【大三島で日帰り入浴】マーレ・グラッシアや三島の湯などの銭湯や温泉

2024年11月16日

【タイトル】公衆浴場!大三島で日帰り入浴できる温浴施設

しまなみ海道の大三島で日帰り入浴できる銭湯や温泉などの施設を取材してきました。大三島はしまなみ海道サイクリングのちょうど中間地点なので、2日間で完走を目指す旅行者の宿泊地になることも多い島です。サイクリングのあとに温泉に浸かりたいという方も多いはず。マーレ・グラッシア大三島や三島の湯などいくつかの選択肢があります。

ライター:カワイユキ

こんにちは。しまなみ海道在住のサイクリスト・カワイユキと申します。しまなみ海道は初心者の方でも自分のレベルに合った情報をもとに準備すれば大丈夫!自転車でゆっくり旅する魅力をお伝えします。

初心者ひとり旅でも安全・安心にサイクリングを楽しめるガイドブックを目指して作っているウェブサイトです。私の記事がもしお役に立ちましたらサポートをお願いします。なお、業者様からの掲載依頼はお断りしています。

しまなみ海道の中間地点

瀬戸内の島を自転車で

しまなみ海道は日本だけでなく世界中から自転車の旅行者が訪れるサイクリングコースとして有名です。レンタサイクルも充実していて、サイクリング上級者だけでなく、初心者の方でも長距離の自転車旅行に挑戦できるようになっています。本州と四国を結んで瀬戸内海を渡るようなルートで、主に広島県尾道市(尾道駅)や愛媛県今治市(今治駅)がスタート地点になります。

【写真】大三島で日帰り入浴:自転車で渡れるしまなみ海道の来島海峡大橋
自転車で渡れるしまなみ海道の来島海峡大橋

観光もしながらゆっくり2日間かけて完走を目指すコースが人気ですが、1日の日程で景色の良い一部の島だけをサイクリングすることもできます。2日間のサイクリングでは中間地点となる大三島や生口島が、途中で一泊するエリアとして選ばれやすいです。今治駅をスタートして、大島、伯方島、大三島と愛媛県内の3島をサイクリングするコースもおすすめです。瀬戸内海ならではの風景の中を自転車で駆けるのは格別です。

大三島滞在が人気

【イラスト】大三島で日帰り入浴:

大山祇神社などの観光スポットもあり、大三島はしまなみ海道サイクリング旅行でも特に注目度の高いエリアだと思います。愛媛県今治市に属する島で、しまなみ海道の島の中では最も大きな島です。最近は、大山祇神社のあるエリアだけでなく、大三島の色々な場所に新しいお店や宿泊施設などもできています。都市部からの移住者も増えていて、しまなみ海道の島の中でも特に盛り上がりを見せている島ですね。

日帰り温泉のニーズ

【写真】大三島で日帰り入浴:大三島の大山祇神社参道入口
大三島の大山祇神社参道入口

大三島の宿泊施設には、昔ながらの旅館や民宿のほか、気軽にリーズナブルな価格で宿泊できるゲストハウスもオープンしています。いくつかの宿泊施設は大きなお風呂を持っていなかったり、シャワールームだけだったりすることもあります。大三島でレンタサイクルを返却してバスに乗る前に汗を流したいという方もいらっしゃると思います。そんな時に利用できる大三島の日帰り入浴施設をご紹介しようと思います。

大三島の日帰り入浴施設
  • マーレグラッシア大三島
  • 三島の湯(多々羅しまなみドーム)
  • 【閉業】多々羅温泉

このウェブページの後半では、大三島以外の周辺エリアの日帰り入浴施設情報もまとめました。

大三島やその周辺エリアで日帰り入浴ができる銭湯や温泉などをご紹介していきたいと思います!

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大三島で日帰り入浴

【イラスト】大三島で日帰り入浴:大三島の上浦町井口と大三島町宮浦

大三島は、上浦町大三島町に分かれていて、それぞれ井口エリアと宮浦エリアが市街地エリアとなっています。大三島に宿泊する場合はこのどちらかのエリアで宿泊となるケースが多いと思います。日帰り入浴ができる公衆浴場などの施設もこのエリアにあります。

マーレ・グラッシア大三島

【写真】大三島で日帰り入浴:マーレ・グラッシア大三島の玄関
マーレ・グラッシア大三島の玄関

大三島の温浴施設のうちで、最も有名で人気が高い施設が、大山祇神社から2kmほどの場所にある「マーレ・グラッシア大三島」です。大三島町宮浦エリアです。宿泊施設は併設せず、日帰り入浴に特化した施設です。大三島町宮浦エリアに宿泊している方に便利な立地で、大山祇神社観光とも組み合わせやすいですね。今治北高校大三島分校の横を通って海に出てしばらく進んだ海沿いにマーレ・グラッシア大三島はあります。

【写真】大三島で日帰り入浴:マーレ・グラッシア大三島の外観
マーレ・グラッシア大三島の外観

マーレ・グラッシア大三島は大三島の観光と地域振興のために2001年に開業した「海水温浴」を目玉にした施設で、当初は公営でしたが現在は指定管理制の半公営といった感じで運営されていて、入浴料も安いです。開業当時注目されていたフランス発祥の海洋療法「タラソテラピー」をコンセプトにしていて、瀬戸内海の海水風呂はなかなか珍しいと思います。すぐ横には伯方の塩大三島工場もあります。

【写真】大三島で日帰り入浴:マーレ・グラッシア大三島の目の前にある砂浜
マーレ・グラッシア大三島の目の前に広がる砂浜

高い塩分濃度ゆえに長湯はできないメインの「海水温浴槽」のほかに、マッサージバスや露天風呂、歩行浴など意外と充実しています。最近はサウナーの方の利用も多く「しまなみ海道サウナの聖地」と呼ばれる昔ながらのドライなサウナや外気浴も人気です。特に、目の前の海を眺められる展望風呂が旅行者に評判となっています。シャンプーなどの備え付けは無いですが購入可能です。

【写真】大三島で日帰り入浴:マーレ・グラッシア大三島のスパ入口
マーレ・グラッシア大三島のスパ入口

規模は大きくはないですが海鮮丼やカレーライスなどが食べられるレストランも併設されていて、地元の魚や柑橘、野菜などを販売している物産品コーナーもあります。決して新しい施設という感じではないですが、海水温浴の珍しさと展望の美しさなど、この地域ならではの体験になるのではと思います。

日帰り入浴マーレ・グラッシア大三島
住所今治市大三島町宮浦5902
電話番号0897-82-0100
営業時間10:00~20:00
休館日水曜日
入浴料金520円
特徴瀬戸内海の海水温浴を楽しめる温浴施設

三島の湯

マーレ・グラッシア大三島は、大三島の西側、大三島町宮浦エリアにありますが、反対側の上浦町井口エリアに宿泊されるという方もいらっしゃるはずです。上浦町は大三島の東側、しまなみ海道の多々羅大橋に近く、メインルートからのアクセスもしやすいエリアです。サイクリングでの利用が多いI-link hostelや典座、民宿カリブ、WAKKAなどの宿泊施設もこの地区に立地しています。

【写真】大三島で日帰り入浴:多々羅しまなみドームの外観
多々羅しまなみドームの外観

この上浦町井口エリアで日帰り入浴ができる温浴施設が「三島の湯」です。海沿いの埋め立て地に作られた体育館やサッカーグラウンド、テニスコートがある「上浦多々羅運動公園」内に建つ「多々羅しまなみドーム」という建物内に併設された温泉施設です。観光というよりは体育館とプールがあるしまなみドームで運動した後に汗を流す公共温泉施設といった雰囲気です。

【写真】大三島で日帰り入浴:多々羅キャンプ場と上浦多々羅運動公園
多々羅キャンプ場と上浦多々羅運動公園

全体的に広くはないですが、カルシウムナトリウム塩化物泉の内湯と露天風呂、サウナがあります。海沿いの建物ということもありお風呂からは海も見えます。こちらもシャンプーなどは備え付けられておりませんので、持参するか購入する必要があります。大三島で人気のキャンプ場「多々羅キャンプ場」からも約1kmほどしか離れていない立地なので、キャンパーにも貴重な温泉施設になっています。

日帰り入浴三島の湯(多々羅しまなみドーム)
住所今治市上浦町井口7074-20
電話番号0897-87-2114
営業時間10:00〜21:00
休館日火曜日
入浴料金420円
特徴運動公園のプールに併設された温泉施設

【閉業】多々羅温泉

大三島の上浦町井口エリアには、しまなみドームの三島の湯とは別に「多々羅温泉しまなみの湯」という1995年開業の公営温泉施設がありました。こちらも多々羅大橋や多々羅キャンプ場から徒歩圏内で、柑橘畑の坂道を少し登った小高い場所に立地していました。泉質は三島の湯と同じくカルシウムナトリウム塩化物泉で、より和風な佇まいの温泉でした。

【写真】大三島で日帰り入浴:多々羅温泉しまなみの湯の外観
多々羅温泉しまなみの湯の外観(2024年現在)

建物の円形の部分が男女それぞれの内湯になっていて、露天風呂はありませんでした。このあたりの温浴施設ではよく見かけるサウナも、小さいながらついていました。畳の談話室もあり、地元の方々でとても賑わっていた印象があります。

【写真】大三島で日帰り入浴:多々羅温泉しまなみの湯閉鎖の貼り紙
多々羅温泉しまなみの湯閉鎖の貼り紙

実は、多々羅温泉があったエリアは2018年の西日本豪雨の際に土石流による災害に見舞われ、以来休館という形をとっていました。建物自体は残ってはいるのですが、当時、建物の内部にも土砂が流入し、温泉を供給する施設が大きなダメージを受けたそうです。建物時代も傾くなど、再開の見通しがなかなか立たず、2019年に廃止されることが今治市議会で正式に決まりました。

日帰り入浴多々羅温泉しまなみの湯
住所今治市上浦町井口7648-1
営業閉業
特徴かつて多々羅大橋近くにあった公共温泉施設

古いガイドブックなどでは多々羅温泉が紹介されていることもあるのでご注意を。

推しガイドブックをチェック♪

【書影】しまなみ海道サイクリングのガイドブック「しまなみ島走BOOK」など

ガイドブック島走BOOKシリーズ 超定番ですがやはり「しまなみ島走BOOK」シリーズは推しです。自転車で世界一周した地元のサイクリングガイド・宇都宮一成さんという方が書かれている自転車旅行者目線の本格的なガイドブックや地図で、たびたび改訂版も出ています。書店にはなかなか出回っていないのですが、Amazon.co.jpで出版元から購入できます。しまなみ海道サイクリングに興味を持ったらまずは最新版を手元に取り寄せておくといいですよ♪

自分で計画するのが好きな人は『しまなみ島走BOOK』、計画が苦手な人には『しまなみ島走PLAN』がおすすめです。

近隣エリアの入浴施設

しまなみ海道の島々には、実は温泉施設や公衆浴場が多くありません。因島などには「寿湯」など薪で分かる昔ながらのレトロ銭湯もありましたが、現在は閉業しています。

一部のホテルや旅館が日帰り入浴サービスを提供しているパターンもありますが、しまなみ海道の島しょ部で日帰り入浴専門の施設は大三島の「マーレグラッシア大三島」と「三島の湯」のみとなっています。今治市街や尾道市街にはいくつかの銭湯や温浴施設があります。

yubune(生口島)

【写真】大三島周辺で日帰り入浴:生口島の銭湯宿yubune
生口島の銭湯宿yubune

生口島の観光スポットとして人気の瀬戸田エリア、しおまち商店街に2021年にオープンした「yubune」は島の銭湯をコンセプトにした宿泊施設です。元々、豪商の屋敷だった建物を改装して、青いタイル貼りが印象的な銭湯になっています。観光色が強く、どちらかというと宿泊をメインとした施設ですが、日帰りの入浴も可能です。

日帰り入浴yubune
住所尾道市瀬戸田町瀬戸田269
電話番号0845-23-7917
営業時間10:00〜20:00
休館日火曜日は短縮営業
入浴料金平日900円
特徴しおまち商店街にできた新しい銭湯宿

フェスパ(弓削島)

【写真】大三島周辺で日帰り入浴:弓削島のホテルで日帰り入浴可能
弓削島のホテルで日帰り入浴可能

しまなみ海道サイクリングでオプション的なルートとしても人気の「ゆめしま海道」の島にも、日帰り入浴が可能な宿泊施設があります。ゆめしま海道の4島のうち最も東側の島、弓削島に「インランド・シー・リゾート・フェスパ」という元国民宿舎のホテルがあり、そこで日帰り入浴も可能です。温泉ではないですが、小高い丘の上からのオーシャンビューが人気です。

日帰り入浴インランド・シー・リゾート・フェスパ
住所越智郡上島町弓削日比287
電話番号0897-77-2200
営業時間11:00~21:00
休館日臨時休業あり
入浴料金630円
特徴ゆめしま海道・弓削島で日帰り入浴できるホテル

せと温泉(大久野島)

【写真】大三島周辺で日帰り入浴:うさぎのしまでも日帰り入浴が可能
うさぎのしまでも日帰り入浴が可能

大三島の観光とセットで人気なのが、うさぎの島としても知られる大久野島の観光です。大久野島は大三島の北側に浮かぶ島で、大三島の盛港からフェリーでアクセスできます。大久野島にはキャンプ場も併設した宿泊施設「休暇村 大久野島」があり、ここの温泉「せと温泉」を日帰り入浴で利用する事ができます。

日帰り入浴せと温泉(休暇村大久野島)
住所竹原市忠海町5476-4
電話番号0846-26-0321
営業時間11:30~17:00(土日祝は15:00まで)
入浴料金550円
特徴休暇村大久野島内の温泉を日帰り入浴利用可能

喜助の湯(今治市街)

【写真】大三島周辺で日帰り入浴:しまなみ海道定番の温泉・今治駅前の喜助の湯
しまなみ海道定番の温泉・今治駅前の喜助の湯

しまなみ海道のスタート&ゴール地点としてよく利用される今治駅のすぐ前には「しまなみ温泉 喜助の湯」というスーパー銭湯があり、サイクリストにとても人気があります。レストランやマッサージ、理髪店、宿泊施設なども併設した複合的な温浴施設です。自転車趣味の月刊誌「バイシクルクラブ」で4年連続「日本一サイクリストがあつまる温泉」に選ばれています。

複合温浴施設しまなみ温泉 喜助の湯
住所今治市中日吉町1-2-30
電話番号0898-22-0026
営業時間6:00~0:00
入浴料金700円~(朝風呂サービスタイムあり)

このウェブページでは、しまなみ海道・大三島とその周辺エリアで日帰り入浴できる温泉や公衆浴場について詳しくご紹介しました。私のこのウェブサイト「しまなみ自転車ツーリングTips」では主に、初心者でも楽しめるサイクリングの聖地、しまなみ海道の情報をまとめています。素敵なヘルメットを手に入れたら、ぜひしまなみ海道サイクリングにお越しください。素晴らしいサイクリングロードと瀬戸内海の風景が待っていますよ!

2024年11月16日立ち寄りスポット,宿泊施設

Posted by カワイユキ