング。乗り物が違えば旅の体験は変わってきますし、それぞれの旅の良さがあると思っています。
しかし「効率的に周遊する」という側面においては原付バイクに軍配が上がります。同じ日程でも、原付バイクであれば島の外周コースや山頂の展望台へも容易にアクセスができますね。最近は、自転車だけでなく、原付バイクのレンタルサービスを展開するショップなども登場しています。クロスバイクや電動自転車に次ぐ選択肢として、原付バイクしまなみ旅の注目度が上がっている状況です。
原付バイクのツーリングでは更に船を活用すると橋が架かっていない島やエリアへもアクセスが可能に。旅のルートバリエーションが増えて、より広範囲に効率的にバイクツーリングを楽しむことができます。橋が架かっていなかった頃のこの地域の交通手段はもちろん船。フェリーでの移動は、瀬戸内海ならではのアトラクションのひとつだと思います。
このウェブページでは原付バイクツーリングを想定して、船の情報をまとめてみました!
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船の航路
旅客船は原付不可
しまなみ海道周辺エリアの船の航路には、「旅客船」で運航されている航路と「フェリー」で運航されている航路とがあります。旅客船は基本的に人のみを運ぶ船です。一方でフェリーは人だけでなく車やバイクなどの車両も運ぶことができます。しまなみ海道の旅客船は後方のスペースなどに自転車の積載が可能な場合が多いのですが、ほとんどの場合で原付バイクの積載はNGです。
原付バイクOKの航路図
つまり、サイクリング向けのガイドブックなどで自転車積載OKになっているからといって原付バイクの積載もOKではないという点に注意が必要です。原付バイクツーリングで活用できる航路は「フェリー」で運航されている航路に限られます。ということで、しまなみ海道周辺エリアでフェリーによって運行されている主な航路を以下にピックアップしてみました。
これらの航路のうち、本州としまなみ海道の島を結ぶ「忠海港~盛港」と「須波港~沢港」の航路は、便数も多いため、三原市や竹原市とのアクセスで便利です。また、しまなみ海道から周辺のツーリングコースである「ゆめしま海道」の島々や「とびしま海道」へと足を延ばす場合にもフェリーで移動が可能です。
忠海港~盛港
広島県の竹原市方面から大三島へのアクセスには、忠海港から大久野島を経由して盛港へと結ぶフェリーが便利です。竹原から大三島へ船を使わずに行く場合には、尾道まで遠回りとなるため地元の方々もよく利用している航路となっています。大久野島はウサギの島としても知られ海外からの旅行者も多い島です。
須波港~沢港
広島県の三原市街地には山陽新幹線や山陽本線の三原駅から近い三原港がありますが、しまなみ海道の生口島へのフェリーは6kmほど南にある「須波港」から出ています。生口島側の港も、サイクリングでよく利用される瀬戸田港ではなく「沢港」なので注意が必要です。沢港からは、耕三寺や平山郁夫美術館、しおまち商店街などしまなみ海道を代表する観光スポットへの便利がいいです。
ゆめしま海道へのアクセス
しまなみ海道サイクリングのガイドブックには、愛媛県今治市の今治港から「ゆめしま海道」の島々へは、芸予汽船を使うルートがよく紹介されています。今治港から因島の土生港を結ぶ旅客船で、こちらには原付バイクは積載できません。原付バイクで、岩城島や生名島、佐島、弓削島などのゆめしま海道の島々へアクセスするには、しまなみ海道を経由し、生口島または因島からフェリーで渡る方法のみとなっています。
おすすめガイドブックと地図
個人的にしまなみ海道ツーリングの計画段階で取り寄せた方がいいと思うのが「しまなみ島走BOOK」または「しまなみ島走MAP」です。地元のサイクリングガイドが作成している本格的なガイドブックや地図で、書店にはなかなか出回っていないのですが、Amazon.co.jpで出版元から購入できます。
サイクリング向きの本や地図ですが、原付バイクツーリングにも十分に活用できると思います!
このウェブページでは、しまなみ海道で原付バイクツーリングを満喫するコツについて詳しくご紹介しました。私のこのウェブサイト「しまなみ自転車ツーリングTips」では主に、初心者でも楽しめるサイクリングの聖地、しまなみ海道の情報をまとめています。素晴らしいサイクリングロードと瀬戸内海の風景が待っていますよ!